JP6990078B2 - 転舵機能付ハブユニットおよびこれを備えた車両 - Google Patents

転舵機能付ハブユニットおよびこれを備えた車両 Download PDF

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Description

この発明は、ステアリング装置による転舵に付加する転舵、または後輪転舵等の補助的な転舵を行う機能を備えた転舵機能付ハブユニットおよびこれを備えた車両に関し、車両の走行性の安定と安全性の向上の技術に関する。
一般的な自動車等の車両は、ハンドルとステアリング装置が機械的に接続され、また、ステアリング装置の両端はタイロッドによってそれぞれの左右輪につながっている。そのため、ハンドルの動きによる左右輪の切れ角度は初期の設定によって決まる。
車両のジオメトリには、(1) 左右輪の切れ角度が同じである「パラレルジオメトリ」、(2) 旋回中心を1か所にするために旋回内輪タイヤ角度を旋回外輪タイヤ角度よりも大きく切る「アッカーマンジオメトリ」が知られている。
車両のジオメトリは、走行性の安定と安全性に影響する。
走行状況に応じてステアリングジオメトリを可変とした機構に関しては、例えば特許文献1,2が提案されている。特許文献1では、ナックルアームとジョイント位置を相対的に変化させて、ステアリングジオメトリを変化させる。特許文献2では、モータ2個を使い、トー角とキャンバー角の両方を任意の角度に傾けることを可能にしている。また、4輪独立転舵の機構につき、特許文献3で提案されている。
特開2009-226972号公報 独国特許出願公開第102012206337号明細書 特開2014-061744号公報
アッカーマンジオメトリは、車両に作用する遠心力を無視できるような低速域での旋回において、車輪にスムースに旋回させるために、各輪が共通の一点を中心として旋回するように左右輪の舵角差を設定している。しかし、遠心力を無視できない高速域の旋回においては、車輪は遠心力とつり合う方向にコーナリングフォースを発生させることが望ましいため、アッカーマンジオメトリよりもパラレルジオメトリとすることが好ましい。
前述したように一般的な車両の操舵装置は機械的に車輪と接続されているため、一般的には固定された単一のステアリングジオメトリしか取ることができず、アッカーマンジオメトリとパラレルジオメトリとの中間的なジオメトリに設定されることが多い。しかし、この場合、低速域では左右輪の舵角差が不足して外輪の舵角が過大となり、高速域では内輪の舵角が過大となる。このように内外輪のタイヤ横力配分に不要な偏りがあると、走行抵抗の悪化による燃費悪化及びタイヤの早期摩耗の原因となり、また内外輪を効率的に利用できないことによって、コーナリングのスムースさが損なわれるといった課題がある。
特許文献1,2の提案によると、ステアリングジオメトリを変更させることができるが次の課題がある。
特許文献1では、前述のようにナックルアームとジョイント位置を相対的に変化させてステアリングジオメトリを変化させているが、このような部分で車両のジオメトリを変化させるほどの大きな力を得るモータアクチュエータを備えることは、空間の制約上、非常に困難である。また、この位置での変化によるタイヤ角の変化が小さく、大きな効果を得るためには、大きく変化させる、つまり大きく動かす必要がある。
特許文献2では、モータを2個使っているため、モータ個数の増大によるコスト増が生じるうえ、制御が複雑になる。
特許文献3は、4輪独立転舵の車両にしか適用出来ず、また転舵軸に対しハブベアリングを片持ち支持しているため、剛性が低下し、過大な走行Gの発生によってステアリングジオメトリが変化してしまう可能性がある。
また、転舵軸上に減速機を設けた場合、大きな動力が必要となる。このため、モータを大きくするが、モータを大きくすると車輪の内周部に全体を配置することが困難となる。
また、減速比の大きい減速機を設けた場合、応答性が悪化する。
上記のように従来の補助的な転舵機能を備えた機構は、車両においてタイヤのトー角度またはキャンバー角度を任意に変更することを目的としているため、複雑な構成が必要であり、構成部品が多くなる。このため、剛性を確保することが困難となり、剛性を確保するためには大型化する必要があり重量増となる。
また、一般にナックルをアルミニウム合金化することで、軽量化を図る場合がある。但し、ナックルをアルミニウム合金化するためには、剛性・強度を確保する必要があることから、ナックルの体積を増加させる必要があり、軽量化の効果は小さい。
この発明の目的は、走行状況に応じた補助的な転舵が左右輪独立で行えて、車両の運動性能を向上させ、走行の安定・安全性の向上と燃費の改善を図ることが可能となり、また構成が簡素でかつ剛性を高めることができる転舵機能付ハブユニットおよびこれを備えた車両を提供することである。
この発明の転舵機能付ハブユニットは、懸架装置のナックルと、
ケースと、
車輪支持用のハブベアリングを有し、前記ナックルに上下二箇所の回転許容支持部品を介して上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に設置されるハブユニット本体と、
前記ナックルに設置されて前記ハブユニット本体を前記転舵軸心回りに回転駆動させるアクチュエータ本体と、を備え、
前記ケースは、前記アクチュエータ本体の一部または全体を覆い、前記ナックルの一部として前記ナックルの他の部分と一体に形成されている。
前記「一体」とは、ケースと、ナックルの他の部分とが同一の材料で鋳造、鍛造、または機械加工等により形成されていることを言う。
この構成によると、車輪を支持するハブベアリングを含むハブユニット本体を、アクチュエータ本体の駆動により、前記転舵軸心回りに自由に回転させることができる。このため、車輪毎に独立して転舵が行え、また車両の走行状況に応じて、タイヤのトー角を任意に変更することができる。
そのため、前輪等の転舵輪および後輪等の非転舵輪のいずれに用いてもよい。転舵輪に用いる場合は、ステアリング装置により方向が変化させられる部材に設置されることにより、運転者のハンドル操作による転舵に付加して、左右の車輪個別の、または左右輪連動したタイヤの微小な角度変化を行わせる機構となる。
また、旋回走行時に、走行速度に応じて左右輪の舵角差を変えることができる。例えば高速域の旋回においてはパラレルジオメトリとし、低速域ではアッカーマンジオメトリとするなど、走行中にステアリングジオメトリを変化させることができる。このように走行中にタイヤ角度を任意に変更することができるため、車両の運動性能を向上させ、安定・安全に走行することが可能となる。旋回走行時における左右の操舵輪の操舵角度を適切に変えることで、車両の旋回半径を小さくし、小回り性能を向上させることもできる。
さらに直線走行時にも、それぞれの場面に合わせてトー角度の量を調整することで、走行抵抗を下げ燃費を悪化させることなく、走行安定性を確保するなど調整が可能である。
特に、アクチュエータ本体の一部または全体を覆うケースがナックルの一部としてナックルの他の部分と一体に形成されているため、ハブユニット全体をコンパクトに設定することができるうえ、ケース自体がリブの役割を果たし、また、ケースの外表面部とこの外表面部から突出するショックアブソーバ取り付け部等の付け根との間を適切なR形状で繋げることで、応力集中部を緩和することができる。このため、転舵機能付ハブユニットの構成を簡素化でき且つ剛性を高めることができる。
前記ナックルは、ショックアブソーバ取り付け部およびステアリング装置結合部を有し、前記ケースの外表面部と前記ショックアブソーバ取り付け部の付け根との間、または、前記ケースの外表面部と前記ステアリング装置結合部の基端部との間を定められたR形状で繋いだものであってもよい。
前記定められたR形状は、設計等によって任意に定めるR形状であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方等により適切なR形状を求めて定められる。
この場合、ケースの外表面部とショックアブソーバ取り付け部の付け根との間、またはケースの外表面部とステアリング装置結合部の基端部との間の応力集中部を緩和することができる。これにより、ナックル全体の剛性を変化させることなくケースの薄肉化が可能となる。
前記ナックルは、鉄よりも密度が低い軽材料から成るものであってもよい。この場合、ナックルと一体に形成されているケースの重量を低減することができる。このため、転舵機能付ハブユニットのばね下荷重を低減させ、車両の運動性能の低下を抑えることができる。
前記軽材料をアルミニウム合金としてもよい。
この発明の車両は、この発明における上記いずれかの構成の転舵機能付ハブユニットを用いて前輪および後輪のいずれか一方または両方が支持される。
そのため、この発明の転舵機能付ハブユニットにつき前述した各効果が得られる。前輪は一般的に転舵輪とされるが、転舵輪にこの発明の転舵機能付ハブユニットを適用した場合は、走行中におけるトー角調整に効果的である。また、後輪は一般的に非転舵輪とされるが、非転舵輪に適用した場合は、非転舵輪の若干の転舵によって低速走行時における最小回転半径の低減を図ることができる。
この発明の転舵機能付ハブユニットは、懸架装置のナックルと、ケースと、車輪支持用のハブベアリングを有し、前記ナックルに上下二箇所の回転許容支持部品を介して上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に設置されるハブユニット本体と、前記ナックルに設置されて前記ハブユニット本体を前記転舵軸心回りに回転駆動させるアクチュエータ本体と、を備え、前記ケースは、前記アクチュエータ本体の一部または全体を覆い、前記ナックルの一部として前記ナックルの他の部分と一体に形成されている。このため、走行状況に応じた補助的な転舵が左右輪独立で行えて、車両の運動性能を向上させ、走行の安定・安全性の向上と燃費の改善を図ることが可能となり、また構成が簡素でかつ剛性を高めることができる。
この発明の車両は、いずれかの構成の転舵機能付ハブユニットを用いて前輪および後輪のいずれか一方または両方が支持されるため、走行状況に応じた補助的な転舵が左右輪独立で行えて、車両の運動性能を向上させ、走行の安定・安全性の向上と燃費の改善を図ることが可能となり、また構成が簡素でかつ剛性を高めることができる。
この発明の第1の実施形態に係る転舵機能付ハブユニットおよびその周辺の構成を示す縦断面図である。 同転舵機能付ハブユニットおよびその周辺の構成を示す水平断面図である。 同転舵機能付ハブユニットの外観を示す斜視図である。 同転舵機能付ハブユニットの分解正面図である。 同転舵機能付ハブユニットの分解斜視図である。 同転舵機能付ハブユニットの側面図である。 同転舵機能付ハブユニットの平面図である。 図6のVIII -VIII線断面図である。 同転舵機能付ハブユニットのケース付ナックルの外観を示す斜視図である。 同ケース付ナックルの外観を別の角度からみた斜視図である。 同ナックルの正面図である。 この発明の第2の実施形態に係る転舵機能付ハブユニットの斜視図である、 同転舵機能付ハブユニットの分解正面図である。 各実施形態の転舵機能付ハブユニットが適用される車両の一例の模式平面図である。
<第1の実施形態>
この発明の第1の実施形態に係る転舵機能付ハブユニットを図1ないし図11と共に説明する。
<転舵機能付ハブユニットの概略構造>
図1に示すように、この転舵機能付ハブユニット(補助転舵機能付ハブユニット)1は、ナックル6と、ケース6bと、ハブユニット本体2と、ユニット支持部材3と、回転許容支持部品4と、補助転舵用アクチュエータ5とを備える。図4および図5に示すように、ナックル6のインボード側に、補助転舵用アクチュエータ5のアクチュエータ本体7が設けられ、ナックル6のアウトボード側に、ハブユニット本体2が設けられる。
図2および図3に示すように、ハブユニット本体2とアクチュエータ本体7とはジョイント部8のみによって連結されている。通常、このジョイント部8は、防水、防塵のために図示外のブーツが取り付けられている。なお補助転舵機能付ハブユニット1を車両に搭載した状態で、車両の車幅方向外側をアウトボード側といい、車両の車幅方向中央側をインボード側という。
図1に示すように、ハブユニット本体2は、上下方向に延びる転舵軸心(補助転舵軸心)A回りに回転自在なように、上下二箇所で回転許容支持部品4,4を介してユニット支持部材3およびナックル6に支持されている。補助転舵軸心Aは、車輪9の回転軸心Oとは異なる軸心であり、主な転舵を行うキングピン軸とも異なっている。通常の車両は、車両走行の直進安定性の向上を目的としてキングピン角度が10~20度で設定されているが、この実施形態の補助転舵機能付ハブユニット1は、前記キングピン角度とは別の角度(軸)の転舵軸を有する。車輪9は、ホイール9aとタイヤ9bとを備える。
<補助転舵機能付ハブユニット1の設置箇所>
この補助転舵機能付ハブユニット1は、この実施形態では転舵輪、具体的には図14に示すように、車両10の前輪9のステアリング装置11による転舵に付加して左右輪個別に微小な角度(約±5deg)を転舵させる機構として、懸架装置12のナックル6に一体に設けられる。
図2に示すように、ステアリング装置11は、ハンドル(図示せず)の操作に応じて車輪9を転舵させる装置である。同図2は、足回りの様子を上方から見た図である。この補助転舵機能付ハブユニット1のステアリング結合部6d(後述する)には、通常の車両用のステアリング装置11がタイロッド14を介して連結されており、運転者のハンドル操作によって車輪9を操舵することを可能としている。この補助転舵機能付ハブユニット1は、この他に、前輪転舵に対する補助として後輪9(図14)の転舵を行う機構として用いてもよい。懸架装置12(図14)としては、ストラット式サスペンション機構、マルチリンク式サスペンション機構、その他のサスペンション機構のいずれかが適用される。
<ハブユニット本体2について>
図1に示すように、ハブユニット本体2は、車輪9の支持用のハブベアリング15と、アウターリング16と、後述の補助転舵力受け部17(図3,図5参照)とを備える。
図8に示すように、ハブベアリング15は、内輪18と、外輪19と、これら内外輪18,19間に介在したボール等の転動体20とを有し、車体側の部材と車輪9(図1)とを繋ぐ役目をしている。
このハブベアリング15は、図示の例では、外輪19が固定輪、内輪18が回転輪となり、転動体20が複列とされたアンギュラ玉軸受とされている。内輪18は、ハブフランジ18aaを有しアウトボード側の軌道面を構成するハブ輪部18aと、インボード側の軌道面を構成する内輪部18bとを有する。図1に示すように、ハブフランジ18aaに、車輪9のホイール9aがブレーキロータ21aと重なり状態でボルト固定されている。内輪18は、回転軸心O回りに回転する。
図8に示すように、アウターリング16は、外輪19の外周面に嵌合された円環部16aと、この円環部16aの外周から上下に突出して設けられたトラニオン軸状の取付軸部16b,16bとを有する。各取付軸部16bは、補助転舵軸心Aに同軸に設けられる。
図2に示すように、ブレーキ21は、ブレーキロータ21aと、ブレーキキャリパ21bとを有する。ブレーキキャリパ21bは、外輪19に一体にアーム状に突出して形成された上下二箇所のブレーキキャリパ取付部22(図6)に取付けられる。
<回転許容支持部品およびユニット支持部材について>
図8に示すように、各回転許容支持部品4は、転がり軸受から成る。この例では、転がり軸受として、テーパころ軸受が適用されている。転がり軸受は、取付軸部16bの外周に嵌合された内輪4aと、ユニット支持部材3およびナックル6に後述するように嵌合された外輪4bと、内外輪4a,4b間に介在する複数の転動体4cとを有する。図5に示すように、ナックル6のアウトボード側端に、略リング形状のユニット支持部材3が着脱自在に固定されている。ユニット支持部材3のインボード側側面のうち上下の部分には、部分的な凹球面状の嵌合孔形成部3aがそれぞれ形成されている。
図7および図10に示すように、ナックル6のアウトボード側端のうち上下の部分には、部分的な凹球面状の嵌合孔形成部6aがそれぞれ形成されている。図3に示すように、ナックル6のアウトボード側端にユニット支持部材3が固定され、各上下の部分につき、嵌合孔形成部3a,6a(図7)が互いに組み合わされることにより、全周に連なる嵌合孔が形成される。なお図3において、ナックル6およびユニット支持部材3を、一点鎖線で表す。図8に示すように、この嵌合孔に外輪4bが嵌合されている。
各取付軸部16bには、雌ねじ部が径方向に延びるように形成され、この雌ねじ部に螺合するボルト23が設けられている。内輪4aの端面に円板状の押圧部材24を介在させ、前記雌ねじ部に螺合するボルト23により、内輪4aの端面に押圧力を付与することで、各回転許容支持部品4にそれぞれ予圧を与えている。これにより各回転許容支持部品4の剛性を高め得る。なお、回転許容支持部品4の転がり軸受は、テーパころ軸受に代えてアンギュラ玉軸受または四点接触玉軸受を用いてもよい。その場合も、上記と同様に予圧を与えることができる。
図2に示すように、補助転舵力受け部17は、ハブベアリング15の外輪19に補助転舵力を与える作用点となる部位であり、外輪19の外周の一部に一体に突出したアーム部として設けられている。この補助転舵力受け部17は、ジョイント部8を介して、後述する補助転舵用アクチュエータ5の直動出力部25aに回転自在に連結されている。これにより、補助転舵用アクチュエータ5の直動出力部25aが進退することで、ハブユニット本体2が補助転舵軸心A(図1)回りに回転、つまり補助転舵させられる。
<補助転舵用アクチュエータ5>
図3~図5に示すように、補助転舵用アクチュエータ5は、ハブユニット本体2を補助転舵軸心A(図1)回りに回転駆動させるアクチュエータ本体7を有する。
図2に示すように、アクチュエータ本体7は、モータ26と、モータ26の回転を減速する減速機27と、この減速機27の正逆の回転出力を直動出力部25aの往復直線動作に変換する直動機構25とを備える。モータ26は、例えば永久磁石型同期モータとされるが、直流モータであっても、誘導モータであってもよい。
減速機27は、ベルト伝達機構等の巻き掛け式伝達機構またはギヤ列等を用いることができ、図2の例ではベルト伝達機構が用いられている。
直動機構25は、滑りねじまたはボールねじ等の送りねじ機構、またはラック・ピニオン機構等用いることができ、この例では台形ねじの滑りねじを用いた送りねじ機構が用いられている。
図5に示すように、モータ26、減速機27および直動機構25を備えたアクチュエータ本体7は、準組立品として組み立てられてケース6bにボルト等により着脱自在に取り付けられる。
なおモータ26の駆動力を、減速機を介さず直接直動機構25へ伝達する機構も可能である。
ケース6bは、アクチュエータ本体7の一部(略全体)を覆い、ナックル6の一部としてナックル6の他の部分と一体に形成されている。前記「一体」とは、ケース6bと、ナックル6の他の部分とが同一の材料で鋳造、鍛造、または機械加工等により一体形成されていることを言う。このケース6b付きのナックル6は、鉄よりも密度が低い軽材料から成る。
この軽材料として、例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金、炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics:略称;CFRP)等を適用し得る。但し、これらの材料に限定されるものではない。
アルミニウム合金は、展伸材用合金(1000系から7000系)と鋳物用合金(AC材、ADC材)などがあるが、ケース6b付きのナックル6の材料として好ましいのは、鍛造で使用するアルミニウム合金5000系と6000系、また鋳造で使用するアルミニウム合金ADC12とAC4Aなどが例示できる。
ケース6bは、有底筒状に形成され、モータ26を支持するモータ収容部と、直動機構25を支持する直動機構収容部が設けられている。前記モータ収容部には、モータ26をケース内所定位置に支持する嵌合孔6baが形成されている。前記直動機構収容部には、直動機構25をケース内所定位置に支持する嵌合孔6bb、および図2に示すように、直動出力部25aの進退を許す貫通孔6bc(図9)等が形成されている。
図5に示すように、ケース6b付きのナックル6は、ショックアブソーバの取り付け部となるショックアブソーバ取り付け部6c、およびステアリング装置の結合部となるステアリング装置結合部6dを有する。これらショックアブソーバ取り付け部6cおよびステアリング装置結合部6dも、ケース6bに一体に形成されている。ケース6bの外表面部における上部に、ショックアブソーバ取り付け部6cが突出するように形成されている。ケース6bの外表面部における側面部には、ステアリング装置結合部6dが突出するように形成されている。
ケース6bの外表面部とショックアブソーバ取り付け部6cの付け根6caとの間の繋ぎ部28(図11)、およびケース6bの外表面部とステアリング装置結合部6dの基端部6daとの間の繋ぎ部29は、それぞれ定められたR形状で繋いでいる。この場合、各繋ぎ部28,29の応力集中部を緩和することができる。これにより、ナックル全体の剛性を変化させることなくケース6bの薄肉化が可能となる。前記定められたR形状は、設計等によって任意に定めるR形状であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方等により適切なR形状を求めて定められる。
<作用および効果>
以上説明した補助転舵機能付ハブユニット1によれば、車輪9を支持するハブベアリング15を含むハブユニット本体2を、アクチュエータ本体7の駆動により、補助転舵軸心A回りに自由に回転させることができる。つまり、ハブユニット本体2は、補助転舵用アクチュエータ5の直動出力部25aをモータ26の駆動により進退させることで、直動出力部25aに連結された補助転舵力受け部17を介して回転させられる。
この回転は、運転者のハンドル操作による転舵に付加して、すなわちステアリング装置11によるキングピン軸回りのナックル6の回転に付加して、補助的な転舵として行われ、また1輪の独立転舵が行える。左右の車輪9,9の補助転舵の角度を異ならせることで、左右の車輪9,9間のトー角を任意に変更することができる。
そのため、前輪等の転舵輪および後輪等の非転舵輪のいずれに用いてもよい。転舵輪に用いる場合は、ステアリング装置11により方向が変化させられる部材に設置されることにより、運転者のハンドル操作による転舵に付加して、左右の車輪個別の、または左右輪に連動したタイヤ9bの微小な角度変化を行わせる機構となる。補助転舵の角度については、車両の運動性能の向上、走行の安定・安全性向上を図るにつき、僅かな角度で足り、補助転舵可能角度が±5度以下であっても十分に足りる。補助転舵の角度は補助転舵用アクチュエータ5の制御により行う。
また、旋回走行時に、走行速度に応じて左右輪の舵角差を変えることができる。例えば高速域の旋回においてはパラレルジオメトリとし、低速域ではアッカーマンジオメトリとするなど、走行中にステアリングジオメトリを変化させることができる。このように走行中にタイヤ角度を任意に変更することができるため、車両の運動性能を向上させ、安定・安全に走行することが可能となる。旋回走行時における左右の操舵輪の操舵角度を適切に変えることで、車両の旋回半径を小さくし、小回り性能を向上させることもできる。
さらに直線走行時にも、それぞれの場面に合わせてトー角度の量を調整することで、走行抵抗を下げ燃費を悪化させることなく、走行安定性を確保するなど調整が可能である。
また、車両が走行中に、本実施形態の補助転舵機能付ハブユニット1の電源等の機能に異常が発生した場合でも、ハンドル操作によって安全な場所まで車両を寄せることができ、安全が確保される。
アクチュエータ本体7の一部を覆うケース6bがナックル6の一部としてナックル6の他の部分と一体に形成されているため、ハブユニット全体をコンパクトに設定することができるうえ、ケース6b自体がリブの役割を果たし、また、ケース6bの外表面部とこの外表面部から突出するショックアブソーバ取り付け部6c等の付け根6caとの間の繋ぎ部28等を適切なR形状で繋げることで、応力集中部を緩和することができる。このため、補助転舵機能付ハブユニット1の構成を簡素化でき且つ剛性を高めることができる。
ナックルとアクチュエータのケースが別体の場合は、これらナックトとケースとの間のボルト締結作業および防水処理を実施しなければならないが、この実施形態ではケース6b付きのナックル6として一体形成されているため、前記ボルト締結作業および防水処理を省略することができ、かつボルトの緩みおよび水等の浸入等の不具合が起こる可能性がなくなる。
ナックル6は、鉄よりも密度が低い軽材料から成るため、ナックル6と一体に形成されているケース6bの重量を低減することができる。このため、補助転舵機能付ハブユニット1のばね下荷重を低減させ、車両の運動性能の低下を抑えることができる。
<他の実施形態について>
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、アクチュエータ本体7の略全体がケース6bに覆われているが、この例に限定されるものではない。図12および図13に示すように、例えば、アクチュエータ本体7のうちモータ26が、ケース6bから露出して同ケース6bの外表面に取り付けられる構造(所謂外付け構造)であってもよい。この場合、既製品のモータ26を用いることができるうえ、モータ26を容易に交換することができる等、メンテナンス性を高めることが可能となる。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…補助転舵機能付ハブユニット、2…ハブユニット本体、3…ユニット支持部材、4…回転許容支持部品、5…補助転舵用アクチュエータ、6…ナックル、6b…ケース、6c…ショックアブソーバ取り付け部(ナックルの他の部分)、6d…ステアリング装置結合部(ナックルの他の部分)、7…アクチュエータ本体、10…車両、12…懸架装置、15…ハブベアリング

Claims (5)

  1. 懸架装置のナックルと、
    ケースと、
    車輪支持用のハブベアリングを有し、前記ナックルに上下二箇所の回転許容支持部品を介して上下方向に延びる転舵軸心回りに回転自在に設置されるハブユニット本体と、
    前記ナックルに設置されて前記ハブユニット本体を前記転舵軸心回りに回転駆動させるアクチュエータ本体と、を備え、
    前記アクチュエータ本体は、モータおよび直動機構を備えた準組立品として組み立てられて前記ケースに着脱自在に取り付けられ、
    前記ケースは、有底筒状に形成され、前記モータを支持するモータ収容部と、前記直動機構を支持する直動機構収容部とが設けられ、前記アクチュエータ本体の一部または全体を覆い、前記ナックルの一部として前記ナックルの他の部分と一体に形成されている転舵機能付ハブユニット。
  2. 請求項1に記載の転舵機能付ハブユニットにおいて、前記ナックルは、ショックアブソーバ取り付け部およびステアリング装置結合部を有し、前記ケースの外表面部と前記ショックアブソーバ取り付け部の付け根との間、または、前記ケースの外表面部と前記ステアリング装置結合部の基端部との間を定められたR形状で繋いだ転舵機能付ハブユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の転舵機能付ハブユニットにおいて、前記ナックルは、鉄よりも密度が低い軽材料から成る転舵機能付ハブユニット。
  4. 請求項3に記載の転舵機能付ハブユニットにおいて、前記軽材料をアルミニウム合金とする転舵機能付ハブユニット。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の転舵機能付ハブユニットを用いて前輪および後輪のいずれか一方または両方が支持された車両。
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