JPS59185256A

JPS59185256A - 基礎コンクリ−トの打設養生方法

Info

Publication number: JPS59185256A
Application number: JP6113483A
Authority: JP
Inventors: 捷也鈴木
Original assignee: NSP Corp
Current assignee: NSP Corp
Priority date: 1983-04-07
Filing date: 1983-04-07
Publication date: 1984-10-20
Also published as: JPH0472022B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野この発明は、住宅等の建物の基礎コンクリートの外側面
を保護する基礎コンクリートの打設養生方法に関する。

従来技術従来、住宅等の建物を建築する際には、複数個の基礎コ
ンクリート型枠を相対向して連設設置し、それらの型枠
間にコンクリートを打設し、そのコンクリートが固化し
た後に型枠を取外して基礎コンクリートを成型し、その
基礎コンクリート上に建物を建築していた。この建築方
法による時には建物の建築中に基礎コンクリートの外側
面に汚れが付いたり建築構築材が衝突して傷が付くとい
う問題点があった。そして、住宅基礎コンクリートの外
側面は特に美麗を要求され、この汚れや傷をなくすため
に現在はモルタル塗布仕上を実施しているが、この作業
に大変な手間と時間を要している。まだ、モルタルと基
礎コンクリートとの僅かの色の違いが住宅購入者の不満
となり、商品価値が減少するという問題点もあった。

目的この発明の目的は、少なくとも住宅等の建物がほぼ完成
するまでは基礎コンクリートの外側面に汚れや傷が付か
ないように養生する基礎コンクリートの打設養生方法を
提供することにある。

実施例以下、この発明を具体化した実施例を図面に従って説明
′する。

第１図及び第２図に示すように、住宅等の建物の布基礎
に沿って掘削された穴Ｈの底面には割石Ｓが敷設され、
その割石Ｓ上にはベース枠１が載置されている。そのベ
ース枠１上には間隔床持具２により複数個の布基礎コン
クリート型枠３が相対向して連設設置されている。また
、ベース枠１の両側には複数個のベースコンクリート型
枠４が相対向して連設設置されている。その型枠４の上
端はベース枠１上の両側部に係合載置され、またその下
端は土を埋戻して固定される。そして、建物の外側とな
る型枠３の内面には平面曲線状の波形の板材からなる養
生部材５か張設されている。

そして、それらの型枠３，３間及び型枠４．４間にコン
ク’Ｊ　−トＣを打設する。その打設されたコンク１７
−　トＣが固化した後に養生部材５を残して前記型枠３
，３及び型枠４，４を取外すことにより基礎コンクリー
トＣを成型する。その基礎コンク’Ｊ　−トＣ上に建物
を建築するが、その建物がほぼ完成するか完成するまで
は養生部材５を取外さない。従って、基礎コンクリート
Ｃの外側面に汚れや傷が付くことはない。

建物がほぼ完成または完成後の適当時期に養生部材５を
取外すと、基礎コンク’Ｊ　−１−Ｃの外側面に波形の
模様が付されることとなる。そして、消費者にその建物
が引渡される。

次に、養生部材５を張設する一方法を第３図〜＠５図に
従って説明する。養生部材５を支持する支持部材６　、
６’、　６”は、第４図に示すように、中間部用６、内
コーナ用６′、外コーナ用６“の三種類あり、それらの
両側に挾持溝６ａが凹設されている。また、各支持部材
６．６’、６“（支持部材６のみ図示）の裏面には透孔
７ａを有する薄鋼板からなる支持板７が溶接等によシ固
定されて突設されている。

型枠３の裏面両側部には角パイプ状の連結部材８が溶接
等によジ固定されており、その連結部材８には透孔８ａ
が透設されている。まだ、連結部材８の近傍にはガイド
板９が溶接等にょシ固定されており、そのガイド板９に
は前記透孔８ａと対応するガイド孔９ａが透設されてい
る。前記型枠３の連結部材８とガイド板９には、前記透
孔８ａ内及びガイド孔りａ内において、連結棒１０ａが
回動可能且つ横方向の移動可能に挿通され、その連結棒
ｉｏａにはＵ形の挾持部ｉｃ＋ｂが止着されている。そ
して、連結棒１０ａと挾持部１０ｂとで連結ピン１０が
構成されている。

さて、相隣接する型枠３，３間に前記支持部材６．６’
、６“をそれらの支持板７において挾持し、連結棒１０
ａを前記支持板１の透孔７ａ内及び隣接する両連結部材
８の透孔８ａ内に挿通すると共に挾持部１０ｂによシ両
連結部材８を挾持する。

それにより、隣接する型枠３が連結されると共に。

支持部材６が両型枠３間において支持される。そして、
前記挾持溝６ａ内に板状の養生部材５の端部を挿入する
ことにより型枠３の内面に養生部材５を張設する。

なお、図示しないが支持部材６．６’、６“を磁性を帯
びたゴムにより成型したり、または支持部材６に磁石を
埋込む等して、支持部材６を鋼製型枠３の内面に磁力に
より取付けるようにすれば係止板７を必要としない。ま
た、相対向する型枠３は養生部材５の厚さだけその間隔
をコンクリート厚よシ拡げて設置し、型枠３が組付けら
れた後に養生部材５を型枠３内面に落とし込めばよい。

次に、養生部材５を張設する別の方法を＠６図〜第１２
図に従って説明する。

第１０図に示す支持部材６は、はぼ平ｉＨ形をなし、そ
の両側に養生部材５の端部が挿入可能な挟持溝６ａが凹
設されており、その高さｈは型枠３の高さより徒い。そ
の支持部材６の裏面上端には支持板７が裏側へ突設され
、その支持板７の先端には係止板７ａが下方へ一体に突
設されている。

そして、支持部材６の裏面から係止板７ａの内面までの
長さａは型枠３の厚さと等しいかまたは僅かに長くして
いる。

第１１図に示す係止具１０は側面はぼコ形をなしている
。その係止具１０の下面にはポルト１１が螺着されてい
る。

第１２図に示す間隔保持具１２は、横長板状の鋼等の金
属からなシ、その両端を同方向へ折曲して一対の外側規
制片１２ａを形成し、一方の外側規制片１２ａから型枠
３の厚さと等しいかまたは僅かに広い間隔すを置いて内
側規制片１２ｂが外側規制片１２ａと同方向へ切起こし
形成され、型枠３を嵌合しやすくするために、その外側
規制片１’　２　ａ及び内側規制片１２ｂの先端は前記
間隔すが拡がる方向へ緩やかな弧を描いて湾曲されてい
る。また、他方の外側規制片１２ａから型枠３の厚さと
支持部材６の裏面側の板６ｂの厚さとの和に相当する間
隔Ｃを置いて内側規制片１２Ｇが外側規制片１２ａと同
方向へ切起こし形成されている。そして、型枠３及び支
持部材６の裏面側の板６ｂを嵌合しやすくするために、
前記と同様にその外側規制片１２ａ及び内側規制片１２
ｂの先端は前記間隔Ｃが拡がる方向へ緩やかな弧を描い
て折曲されている。また、その内側規制片１２Ｇの高さ
は、型枠３の高さから支持部材６の高さを減じた長さに
、外側規制片１２ａの高さを加えた長さより高くしてい
る。なお、この場合、前記間隔Ｃを型枠３の厚さと支持
部材６の裏面側の板６ｂの厚さとの和より僅かに挾くし
て、その内側規制片１２Ｇに弾性を持たせてもよい。

第７図及び第８図に示す板状の養生部材５はその表面５
ａに凹状の模様１３が付されている。その養生部材５の
両側には前記支持部材６の挾持溝６ａ内に挿入可能な厚
さの挿入部１４が突設されている。

そして、第６図及び＠９図に示すように、間隔保持具１
２の一方の外側規制片１２ａと内側規制片１２ｂとの間
に建物の内側となる型枠３の下端を嵌合し、他方の外側
規制片１２ａと内側規制片１２Ｇとの間に建物の外側と
なる型枠３の下端と支持部材６の裏面側の板の下端とを
重合して嵌合することにより、両型枠３を相対向して設
置する。

まだ、支持部材６の支持板７が型枠３の上端に重合載置
され、支持板７の係止板７ａが型枠３の上部の棧３ａに
係止される。そして、支持板７と棧３ａとが、係止具１
０内に位置するようにして、ボルト１１を締付けること
により、建物の外側となる型枠３の内面に支持部材６を
配設する。また、第９図に示すように、支持部材６の挾
持溝６ａ内に養生部材５の挿入部１４を挿入することに
より、型枠３の内面に養生部材５を張設する。この場合
。

養生部材５の表面５ａは、建物の内側となる型枠３の内
面と対向゛する。なお、養生部材５０表面５ａには、第
１３図及び第１４図に示すような突状の模様１３，１８
５図及び第１６図に示すような突状及び凹状の模様１３
を付してもよい。さらに、この第６図〜第９図の場合も
前記第３図に示された支持部材と同様に外コーナ用、内
コーナ用として使用できるような支持部材を具体化して
もよい。

ま−た、第１７図に示すように表面５ａに凹凸状の模様
１３か付された板状の養生部材５の表面５ａに極めて薄
い（０，０１ｍ１〃程度）ポリエステル系の透明または
半透明の剥離材１５を貼付してもよい。なお、剥離材１
５を袋状にして、その剥離材１５内に前記養生部材５を
挿入するようにしてもよい。すなわち、石膏板、板紙、
樹脂合板、鉄板、アルミ板等を養生部相生５とした場合
、建物が完成後、養生部材４−５を取外す際、その養生
部材朱５にコンクリートが付着して、基礎コンクリート
Ｃの前面部分がはぎ取られ、そのコンクリートＣの外側
面の外観が悪くなる。そこで、前記薄いポリエステル袋
等の剥離材１５を用いれば、コンクリートが養生部材４
＝５に付着することなく、美麗な基礎コンクリートＣが
得られる。なお、この場合、その剥離材１５は使い捨て
されるが、養生部材５は何回でも反復使用できる。

また、養生部材５は、第１８図（ｂ）に示すように紙板
、樹脂板等よりなシ耐水性を有するダンボールであって
もよく、そのタンポールは片面が横断面波形の表面５ａ
となっている。そして、その養生部材５により成型され
た基礎コンクリートＣの外側面には第１８図（ａ）に示
すように縦縞波形の模様が付される。この片面ダンボー
ルは、巻物（ロール状）にして保管することができて便
利であり、波の太きさも大小のものが得られ、使用する
に際しては任意の箇所で切断を容易にすることができて
大変便利である。なお、通常、一般ダンポールに樹脂含
浸加工すれば不透明となり、上質紙タンポールに樹脂含
浸加工すれば半透明となる。また、薄い透明樹脂板をダ
ンボール状に成型加工すれば透明な養生部材５が得られ
る。

次に、養生部材５を張設するさらに別の方法を第１９図
〜第２１図に従って説明すると、中空状の養生部材５は
、厚肉の突部５ｂと薄肉の凹部５Ｇとを交互に横方向に
連設してなる。また、その凹部５Ｃの表面には縦方向に
延びる断面Ｖ形の切込み溝５ｄが凹設されており、養生
部材５は、その切込み溝５ｄに沿って切断し易くなって
いる。

従って、この養生部材５は使用するのに便利な長さにし
て使用することができる。なお、この養生部材５を合成
ゴムまだは硬質もしくは半軟質の塩化ヒニールまたはそ
の他廃棄物プラスチック等により気密状に成型し７、そ
の中空状の内部に空気を入れて突部５１−１を膨ませ、
コンクリートの重量によシ模様が潰れるのを防ぐように
してもよい。また、養生部材５は充実体であってもよい
。そして、第２０図に示す様に、養生部材５の裏面には
磁石１６が設けられている。従って、その磁石１６によ
り鋼製型枠３の内面に養生部材５を張設することができ
る。また磁石１６を設けることなく、養生部材５全体を
、磁性を帯びたゴム（ゴム磁石）によシ成型してもよい
。そのコム磁石は第２１図に示すようにその表面５ａに
複数個の断面円形の突状の模様１３を付すこともできる
。

効果以上詳述したように、この発明は、住宅等の建物用基礎
コンクリート型枠を相対向して設置し、その建物の外側
となる型枠の内面に養生部材を張設後、それらの型枠間
にコンクリートを打設シて、そのコンクリートの固化後
に養生部材を残して前記型枠を取外すことにより基礎コ
ンクリートを成型し、その後適当時期に養生部材を取外
すようにしたことにより、基礎コンクリートの外側面に
汚れや傷か付かず、また、モルタル塗布仕上をする時間
と手間が省けるという多大の効果かある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明を具体化した実施例を示し、第１図は住
宅基礎の部分平面図、第２図はコンクリートの打設状態
を示す断面図、第３図〜第５図は養生部材を張設する一
方法を示し、第３図は部分平面図、第４図は支持部材を
示す斜視図、第５図は部分斜視図、第６図〜第１２図は
養生部材を張設する別の方法を示し、第６図は部分断面
図、第７図は養生部材を示す正面図、第８図は第７図の
８−８線における断面図、第９図は部分平面図、第１０
図は支持部材を示す斜視図、第１１図は係止具を示す斜
視図、第１２図は間隔保持具を示す斜視図、第１３図は
別の養生部材を示す正面図、第１４図は＠１３図の１４
−１４線における断面図、第１５図はさらに別の養生部
材を示す正面図、＠１６図は第１５図の１６−１６線に
おける断面図、第１７図はさらに別の養生部材を示す斜
視図、第１８図（ａ）は模様が付された基礎コンクリー
トを示す部分斜視図、第１８図（ｂ）はダンホールから
なる養生部材を示す部分斜視図、第１９図〜第２１図は
養生部材を張設するさらに別の方法を示し。第１９図は養生部伺を示す部分斜視図、第２０図は部分
平面図、第２１図は別の養生部材を示す部分斜視図であ
る。布基礎コンクリート型枠３、養生部材５、模様１３゜第２０図旦第２１図

Claims

【特許請求の範囲】１　住宅等の建物用基礎コンクリート型枠（３）を相対
向して設置し、その建物の外側となる型枠（３）の内面
に養生部材（５）を張設後、建物の内側となる型枠（３
）と養生部材（５）との間にコンクリートを打設して、
そのコンクリートの固化後に養生部材（５）を残して前
記型枠（３）を取外すことにより基礎コンクリートを成
型し、その後適当時期に養生部材（５）を取外すことを
特徴とする基礎コンクリートの打設養生方法。２　養生部材（５）の表面（５ａ）には突状または凹状
まだは凹凸状の模様（１３）が付されており、その表面
（５ａ）か建物の内側となる型枠（３）と対向するよう
に養生部材（５）を張設することを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の基礎コンクリートの打設養生方法。３　養生部材（５）の表面（５ａ）には極めて薄いポリ
エステル系の剥離材（１５）が貼付されていることを特
徴とする特許請求の範囲第２項記載の基礎コンクリート
の打設養生方法。４　前記剥離材（１５）を袋状とし、その袋内に養生部
材（５）が入れられていることを特徴とする特許請求の
範囲第３項記載の基礎コンクリートの打設養生方法。５　養生部材（５）は耐水ダンホールである特許請求の
範囲第２項記載の基礎コンクリートの打設養生方法。６　養生部材（５）は厚肉の突部（５ｂ）と薄肉の凹部
（５Ｃ）とを交互に横方向に連設してなる特許請求の範
囲第２項記載の基礎コンクリートの打設養生方法。７　凹部（５Ｃ）は縦方向に延びる断面Ｖ形の切込み溝
（５ｄ）を凹設している特許請求の範囲第６項記載の基
礎コンクリートの打設養生方法、８　両側に挾持溝（６
ａ）が形成された支持部材（６）を前記建物の外側とな
る型枠（３）の内面に固定し、前記挾持溝（６ａ）内に
前記養生部材（５）の端部を挿入することにより前記型
枠（３）の内面に２枚以上の養生部材（５）を連結張設
することを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２
項記載の基礎コンクリートの打設養生方法。９　磁性を帯びたまたは磁石（１６）が設Ｃ１られた養
生部材（５）を鋼製型枠（３）の内面に張設することを
特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記載の基
礎コンクリートの打設養生方法。