JPS61236713A - 皮膚化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、縮合型の柿タンニン（柿に含有している縮合
型タンニン）を配合した皮膚化粧料に関する。

更に詳しくは、皮膚を収斂、整肌・保護するための皮膚
化粧料に関する。

（従来技術） 従来、皮膚を収斂、整肌・保護する化粧料には有効成分
として亜鉛化合物（例えば、パラフェノールスルホン酸
亜鉛、硝酸亜鉛等）およびアルミニクム化合物（例えば
、塩化アルミニウム、塩基性塩化アルミニウム等）が配
合されるが、皮膚刺激が有シ、また効果が不充分である
等の問題があシ充分、満足のいく化粧料ができなかった
。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明者等は前記従来技術の問題点や欠点を改良した収
斂、整肌・保護作用を有する皮膚化粧料を開発すべく鋭
意研究した結果、縮合型棒タンニン、すなわち柿に含有
している縮合型タンニンが極めて優れた収斂、贅肌・保
護作用を有し、皮膚し、本発明傘禽奪七零麻を完成した
。

本発明の目的は、皮膚に対して収斂、整肌・保護する作
用を有し、皮膚刺激性がなく安定性に優れた皮膚化粧料
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上述の目的は、必須成分として縮合型柿タンニンを配合
した皮膚化粧料によって達成される。

タンニンは加水分解型タンニンと縮合型タンエンに分け
られ、前者は糖または環状多価アルコールにガロイル基
またはその誘導体が結合したもので、後者はカテキン、
エピカテキンのようなフラバン−８−オールなどの動合
体である。

本発明における縮合型棒タンニンは下記の構造式（１）
のごとく推定されている（検地、伊藤、生物と化学、　
ＶＯｌ、１５．　ｆｆ１１１　、７８２−６（１９７７
））。

尚、検地らによれば重量平均分子量は１．８８Ｘｍ＝　
２　、５ 前記の縮金星タンニンは、人体く対して安全であシ、そ
の皮膚刺激については、後記の］）ｒａｉｚｅの方法に
準じて行りた結果、動物皮膚刺激スコア。

人体皮膚刺撤スコア拡何れも０（ゼロ）であシ、無刺激
性であることを確認している。

文献； ドレイズ、米国政府食品および薬品協会５食品・薬品及
び化粧品に使用する化学物質の安全性評価、ページ４６
　Ａ−５９（１９５９） （Ｊ−Ｈ−Ｄｒａｉｚｅ、ム５ｓｏｃｉａｔｉｏｎ　ｏ
ｆ　Ｆｏｏｄ　ａｎｄｎｒｕｇ　Ｑｆｆｉｃｉａｌｓ　
ｏｔ　　ｔｈｅ　ｔ７ｎｔｔｅｄｓｔａｔｅｓ。

ムｐｐｒａｉａａｌ　ｏｆ　ｔｈｅ　５ａｆｅｔｙ　ｏ
ｆ　□ｈｅｍｉｃａｌｓｉｎ　Ｆｏｏｄｓ、　Ｄｒｕｇ
ｓ　ａｎｄ　□ｏｓｍｅｔｉｃｓ；ｐ、４６−本発明の
皮膚化粧料における輪台型棒タンニンの使用量（配合量
）は、実際の適用剤型に応じて適宜選択できるが、尚該
化粧料における処方成分の全量重量（組成物の重量）を
基準として０．００１−Ｓ重量％、好ましくは０．１〜
ｉｘ、ｔ％である。

尚、抽出溶媒の水やエタノールによる柿からの粗抽出物
の場合は縮合型タンニンの純分で計算し゛配食する。０
．００１嵐量％よシ少なくなるとその所望の効果が発揮
されにくい。ＬｍＪｔ％よシ多くなると系中における溶
解性が低下したシ、使用感がわるくなる傾向がある。

本発明の皮膚化粧料は、例えば、化粧水、乳液。

ボディローシ雪ン、クリーム、バック、メイクアップペ
ース、リップクリーム等として適用される。

以下、実施例について説明する。実施例に示す部とは重
量部を意味する。実施例に示した皮膚化粧料の特性（収
斂性、整肌・保護性等）は、専門検査員１０名が１日１
回、３日間連続して実用テストを行ない４日日の皮膚の
状態をその１０名について検査及びアンクー）Ｍ査した
。

尚、専門検査員１０名は荒れ肌性の者を選択しテストし
た。使用方法は試料の化粧料０．８ｇを肌に均一に塗布
する。唇の場合は０．０５ｆを均一に塗布する。

実施例１（収斂化粧水） （１）処方 ■エタノール　　　　　　　　　　　　１０　部■縮合
型柿タンニン　　　　　　　　　　０．６部■パラオキ
シ安息香酸メチル　　　　　　０．１　部■精製水　　
　　　　　　　　　　　　　８９．４部（２）製造法 上記成分■を成分■に溶解し、その中に成分■を成分■
に溶解したものを加え、均一に混合して本発明の収斂化
粧水を得た。

この収斂化粧水は使用直後から収斂作用が非常に強く良
好であることを、検査員１０名全員が認めた。しかも塗
布後、２日目から整肌・保護効果が認められテスト完了
後には１０名中８名に荒れた肌の治癒が認められた。さ
らに皮膚刺激は無く全員認められなかった。

比較例１ 縮合型棒タンニンを使用せず、かつ、水を８９．９部使
用する他は実施例１と同様に行ない、比較の収斂化粧水
を得た。その結果、得られた化粧水はエタノールの一時
的な収斂作用はあるが、すぐ消失し持続する収斂作用は
検査員１０名中、全員共聴められなかった。さらには、
整肌・保護効果も検査員１０名中、全員共聴められなか
った。

比較例２ 縮合型柿タンニンの代シに、ミョウバン（ＫＡＪ　（８
０４）　２・１２１１１１２０）　　を使用する他は、
実施例１と同様に行ない、比較の収斂化粧水をｖ！４製
した。その結果、得られた収斂化粧水は検査員１０名中
８名が収斂効果を認めたが、整肌・保護効果は全員認め
られず、さらに８名が皮膚刺激を感じた。

比較例８ 縮合型柿タンニンの代シに、加水分解型茶菓タンニンを
使用する他は実施例１と同様に行ない比較の収斂化粧水
を調製した。その結果、得られた収斂化粧水は検査員１
０名中４名が収斂効果を認めたがその程度は弱かった。

さらに整肌・保護効果は１０名中２名が認めたがその程
度は非常に弱いものでありた。皮膚刺激は全員認めなか
った。

実施例２（クリーム） （１）処方 第１表 （２）製造法 上記成分■〜■を約８０’Ｃにて均一に溶解する（溶液
１）。上記成分の水溶性成分■〜［相］を約８０°Ｃに
て均一に溶解する（溶液２）。次に溶液１をホモミキサ
ーで撹拌しながら、溶液２を添加、し乳化した後、冷却
する。−尚、その冷却過程の７０℃で成分０を添加し、
８０℃まで降温後、撹拌を停止した。

かくして、得られたクリームの特性を第２表に示実施例
８（パック） （１）処方 ■ポリビニルアルコール　　　　　　　１５　部（平均
重合度１，６００） ■グリセリン　　　　　　　　　　　　８゜０部■縮合
型柿タンニン　　　　　　　　　　１．０部■エチルア
ル；−ル　　　　　　　　　５゜θ部■パラオキシ安息
香酸メチル　　　　　０．１部■精製水　　　　　　　
　　　　　　　７６．９部（２）　　製造法 上記成分■、■、■を約８０℃にて均一に溶解した後、
約８０℃に冷却する（溶液１）。上記成分■〜■を均一
に溶解する（溶液２）。次に溶液１を撹拌しながら、溶
液２を添加して本発明のパックを得九。

このパック（２ｆ）は顔面に塗布後、約２５分間放置乾
燥すると皮膜として剥離することができる。造膜する過
程で肌に強く良好な収斂性を感じると共に剥離後の整肌
・保護効果が有ると答えた検査員は１０名中８名であっ
た。その８名に対して使用後、約１時間経った時の肌の
状態を質問したところ極めて清らかであると全員が答え
た。

実施例４　（リップクリーム） （１）処方 ■セチルアルコール　　　　　　　　　　２．０部■ス
クワラン　　　　　　　　　　　　１６．０部■自己乳
化型モノステアリン酸　　　　　２．０部グリセリン ■バラオキシ安息香酸エテル　　　　　　０．１部■濃
グリセリン　　　　　　　　　　２０．０部■Ｎ−ステ
アリルーＬ−グルタミン＃　　　１．（１ナトリウム ■縮合型柿タンニン　　　　　　　　　Ｏ，ａ部■樵酸
ピリドキシン　　　　　　　　　　ｏ、ｉ部■精製水　
　　　　　　　　　　　　　５９．６部（２）製造法 上記成分■〜■を約８０°Ｃにて均一に溶解する（溶液
１）。上記成分■〜■を約８０℃にて均一に溶解する（
溶液２）。次に溶液１をホモミキサーで撹拌しながら、
溶液２を添加し乳化した後、室温まで冷却する。

外気が冷たく乾燥し唇に皮むけ、ひび割が多発する冬期
に上記のリップクリームを唇に０．０５Ｎ塗布し連用し
た結果、検査員全員が２日目から屡の皮むけ、ひび割れ
が全く治癒しその整肌・保護効果が立証された。また収
斂性も良好であった。

手　　続　　補　　正　　書　　（自発）昭和６１年７
月７日 特許庁長官　　宇　賀　道　部　殿 １・事件０表示　　　　　　　　　　　　ロ昭和６０年
特許願第７８１７２号 ２６発明の名称 皮膚化粧料 ８、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　東京都墨田区墨田五丁目１７番４号〒５３４　大
阪市部島区友淵町１丁目６番９０号鐘紡株式会社特許部 電話（０６）９２１−１２５１ ６、補正の内容 （１）　　明細書、第５頁第１行に記載の「前記」の前
に、 「縮合型棒タンニンの製造法としては、例えば下記の方
法が例示される。

渋柿（Ｄｉｏｓｐｙｒｏｓ　ＫａＫｉ　Ｔｈｕｎｂ　）
の果実を小細片とし、圧搾して果汁を採取した後、−過
により固形分を除去して柿渋を得る。この柿渋にエタノ
ールを添加するかまたは添加せずして、これを、合成吸
着剤（例えばダイヤイオンＨＰ２０．三菱化成工業■製
）を充填したカラムに接触吸着させ、そのカラムを水洗
した後、含水エタノールを用いて溶出させる。この溶出
液を減圧下で濃縮した後、凍結乾燥して縮合型棒タンニ
ンを得る。

また、別の方法としては、溶媒沈澱法（松属、伊藤、「
生物と化学」、Ｖｏｌ、　１５１　Ｎｏ　１１ｓ７８８
（１９７７））や、特開昭５６−５１４９７号公報に開
戦の方法等が挙げられる。

本発明に使用する縮合型柿タンニンは、水、エタノール
、メタノールに易溶で、ピリジンに可溶であり、アセト
ン、エーテル、クロロホルム、石油ベンジン、酢酸に離
溶である。」を、挿入する。

（２）　　明細書、第５頁、第１行および第６頁第１行
に記載の「縮合型タンニン」を「縮合型棒タンニン」に
補正する。

（３）　　明細書、第６頁下から８行目に記載の「塗布
する。」の後に、 「参考例１ 渋柿（Ｄｉｏｓｐｙｒｏｓ　ＫａＫｉ　Ｔｈｕｎｂ　）
の果実を小細片とし、圧搾して果汁を採取し、−過によ
り固形分を除去して柿渋を得た。柿渋に適量のエタノー
ルを添加する。このエタノールを含有した柿渋１０００
　ｋｌ　　を、合成吸着剤のダイヤイオンＨＰ２０（三
菱化成工業■製）　１０００１を充填したカラムに接触
吸着させ、このカラムを精製水２０００Ｊで水洗した後
、含水エタノール２００ＯＡ’を用いて溶出させる。次
にこの溶出液を減圧下で濃縮した後、凍結乾燥して、縮
合型棒タンニン８０　ｋＮを得た。尚、この縮合型柿タ
ンニンを後記の実施例で使用した。」を、挿入する。

（４）　　明細書、第８頁第１２行〜同頁第１３行に記
載の「加水分解型茶菓タンニン」を、「縮合型紅茶タン
ニン（特開昭５９−１０１４１８号公報の第７４頁に記
載の）」に補正する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）必須成分として、縮合型柿タンニンを配合したこ
   とを特徴とする皮膚化粧料。
2. （２）縮合型柿タンニンが、処方成分の全量重量を基準
   として０．００１〜８重量％配合されている特許請求の
   範囲第（１）項記載の皮膚化粧料。