JPS59216810A - 美肌化粧料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は必須成分としてカテキン、エビカテキンなど
のタンニン画分中のカテキン化合物を含有する化粧料組
成物に関する。

尚、この明細書で化粧料組成物としては医薬部外品とし
ての薬用化ＩＪ：料あるいはテン力粉などを含むものと
する。

従来から、化粧料を二種々の薬効剤を処決することが提
案されているが、有効性、安全性の観点から見て現在有
効な化粧料組成物Ｏ二配会する有効な薬剤が見当たらな
いのが現実である。

この発明者らは茶葉（Ｔｈｅａ　５ｉｎｅｎｓｉｓ　Ｌ
、　）及び／又は阿仙薬（Ｕｎｃａｒｉａ　ｇａｍｂｉ
ｒ　Ｒｕｄｉａｃｅａｅ　）から抽出したタンニン両分
特にカテキン化合物が抗酸化機能を有することを既（こ
見い出し、タンニン画分を主成分とする抗酸化剤を明ら
かにした１、特にこの発明者らはこのようなタンニン画
分のうちエビカテキン、エピガロカテキン、エビカテキ
ンガレートおよびエピガロカテキンガレートなる群から
選ばれるカテキン化合物の１種または２神具］二がこの
ような抗酸剤と′して有用な抗酸化作用をすることを見
出している。

この発明者らは、このような茶菓（Ｔｈｅａ　Ｓｉｎ　
−ｅｎｓｉｓ　　Ｌ、）及び／又は阿仙薬（Ｕｎｃａｒ
ｉａ　ｇａｍｂｉｒＲｕｂｉａｃｅａｅ　）から抽出し
たタンニン画分、特０ここノタンニン画分のうちエビカ
テキン、エピガ′ロカテキン、エビカテキンガレートお
よびエピガロカテキンガレートからなる群から選ばれる
カテキン化合物の１種または２神具」二を抗酸化剤とし
て化粧料（こ混入することにまって、化粧品の保存性向
」二のために使用することを引き続き研究した。

この研究は、このようなタンニン画分特にカテキン化合
物は特に細菌の発育抑制作用、収斂作用。

解毒作用等を示すことはよく知られていると共ζここれ
らの作用（こ加えてこの発明者らの発見ζこよる抗酸化
作用をも有するというカテキン化合物の知見をもとＱこ
して、このような化粧料組成物（こカテキン画分を含有
させれば化粧料組成物の保存性が高まるであろうとの予
見に基づく研究であった。

ところが、化粧料組成物（こカテキン化合物を含有させ
ること（こよる研究を鋭意続けたところ、槍くべきこと
ζこ単ｔこ化′＃Ｆ料組成物の抗酸化作用やあるいは細
菌の発育抑制作用以外に化粧料としてもこのようなカテ
キン化合物が有効な作用を持つことをも併せて研究途中
に見い出し、この発明に至ったものである。

すなわち、この発明はカテキン化合物を含有する化粧料
組成物（こ係るものであって、必須成分としてカテキン
２　エビカテキン等のタンニン両分中のカテキン化合物
を配合したことを特徴とするカテキノ化合物含有化ｍ＊
；ｈａ成物０こ関するものである。

この発明で、好適（こ使用できる茶菓としては通常市販
されている不発酵茶（緑茶）、半発酵茶（ウーロン茶な
ど）１発醇茶（紅茶など）の茶菓または茶の木（Ｔｈｅ
ａ　５ｉｎｓｅｓｉｓ　）などの乾燥物または乾燥粉末
が好適Ｇこ使用できまた、阿仙薬（Ｕｎｃａｒｉａｇａ
ｍｂｉｒ　Ｒｏｕｂｕｘｇｈ　）としてはこの阿仙薬の
葉及び若枝の乾燥物または乾燥粉末が好適（こ使用でき
る。

この発明の抗酸化剤有効成分であるタンニン画分を得る
方法としては、例えばその一実施例を例示すると通常の
茶個または阿仙薬からアセトン−水、エーテル、　ｌ！
ｉｊ−酸エチルなどの溶媒で抽出分離し、さら（こ溶媒
で精製するか該抽出液を樹脂吸着剤で処理してタンニン
画分を選折的に吸着生成すること（こより得られ、この
例示法（こよってエビカテキン、エピガロカテキン、エ
ビ力テキノガレートおよびエピガロカテキンガレ−１・
からなる群から選ばれるカテキン化合物を主とするタン
ニン画分が得られる。

このようなタンニン両分は白褐色から白色の不定形粉末
で水（こ易溶で、かつエタノールＯこ可溶で酸と共に加
熱すると水Ｑこ不溶性の反応を生じるものである。

この発明においては、このよう昏こ抽出したタンニン画
分特Ｑこタンニン画分のうちカラムクロマト法で分離精
製し又は分離しない混合物であるカテキン化合物を化粧
料に対して０．００５％（重量係、以下同じ）以上配合
するのが望ましい。

また、配合量の」−限は特Ｇこ限定されるものではない
が、カテキン化合物が着色している場合は着色による商
品価値低下の観点から、一般（こ、約２係程度まで配合
するのが好ましい。

このようなこの発明に係るカテキン化合物を含有する化
粧料組成物は常法（こ従って化粧クリーム。

化や１［水、テン力粉２石ケシなどのｊｍ常公知のいず
れかの剤形とすることができ、又他の配合成分はこの発
明においては特に限定されるものではなく、通常用いら
れる配合成分いずれもが使用できる。

尚、カテキン化合物を含有する化粧料組成物は化粧料組
成物自身の貯蔵性、保存性に対しての抗酸化作用を有す
ることは他の報告の類推からも明らかであるが、それに
加えてこの発明者らの実験的知得Ｏこよって化粧効果を
もカテキン化合物は有することが判明している。

例えば、皮膚のカブレ現象（こついてカテキン化合物の
効果を、この発明者らの推論（こ基づいて論述すれば、
通常皮膚の表面水分が欠乏すること０こよって脂質の皮
膚分泌が過剰となり、過剰に分泌された脂質の脂肪酸が
過酸化物化することによって通番ここの皮膚Ｏ二対し表
皮成分を病変細胞化せしめ所謂カブレ現象を生ぜしぬる
が、この発明者らの知得Ｑこよればタンニン画分を有す
るカテキン化合物含有する化粧料組成物は、この過剰分
泌された脂質の抗酸化物化反相を阻害、さら（ここの脂
肪酸の代謝抑制物質の生成をも生化学的Ｑこ増大′する
機部がカテキン化合物（こ有り、化粧料として有効性を
持もうると推定している。

次（ここの発明ζこ係る実施例を詳ポ］直こ説明するこ
と（こよって、肌あれ、しみ、ソバカス、（こきび。

かゆみ等の改善（こ有効な作用を有する試験例を説明す
る。

試験例１及び比較例１ 茶菓タンニン画分の調製 乾燥茶葉５００．！；′をイｌ１ｌｆ、ＩＩＩＬ、アセ
トン−水（７３）混液３１で一夜冷浸する。この浸出液
を戸取して約ｌ／１０量（こ濃縮し、ついで、エーテル
および酢酸エチル混合液で連続的番こ抽出する。

得られた酢酸エチル抽出液を濃縮し、残渣をセファレッ
クスＬ　Ｈ２０カラム−１−、アセトン−水（９：ｌ）
を用いて精製する。得られたアセトン画分をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーくこ付し、酢酸エチル−アセ
トン（４：］）で溶出させ、溶出液を蒸発乾固して白色
粉末状の茶傭タンニン画分を得た。

このタンニン画分をクロロホルム−メタノール−水（６
５°３５：１０）展開剤でＴＬＣｆこ付したところカテ
キン、エビカテキン、エピガロカテキンガレ−１・、エ
ビカテキンガレートの４スポツトに分離した。このタン
ニン画分をメタノールテ精製してカテキン１．９０　ｇ
　ヲｍＬ。

尚、前記タンニン画分の残渣をクロロポルム−メタノー
ル−水（こ溶解した後、ケイ酸カラムでｎ−ブタノルル
ーエーテル−水（１：１：１）抽出液で分離し、エビカ
テキン１．０４，９．エビカテキンガレ−１−１，８６
、Ｖ、エピガロカテキン１．６３　、；’を得ｊこ。

タンニン画分を（ＡＩ）、カテキンを（Ｂｌ）、エビカ
テキンを（ＣＩ）、エビカテキンガレートを（ＤＩ）。

エピガロカテキンガレートを（Ｅｌ）とする。

又、阿仙薬の葉及び若枝の乾燥粉末２００ｐを使用して
実施例１と同様Ｏこ処理して粉末状の阿仙薬タンニン画
分（Ａ２）、カテキン（Ｂ２）、エビカテキン（Ｃ２）
、エビカテキンガレ−１−（Ｄ２）、エピガロカテキン
ガレ−１−（Ｅ２）を得た。

一方、次の組成からなる化粧用クリームを調製し比較例
１とし、この比較例１の化粧用クリームＯこカテキン化
合物を第１表の如くカテキン化合物を０．０５％２Ｍ人
した化粧用クリーム５個を試験例１として調製した。

処方 配合成分　　　　　　　　　　　　重量係ステアリン酸
　　　　　　　　　　　１０ステアリルアルコール　　
　　　　　　４ステアリン酸ブチル　　　　　　　　　
８乳化剤　　　　　　２ 保存料１着香剤　　　　　　　　　　　０．２プロピレ
ングリコール　　　　　　　１゜グリスリン　　　　　
　　　　　　　４水酸化カリウム　　　　　　　　　　
　　０．４精製水　　　　　　残部 得られた試験例１及び比較例Ｉの化粧用りＩＪ−第　　
　１　　　表 ・・　：　　ＰＯＶＪ−昇抑制率は次式より算出Ｐ　Ｏ
Ｖ　、Ｊ―昇抑制率（係）−１×　１００ａ一対照のＸ
時間後のＰＯＶ一対照の０時間ＰＯＶｂ−検体試料のＸ
時間後のＰＯ■一検体試料のＯ時間ＰＯＶ 試験例２ 「シミまｔこはソバカス」、「肌アレ」、「ニキビ」。

１カユミ」のある男子８名（１８才〜３９才）および女
子１２名（２６オ〜４６オ）。

（２）テスト方法 被験者（男女合計２０名）Ｑこ、毎［１、就寝前と朝の
２同、温湯で洗顔後（こ前記試験例］（Ａ、ｌ）の化粧
用クリームを少駁顔（こぬらせ、２週間後（シミ、ソバ
カスの場合は３ケ月後）Ｇこその症状改善効用を評価し
た。

（３）評価 各症状の程度をつぎのとおり区分した。

（イ） シミ、ソバカス：色も境界もはっきりしている。

ニキビ：発赤やいたみがあり、あとを絶たない。

カユミ　がまんできない程度のカユミ。

肌アレ、皮膚毛でクリームをのばしてもザラザラして指
Ｑこ異物感がある。

（ロ） シミ、ソバカス゛境界ははっきりしているが、色はうす
い。

ニキビ：数も多くなく、症状も重くない。

カニミニがまんできない程ではない。

肌アレ゛皮膚トでクリームをのばすとザラザラするが、
指先Ｃ二顕物感はない。

（ハ） シミ、ソバカス°色は残っているが、境界ははっきりし
ない。

ニキビ：症状は軽く、あとをとどめる程度。

カユミ、ときど゛きかゆくなる程度。

肌アレ、皮膚−１−でクリームをのばすとザラザラせず
、普通（このびる。

に） シミ、ソバカス：はとんど目立たない。

ｆ１偵 ニギヒ、はとんど゛目立Ｉこない。

カユミ　はとんどかゆみを感じない。

肌アレ：皮膚上、でクリームをのはずとすべりよく、よ
くのびる、 この症状の区分Ｏこ従い、各症状ごとに、（イ）から（
ハ）、に）あるいは、（ロ）からに）への症状の改善を
有効、（イ）から（ロ）、（ロ）から（ハ）あるいは（
ハ）からに）への症状の改善を精動、症状の変化なしあ
るいは悪化を無効として評価した。なお、被験者の症状
は４ｉ独の場合も、イＩＭの症状をｆ〉１′なう場合も
あり、夫々、症状ごとＯこ評価した。

結果を第２表（二示す。

第２表 試験例３゜ 化粧水 処方 配合成分　　　　　　　　　　　重計係グリセリン　　
　　　　　　　　５ プロピレングリコール　　　　　　４ オレイルアルコール　　　　　　　０．１乳化剤　　　
　　　　　　　　　　２ エタノール　　　　　　　　　　　１０保存剤９着香剤
　　　　　　　　　０．２力テキン化合物（Ａ２）　　
　　　　　０．０５精製氷　　　　　　　　　　　　残
部 得られた化粧水の１肌アレ」等（こ対する効果を試験例
２番こおけると同様にテストした（被験者男子５名（２
７オ〜４８才）、女子１１名（１８才〜５１才））。

結果を第３表に示す。

一以下余白− 第３表 試験例４ 化ＩＪ：石鹸 処方 配合成分　　　　　　　　　　　　　　重量係着香剤　
　　　　　　　　　　　　　　０．２力テキン化合物Ｂ
ｌ＋ＣＩ＋ＤＩ　　　　　　　０．０８石鹸用ベース　
　　　　　　　　　　　残　部得られた化粧石鹸の「肌
アレ」等。こ対する効果を試験例２におけると同様（こ
テストした（就寝前および朝、温湯にて該石鹸を用いて
洗顔。被験者、男子７名（２７オ一５２才）、女子１１
名（２６オー６６オ））。

結果を第１表に示す。

第　　４　表 試験例５ テン力粉 処方 配合成分　　　　　　　　　　　　　重喰係タルク　　
　　　　　　　　　　　　　４５炭酸カルシウム　　　
　　　　　　　　１３力テギン化合物Ｂ２＋Ｃ２１ 着香剤　　　　　　　　　　　　　　　　０１カオリン
　　　　　　　　　　　　　　残部得られたテン力粉の
「アセモ」等（こ対する効果をつぎのとおりテストした
。

（１）被験者 男子６名（１オ゛〜６５才）、女子６名（１才〜４９才
）。

（２）テストノｊ法 毎ｌ」、就寝前と朝の２回、患部を温湯で洗い、テン力
粉を適量撒布させ、症状の改善効果を評浦した。

（３）評価 症状の程度をつぎのとおり区分した。

（イ） アセモ：−面Ｏこアセモができて、赤味が強い。

オシメカブレ、赤くなって広くカブしている。

（ロ） アセモ：アセモの部分は広くなく、赤味もそう強くない
。カユミがある。

オシメカフ゛し、赤くなっているが、カフ゛しはひどく
ない。

（ハ） アセモ、アセモはできているが、赤味はうずく、カユミ
もあまりない。

オシメカブレ：赤味はうすく、カブレは軽度。

に） アセモ゛皮膚がほぼ正常な状態。

オシメカブレ、皮膚がほぼ正常な状態。

各症状（こつき、２段階以上の改善を有効、１段階の改
善を和動、変ｔヒなしあるいは悪化を無効とした。

結果を第５表に示す。

第５表 第１表〜第５表の結果から明らかなごとく、この発明の
カテキン化合物を含有する化粧料組成物は保存特性が優
れているうえ「肌アレ」、「シミ」、「ソバカフ」、「
ニキビ」、「カユミ」、「アセモ」、「オシメカブレ」
などの改善にきわめてすぐれた化粧効果を発揮する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （］）必須成分としてカテキン、エビカテキン等のタン
   ニン両分中のカテキン化合物を配合したことを特徴とす
   るカテキン化合物を含有する化粧料組成物。