JP2557854B2 - カラ−陰極線管用偏向装置 - Google Patents

カラ−陰極線管用偏向装置

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JP2557854B2
JP2557854B2 JP61228216A JP22821686A JP2557854B2 JP 2557854 B2 JP2557854 B2 JP 2557854B2 JP 61228216 A JP61228216 A JP 61228216A JP 22821686 A JP22821686 A JP 22821686A JP 2557854 B2 JP2557854 B2 JP 2557854B2
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coil
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ray tube
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淳一 有里
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はカラーテレビジョン受像機やカラー端末ディ
スプレイ等のインライン形カラー陰極線管用偏向装置に
関する。
(従来の技術) 従来のインライン形カラー陰極線管を使用したカラー
テレビジョン受像機においては,インライン形カラー陰
極線管はコンバーゼンス調整を不要としたセルフコンバ
ーゼンス方式をとっており,このために偏向ヨークの水
平偏向磁界を強いピンクッション磁界に設定し,垂直偏
向磁界を強いパレル磁界にしてコンバーゼンスフリーと
している。ところがカラー陰極線管の偏向角が90゜以上
になってくると画面の糸巻歪の補正との兼ね合いから必
ずしも有効にコンバーゼンスがとれなくなってきてい
る。このためこのコンバーゼンスの改善を更に計る改良
がなされており,1つの方法として特開昭58−14453号公
報に示される様な技術が開発されている。この公報に記
載されている技術は偏向ヨークのコアから放出されてい
る磁束を利用して水平偏向コイルの回路インピーダンス
を変化させ,水平偏向コイルに流れる電流を垂直偏向周
期で差動的に変化させ,水平偏向磁界分布の相様を時間
と共に変化させてコンバーゼンスのずれを補正する様に
したものである。即ちリアクタを構成するコイルを偏向
ヨークのコアに近接させて取付け,このコイルを偏向ヨ
ークのコアから垂直偏向周期で変化する磁束を得て動作
させることによって垂直周期での変調用のコイルを設け
ずに水平偏向コイルの回路インピーダンスを変化させコ
ンバーゼンス調整をおこなうものである。
この従来の技術ではコンバーゼンス調整においては大
幅な改善が計られるもののその回路構成が大形化してい
る。即ち円錐状コアの径小部分外側に4個のドラムコア
を取着し,このドラムコアに夫々直流バイアス用の永久
磁石を添着し,このドラムコアに水平偏向コイルと直列
に接続されている変調用のコイルを巻回して構成しなく
てはならない。従って電気的には充分なコンバーゼンス
補正が見込めるものの構造的にはコアの外周に4ケのド
ラムコアを配設しなくてはならず,構成が複雑化すると
共に大形になる等,更に改善の余知が残されているもの
である。
(発明が解決しようとする問題点) この様に従来の偏向装置においては多数のドラムコア
を使用し構成が複雑化すると共に大形になる等改善の余
知があり,本発明ではこの点を考慮して構成も簡単でし
かも構成も大形化させないで同等のコンバーゼンス特性
の改善が計れるカラー陰極線管用偏向装置を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、一対の垂直偏向コイルと一対の水平偏向コ
イルとを有するカラー陰極線管用偏向装置であって、 2分割形のコアの各分割面を突合せて円錐状に形成
し、前記垂直偏向コイルがトロイダル状に巻回された円
錐状コアと、 前記円錐状コアの径小部分の各分割面に接して、外側
方向から内方向に向って形成された一対の挿入部と、 一端が前記挿入部に挿入され、他端部に磁気バイアス
手段が設けられた1対の補正用コアと、 前記各補正用コアに巻回され、前記一対の水平偏向コ
イルにそれぞれ直列に接続された一対の補正用コイルと
を具備し、 前記各水平偏向コイルのインピーダンスを垂直周期で
差動的に変化させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
(作 用) この補正用コアは円錐状コアの分割面近傍(分割面も
含む)に形成した透孔又は凹部等からなる挿入部に挿入
されるもので,このため円錐状コア内を通る磁束も補正
用コアを通ることとなり1対の補正用コアで補正がで
き,しかもより小形に構成することが可能となる。
(実施例) 以下本発明に係るカラー陰極線管用偏向装置の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明に係るカラー陰極線管用偏向装置を示
す回路構成図で,フエライトから構成される円錐状のコ
ア(10)が設けられ,このコア(10)は水平軸上で2分
割される様に構成されている。このコア(10)には垂直
偏向コイル(11)(11′)がトロイダル状に巻回されて
おり,夫々のコイル(11)(11′)の端部同志は互いに
接続され,垂直偏向出力回路(図示せず)に接続されて
いる端子(12)(13)と接続されている。このコア(1
0)の分割面上あるいは分割面近傍の径小部分(陰極線
管の電子銃側)に透孔や凹部からなる挿入部(14),
(14′)が形成されている(第1図では透孔(14),
(14′)の例を示している)。この挿入部(14),(1
4′)には同じくフェライトで円柱状に形成された補正
用コア(15)(15′)の一端が挿入されている。このコ
ア(15)(15′)の他端には直流磁気バイアスを付与す
るための永久磁石(16)(16′)が添着され,更にこの
コア(15)(15′)の外周には補正用コイル(17)(1
7′)が巻回されている。これら補正コイル(17),(1
7′)はそれぞれ水平偏向コイル(18),(18′)と直
列に接続され、補正コイル(17)は水平偏向コイルの上
コイル(18)と直列に、また補正コイル(17′)は水平
偏向コイルの下コイル(18′)と直列に接続される。そ
して補正コイル(17)と水平偏向コイル(18)の直列接
続、および補正コイル(17′)と水平偏向コイル(1
8′)の直列接続は、それぞれ水平偏向出力回路に端子
(19),(20)を介して接続される。この第1図では明
確に記載していないが水平偏向コイル(18)(18′)は
くら形に形成されており,この水平偏向コイル(18)
(18′)はスペーサを介して垂直偏向コイル(11)(1
1′)が巻回されたコア(10)の内側に配設されるもの
である。
次にこの偏向装置の動作を説明すると第2図に示す様
に上方向にビームを偏向する時のコア(10)内の垂直磁
束の方向を図中−φの方向と仮定する。尚この第2図
の説明では第1図と同じ部分には同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。そこで垂直偏向コイル(11)
(11′)の磁束をφV,永久磁石(16)(16′)による磁
束をφDCとすると補正用コイル(17)に得られる磁束は
φ+φDCとなり,他方補正用コイル(17′)に得られ
る磁束はφ−φDCとなる。この結果補正用コイル(1
7)側のインダクタンスは小さく補正用コイル(17′)
側のインダクタンスは大きくなり差動的に変化する。ま
た下方向に偏向する時には逆の動作となる。従って垂直
偏向電流と補正用コイル(17)(17′)のインダクタン
スLとの関係は第3図に示す様になる。従ってこの補正
用コイル(17)(17′)が接続されている水平偏向コイ
ル(18)(18′)に流れる電流は垂直周期に同期して差
動的に変化させられる事となりコンバーゼンスの補正が
できるものである。
この様に構成することでミスコンバーゼンスの補正が
できる事は以上の通りであるが,この本発明の構成にお
いては補正コイル装置は簡単な構成で達成できるもので
あるから必然的に小形なもので形成することができる。
尚,上記説明では挿入部を透孔の場合について説明し
補正用コアも円柱状のものとして説明しているが,例え
ば第2図に示す様にコアの外側から中心に向う様にその
内径が円錐状に変化している透孔や凹部として挿入部を
形成してもよく,この場合には当然のことながら,この
挿入部と一致する様にコアの形状を設定する必要があ
り,またこのコアの形状も第2図に図示した様に一端に
鍔を設け,この鍔の場面に永久磁石を添接する様にして
もよい。更にこの永久磁石に代えてコイルを巻回し直流
電流を流す事で直流磁気バイアスを与えても差支えな
い。
この他種々の変形や応用が考えられるが本発明を逸脱
しないものは本発明の範ちゅうに含まれるものである。
〔発明の効果〕
本発明は水平偏向コイルのインピーダンスを垂直周期
で差動的に変化させて水平偏向磁界分布を時間と共に変
化させる事でミスコンバーゼンスを補正するもので,こ
のために使用する補正用コイル装置の構成を簡単にしか
もより小形に形成することができ、また挿入部を設けた
ことにより補正用コアの取付けを安定化することのでき
るカラー陰極線管用偏向装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカラー陰極線管用偏向装置を示す
回路構成図,第2図はその動作を説明するための要部回
路構成図,第3図はその動作を説明するための特性図で
ある。 10……円錐状コア、11,11′……垂直偏向コイル 14,14′……挿入部、15,15′……補正用コア 16,16′……永久磁石、17,17′……補正用コイル 18,18′……水平偏向コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の垂直偏向コイルと一対の水平偏向コ
    イルとを有するカラー陰極線管用偏向装置であって、 2分割形のコアの各分割面を突合せて円錐状に形成し、
    前記垂直偏向コイルがトロイダル状に巻回された円錐状
    コアと、 前記円錐状コアの径小部分の各分割面に接して、外側方
    向から内方向に向って形成された一対の挿入部と、 一端が前記挿入部に挿入され、他端部に磁気バイアス手
    段が設けられた1対の補正用コアと、 前記各補正用コアに巻回され、前記一対の水平偏向コイ
    ルにそれぞれ直列に接続された一対の補正用コイルとを
    具備し、 前記各水平偏向コイルのインピーダンスを垂直周期で差
    動的に変化させるようにしたことを特徴とするカラー陰
    極線管用偏向装置。
JP61228216A 1986-09-29 1986-09-29 カラ−陰極線管用偏向装置 Expired - Lifetime JP2557854B2 (ja)

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