JP2019214369A - 転舵軸付ハブベアリングおよび転舵機能付ハブユニット - Google Patents
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Abstract
Description
車両のジオメトリには、(1) 左右輪の切れ角度が同じである「パラレルジオメトリ」、(2) 旋回中心を1か所にするために旋回内輪車輪角度を旋回外輪車輪角度よりも大きく切る「アッカーマンジオメトリ」が知られている。
走行状況に応じてステアリングジオメトリを可変とした機構に関しては、例えば特許文献1,2が提案されている。特許文献1では、ナックルアームとジョイント位置を相対的に変化させて、ステアリングジオメトリを変化させる。特許文献2では、モータ2個を使い、トー角とキャンバー角の両方を任意の角度に傾けることを可能にしている。また、4輪独立転舵の機構につき、特許文献3で提案されている。
特許文献1では、前述のようにナックルアームとジョイント位置を相対的に変化させてステアリングジオメトリを変化させているが、このような部分で車両のジオメトリを変化させるほどの大きな力を得るモータアクチュエータを備えることは、空間の制約上、非常に困難である。また、この位置での変化による車輪角の変化が小さく、大きな効果を得るためには、大きく変化させる、つまり大きく動かす必要がある。
特許文献3は、4輪独立転舵の車両にしか適用出来ず、また転舵軸に対しハブベアリングを片持ち支持しているため、剛性が低下し、過大な走行Gの発生によってステアリングジオメトリが変化してしまう可能性がある。
また、転舵軸上に減速機を設けた場合、大きな動力が必要となる。このため、モータを大きくするが、モータを大きくすると車輪の内周部に全体を配置することが困難となる。
また、減速比の大きい減速機を設けた場合、応答性が悪化する。
転舵機能を備えた機構(ハブユニット)を車輪内の限られたスペースに収容するためには、小型化が必要であるが、各部の強度が不足する懸念がある。特に路面からの過大な衝撃力を受け止める転舵軸およびその支持軸受は最も影響を受けやすく、強度および信頼性の確保が難しい。
具体的には、図10に示すように、ハブユニットを小型化することによって、転舵軸Tgおよびその支持軸受Brgが小型になるため、路面から衝撃的に過大な外力がハブユニットに作用した場合に、転舵軸Tgまたは支持軸受Brgに異常を生じ、転舵機能が低下するおそれがある。
懸架装置の足回りフレーム部品に設けられ、前記ハブユニット本体を上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に支持するユニット支持部材と、
前記ハブユニット本体を前記転舵軸心回りに回転駆動させる転動用アクチュエータと、を備え、
前記ユニット支持部材は、前記ハブユニット本体の一部が非通常時に上下方向に当接状態となる当接部を有し、この当接部は、通常時は前記ハブユニット本体に対し前記上下方向に離隔し、前記当接状態となる非通常時は、前記車輪からの外力により前記ハブユニット本体に前記上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時である。
前記一定値以上の衝撃荷重は、設計等によって任意に定める衝撃荷重であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方等により適切な衝撃荷重を求めて定められる。
前記車輪からの外力により前記ハブユニット本体に前記上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時として、以下の例が挙げられる。
(1) 車両の通常走行時の縁石への乗り上げ等、車輪が路面上の障害物へ衝突した時。
(2) 車両の旋回時において、車輪のタイヤの接地面に車両進行方向に対して横方向に作用する力が、車両の緩衝装置で吸収できない時。この場合、ハブユニットにより大きなモーメント力として伝達されやすいからである。
そのため、前輪等の転舵輪および後輪等の非転舵輪のいずれに用いてもよい。転舵輪に用いる場合は、ステアリング装置により方向が変化させられる部材に設置されることにより、運転者のハンドル操作による転舵に付加して、左右の車輪個別の、または左右輪連動した車輪の微小な角度変化を行わせる機構となる。
さらに直線走行時にも、それぞれの場面に合わせてトー角度の量を調整することで、燃費を悪化させることなく、走行安定性を確保するなど調整が可能である。
ここで言う衝撃的な外力は、車両の通常走行時の縁石への乗り上げ等、タイヤまたはホイールが路面上の障害物へ衝突した際、または車両の過度な急旋回時に発生するものであり、特に、タイヤの接地面に車両進行方向に対して横方向に作用する力は、車両の緩衝装置で吸収できない。このため、ハブユニットにより大きなモーメント力として伝達されやすい。
車輪からの外力によりハブユニット本体に上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する非通常時には、ユニット支持部材の当接部に、ハブユニット本体の一部を上下方向に直接当接させることで、転舵機能を一時的に停止させつつ当接部で過大な外力を受け止める。これにより、転舵軸に大きな応力が発生することを抑制して転舵軸に変形等の異常が発生することを防止し得る。また転舵軸を支持する軸受の軌道面に圧痕が生じることを未然に防止して通常時における転舵機能を良好に維持することができる。したがって、転舵機能付ハブユニットを過剰に大きくすることなく、小型化することが可能となる。
そのため、この発明の転舵機能付ハブユニットにつき前述した各効果が得られる。前輪は一般的に転舵輪とされるが、転舵輪にこの発明の転舵機能付ハブユニットを適用した場合は、走行中におけるトー角調整に効果的である。また、後輪は一般的に非転舵輪とされるが、非転舵輪に適用した場合は、非転舵輪の若干の転舵によって低速走行時における最小回転半径の低減を図ることができる。
この発明の第1の実施形態に係る転舵機能付ハブユニットを図1ないし図8と共に説明する。
<補助転舵機能付ハブユニットの概略構造>
図1に示すように、この転舵機能付ハブユニット1は、ハブユニット本体2と、ユニット支持部材3と、回転許容支持部品4と、転舵用アクチュエータ5とを備える。足回りフレーム部品であるナックル6に一体にユニット支持部材3が設けられている。このユニット支持部材3のインボード側に、転舵用アクチュエータ5のアクチュエータ本体7が設けられ、ユニット支持部材3のアウトボード側に、ハブユニット本体2が設けられる。転舵機能付ハブユニット1を車両に搭載した状態で、車両の車幅方向外側をアウトボード側といい、車両の車幅方向中央側をインボード側という。
この転舵機能付ハブユニット1は、この実施形態では転舵輪、具体的には図9に示すように、車両10の前輪9Fのステアリング装置11による転舵に付加して左右輪個別に微小な角度(約±5deg)を転舵させる機構として、懸架装置12のナックル6に一体に設けられる。
図1に示すように、ハブユニット本体2は、車輪9の支持用のハブベアリング15と、アウターリング16と、後述の補助転舵力受け部17(図3)とを備える。
図6に示すように、ハブベアリング15は、内輪18と、外輪19と、これら内外輪18,19間に介在したボール等の転動体20とを有し、車体側の部材と車輪9(図1)とを繋ぐ役目をしている。
図2に示すように、ブレーキ21は、ブレーキロータ21aと、ブレーキキャリパ21bとを有する。ブレーキキャリパ21bは、外輪19に一体にアーム状に突出して形成された上下二箇所のブレーキキャリパ取付部22(図4)に取付けられる。
図6に示すように、各回転許容支持部品4は転がり軸受から成る。この例では、転がり軸受として、テーパころ軸受が適用されている。転がり軸受は、取付軸部16bの外周に嵌合された内輪4aと、ユニット支持部材3に後述するように嵌合された外輪4bと、内外輪4a,4b間に介在する複数の転動体4cとを有する。
図7は、この転舵機能付ハブユニット1の転舵軸部等の拡大断面図(図1のVII部)で
ある。図7および図8に示すように、ユニット支持部材3は、通常時はハブユニット本体2のアウターリング16の円環部16aに対し上下方向に離隔し(図8(A))、非通常時にアウターリング16の円環部16aが上下方向に当接する当接部28を有する(図8(B))。前記「非通常時」とは、車輪9(図1)からの外力によりハブユニット本体2に上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時である。
車輪からの外力によりハブユニット本体2に上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時として、以下の例が挙げられる。
(1) 車両の通常走行時の縁石への乗り上げ等、車輪が路面上の障害物へ衝突した時。
(2) 車両の旋回時において、車輪のタイヤの接地面に車両進行方向に対して横方向に作用する力が、車両の緩衝装置で吸収できない時。この場合、ハブユニットにより大きなモーメント力として伝達されやすいからである。このモーメント力は、ハブユニットに対し車両進行方向回りに作用するモーメント力(図1:矢符B)である。
一方、図10に示す従来構造では、本願特有の「当接部」が無く、過大な衝撃力が全て転舵軸部Tgおよびその支持軸受Brgに作用する構造となっている。このため、例えば転舵軸部Tgに塑性変形が生じる、もしくはその支持軸受Brgの軌道面に圧痕が生じる等の異常を生じ、転舵機能が低下するおそれがある。
図3に示すように、転舵用アクチュエータ5は、ハブユニット本体2を転舵軸心A(図1)回りに回転駆動させるアクチュエータ本体7を有する。
図2に示すように、アクチュエータ本体7は、モータ26と、モータ26の回転を減速する減速機27と、この減速機27の正逆の回転出力を直動出力部25aの往復直線動作に変換する直動機構25とを備える。モータ26は、例えば永久磁石型同期モータとされるが、直流モータであっても、誘導モータであってもよい。
以上説明した転舵機能付ハブユニット1によれば、車輪9を支持するハブベアリング15を含むハブユニット本体2を、アクチュエータ本体7の駆動により、転舵軸心A回りに自由に回転させることができる。つまり、ハブユニット本体2は、転舵用アクチュエータ5の直動出力部25aをモータ26の駆動により進退させることで、直動出力部25aに連結された補助転舵力受け部17を介して回転させられる。
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
その他の実施形態として、ユニット支持部材3を、足回りフレーム部品に別体に構成し、この足回りフレーム部品にユニット支持部材3を着脱自在に設けてもよい。
図3に示すように、この転舵システムは、いずれかの実施形態に係る転舵機能付ハブユニット1と、この転舵機能付ハブユニット1の転舵用アクチュエータ5を制御する制御装置29とを備える。制御装置29は、制御部30と、アクチュエータ駆動制御部31とを有する。制御部30は、上位制御部32から与えられた補助転舵角指令信号(転舵角指令信号)に応じた電流指令信号を出力する。
が適用される。アクチュエータ駆動制御部31は、制御部30から入力された電流指令信号に応じた電流を出力して転舵用アクチュエータ5を駆動制御する。アクチュエータ駆動制御部31は、モータ26のコイルに供給する電力を制御する。このアクチュエータ駆動制御部31は、例えば、図示外のスイッチ素子を用いたハーフブリッジ回路を構成し、前記スイッチ素子のON−OFFデューティ比によりモータ印加電圧を決定するPWM制御を行う。これにより、運転者のハンドル操作による転舵に付加して、車輪を微小に角度変化することができる。直線走行時にも、それぞれの場面に合わせてトー角度の量を調整し得る。
2…ハブベアリング
3…ユニット支持部材
5…転舵用アクチュエータ
9…車輪
15…ハブベアリング
16aa…被接触面
28…当接部
29…制御装置
30…制御部
31…アクチュエータ駆動制御部
懸架装置の足回りフレーム部品に設けられ、前記ハブユニット本体を上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に支持するユニット支持部材と、
前記ハブユニット本体を前記転舵軸心回りに回転駆動させる転動用アクチュエータと、を備え、
前記ユニット支持部材は、前記ハブユニット本体の一部が非通常時に上下方向に当接状態となる当接部を有し、この当接部は、通常時は前記ハブユニット本体に対し前記上下方向に離隔し、前記当接状態となる非通常時は、前記車輪からの外力により前記ハブユニット本体に前記上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時である。
前記一定値以上の衝撃荷重は、設計等によって任意に定める衝撃荷重であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方等により適切な衝撃荷重を求めて定められる。
前記車輪からの外力により前記ハブユニット本体に前記上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時として、以下の例が挙げられる。
(1) 車両の通常走行時の縁石への乗り上げ等、車輪が路面上の障害物へ衝突した時。
(2) 車両の旋回時において、車輪のタイヤの接地面に車両進行方向に対して横方向に作用する力が、車両の緩衝装置で吸収できない時。この場合、ハブユニットにより大きなモーメント力として伝達されやすいからである。
そのため、この転舵機能付ハブユニットにつき前述した各効果が得られる。前輪は一般的に転舵輪とされるが、転舵輪にこの発明の転舵機能付ハブユニットを適用した場合は、走行中におけるトー角調整に効果的である。また、後輪は一般的に非転舵輪とされるが、非転舵輪に適用した場合は、非転舵輪の若干の転舵によって低速走行時における最小回転半径の低減を図ることができる。
この発明の転舵軸付ハブベアリングは、車輪を回転支持する転舵軸付ハブベアリングであって、
内輪と、外輪と、これら内外輪間に介在した複列の転動体とを有し、
ユニット支持部材に上下二箇所の回転許容支持部品を介して、上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在なように支持され、
前記転舵軸付ハブベアリングの一部は、非通常時に前記ユニット支持部材の一部である当接部に対して当接状態となり、通常時は前記当接部に対し微小隙間を持って離隔している。
前記回転許容支持部品が転がり軸受であってもよい。
前記非通常時における当接部の当接状態が面接触であってもよい。
前記転舵軸付ハブベアリングを前記転舵軸心回りに回転させるための作用点を有してもよい。
この発明の転舵機能付ハブユニットは、車輪を支持するハブベアリングを有するハブユニット本体と、
このハブユニット本体を上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に支持するユニット支持部材と、を備え、
前記ユニット支持部材は、前記ハブユニット本体の一部が非通常時に当接状態となる当接部を有し、この当接部は、通常時は前記ハブユニット本体に対し、微小な隙間を介して離隔している。
この発明の転舵機能付ハブユニットは、車輪を支持するハブベアリングを有するハブユニット本体と、このハブユニット本体を上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に支持するユニット支持部材と、を備え、前記ユニット支持部材は、前記ハブユニット本体の一部が非通常時に上下方向に当接状態となる当接部を有し、この当接部は、通常時は前記ハブユニット本体に対し、微小な隙間を介して離隔している。このため、転舵機能付ハブユニットの小型化を図ると共に、衝撃的な外力に対する強度および信頼性を向上することができる。
この発明の第1の実施形態に係る転舵機能付ハブユニットを図1ないし図8と共に説明する。
<補助転舵機能付ハブユニットの概略構造>
図1に示すように、この転舵機能付ハブユニット1は、転舵軸付ハブベアリングであるハブユニット本体2と、ユニット支持部材3と、回転許容支持部品4と、転舵用アクチュエータ5とを備える。足回りフレーム部品であるナックル6に一体にユニット支持部材3が設けられている。このユニット支持部材3のインボード側に、転舵用アクチュエータ5のアクチュエータ本体7が設けられ、ユニット支持部材3のアウトボード側に、ハブユニット本体2が設けられる。転舵機能付ハブユニット1を車両に搭載した状態で、車両の車幅方向外側をアウトボード側といい、車両の車幅方向中央側をインボード側という。
図2に示すように、ブレーキ21は、ブレーキロータ21aと、ブレーキキャリパ21bとを有する。ブレーキキャリパ21bは、外輪19に一体にアーム状に突出して形成された上下二箇所のブレーキキャリパ取付部22(図4)に取付けられる。
図6に示すように、各回転許容支持部品4は転がり軸受から成る。この例では、転がり軸受として、テーパころ軸受が適用されている。転がり軸受は、転舵軸部16bの外周に嵌合された内輪4aと、ユニット支持部材3に後述するように嵌合された外輪4bと、内外輪4a,4b間に介在する複数の転動体4cとを有する。
2…ハブユニット本体(転舵軸付ハブベアリング)
3…ユニット支持部材
5…転舵用アクチュエータ
9…車輪
15…ハブベアリング
16aa…被接触面
28…当接部
29…制御装置
30…制御部
31…アクチュエータ駆動制御部
Claims (6)
- 車輪を支持するハブベアリングを有するハブユニット本体と、
懸架装置の足回りフレーム部品に設けられ、前記ハブユニット本体を上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に支持するユニット支持部材と、
前記ハブユニット本体を前記転舵軸心回りに回転駆動させる転動用アクチュエータと、を備え、
前記ユニット支持部材は、前記ハブユニット本体の一部が非通常時に上下方向に当接状態となる当接部を有し、この当接部は、通常時は前記ハブユニット本体に対し前記上下方向に離隔し、前記当接状態となる非通常時は、前記車輪からの外力により前記ハブユニット本体に前記上下方向の一定値以上の衝撃荷重が作用する時である転舵機能付ハブユニット。 - 請求項1に記載の転舵機能付ハブユニットにおいて、前記ハブユニット本体の一部を、前記当接部の接触面に面接触する被接触面とした転舵機能付ハブユニット。
- 請求項1または請求項2に記載の転舵機能付ハブユニットにおいて、前記ユニット支持部材に対し、前記ハブユニット本体の前記転舵軸心回りの回転を許容する回転許容支持部品を有する転舵機能付ハブユニット。
- 請求項3に記載の転舵機能付ハブユニットにおいて、前記ハブユニット本体は、前記ハブベアリングの固定輪である外輪の外周面に固定された円環部と、この円環部の外周から上下に突出して前記回転許容支持部品をそれぞれ取付ける取付軸部とを有するアウターリングを備え、前記当接部に当接する前記ハブユニット本体の一部を、前記アウターリングの前記円環部とした転舵機能付ハブユニット。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の転舵機能付ハブユニットと、この転舵機能付ハブユニットの転動用アクチュエータを制御する制御装置とを備えた転舵システムであって、前記制御装置は、与えられた転舵角指令信号に応じた電流指令信号を出力する制御部と、この制御部から入力された電流指令信号に応じた電流を出力して前記転動用アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを有する転舵システム。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の転舵機能付ハブユニットを用いて前輪および後輪のいずれか一方または両方が支持された車両。
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