JP2007276752A - トウ角可変装置及びトウ角・キャンバー角可変装置 - Google Patents

トウ角可変装置及びトウ角・キャンバー角可変装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 アクチュエータで、車輪のトウ角を大きく変更することができるトウ角可変装置を提供する。
【解決手段】 車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた時に、トウ角可変装置1の第二アーム部材20は車輪4と干渉しない位置に配置されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪のトウ角を簡単な構造で大きく変更できるようにしたトウ角可変装置及びそれに加えてキャンバー角も変更できるようにしたトウ角・キャンバー角可変装置に関する。
従来、図15に示すように、アクチュエータで各輪個別にキャンバー及びトウを制御することができるようにするために、車輪を支持するアクスル32を車体に対し1点で支持するボールジョイント33と、アクスル32におけるボールジョイント33による支持点の上側下側であり且つ車両前後方向の2点を支持し、この2点の支持点を、車幅方向に個別に変位させる第1及び第2のアクチュエータ34,35と、前記2点の支持点を車幅方向において相対的に変位させることで車輪のトウを変化させ、及び/又は前記2点の支持点を車幅方向において同一方向に変位させることで車輪のキャンバーを変化させるように、第1及び第2のアクチュエータ34,35を制御する制御手段と、を備えたものがある(特許文献1)。
特開2004−122932号公報
しかしながら、一般的なダブルウィッシュボーンや上記特許文献1の発明では、トウ角を約90度程度まで大きく変更しようとすると、各アームや車輪が干渉してしまい、車両を横方向に移動させることはできなかった。
また、アッパリンク又はロアリンクのアクスル32における支持点をボールジョイント33により1点で支持している場合、トウ角及びキャンバー角を変更すると、この支持点のボールジョイント33がアクスル32と第1及び第2のアクチュエータ34,35との回転支点となり、この支持点を中心に第1及び第2のアクチュエータ34,35が動いてしまい、第1及び第2のアクチュエータ34,35の高さが異なる配置となる。すなわち、第1及び第2のアクチュエータ34,35の長さが決まっても、トウ角及びキャンバー角はどちらも一意に決まらないことになる。
本発明は、上記課題を解決するものであって、アクチュエータでトウ角を大きく変更することで、車両を従来よりも様々な方向に移動することができるシンプルな構造のトウ角可変装置、それに加えてキャンバー角も変更できるようにしたトウ角・キャンバー角可変装置及びアクチュエータの変更に対してトウ角・キャンバー角が一意に決定するトウ角・キャンバー角可変装置を提供することを目的とする。
そのために本発明は、一端が車体に連結され、他端が車輪側の取付部材に連結される第一アーム部材及び第二アーム部材を備え、車輪のトウ角を変更するトウ角可変装置において、前記第一アーム部材は、一端が前記車体に連結され、長さを変更できる第一アクチュエータ及び第二アクチュエータと、前記第一アクチュエータの他端に連結される第一連結部、前記第二アクチュエータの他端に連結される第二連結部、及び、前記取付部材に連結される回動部材取付部を含み、前記車輪と共にトウ角回動中心のまわりに回動する回動部材とを有し、前記第一連結部及び前記第二連結部は、それぞれ車輪内空間外に配置され、前記車輪を前記車輪長手方向断面内のトウ角回動中心と垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた場合に、前記第二アーム部材は前記車輪と干渉しない位置に配置されることを特徴とする。
また、本発明のトウ角可変装置は、前記第二アーム部材は、一端が前記車体に連結され、他端が前記取付部材に連結される第一本体及び第二本体とを有し、前記車輪を前記車輪長手方向断面内のトウ角回動中心と垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた場合に、前記第二アーム部材を含む平面内において、車体中心線に垂直で車輪側第二アーム部材取付部を通る線と前記第一本体との間の角度は、前記車体中心線に垂直で車輪側第二アーム部材取付部を通る線と前記車輪側第二アーム部材取付部から前記車輪内側端部までを結ぶ線との間の角度よりも大きいことを特徴とする。
また、前記第一連結部及び前記第二連結部は、トウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部であり、前記回動部材取付部は、前記第一連結部及び前記第二連結部での回動軸と交差しない別の軸に対し回動するキャンバー角変更部であることを特徴とする。
さらに、一端が車体に連結され、他端が車輪側の取付部材に連結される第一アーム部材及び第二アーム部材を備え、車輪のトウ角及びキャンバー角を変更するトウ角・キャンバー角可変装置において、前記第一アーム部材は、一端が前記車体に連結され、長さを変更できる第一アクチュエータ及び第二アクチュエータと、前記第一アクチュエータの他端に連結される第一連結部、前記第二アクチュエータの他端に連結される第二連結部、及び、前記取付部材に連結される回動部材取付部を含み、前記車輪と共にトウ角回動中心のまわりに回動する回動部材とを有し、前記第一連結部及び第二連結部はトウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部であり、前記回動部材取付部は、前記第一連結部及び前記第二連結部での回動軸と交差しない別の軸に対し回動するキャンバー角変更部であることを特徴とする。
それによって、本発明は、一端が車体に連結され、他端が車輪側の取付部材に連結される第一アーム部材及び第二アーム部材を備え、車輪のトウ角を変更するトウ角可変装置において、前記第一アーム部材は、一端が前記車体に連結され、長さを変更できる第一アクチュエータ及び第二アクチュエータと、前記第一アクチュエータの他端に連結される第一連結部、前記第二アクチュエータの他端に連結される第二連結部、及び、前記取付部材に連結される回動部材取付部を含み、前記車輪と共にトウ角回動中心のまわりに回動する回動部材とを有し、前記第一連結部及び前記第二連結部は、それぞれ車輪内空間外に配置され、前記車輪を前記車輪長手方向断面内のトウ角回動中心と垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた場合に、前記第二アーム部材は前記車輪と干渉しない位置に配置されるので、車輪のトウ角を車体幅方向まで変更でき、車両をあらゆる方向に推進することができる。
また、前記トウ角可変装置は、前記第二アーム部材は、一端が前記車体に連結され、他端が前記取付部材に連結される第一本体及び第二本体とを有し、前記車輪を前記車輪長手方向断面内のトウ角回動中心と垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた場合に、前記第二アーム部材を含む平面内において、車体中心線に垂直で車輪側第二アーム部材取付部を通る線と前記第一本体との間の角度は、前記車体中心線に垂直で車輪側第二アーム部材取付部を通る線と前記車輪側第二アーム部材取付部から前記車輪内側端部までを結ぶ線との間の角度よりも大きいので、簡単な構造で車輪のトウ角を車体幅方向まで変更でき、車両をあらゆる方向に推進することができる。
また、前記トウ角可変装置を含むトウ角・キャンバー角可変装置において、前記第一連結部及び第二連結部は、トウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部であり、前記回動部材取付部は、前記第一連結部及び前記第二連結部での回動軸と交差しない別の軸に対し回動するキャンバー角変更部であるので、キャンバー角を変更することでき、車両の挙動に対して多様な制御が可能となる。
さらに、一端が車体に連結され、他端が車輪側の取付部材に連結される第一アーム部材及び第二アーム部材を備え、車輪のトウ角及びキャンバー角を変更するトウ角・キャンバー角可変装置において、前記第一アーム部材は、一端が前記車体に連結され、長さを変更できる第一アクチュエータ及び第二アクチュエータと、前記第一アクチュエータの他端に連結される第一連結部、前記第二アクチュエータの他端に連結される第二連結部、及び、前記取付部材に連結される回動部材取付部を含み、前記車輪と共にトウ角回動中心のまわりに回動する回動部材とを有し、前記第一連結部及び第二連結部はトウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部であり、前記回動部材取付部は、前記第一連結部及び前記第二連結部での回動軸と交差しない別の軸に対し回動するキャンバー角変更部であるので、第一アクチュエータ及び第二アクチュエータの長さが決まれば、トウ角及びキャンバー角はどちらも一意に決まることになる
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はトウ角可変装置1の一実施形態を車両に適用した状態を示す。図1において、1はトウ角可変装置、2は車体、3は取付部材、4は車輪、5はタイヤ、10は第一アーム部材の一例としてのアッパーアーム、11は第一アクチュエータ、12は第二アクチュエータ、13は回動部材、14は第一アクチュエータ支持部、15は第二アクチュエータ支持部、16は第一連結部、17は第二連結部、18は回動部材取付部、20は第二アーム部材の一例としてのロアアーム、21は第一本体としての第一ロアアーム本体、22は第二本体としての第二ロアアーム本体、23は結合部材、24は第一ロアアーム支持部、25は第二ロアアーム支持部、26は車輪側ロアアーム取付部である。
トウ角可変装置1は、アッパーアーム10、ロアアーム20を有し、両者とも一端を車体2に揺動するように連結され、他端を車輪4側の取付部材3に連結され、該取付部材が、車輪4及びその周囲に装着するタイヤ5を回転するように支持されている。
アッパーアーム10は、第一アクチュエータ11、第二アクチュエータ12、回動部材13からなる。第一アクチュエータ11は、一端の第一アクチュエータ支持部14において車体2に上下方向回動軸と左右方向回動軸を持つユニバーサルジョイントで連結支持され、他端の第一連結部16で回動部材13に連結され、伸縮自在な部材である。第二アクチュエータ12は、一端の第二アクチュエータ支持部15において車体2に上下方向回動軸と左右方向回動軸を持つユニバーサルジョイントで連結支持され、他端の第二連結部17で回動部材13に連結され、伸縮自在な部材である。なお、第一アクチュエータ支持部14及び第二アクチュエータ支持部15はユニバーサルジョイントとしたが、ボールジョイントとしてもよい。回動部材13は、略三角形の形状をした部材で、第一の頂点付近にある第一連結部16で第一アクチュエータ11の他端と回動するように連結され、第二の頂点付近にある第二連結部17で第二アクチュエータ12の他端と回動するように連結され、第三の頂点付近にある回動部材取付部18で車輪4側の取付部材3と連結されている。なお、回動部材取付部18は、必ずしもトウ角回動中心線上にある必要はない。
ロアアーム20は、車両前方側の第一ロアアーム本体21と、車両後方側の第二ロアアーム本体22と、第一ロアアーム本体21及び第二ロアアーム本体22を結合する結合部材23を有し、略傾斜したAの字の形状に一体に形成される。車両前方側の第一ロアアーム本体21は、一端が第一ロアアーム支持部24により車体2に揺動するように連結され、他端が車輪側ロアアーム取付部26において車輪4が回動するように取付部材3に取り付けられる。また、車両後方側の第二ロアアーム本体22は、一端が第二ロアアーム支持部25により車体2に揺動するように連結され、他端が車輪側ロアアーム取付部26において車輪4が回動するように取付部材3に取り付けられる。車輪側ロアアーム取付部26は、ボールジョイント等で構成される。なお、結合部材23は強度上問題がなければ無くてもよい。
図2は、本実施形態のトウ角可変装置1の概念図を示す。図2(a)は、トウ角可変装置1を車両後方側から見た図、図2(b)は、トウ角可変装置1のロアアーム20を含む断面を車両下方側から見た図である。図中、Oは車輪中心、OTはトウ角回動中心、H1は車輪中心Oから回動部材取付部18までの距離、H2は車輪中心Oからロアアーム取付部26までの距離、Rは車輪内径、Aはトウ角回動中心OTを含む車輪長手方向断面、Bは車輪回転中心、Cは車輪内側端部、Sは車輪内空間、Wは車輪長手方向断面Aから車輪内側端部Cまでの距離、Wuは車輪長手方向断面Aから第一連結部及び第二連結部16,17までの距離である。なお、便宜上、アッパーアーム10は、二点鎖線で表示する。
図2(a)は、トウ角可変装置1を車両後方側から見た図である。ただし、便宜上、取付部材3、車輪4及びタイヤ5は、トウ角回動中心OTを含む車輪長手方向断面で示す。図2(a)のように、アッパーアーム10及びロアアーム20は、車体2と、取付部材3とを連結する。アッパーアーム10は、一端で車体2に支持され、他端で車輪中心Oの上方に距離H1離れた回動部材取付部18において取付部材3に取り付けられる。ロアアーム20は、一端で車体2に支持され、他端で車輪中心Oから下方に距離H2離れたロアアーム取付部26において取付部材3に取り付けられる。
図2(b)は、トウ角可変装置1のロアアーム20を含む断面を車両下方側から見た図である。図2(b)のように、アッパーアーム10及びロアアーム20は、車体2から外側及び車両の前方に傾斜して延び、取付部材3、車輪4及びタイヤ5を支持する。第一連結部16及び第二連結部17は、車輪内空間S外に配置される。
図3は、本実施形態のトウ角可変装置1の概念図を示し、図2の状態から車輪4を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた状態を示す。図3(a)は、トウ角可変装置1を車両後方側から見た図、図3(b)は、トウ角可変装置1のロアアーム20を含む断面を車両下方側から見た図である。図中、Dはロアアーム20を含む平面内でのロアアーム取付部26から車輪内径部までの距離、θ1はロアアーム20を含む平面内で、車体中心線に垂直でロアアーム取付部26を通る線と第一ロアアーム本体21との間の角、θ2はロアアーム20を含む平面内で、車体中心線に垂直でロアアーム取付部26を通る線とロアアーム取付部26から車輪内側端部Cまでを結ぶ線との間の角である。また、便宜上、アッパーアーム10は、二点鎖線で表示する。
図3(a)は、トウ角可変装置1を車両後方側から見た図である。図3(a)のように、ロアアーム20を含む平面内でのロアアーム取付部26から車輪内径部までの距離をDとすると、D=√(R2−H22)となる。
図3(b)は、トウ角可変装置1のロアアーム20を含む断面を車両下方側から見た図である。図3(b)のように、車輪4を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させるには、ロアアーム20を含む平面内において、車輪4のトウ角回動中心OTを含む長手方向断面Aと第一ロアアーム本体21との間の角度θ1が、車輪4のトウ角回動中心OTを含む長手方向断面Aと車輪4のロアアーム取付部26から車輪内側端部Cまでを結ぶ線との間の角度θ2よりも大きくなるように設定する。
このように設定することで、車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させても、ロアアーム20と車輪4とは干渉することなく配置される。なお、θ2=tan-1(W/D)である。また、車輪4のトウ角回動中心OTを含む長手方向断面Aからアッパーアーム取付部16,17までの距離Wuが、車輪4のトウ角回動中心OTを含む長手方向断面Aから車輪内側端部Cまでの距離Wより大きくなるように設定する。このように設定することで、車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させても、アッパーアーム10と車輪4とが干渉することがない。
次に、図4乃至図6により各状態を説明する。図4は、通常の走行状態を示す。通常状態では、車輪4及びタイヤ5を車両進行方向略平行に向ける。場合によって、トウ角やキャンバー角を調整してもよい。図5は、トウイン方向に車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで約90度回動させた状態を示す。この状態にするためには、図4の通常状態から、第一アクチュエータ11を縮めて、第二アクチュエータ12を伸ばす。すると、回動部材13が回動部材取付部18を中心に回動し、それに伴って取付部材3、車輪4及びタイヤ5が回動する。この時、ロアアーム20の第一ロアアーム本体21の角度が、車輪4と干渉しないように設定されているので、トウ角を90度程度まで大きく変更することができる。図6は、トウ角を図5と逆の方向のトウアウト方向に回動させた状態を示す。この状態にするためには、図4の通常状態から、第一アクチュエータ11を伸ばし、第二アクチュエータ12を縮める。すると、回動部材13が回動部材取付部18を中心に回動し、それに伴って取付部材3、車輪4及びタイヤ5が回動する。この時、トウ角はロアアーム20の第二ロアアーム本体22と車輪4とが干渉しない角度まで変更することができる。
次に、トウ角可変装置1の回動部材取付部18及び車輪側ロアアーム取付部26に、キャンバー角を変更する方向に回動できる構成を適用し、トウ角だけでなく、車輪4及びタイヤ5のキャンバー角を変更するトウ角・キャンバー角可変装置100とする第二実施形態を説明する。
図7及び図8において、回動部材取付部18にはピン等を適用し、車輪側ロアアーム取付部26は、ボールジョイント等で構成する。これにより、取付部材3,車輪4及びタイヤ5は、回動部材取付部18及び車輪側ロアアーム取付部26により、トウ角回動中心OTとは別の軸であり、第一連結部16及び第二連結部17での回動軸と交差しない軸に対して回動することができる。
したがって、第一アクチュエータ11及び第二アクチュエータ12が共に縮んだ場合、図7のようにキャンバー角は車両正面から見て八の字型のネガティブキャンバー方向に変更され、第一アクチュエータ11及び第二アクチュエータ12が共に延びた場合、図8のようにキャンバー角は車両正面から見て逆八の字型のポジティブキャンバー方向に変更される。
なお、第一及び第二実施形態では、アッパーアーム10にアクチュエータを適用したが、第三実施形態として、図9に示すようにロアアーム20にアクチュエータを適用する構造としてもよい。
さらに、第一及び第二実施形態では、トウイン方向に車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで約90度回動できる構造としたが、第四実施形態として、図10に示すようにトウ角・キャンバー角可変装置1を車体2に対して前後逆に設置し、トウアウト方向に車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで約90度回動できる構造としてもよい。
また、第一実施形態乃至第四実施形態のそれぞれを組み合わせて新たな形態として実施してもよい。
さらに、本実施形態では、取付部材3を単にアッパーアーム10とロアアーム20とを取り付けるための部材としたが、モータ等の駆動手段として、車輪4を駆動するような構造としてもよい。このような構造とすることで従動輪でも駆動輪でも使用することができる。
以上のような実施形態により、簡単な構造で車輪4のトウ角を車輪長手方向断面A内のトウ角回動中心OTと垂直な線が車体中心線と垂直になるまで約90度回動でき、車両をあらゆる方向に推進することができる。また、キャンバー角を変更できる構造とすることで、車両の挙動に対して多様な制御が可能となる。
次に、図11及び図12に示す第一連結部16を通る軸及び第二連結部17を通る軸を、それぞれトウ角を変更するための軸とし、回動部材取付部18を通る軸を、キャンバー角を変更するための軸とした技術について、図13及び図14に示す第一連結部16及び第二連結部17にそれぞれボールジョイントを適用した従来技術と比較して説明する。
図13及び図14は、第一連結部16及び第二連結部17にそれぞれボールジョイントを適用した従来技術を概略的に示した図である。なお、理解を容易にするために符号は本実施形態と同様のものを使用する。図13(a)は、トウ角・キャンバー角可変装置1を車両上方側から見た図、図13(b)は、トウ角・キャンバー角可変装置1のロアアーム20を含む断面を車両後方側から見た図、図14(a)は、トウ角・キャンバー角可変装置1を車両側方側から見た図、図14(b)は、図14(a)の作用図、図14(c)は、図14(b)の状態を車両後方側から見た図を示している。
図13に示したトウ角・キャンバー角可変装置1では、第一連結部16及び第二連結部17にそれぞれボールジョイントを適用している。この形態では、トウ角及びキャンバー角を変更する際、第一連結部16及び第二連結部17のボールジョイントが、それぞれ車輪側の回動部材13と車体側の第一アクチュエータ11及び第2アクチュエータ12との回転支点となる。すなわち、トウ角を変更するための軸とキャンバー角を変更するための軸が第一連結部16及び第二連結部17上で交差する構造となっている。
すると、図14(a)に示した状態のトウ角・キャンバー角可変装置1は、図14(b)に示したように、車輪側ロアアーム取付部26を通り車輪長手方向断面に垂直な軸Xに対して拘束力がなく、軸Xを中心に回動してしまい、図14(c)に示すように、2本のアッパーアーム10の高さが異なる配置となる。すなわち、第一アクチュエータ11及び第二アクチュエータ12の長さが決まっても、トウ角及びキャンバー角はどちらも一意に決まらないことになる。
次に、本実施形態の技術について説明する。図11及び図12に示すように、キャンバー角を変更するための軸を回動部材取付部18に適用し、トウ角を変更するための軸を第一連結部16及び第二連結部17にそれぞれ適用する。図11(a)は、トウ角・キャンバー角可変装置1を車両上方側から見た図、図11(b)は、トウ角・キャンバー角可変装置1のロアアーム20を含む断面を車両後方側から見た図、図12(a)は、トウ角・キャンバー角可変装置1を車両側方側から見た図、図12(b)は、図12(a)の作用図を示している。
図11に示したトウ角・キャンバー角可変装置1では、第一連結部16を通る軸及び第二連結部17を通る軸を、それぞれトウ角を変更するための軸とし、回動部材取付部18を通る軸を、キャンバー角を変更するための軸としている。この形態では、トウ角及びキャンバー角を変更する際、第一連結部16及び第二連結部17のトウ角を変更するための軸が、それぞれ車輪側の回動部材13と車体側の第一アクチュエータ11及び第二アクチュエータ12との回動支点となり、回動部材取付部18のキャンバー角を変更するための軸が、車輪側の取付部材3と車体側の回動部材13との回動支点となる。すなわち、トウ角を変更するための軸とキャンバー角を変更するための軸が交差しない構造となっている。
すると、図12(a)に示した状態のトウ角・キャンバー角可変装置1は、図12(b)に示したように、車輪側ロアアーム取付部26を通り車輪長手方向断面に垂直な軸Xに対して拘束力が生じ、軸Xを中心に動いてしまうことがない。すなわち、第一アクチュエータ11及び第二アクチュエータ12の長さが決まれば、トウ角及びキャンバー角はどちらも一意に決まることになる。
なお、このような第一連結部16を通る軸及び第二連結部17を通る軸を、それぞれトウ角を変更するための軸とし、回動部材取付部18を通る軸を、キャンバー角を変更するための軸とするトウ角・キャンバー角可変装置1の構造は、アッパーアーム10及びロアアーム20の角度に関係なく、適用することができる。
このように、第一連結部16及び第二連結部17はトウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部とし、回動部材取付部18及び車輪側ロアアーム取付部26は、トウ角回動中心とは別の軸であると共に、第一連結部16及び第二連結部17での回動軸と交差しない軸に対し回動するキャンバー角変更部とする構造を適用することにより、第一アクチュエータ11及び第二アクチュエータ12の長さが決まれば、トウ角及びキャンバー角はどちらも一意に決まることになるという効果を奏する。
本発明の第一実施形態を示す図 トウ角可変装置の概略図 トウ角可変装置のトウ角変更時の概略図 トウ角可変装置の通常時を示す図 トウ角可変装置のトウ角変更時を示す図 トウ角可変装置のトウ角変更時を示す図 本発明の第二実施形態を示す図 本発明の第二実施形態を示す図 本発明の第三実施形態を示す図 本発明の第四実施形態を示す図 トウ角・キャンバー角を変更するための軸を示す図 トウ角・キャンバー角を変更するための軸を示す図 図11と比較するための従来の技術を示す図 図12と比較するための従来の技術を示す図 従来の技術を示す図
符号の説明
1…トウ角可変装置、2…車体、3…取付部材、4…車輪、5…タイヤ、10…アッパーアーム(第一アーム部材)、11…第一アクチュエータ、12…第二アクチュエータ、13…回動部材、14…第一アクチュエータ支持部、15…第二アクチュエータ支持部、16…第一連結部、17…第二連結部、18…回動部材取付部、20…ロアアーム(第二アーム部材)、21…第一ロアアーム本体(第一本体)、22…第二ロアアーム本体(第二本体)、23…結合部材、24…第一ロアアーム支持部、25…第二ロアアーム支持部、26…車輪側ロアアーム取付部、O…車輪中心、OT…トウ角回動中心、H1…車輪中心Oから回動部材取付部18までの距離、H2…車輪中心Oからロアアーム取付部26までの距離、R…車輪内径、A…トウ角回動中心OTを含む車輪長手方向断面、B…車輪回転中心、C…車輪内側端部、S…車輪内空間、W…車輪長手方向断面Aから車輪内側端部Cまでの距離、Wu…車輪長手方向断面Aからアッパーアーム取付部16,17までの距離、D…ロアアーム20を含む平面内でのロアアーム取付部26から車輪内径部までの距離、θ1…ロアアーム20を含む平面内で、車体中心線に垂直でロアアーム取付部26を通る線と第一ロアアーム本体21との間の角、θ2…ロアアーム20を含む平面内で、車体中心線に垂直でロアアーム取付部26を通る線とロアアーム取付部26から車輪内側端部Cまでを結ぶ線との間の角、X…車輪側ロアアーム取付部26を通り車輪長手方向断面に垂直な軸

Claims (4)

  1. 一端が車体に連結され、他端が車輪側の取付部材に連結される第一アーム部材及び第二アーム部材を備え、車輪のトウ角を変更するトウ角可変装置において、
    前記第一アーム部材は、一端が前記車体に連結され、長さを変更できる第一アクチュエータ及び第二アクチュエータと、前記第一アクチュエータの他端に連結される第一連結部、前記第二アクチュエータの他端に連結される第二連結部、及び、前記取付部材に連結される回動部材取付部を含み、前記車輪と共にトウ角回動中心のまわりに回動する回動部材とを有し、
    前記第一連結部及び前記第二連結部は、それぞれ車輪内空間外に配置され、
    前記車輪を前記車輪長手方向断面内のトウ角回動中心と垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた場合に、前記第二アーム部材は前記車輪と干渉しない位置に配置されることを特徴とするトウ角可変装置。
  2. 前記第二アーム部材は、一端が前記車体に連結され、他端が前記取付部材に連結される第一本体及び第二本体とを有し、
    前記車輪を前記車輪長手方向断面内のトウ角回動中心と垂直な線が車体中心線と垂直になるまで回動させた場合に、前記第二アーム部材を含む平面内において、車体中心線に垂直で車輪側第二アーム部材取付部を通る線と前記第一本体との間の角度は、前記車体中心線に垂直で車輪側第二アーム部材取付部を通る線と前記車輪側第二アーム部材取付部から前記車輪内側端部までを結ぶ線との間の角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のトウ角可変装置。
  3. 前記第一連結部及び第二第二連結部は、トウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部であり、前記回動部材取付部は、前記第一連結部及び前記第二連結部での回動軸と交差しない別の軸に対し回動するキャンバー角変更部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトウ角可変装置を含むトウ角・キャンバー角可変装置。
  4. 一端が車体に連結され、他端が車輪側の取付部材に連結される第一アーム部材及び第二アーム部材を備え、車輪のトウ角及びキャンバー角を変更するトウ角・キャンバー角可変装置において、
    前記第一アーム部材は、一端が前記車体に連結され、長さを変更できる第一アクチュエータ及び第二アクチュエータと、前記第一アクチュエータの他端に連結される第一連結部、前記第二アクチュエータの他端に連結される第二連結部、及び、前記取付部材に連結される回動部材取付部を含み、前記車輪と共にトウ角回動中心のまわりに回動する回動部材とを有し、前記第一連結部及び第二連結部はトウ角回動中心と平行な軸に対し回動するトウ角変更部であり、前記回動部材取付部は、前記第一連結部及び前記第二連結部での回動軸と交差しない別の軸に対し回動するキャンバー角変更部であることを特徴とするトウ角・キャンバー角可変装置。

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