JPS5919660Y2 - 自動車の操向装置における連結装置 - Google Patents

自動車の操向装置における連結装置

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Publication number
JPS5919660Y2
JPS5919660Y2 JP6613380U JP6613380U JPS5919660Y2 JP S5919660 Y2 JPS5919660 Y2 JP S5919660Y2 JP 6613380 U JP6613380 U JP 6613380U JP 6613380 U JP6613380 U JP 6613380U JP S5919660 Y2 JPS5919660 Y2 JP S5919660Y2
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JP
Japan
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steering
joint
swinging
yoke member
coupling device
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Expired
Application number
JP6613380U
Other languages
English (en)
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JPS56166971U (ja
Inventor
完二 久保
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Publication date
Application filed by 本田技研工業株式会社 filed Critical 本田技研工業株式会社
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の操向輪と、該操向輪を転舵するための
操向軸との間に介在される操向装置の連結装置に関する
更に詳しくは、操向軸側のヨーク部材と、操向輪、タイ
ロッド側の継手部材とをこれらとの連結手段をボールジ
ヨイント、ピンジヨイントとした上下2本の揺動部材を
介して連結し、該揺動部材を車体内方へ収束するように
傾斜させることにより、上下方向と前後方向の2軸の回
動中心を得られるようにした自動車の操向装置における
連結装置に関する。
第6図、第7図は独立懸架タイプを採用した従来の一般
的な操向装置を示し、第6図は歪面図、第7図は平面図
であり、いずれも片輪側のみを示す。
ステアリングハンドル40で゛回転せしめられるピニオ
ン駆動軸41によりギヤボックス42内に収容されたラ
ック軸即ち操向軸43が左右動する。
操向軸43と、ハブキャリア44に設けられたナックル
アーム45とはタイロッド46で連結され、車軸47で
支承された前輪換言すると操向輪48が操向軸43の左
右動に応じて転舵される。
又、ハブキャリア44はロアーアーム49及びショック
アブソーバ50で車体51に支持され、懸架される。
操向輪48は路面の凹凸により第6図矢印穴の如く上下
動するとともに、第7図矢印Bの如く前後方向にトー作
動、調整される。
これらの作動時、タイロッド46、ロアーアーム49、
更には他の付属部材の干渉を避けるためには例えばタイ
ロッド46の取付位置を高位置としたり軸長寸法を長く
したりすることを要し、これによると上記ギヤボックス
42の長さ寸法が制約され、必要とされるギヤボックス
42の有効長が得られず、動力舵取装置のパワーシリン
ダーとしてのギヤボックス43を車体に組み込むことが
難しくなる。
本考案者は以上の如き従来における不具合を解決すべく
本考案を威したものである。
本考案の目的は、操向装置を構成する部材相互の干渉を
防止しつつも操向輪の上下方向、前後方向の2軸の回動
中心を得られ、且つ上下方向の回動中心は車体の内方へ
オフセットした見かけの中心となり、従ってギヤボック
スの長さが制約されず、ギヤボックスの伸長化に資する
自動車の操向装置における連結装置を提供する処にある
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。
第1図は本考案の原理を示す。
軸1の端部にヨーク部材2を結合し、アーム3の端部の
継手部材4をヨーク部材2内に収容する。
ヨーク部材2と継手部材4とを上下2本の傾斜した揺動
部材5.5で連結し、両端連結部6,7のうちの一方6
をボールジヨイントとし、他方7をピンジヨイントとす
る。
ボールジヨイントとピンジヨイントとを図示例とは逆に
してよい。
2本の揺動部材5゜5を軸1側へ収束するように傾斜さ
せ、これらの延長軸線の交点をCとする。
これによるとアーム3は矢印Aの如く上下方向に回動す
ることができ、この回動中心は交点Cよりも軸方向へ離
れた点りとなる。
Aは必ずしも正確な円弧とはならないが、実用上支障は
ない。
第2図は以上の原理をより具体化した構造原理図で、ヨ
ーク部材2は四角枠状に形成され、図示例ではヨーク部
材2と揺動部材5との連結部7がピンジヨイントで、揺
動部材5と継手部材4との連結部6がボールジヨイント
である。
アーム3は点りを通る水平軸線Eを中心としてAの上下
方向へ回動し、且つ上下のボールジヨイント6.6を結
ぐ垂直軸線Fを中心としてBの前後方向に回動できる。
第3図乃至第5図は以上の原理、構造を自動車の操向装
置における連結装置として適用した場合を示し、第3図
は連結装置を備えた操向装置の正面図、第4図は連結装
置の側断面図、第5図は連結装置の一部断面平面図であ
る。
ステアリングハンドルの操舵で回転するピニオン駆動軸
10の端部はギヤボックス11に挿入され、ギヤボック
ス11内に挿通されたラック軸による操向軸12がステ
アリングハンドルの操舵回動方向に応じて左右動する。
左右の前輪即ち操向輪13.13はハブキャリア14の
車軸15によって支承され、ハブキャリア14はロアー
アーム16、ショックアブソーバ17によって車体18
に懸架される。
ハブキャリア14から延びるナックルアーム19にタイ
ロッド20が連結され、左右に設けられるこのタイロッ
ド20゜20と上記操向軸12とが本考案に係る連結装
置30、30によって連結される。
操向軸12の左右動は連結装置30、タイロッド20、
ナックルアーム19、ハブキャリア14に伝達され、操
向輪13の転舵が威される。
第4図、第5図の通り連結装置30のヨーク部材31は
上下2本づつの支持腕31 a、 31 bによって枠
状に形成され、第4図の如く支持腕31a、31bは基
部31 Cから車体外方へ上下に拡開し、基部31 C
に操向軸12の外端部がネジ32結合され、ナツト33
によってロックされる。
タイロッド20の内端部には継手部材34がネジ35結
合され、継手部材34の上下に延びる延出部34a、3
4aに球面凹部36.36を形成する。
上下2本づつの支持腕31a、31a及び31b、31
bノ先端にピン37,37を横断架設し、夫々のピン3
7に上下2本の揺動部材38、38の筒状端部38 a
を嵌合し、揺動部材38をピン37廻りに上下方向に揺
動自在とする。
揺動部材38の他方の端部にボール38 bを一体に形
成し、これを上記球面凹部36に滑動自在に収容する。
2本の揺動部材38.38を車体内方へ収束するように
傾斜させ、その延長軸線が操向軸12上の点Cで交叉す
るように設定する。
以上によりヨーク部材31と揺動部材38とは上下に回
動可能ピンジヨイントで連結され、揺動部材38と継手
部材34とはボールジヨイントで連結される。
従って第1図、第2図に基づきタイロッド20は交点C
より車体内方へオフセットした見かけの点りを中心とし
て上下方向Aに回動でき、且つ上下のボールジヨイント
を結ぶ垂直線を中心として前後方向Bに回動でき、前記
操向輪13が路面の凹凸に追従して上下動すること、及
びトー作動、調整のために前後動することが可能となり
、この前後動の量は第5図で示したヨーク部材31と継
手部材34との間隔Sによって定められる。
以上の説明で明らかな如く、本考案によれば、上下方向
と前後方向の2軸の回動中心が得られ、操向装置の構成
部材相互の干渉が発生することなく操向輪のこの回動作
動を保障でき、しかも上下方向の回動中心は車体内方へ
オフセットされた見かけの点となるため、ギヤボックス
の長さ寸法が従来の如く制約されることはなくなり、こ
の寸法を自由に設定できるようになり、加えて上下2本
の揺動部材の傾斜角設定によって見かけの回動中心の位
置を変更できるようになり、例えばその車種に応じた回
動中心を得られるなどの利点を発揮する。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示し、第1図は原理説明図、
第2図はより具体化した構造原理図、第3図は本考案に
係る連結装置を採用した自動車の操向装置の正面図、第
4図は連結装置の側断面図、第5図は一部断面平面図、
第6図、第7図は従来例を示し、第6図は正面図、第7
図は平面図である。 尚図面中、12は操向軸、20はタイロッド、31はヨ
ーク部材、34は継手部材、37はピン、38は揺動部
材、38 bはボールである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングハンドルで左右動せしめられる操向軸の外
    端部にヨーク部材を結合し、該ヨーク部材の内部にタイ
    ロッドの内端部と一体化された継手部材を設け、ヨーク
    部材と該継手部材とを車体内方へ収束するように傾斜さ
    せた上下2本の揺動部材を介して連結するとともに、ヨ
    ーク部材と揺動部材との連結部及び揺動部材と継手部材
    との連結部のうちの一方をボールジヨイントとし、他方
    を上下方向に回動自在なピンジヨイントとしたことを特
    徴とする自動車の操向装置における連結装置。
JP6613380U 1980-05-14 1980-05-14 自動車の操向装置における連結装置 Expired JPS5919660Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6613380U JPS5919660Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14 自動車の操向装置における連結装置

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JP6613380U JPS5919660Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14 自動車の操向装置における連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56166971U JPS56166971U (ja) 1981-12-10
JPS5919660Y2 true JPS5919660Y2 (ja) 1984-06-07

Family

ID=29660238

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JP6613380U Expired JPS5919660Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14 自動車の操向装置における連結装置

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