JPH06183365A - 車両用懸架装置 - Google Patents

車両用懸架装置

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JPH06183365A
JPH06183365A JP33752792A JP33752792A JPH06183365A JP H06183365 A JPH06183365 A JP H06183365A JP 33752792 A JP33752792 A JP 33752792A JP 33752792 A JP33752792 A JP 33752792A JP H06183365 A JPH06183365 A JP H06183365A
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Japan
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suspension
steering
wheel
wheel support
vehicle
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Kenji Mimura
建治 三村
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    • B60G2206/10Constructional features of arms
    • B60G2206/121Constructional features of arms the arm having an H or X-shape

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪の転舵角を大きくとれるようにし、車両
の操縦性を向上させることのできる車両用懸架装置を提
供する。 【構成】 操舵機構のタイロッド2に連動するハブキャ
リア10によって車輪1が転舵方向に回転する。その
際、車輪1は湾曲形状のフレーム30によって180°
以上の転舵回転を許容されていることから、車輪1を転
舵方向に大きく回転させても車輪1とフレーム30とが
干渉することがなく、車両を左右方向に急角度で移動さ
せることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般自動車,電気自動
車,建設車両等に用いられる車両用懸架装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用自動車等に用いられる懸架
装置は、車輪の取付けられる車輪支持体を車体側に連結
された懸架腕によって上下動自在に支持するとともに、
スプリング及びダンパからなる緩衝機構によって車輪支
持体の上下動を弾性的に吸収するよう構成されている。
また、操舵輪用の懸架装置では、車輪支持体と懸架腕と
が車輪の転舵方向に回動自在に連結され、車両の操舵機
構によって車輪を所望の転舵方向に回転できるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
懸架装置では懸架腕が車輪の内側に連結されているの
で、車輪と懸架腕との干渉を避けるために車輪の転舵角
は大きくても35゜程度である。このため、車両を左右
方向に急角度で移動させることができず、例えば縦列駐
車の際に駐車スペースの前後に十分な余裕がないと駐車
作業に多大な苦労を要するなど、車両の操縦性を低下さ
せるものであった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、車輪の転舵角を大き
くとれるようにし、車両の操縦性を向上させることので
きる車両用懸架装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、車両の操舵機構に連動して
車輪を転舵方向に回転させる車輪支持体と、車輪支持体
を上下動自在に支持する懸架腕と、車輪支持体の上下動
を弾性的に吸収する緩衝機構とを備え、懸架腕を車輪支
持体の下側に配置し、緩衝機構を車輪支持体の上側に配
置した車両用懸架装置において、前記車輪支持体を車輪
の180°以上の転舵回転を許容する湾曲形状の懸架枠
に回動自在に取付けるとともに、前記懸架腕を懸架枠の
下端側に連結し、前記緩衝機構を懸架枠の上端側に連結
している。
【0006】また、請求項2では、請求項1の車両用懸
架装置において、前記車輪支持体を操舵機構と連動する
操舵連動体に回動自在に取付けるとともに、操舵連動体
と車輪支持体とを操舵連動体から車輪支持体への回転量
を増大する回転量増大手段を介して連結している。
【0007】また、請求項3では、請求項1の車両用懸
架装置において、前記車輪支持体を操舵機構と連動する
操舵連動体に回動自在に取付けるとともに、操舵連動体
と車輪支持体とを車輪支持体を操舵連動体に対して相対
的に回動可能な回動手段を介して連結している。
【0008】また、請求項4では、車両の操舵機構に連
動して車輪を転舵方向に回転させる車輪支持体と、車輪
支持体を上下動自在に支持する上下一対の懸架腕とを備
えた車両用懸架装置において、前記車輪支持体を車輪の
180°以上の転舵回転を許容する湾曲形状の懸架枠に
回動自在に取付けるとともに、前記懸架腕の一方を懸架
枠の上端側に連結し、懸架腕の他方を懸架枠の下端側に
連結している。
【0009】また、請求項5では、請求項4の車両用懸
架装置において、前記車輪支持体を操舵機構と連動する
操舵連動体に回動自在に取付けるとともに、操舵連動体
と車輪支持体とを操舵連動体から車輪支持体への回転量
を増大する回転量増大手段を介して連結している。
【0010】
【作用】請求項1及び4の車両用懸架装置によれば、車
両の操舵機構に連動する車輪支持体によって車輪が転舵
方向に回転する。その際、車輪は湾曲形状の懸架枠によ
って180°以上の転舵回転を許容されていることか
ら、車輪を転舵方向に大きく回転させても車輪と懸架腕
とが干渉することがなく、車両を左右方向に急角度で移
動させることが可能となる。
【0011】また、請求項2及び5の車両用懸架装置に
よれば、請求項1または4の作用を有するとともに、操
舵機構に連動して操舵連動体が回動すると、操舵連動体
には車輪支持体が回転量増大手段を介して連結されてい
るため、車輪支持体の回転量が操舵連動体の回転量より
も増大され、車輪の転舵角がより大きくなる。
【0012】また、請求項3の車両用懸架装置によれ
ば、請求項1の作用を有するとともに、回動手段を作動
して車輪支持体を操舵連動体に対して相対的に回動させ
ることにより、車輪を180°以上何れの方向にも自在
に回転させることができ、回動手段を作動させなければ
操舵連動体と車輪支持体とが回動手段を介して一体に回
動する。
【0013】
【実施例】図1乃至図4は本発明を電気自動車に適用し
た第1の実施例であり、図1は車両の操舵輪に用いられ
たマクファーソン・ストラットタイプの懸架装置を示す
ものである。
【0014】この懸架装置は、車輪1を支持するハブキ
ャリア10と、ハブキャリア10を車両の操舵機構に連
動して回動するナックルアーム20と、ハブキャリア1
0を回動自在に支持する湾曲形状のフレーム30と、フ
レーム30を上下動自在に支持するロワーアーム40
と、ハブキャリア10の上下動を弾性的に吸収する緩衝
機構50とからなり、ロワーアーム40はハブキャリア
10の下側に、緩衝機構50はハブキャリア10の上側
にそれぞれ配置されている。即ち、ハブキャリア10は
車輪支持体、ナックルアーム20は操舵連動体、フレー
ム30は懸架枠、ロワーアーム40は懸架腕をそれぞれ
構成している。
【0015】ハブキャリア10は車輪駆動用のモータ1
1を有し、モータ11の回転軸11aは車輪1の車軸に
連結されている。また、ハブキャリア10は車輪1のタ
イヤ部分を回避しながら上方へ延び、その上端には図2
に示すようにフレーム30に係合する環状段部12が形
成されている。この環状段部12は車輪1の転舵軸Aを
中心に周設されており、その内側には転舵軸A上に延び
る連結シャフト13とを備え、連結シャフト13にはキ
ー13aが突設されている。
【0016】ナックルアーム20は、下端を開口した円
筒部21と、円筒部21に一体に形成された腕部22と
からなり、腕部22には操舵機構のタイロッド2が連結
され、タイロッド2の直線運動によってナックルアーム
20が転舵軸Aを中心に回動するようになっている。ま
た、円筒部21の下端にはフレーム30に係合する環状
段部23が形成されるとともに、図示を省略したが円筒
部21の内部には前記連結シャフト13のキー13aと
嵌合するキー溝が設けられている。
【0017】フレーム30は車輪1の180°以上の転
舵回転を許容するよう車輪1の上方から両側方に亘って
円弧状に延び、その上端には緩衝機構50との連結部3
0aが、その下端両側にはロワーアーム40との連結部
30bがそれぞれ設けられている。また、フレーム30
の上端にはハブキャリア10及びナックルアーム20と
連結する環状係合部31が形成されている。この環状係
合部31の下端側にはハブキャリア10の環状段部12
が、その上端側にはナックルアーム20の環状段部24
がそれぞれボールベアリング32,33を介して係合さ
れ、ハブキャリア10及びナックルアーム20がフレー
ム30に対して回動自在に連結されている。この時、ハ
ブキャリア10の連結シャフト13のキー13aがナッ
クルアーム20のキー溝に嵌合し、ハブキャリア10及
びナックルアーム20が一体に回動できるようになって
いる。
【0018】ロワーアーム40は略水平方向に延びる板
状部材からなり、その一端側は車輪1の180°以上の
転舵回転を許容するよう円弧状に形成されている。ま
た、ロワーアーム50の一端両側にはフレーム30との
連結部40aが、その他端両側には車体との連結部40
bがそれぞれ形成されている。即ち、ロワーアーム40
は連結部40bを支点に上下に回動可能であり、これに
よりフレーム30が上下動自在に支持されている。
【0019】緩衝機構50は、コイル状のスプリング5
1と、スプリング51が巻回されたシャフト52と、シ
ャフト52の上端に取付けられたアッパ−マウント53
と、シャフト52の下端側が摺動自在に挿入されたダン
パ54とからなり、ダンパ54の下端はフレ−ム30の
上端に連結されている。この緩衝機構50では、フレ−
ム30の上下動に応じてシャフト52がダンパ54内を
エア等の抵抗を受けながら摺動するとともに、スプリン
グ51がアッパ−マウント53とダンパ54との間で伸
縮する。これにより、フレ−ム30の上下動が弾性的に
規制され、路面等からの衝撃が吸収される。
【0020】以上の構成により、ハブキャリア10の車
輪駆動用モータ11が作動すると、車輪1が車軸を中心
に回転して車両が走行する。その際、図3(a) に示すよ
うに車輪1をタイロッド2に垂直にすることにより車両
を直進させることができる。また、操舵機構のハンドル
を切ってタイロッド2を一方に移動させると、ナックル
アーム20及びハブキャリア10が一体に回動し、図3
(b) に示すように車輪1が転舵軸Aを中心に回転して車
両をカーブさせることができる。その際、車輪1は湾曲
形状のフレーム30によって180°以上の転舵回転を
許容されていることから、ハンドルを大きく切っても車
輪1とタイロッドとが干渉することがなく、実際には5
0°程度まで車輪1の転舵回転が可能になる。
【0021】また、図4は前記懸架装置を車両の前後方
向から見た正面図、図5は車両の左右方向から見た側面
図である。図4に示すように車輪1の転舵軸A(キング
ピン軸)と中心軸Bとの間には車輪1の内側方向に所定
の傾角θ(キングピン角)が設けられ、転舵軸Aの延長
線と車輪1の中心軸Bとは車輪1の前後方向から見て車
輪1の接地点Cにて交差している。また、図5に示すよ
うに転舵軸Aと車輪1の中心軸Bとの間には車両の後方
向に所定の傾角φ(キャスタ角)が設けられている。以
上により高速走行時の直進安定性が格段に向上し、前記
懸架装置がより一層実用的なものとなる。更に、緩衝機
構50の中心軸Dの延長線と車輪1の中心軸Bとは車輪
1の前後方向から見て車輪1の接地点Cにて交差してい
る。これにより、車輪1の上下動方向とシャフト52の
摺動方向とが一致し、緩衝機構50のスムーズなストロ
ーク動作が可能となる。尚、前述のキングピン角及びキ
ャスタ角については周知の車両用懸架装置に適用されて
いるものなので、その作用の説明は省略する。
【0022】また、図6及び図7は本発明の第2の実施
例を示すのもので、前記第1の実施例と同等の構成部分
には同一の符号を付して示す。即ち、1は車輪、2はタ
イロッド、10はハブキャリア、20はナックルアー
ム、30はフレーム、40はロワーアームである。
【0023】本実施例の懸架装置では、ハブキャリア1
0の連結シャフト13に歯車14を取付けるとともに、
ナックルアーム20の円筒部21の内側には歯車14に
噛合する内歯車24が設けられ、ハブキャリア10の回
転軸とナックルアーム20の回転軸とを偏心させること
により歯車14と内歯車24とが接するようになってい
る。即ち、歯車14及び内歯車24は回転量増大手段を
なし、例えば歯車14及び内歯車24のピッチ円直径を
1:2とすれば、ナックルアーム20に対するハブキャ
リア10の回転量は二倍になる。
【0024】以上の構成により、図7(a) に示すように
車輪1をタイロッド2に垂直にすることにより車両を直
進させることができる。また、操舵機構のハンドルを切
ってタイロッド2を一方に移動させると、ナックルアー
ム20の回転によってハブキャリア10が回転し、図7
(b) に示すように車輪1が転舵軸Aを中心に回転して車
両をカーブさせることができる。その際、車輪1は湾曲
形状のフレーム30によって180°以上の転舵回転を
許容されているとともに、歯車14及び内歯車24のピ
ッチ円直径を1:2とした場合、車輪1の回転量αはナ
ックルアーム20の回転量βの二倍となるから、実際に
は90°程度まで車輪1の転舵回転が可能になる。
【0025】尚、前記各実施例では操舵機構に連結され
た懸架装置、即ち四輪車両の前輪に用いるものを示した
が、タイロッド2及びナックルアーム20の腕部22を
省略し、ナックルアーム20をフレーム30に固定すれ
ば、後輪用として使用することが可能である。
【0026】ところで、前記第1及び第2の実施例では
マクファーソン・ストラットタイプの懸架装置を示した
が、図8に示す変形型のマクファーソン・ストラットタ
イプや図9に示すダブルウイッシュボ−ンタイプの懸架
装置にも本発明を適用することが可能である。
【0027】即ち、図8に示す懸架装置は前記緩衝機構
50を二つ備え、各緩衝機構50をフレ−ム30の両端
側にそれぞれ連結したものである。この懸架装置によれ
ば、各緩衝機構50とフレ−ム30との連結部分を低く
位置させることができるので、各緩衝機構50の上方へ
の突出寸法が小さくなり、懸架装置本体の高さを低くす
ることができるという利点がある。
【0028】また、図9に示す懸架装置は上下一対の懸
架腕、即ち前記ロワーアーム40と、フレ−ム30の上
端側に連結されたアッパーアーム60とを備え、ロワー
アーム40及びアッパーアーム60によってフレ−ム3
0を上下動自在に支持するようにしたものである。ま
た、ロワ−ア−ム40及びアッパ−ア−ム60は図示し
ない緩衝機構に連結されている。
【0029】図10乃至図13は本発明の第3の実施例
を示すのもので、前記第1の実施例と同等の構成部分に
は同一の符号を付して示す。即ち、1は車輪、2はタイ
ロッド、10はハブキャリア、20はナックルアーム、
30はフレーム、40はロワーアームである。
【0030】ハブキャリア10の環状段部12の内側に
は内歯車16が設けられ、内歯車16の中央には転舵軸
A上に延びる連結シャフト17が設けられている。
【0031】ナックルアーム20の円筒部21内には、
図示を省略したが前記連結シャフト17の受け部が設け
られるとともに、ハブキャリア10の回動手段としての
ステアモ−タ25が取付けられている。
【0032】即ち、フレ−ム30の環状係合部31にハ
ブキャリア10及びナックルアーム20を組付ける際、
ハブキャリア10の連結シャフト17がナックルアーム
20の受け部に回動自在に結合し、ハブキャリア10及
びナックルアーム20が相対的に回動できるようになっ
ている。また、ナックルアーム20内ではステアモ−タ
25の回転軸に取付けられた歯車26がハブキャリア1
0の内歯車16に噛合し、ステアモ−タ25の回転によ
ってハブキャリア10が回動するようになっている。図
示していないがステアモ−タ25にはウォ−ムギヤと歯
車の組合わせなどによる減速ギアが内蔵されており、ハ
ブキャリア10側からの外力ではステアモ−タ25が回
転しないようになっている。即ち、ステアモ−タ25を
作動しなければハブキャリア10がステアモ−タ25を
介してナックルアーム20と一体に回動する。
【0033】以上の構成により、操舵機構のハンドルを
切ってタイロッド2を一方に移動させると、ナックルア
ーム20及びハブキャリア10が一体に回動し、図11
(a)に示すように車輪1が転舵軸Aを中心に回転して車
両をカーブさせることができる。この場合、車輪1はタ
イロッド2のストロ−クに応じた範囲内しか回転しな
い。次に、ステアモ−タ25を作動するとハブキャリア
10がナックルアーム20に対して相対的に回動する。
その際、車輪1は湾曲形状のフレーム30によって18
0°以上の転舵回転を許容されていることから、ステア
モ−タ25により、図11(b) に示すように車輪1を1
80°以上何れの方向にも自在に回転させることができ
る。
【0034】次に、図12を参照して本実施例の懸架装
置を用いた車両における駐車方法の一例を説明する。
尚、Cは車両、Sは前後方向に十分な余裕のない駐車ス
ペースである。
【0035】まず、図12(a) に示すように車両Cを駐
車スペースの真横に止め、前記ステアモータ25を作動
して車輪1を車両直進方向に対して90°をなすように
回転する。次に、車輪駆動用のモータ11を作動する
と、図12(b) に示すように車両Cが真横方向に移動
し、駐車スペースS内に収容される。
【0036】また、図13に示すように、左側の前輪及
び右側の後輪を車両直進方向に対して右方向に、右側の
前輪及び左側の後輪を車両直進方向に対して左方向にそ
れぞれ略45°ずつ回転させるとともに、左側の前輪及
び後輪と右側の前輪及び後輪をそれぞれ逆方向に駆動す
ることにより、車両Cが停止位置にて旋回し、その場に
て180°以上の方向転換を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び4の
車両用懸架装置によれば、車輪を転舵方向に大きく回転
させても車輪と懸架腕とが干渉することがなく、これに
より車両を左右方向に急角度で移動させることができる
ので、例えば前後方向に十分な余裕のない駐車スペース
でも極めて容易且つ迅速に駐車することができるなど、
車両の操縦性を格段に向上させることができる。
【0038】また、請求項2及び5の車両用懸架装置に
よれば、請求項1または4の効果を達成し得るととも
に、車輪の転舵角をより大きくとることができる。
【0039】また、請求項3の車両用懸架装置によれ
ば、請求項1の効果を達成し得るとともに、車輪を18
0°以上何れの方向にも自在に回転させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す車両用懸架装置の
全体斜視図
【図2】車両用懸架装置の要部分解斜視図
【図3】車両用懸架装置の動作説明図
【図4】車両用懸架装置の正面図
【図5】車両用懸架装置の側面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す車両用懸架装置の
要部分解斜視図
【図7】車両用懸架装置の動作説明図
【図8】車両用懸架装置の変形例を示す全体斜視図
【図9】車両用懸架装置の変形例を示す全体斜視図
【図10】本発明の第3の実施例を示す車両用懸架装置
の要部分解斜視図
【図11】車両用懸架装置の動作説明図
【図12】車両の駐車方法を示す説明図
【図13】車両の他の動作を示す説明図
【符号の説明】
1…車輪、2…タイロッド、10…ハブキャリア、14
…歯車、20…ナックルアーム、24…内歯車、25…
ステアモータ、30…フレーム、40…ロワーアーム、
50…緩衝機構、60…アッパーアーム、A…転舵軸、
C…車両。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の操舵機構に連動して車輪を転舵方
    向に回転させる車輪支持体と、車輪支持体を上下動自在
    に支持する懸架腕と、車輪支持体の上下動を弾性的に吸
    収する緩衝機構とを備え、懸架腕を車輪支持体の下側に
    配置し、緩衝機構を車輪支持体の上側に配置した車両用
    懸架装置において、 前記車輪支持体を車輪の180°以上の転舵回転を許容
    する湾曲形状の懸架枠に回動自在に取付けるとともに、 前記懸架腕を懸架枠の下端側に連結し、前記緩衝機構を
    懸架枠の上端側に連結したことを特徴とする車両用懸架
    装置。
  2. 【請求項2】 前記車輪支持体を操舵機構と連動する操
    舵連動体に回動自在に取付けるとともに、 操舵連動体と車輪支持体とを操舵連動体から車輪支持体
    への回転量を増大する回転量増大手段を介して連結した
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用懸架装置。
  3. 【請求項3】 前記車輪支持体を操舵機構と連動する操
    舵連動体に回動自在に取付けるとともに、 操舵連動体と車輪支持体とを車輪支持体を操舵連動体に
    対して相対的に回動可能な回動手段を介して連結したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用懸架装置。
  4. 【請求項4】 車両の操舵機構に連動して車輪を転舵方
    向に回転させる車輪支持体と、車輪支持体を上下動自在
    に支持する上下一対の懸架腕とを備えた車両用懸架装置
    において、 前記車輪支持体を車輪の180°以上の転舵回転を許容
    する湾曲形状の懸架枠に回動自在に取付けるとともに、 前記懸架腕の一方を懸架枠の上端側に連結し、懸架腕の
    他方を懸架枠の下端側に連結したことを特徴とする車両
    用懸架装置。
  5. 【請求項5】 前記車輪支持体を操舵機構と連動する操
    舵連動体に回動自在に取付けるとともに、 操舵連動体と車輪支持体とを操舵連動体から車輪支持体
    への回転量を増大する回転量増大手段を介して連結した
    ことを特徴とする請求項4記載の車両用懸架装置。
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