JP5740501B1 - コンクリート構造物の製造方法、及びコンクリート構造物用の養生シート - Google Patents

コンクリート構造物の製造方法、及びコンクリート構造物用の養生シート Download PDF

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Abstract

【課題】 コンクリートの養生を確実に行いつつ養生シートの取り外しが容易であり、しかもコンクリート構造物の外観を損なわないコンクリート構造物の品質向上方法を提供する。【解決手段】 コンクリート構造物の品質向上方法は、コンクリート打設用の型枠5の内面に養生シート10が貼付された状態でコンクリート7の打設を行う打設工程と、コンクリート7の打設後に型枠5を脱型する脱型工程と、脱型工程の後に、養生シート10をコンクリート構造物7の貼付面に残置させて、コンクリート構造物7を所定期間養生する養生工程と、を備え、養生シート10の表面16には凸状シボ部14が形成されており、養生が終了した際、養生シートを容易に取り外すことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の製造方法、及びコンクリート構造物用の養生シートに関する。
コンクリート構造物を構築する場合、コンクリートの打ち込み後、型枠を脱型してからコンクリート表面に養生シートを貼り付けてコンクリートを養生することが一般的に行われている。これらの養生シートは、脱型したコンクリートの表面に確実に貼り付ける必要があるが、作業現場では足場の問題や風雨の影響などもあり、これらを考慮しながら大型のシートを施工しなくてはならず、作業が困難であった。そこで、例えば特許文献1に記載のように、シート本体の厚みよりも背の高い突起状部材を備えた養生シートを用い、突起状部材をコンクリート内部に埋め込み一体化してコンクリート表面に固定し、これにより養生を行うことが提案されている。
特開2010−024785号公報 特開平7−158273号公報
しかしながら、特許文献1に記載の養生シートでは、背の高い突起状部材をコンクリート内部に完全に埋め込んでいることから、養生が終了した後に養生シートをコンクリート構造物から取り外すことが困難である。また、シートを取り外した際に突起状部材がコンクリート構造物に残置されることから、コンクリート構造物の表面に突起状部材の端部が露出してしまうなど外観を損ねてしまう可能性もある。
そこで、本発明の課題は、コンクリートの養生を確実に行いつつ養生シートの取り外しが容易であり、しかも、コンクリート構造物の外観を損なわない、コンクリート構造物の製造方法、及びコンクリート構造物用の養生シートを提供することを目的とする。
本発明は、その一側面として、コンクリート構造物の製造方法に関する。このコンクリート構造物の製造方法は、コンクリート打設用の型枠の内面に養生シートが貼付された状態でコンクリートの打設を行う打設工程と、コンクリートの打設後に型枠を脱型する脱型工程と、脱型工程の後に、養生シートをコンクリートの貼付面に残置させて、コンクリートを所定期間養生する養生工程と、を備え、養生シートの少なくとも一方の面には凸状シボ部又は凹状シボ部の少なくとも一方が形成されており、打設工程において、養生シートは、凸状シボ部又は凹状シボ部が形成されている面がコンクリートに接するように型枠の内面に貼付されており、養生シートの凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さが1μm以上且つ2000μm以下であることを特徴としている。
このコンクリート構造物の製造方法では、養生工程に用いる養生シートの少なくとも一方の面に凸状シボ部又は凹状シボ部の少なくとも一方が形成されている。この場合、シボ部により養生に必要な程度の付着強度が確保されると共に、背の高い突起状部材とは異なるシボ部であることから、養生を確実に行いつつ、養生シートを取り外す際には養生シートの取り外しを容易に行うことができる。また、養生シートの面に設けられているのが微小なシボ部であり、養生シートを取り外した際にコンクリート構造物内に残置されるようなものではないため、養生後のコンクリート構造物の表面の外観を損なうといったこともない。特に、養生シートの凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さが1μm以上且つ2000μm以下であるため、本製造方法によれば、養生に必要な付着強度を確実に確保できると共に、養生シートを取り外す際に容易にシートの取り外しを行うことができる。
上記のコンクリート構造物の製造方法において、養生シートの凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さが10μm以上且つ150μm以下であることがより好ましく、30μm以上且つ100μm以下であることがより一層好ましい。
上記のコンクリート構造物の製造方法において、養生シートの凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さは、養生シートのシート本体の厚みよりも小さいことが好ましい。このような寸法関係の養生シートを用いることにより、所定の厚みを有するシート本体で確実な養生を実現できると共に、高さや深さを抑えたシボ部であることにより、養生シートの取り外しを容易に行うことができる。
上記のコンクリート構造物の製造方法において、凸状シボ部間又は凹状シボ部間のピッチが0.1mm以上且つ1000mm以下であることが好ましい。シボ部のピッチをこのような範囲に設定することにより、養生シートの貼付けの確実性と養生シートの取外し容易性とを両立しやすくなる。
上記のコンクリート構造物の製造方法において、養生シートの凸状シボ部又は凹状シボ部の延在方向は、養生工程を行う際の鉛直方向に対して非平行であってもよい。この場合、ブリージング水の量を抑えることができる。
上記のコンクリート構造物の製造方法において、養生シートのコンクリート側の接触面の水との接触角が50度以上であってもよい。この場合、打設後にコンクリートが硬化する際、通常発生するブリージング水の発生を、かかる接触角を有する養生シートによって効果的に抑制することができる。このようにブリージング水の発生が抑制されるのは、コンクリート表面を覆っている養生シートのシート面(接触面)の接触角(濡れ角とも言う)が大きいと、コンクリート内に含まれていてその表面から外に出ようとする水や当該水中に存在する空気がシート接触面においてコンクリート内部に押し戻される作用が働き、その結果、水及びその内部の空気がコンクリート内に残存したまま硬化が進むためと考えられる。
上記のコンクリート構造物の製造方法において、養生工程における養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が0.05N/mm以上且つ5.0N/mm以下であることが好ましい。養生工程における養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が5.0N/mm以下に抑えられることで、養生シートを取り外す際、養生シートの取り外しをより容易に行うことができる。なお、養生工程における養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が0.6N/mm以下であることがより好ましく、この場合、養生シートの取り外しがより一層容易となる。
また、本発明は、他の側面として、コンクリートの養生に用いられる養生シートに関する。この養生シートは、コンクリート打設用の型枠の内面に貼付されてコンクリートの養生に用いられる養生シートであって、少なくともコンクリートへの貼付面に凸状シボ部又は凹状シボ部の少なくとも一方が形成されており、凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さが1μm以上且つ2000μm以下であることを特徴としている。
この場合、シボ部により、養生に必要な付着強度が確保されると共に、背の高い突起状部材ではないシボ部であることから、養生を確実に行いつつ、養生シートを取り外す際に養生シートの取り外しを容易に行うことができる。また、養生シートの面に設けられているのがシボ部であり、養生シートを取り外した際にコンクリート構造物に残置されるようなものではないため、養生後のコンクリート構造物の表面の外観を損なうといったこともない。また、養生シートの貼付面に凸状シボ部又は凹状シボ部が形成されるシートであるため、シートの製造が容易であり、更にシートの運搬やロール巻き形状への適用等が容易である。特に、本養生シートによれば、養生シートの凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さが1μm以上且つ2000μm以下であるため、養生に必要な付着強度を確実に確保できると共に、養生シートを取り外す際にはシートの取り外しを容易に行うことができる。
上記の養生シートにおいて、養生シートの凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さが10μm以上且つ150μm以下であることがより好ましく、30μm以上且つ100μm以下であることがより一層好ましい。
上記の養生シートにおいて、凸状シボ部の高さ又は凹状シボ部の深さは、養生シートのシート本体の厚みよりも小さいことが好ましい。このような関係の養生シートを用いることにより、所定の厚みを有するシート本体とすることができ確実な養生を実現できると共に、高さや深さを抑えたシボ部であることにより、養生シートの取り外しを容易に行うことができる。
上記の養生シートにおいて、養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が0.05N/mm以上且つ5.0N/mm以下であることが好ましい。養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が5.0N/mm以下に抑えられることで、養生シートを取り外す際、養生シートの取り外しをより容易に行うことができる。なお、養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が0.6N/mm以下であることがより好ましく、この場合、養生シートの取り外しがより一層容易となる。
本発明によれば、養生を確実に行いつつ養生シートの取り外しが容易であり、しかも、コンクリート構造物の外観を損なわない、コンクリート構造物の製造方法、及びコンクリート構造物用の養生シートを提供することができる。
本実施形態に係るコンクリート構造物の製造方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係るコンクリート構造物の製造方法を示す断面図である。 本実施形態に係るコンクリート構造物の製造方法に用いる養生シートを示す斜視図である。 図3に示す養生シートの一部断面図である。 養生シートにおける高さh、厚みT、ピッチa,b及び角度θを示す図である。 養生シートの他の実施形態を示す断面図である。 養生シートのシボ部の形状を変形した変形例を示す平面図である。 養生シートのシボ部の形状を変形した変形例を示す平面図である。 養生シートのシボ部の形状を変形した変形例を示す平面図である。 養生シートのシボ部の形状を変形した変形例を示す平面図である。 養生シートのシボ部の形状を変形した変形例を示す平面図である。 実施例に用いたコンクリート供試体の外観形状を示す斜視図である。 各実施例及び比較例のシボ形状等を示す表である。 各実施例及び比較例における付着強度を示す表である。 各実施例及び比較例におけるブリージング量を示す表である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るコンクリート構造物の製造方法(品質向上方法)について説明する。
本実施形態に係るコンクリート構造物の製造方法は、図1に示すように、養生シート及び型枠を設置する型枠設置工程(ステップS1)、コンクリートを打設する打設工程(ステップS2)、打設コンクリートの硬化後に養生シートを残置したまま型枠を脱型する脱型工程(ステップS3)、及び、残置された養生シートでコンクリート構造物を養生する養生工程(ステップS4)を含んでいる。
型枠設置工程では、まず、図2の(a)に示されるように、コンクリート構造物7aを養生する際に用いる養生シート10を準備する。養生シート10は、図3の(a)及び図4に示されるように、シート本体12と、シート本体12の表面16側に形成される複数の凸状シボ部14とを含んで構成され、全体として例えば0.02mm〜1.5mm程度の厚みを有する。養生シート10は、本実施形態では、シート本体12の裏面18が平坦面となっているが、裏面18側にシボ部を形成してもよい。
養生シート10としては、熱可塑性樹脂シートが好ましく、熱可塑性樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のオレフィン系樹脂;ポリアミド;ポリエチレンテレフタレート;ポリカーボネート;ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩化ビニル系樹脂;フッ素系樹脂等が挙げられ、透明性、耐候性等の優れたオレフィン系樹脂が好適である。又、これら熱可塑性樹脂シートの延伸シートであってもよい。更に、養生シートは、型枠の内面に沿って密着して貼付されると共に打設されるコンクリートにも密着する必要があるので、ある程度の柔軟性を有しているのが好ましく、オレフィン系熱可塑性エラストマーがより好ましい。オレフィン系熱可塑性エラストマーとは、エチレンープロピレン共重合体又はポリプロピレンとエチレンープロピレンゴムの溶融混合物又は重合反応物であり、例えば、株式会社プライムポリマー製「プライムTPO(登録商標)」、日本ポリプロ株式会社製「ニューコン(登録商標)」、サンアロマー株式会社製「キャタロイ」、三菱化学社製「ゼラス(登録商標)」、等が挙げられる。
養生シート10の凸状シボ部14は、矩形形状の養生シート10の長辺15に対して斜め方向(非平行)に延在している。養生シートとしては、図3の(b)に示すように、互いに交差するように双方のシボ部が斜め方向に延在する凸状シボ部24を備えた養生シート20を用いてもよい。養生シート10,20は、凸状シボ部14,24の高さhがシート本体12,22の厚みTと同じか又は厚みTよりも小さくなるように形成されている(図5の(a)参照)。凸状シボ部14,24の高さhは、例えば1μm〜2000μmであり、好ましくは10μm〜150μmであり、更に好ましくは30μm〜100μmである。また、養生シート10,20のシート本体12,22の厚みは、例えば10μm〜1mmであり、好ましくは150μm〜400μmである。なお、養生シート10,20は、凸状シボ部14,24間の中心ピッチa,bが例えば0.1mm〜1000mmであり、好ましくは1mm〜20mmであり、更に好ましくは1mm〜5mmである。養生シート20におけるシボ部24の交差角θは適宜設定することができる。
このような養生シート10の準備が終了すると、型枠設置工程では、図2の(b)に示すように、養生シート10を型枠5の内面(コンクリート打ち込み側の面)に貼り付ける。この貼り付けの際、養生シート10の表面16に配置されている複数の凸状シボ部14が内面側となるように配置する。言い換えると、養生シート10の裏面18を型枠5側に配置する。養生シート20を用いた場合も養生シート10と同様であるため、以下、説明を省略する。
続いて、打設工程に進み、図2の(c)に示すように、型枠5の内面に養生シート10が貼り付けられた状態でコンクリート7の打設を行う。この打設の際、凸状シボ部14はコンクリート7側に配置されている。なお、本実施形態では、コンクリート7を打設した際に型枠5とコンクリート7との間に養生シート10が配置されることになるため、型枠5に離型剤を塗らなくてもよい。コンクリート7の打設が終了したら、バイブレータ等を用いて締固めを行う。これにより、型枠5内の隅々まで十分にコンクリート7が流れこむようになる。
その後、コンクリートの締固めが終了すると、型枠5をはめたまま、コンクリート7の湿潤養生を例えば7日〜28日程度行い、コンクリートを硬化させる。コンクリート7が硬化するまでそのままの状態を維持する。
続いて、打設工程でのコンクリートの打設及びその硬化が完了したら、型枠脱型工程に進み、図2の(d)に示すように、硬化したコンクリート7の表面を養生シート10が覆うように残置したまま型枠5を脱型し、コンクリート7から引き離す。この際、養生シート10は、凸状シボ部14が食い込むことによって、硬化したコンクリート7の貼付面に残置される。
続いて、型枠5を脱型した後、養生工程に進み、コンクリート7の貼付面に残置された養生シート10を用いて、コンクリート7を所定期間養生する。この養生では、既に型枠5が取り除かれているが、シート状の養生シート10の凸状シボ部14がコンクリート7に引っかかっているため、特別な設備を用いることなくそのまま長期に養生を続けることができる。養生工程での養生シート10のコンクリート7の貼付面に対する付着強度は例えば0.05N/mm以上5.0N/mm以下となっており、より好ましくは、例えば付着強度は0.05N/mm以上0.6N/mm以下の範囲である。
このような簡易な取付け構造により、例えば、養生シート10を用いて、型枠5の脱型後30日以上養生を続けてもよいし、型枠の脱型後90日以上養生を続けてもよい。更に、コンクリート構造物の引き渡しに至るまで(例えば脱型後1年以上)養生を続けてももちろんよい。このような長期の養生を続けられることにより、コンクリート7の強度を飛躍的に高めて、その品質を向上することができる。
続いて、養生シート10を用いて所定期間の養生が終了すると、図2の(e)に示すように、養生シート10をコンクリート7から取り外し、これにより、コンクリート構造物7aが完成する。養生シート10は、微小な突起である凸状シボ部14によってコンクリート7に簡易的に取り付けられていたため、養生シート10の取り外しを容易に行うことができる。また、養生シート10の凸状シボ部14は、微小な突起物であるため、コンクリート7から養生シート10を取り外した際、コンクリート7内に残留するのではなく、養生シート10の一部としてほぼそのまま取り外される。このため、コンクリート構造物7aの内部に凸状シボ部14が残留してしまうことがほとんどない。
以上、本実施形態に係るコンクリート構造物の製造方法によれば、養生工程に用いる養生シート10,20の表面16,26に凸状シボ部14,24が形成されており、養生工程における養生シート10,20のコンクリート7の貼付面に対する付着強度が例えば5.0N/mm以下といったようになっている。このため、凸状シボ部14,24により、養生に必要な付着強度が確保されると共に、その付着強度を例えば5.0N/mm以下に抑えることで、養生を確実に行いつつ、養生シート10,20を取り外す際には養生シート10,20の取り外しを容易に行うことができる。また、養生シート10,20の面に設けられているのが微小な凸状シボ部14,24であり、養生シート10,20を取り外した際にコンクリート構造物7a内に残置されるようなものではないため、養生後のコンクリート構造物7aの表面の外観を損なうといったこともない。つまり、綺麗な外観のコンクリート構造物7aを得ることができる。また、養生シート10,20の貼付面に凸状シボ部14,24が形成されるシートであるため、シートの製造が容易であり、更にシートの運搬やロール巻き形状への適用等が容易である。
また、養生シート10,20の凸状シボ部14,24の高さは1μm以上且つ2000μm以下である。このため、養生に必要な付着強度を確実に確保できると共に、養生シート10,20を取り外す際に容易にシートの取り外しを行うことができる。なお、養生シート10,20の凸状シボ部の高さは、10μm以上且つ150μm以下であることがより好ましく、30μm以上且つ100μm以下であることがより一層好ましい。
また、養生シート10,20の凸状シボ部14,24の高さは、養生シート10,20のシート本体12,22の厚みよりも小さくなっている。このような寸法関係の養生シート10,20を用いることにより、所定の厚みを有するシート本体12,22で確実な養生を実現できると共に、高さや深さを抑えたシボ部14,24であることにより、養生シート10,20の取り外しを容易に行うことができる。
また、凸状シボ部14,24間の中心ピッチa,bは0.1mm以上且つ1000mm以下である。シボ部14,24のピッチa,bをこのような範囲に設定することにより、養生シート10,20の貼付けの確実性と養生シートの取外し容易性とを両立しやすくなる。
また、養生シート10,20の凸状シボ部14,24の延在方向は、養生工程を行う際の鉛直方向に対して非平行、即ち斜め方向となっている。このため、シボ部14,24によってブリージング水の量を抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態に適用できる。例えば、上記実施形態では、シボ部として凸状シボ部14,24を用いた例を示したが、養生工程における養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が小さければ(例えば付着強度が5.0N/mm以下)、例えば図6に示すように、シート本体32と、シート本体32の表面36から裏面38に向かって窪む凹状シボ部34とを備えた養生シート30を用いてもよい。この場合、養生シート30の凹状シボ部34の深さは1μm以上且つ2000μm以下であることが好ましく、これにより、養生に必要な付着強度を確実に確保できると共に、養生シート30を取り外す際に容易にシートの取り外しを行うことができる。なお、養生シート30の凹状シボ部34の深さは10μm以上且つ150μm以下であることがより好ましく、30μm以上且つ100μm以下であることがより一層好ましい。
また、養生シート30では、養生シート30の凹状シボ部34の深さは、養生シート30のシート本体32の厚みよりも小さいことが好ましい。このような関係の養生シート30を用いることにより、所定の厚みを有するシート本体32で確実な養生を実現できると共に、深さを抑えたシボ部34であることにより、養生シート30の取り外しを容易に行うことができる。また、凹状シボ部34間の中心ピッチが0.1mm以上且つ1000mm以下であることが好ましい。シボ部34の中心ピッチをこのような範囲に設定することにより、養生シート30の貼付けの確実性と養生シートの取外し容易性とを両立しやすくなる。また、養生シート30の凹状シボ部34の延在方向は、養生工程を行う際の鉛直方向に対して平行でもよいし、非平行(例えば斜め方向)であってもよい。斜め方向の場合、上記同様、シボ部34によってブリージング水の量を抑制することができる。
また、上述したような形状の凸状シボ部又は凹状シボ部を備えた養生シートに限られる必要はなく、養生工程における養生シートのコンクリートの貼付面に対する付着強度が小さくなるようであれば、種々の変形例を適用することが可能である。変形例の養生シートとしては、例えば図7〜図11に示す形状のものでもよい。
図7の(a)、(b)に示すように、斜め方向に延在するシボ部が隣接して多数設けられた養生シート40a,40bや、互いに交差するように双方が斜めに延在するシボ部が多数設けられた養生シート40cを用いることも可能である。なお、図7の(a)のシボ部と図7の(b)のシボ部とでは、シボ部の幅が異なっている。また、図8の(a)、(b)に示すように、養生工程で養生する際、鉛直方向に対して平行又は交差する方向に延在するシボ部が多数設けられた養生シート50a,50bや、図8の(c)、(d)に示すように、養生工程で養生する際、鉛直方向に対して平行又は交差する方向に断続的に延在するシボ部が多数設けられた養生シート50c,50dを用いることも可能である。
また、図9に示すように、格子状に延在するシボ部が設けられた養生シート60a,60bや、格子状であって断続的にシボ部が延在する養生シート60cや、鉛直方向に順に配置される格子群を交互にずらした形状のシボ部が設けられた養生シート60dを用いることも可能である。また、図10に示すように、断続的に斜め方向に延在するシボ部が設けられた養生シート70aや、波状に延在するシボ部が設けられた養生シート70b,70cを用いることも可能である。また、図11に示すように、ドット(サンドブラスト)状のシボ部を規則的又は不規則に配置した養生シート80a,80bや、ジグザグ形状が断続的に延在するシボ部が設けられた養生シート80cや、うろこ状のシボ部が設けられた養生シート80dを用いることも可能である。なお、上述した図7〜図11に示すシボ部は凸状シボ部でも凹状シボ部でもよい。
また、上述した養生シート10等のコンクリート7側の接触面の水との接触角は適宜調整することが可能であるが、その接触角が50度以上であってもよい。この場合、打設後にコンクリートが硬化する際、通常発生するブリージング水の発生を、かかる接触角を有する養生シートによって効果的に抑制することができる。このように接触角が50度以上の養生シートを用いることでブリージング水の発生が抑制されるのは、コンクリート表面を覆っている養生シートのシート面(接触面)の接触角(濡れ角とも言う)が大きいと、コンクリート内に含まれていてその表面から外に出ようとする水や当該水中に存在する空気がシート接触面においてコンクリート内部に押し戻される作用が働き、その結果、水及びその内部の空気がコンクリート内に残存したまま硬化が進むためと考えられる。なお、このような接触角の養生シートを用いることにより、ブリージング水の発生を抑制することができるため、コンクリート7内に水和反応を促進するための水が十分に含まれていることになり、養生工程の際、養生に用いる養生水を別途供給しなくてもよいか、あるいは、従来に比べて、はるかに少ない養生水を供給する程度でよくなる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
まず、各種のシボ形状を有する養生シートそれぞれの付着強度を測定するために、図12に示す外観形状(縦300mm×横300mm×厚み50mm)を有するコンクリート供試体を作製した。このコンクリート供試体の材料は、表1に示すとおりであった。
Figure 0005740501
また、コンクリート供試体のコンクリート配合は、以下の表2に示すとおりであった。
Figure 0005740501
コンクリート供試体の作製にあたり、まずは、上述した外観形状を有するコンクリート供試体に対応する型枠の底板(縦300mm×横300mm)にシボ加工で成型した各種の養生シートをコンクリート側にシボ部が来るようにして配置した。その後、上述した材料及び配合のコンクリートをその型枠に打ち込んで、養生シート付きのコンクリート供試体を作製した。型枠を材齢5日で脱型した後、材齢28日において40mm×40mmの範囲にカッター目地を入れ、エポキシ樹脂にて治具を添付して養生シートのコンクリート表面に対する付着強度(建研式)を測定した。
このような付着強度の測定を、図13に示すように、シボ部の形状及びシボ部の高さhを変えて行った。シボ形状Aは、養生する際の鉛直方向に凸状シボ部が延在する養生シートであった。シボ形状Bは、水平方向に凸状シボ部が延在する養生シートであった。シボ形状Cは、斜め方向に凸状シボ部が延在する養生シートであった。シボ形状Dは、水平方向に断続的に凸状シボ部が延在する養生シートであった。シボ形状Eは、クロス方向に凸状シボ部がそれぞれ延在する養生シートであった。シボ形状Fは、格子状に凸状シボ部が延在する養生シートであった。なお,この試験で用いた養生シートは,オレフィン系熱可塑性エラストマー(株式会社プライムポリマー製の「プライムTPO(登録商標)」製の厚さ200μmのシートであった。
実施例1は、シボ形状Aであり、凸状シボ部間の中心ピッチaが5mm、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例2は、シボ形状Bであり、凸状シボ部間の中心ピッチaが5mm、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例3は、シボ形状Bであり、凸状シボ部間の中心ピッチaが10mm、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例4は、シボ形状Bであり、凸状シボ部間の中心ピッチaが20mm、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例5は、シボ形状Cであり、凸状シボ部間の中心ピッチaが5mm、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例6は、シボ形状Dであり、凸状シボ部間の中心ピッチaが5mm、5mm長の凸状シボ部が5mm間隔で横方向に配置され、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。
実施例7は、シボ形状Eであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に5mm、シボが交差する角度θが90度、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。なお、ここで用いた中心ピッチaは、一方の斜め方向に延在する凸状シボ部間の中心ピッチであり、中心ピッチbは、他方の斜め方向に延在する凸状シボ部間の中心ピッチであった。実施例8は、シボ形状Eであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に10mmであり、シボが交差する角度θが90度、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例9は、シボ形状Eであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に20mmであり、シボが交差する角度θが90度、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。実施例10は、シボ形状Eであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に5mmであり、シボが交差する角度θが90度、シボ高さhが100μmの養生シートを用いた場合であった。実施例11は、シボ形状Eであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に5mmであり、シボが交差する角度θが90度、シボ高さhが150μmの養生シートを用いた場合であった。実施例12は、シボ形状Eであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に5mmであり、シボが交差する一方の角度θが45度、他方の角度θが135度、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。
また、実施例13は、シボ形状Fであり、凸状シボ部間の中心ピッチa,bが共に5mmであり、シボが交差する角度θが90度、シボ高さhが50μmの養生シートを用いた場合であった。なお、ここで用いる中心ピッチaは、鉛直方向に延在する凸状シボ部間の中心ピッチであり、中心ピッチbは、水平方向に延在する凸状シボ部間の中心ピッチである。
なお、比較例として、凸状シボ部を有しない養生シートを準備した。比較例の養生シートは凸状シボ部を有しない点を除けば、実施例1〜13の養生シートと同様のシートである。
このような実施例1〜13及び比較例で示した養生シート毎に上述した付着強度を測定した(建研式)。測定結果は、図14に示すとおりであった。実施例1〜13では、各種のシボ部がコンクリート供試体側に形成されているため、付着強度が0.05N/mm以上となり、簡単には剥離しない程度の付着強度を有していた。また、実施例1〜13では、微小な突起であるシボ部であることから、付着強度が0.6N/mm以下と小さくなり、養生後に養生シートを容易に剥離することができた。一方、比較例の養生シートでは、シボ部がないため、付着強度が0.02N/mm程度であり、コンクリート供試体から簡単に剥離した。
各実施形態の付着強度は、具体的には、シボ自体の形状(ピッチ/高さ)が同じである実施例1,2,5では、その延在方向による影響は小さく、ほぼ同様の付着強度(0.11〜0.12N/mm)であった。また、シボが水平方向に延在する実施例2〜4は、ピッチaが互いに異なるが、ピッチaが大きくなるにつれて、付着強度が0.12N/mm、0.11N/mm、0.08N/mmといったように低下した。なお、これは、コンクリートとの付着面積の合計が減少したことによるものと推察された。
また、シボ部が水平方向に延在する実施例2,6では、シボ部が連続する場合には付着強度が1.1N/mmであり、シボ部が不連続の場合には、付着強度が0.06N/mmであった。つまりシボ部が不連続である実施例6では、シボ部が連続している実施例2の場合に比べてシボ部の長さが半分となり、これによりコンクリートとの付着面積が減少して、付着強度が半分程度になったものと推察される。
また、シボ部がクロス状である実施例7〜9では、中心ピッチa,bをそれぞれ5mm、10mm、20mmと変更したが、ピッチa,bが大きくなるにつれて、付着強度が小さくなった。また、シボ部がクロス状である実施例7,10,11では、シボ部の高さhを50μm,100μm,150μmと変更したが、シボ部の高さhが高くなるにつれて、付着強度が大きくなった。なお、シボ部がクロス状である実施例7,12では、クロスシボの交差角度θを変更したが、交差角度の違いによる付着強度の違いはそれほど生じなかった。
シボ部がクロス状である実施例7とシボ部が格子状である実施例13とを比較してみたが、シボ部が水平及び垂直方向に延在する実施例13の格子状の養生シートの方が付着強度がやや強かったが、延在方向が付着強度に与える影響はそれほど大きくはなかった。
また、上述した実施例1〜13及び比較例の養生シートを用いた場合のブリージング水の量も測定した。ブリージング水は、JIS A 1123に規定される容器の内側に各養生シートを貼り付け、基準に準じて測定した。測定結果は、図15に示すとおりである。比較例、実施例1,6でブリージング水の量が多かった。比較例では、シボ部がないため、また実施例1,6では、垂直方向に移動するブリージング水を抑制しづらい形状であるため、ブリージング水の量が多くなったものと推察された。
一方、シボ部が水平方向に延在する実施例2〜4、7〜13ではブリージング水の量を0.08cm/cm程度に抑えることができた。なお、実施例1,2,5の結果から、シボ部の延在方向が水平(実施例2)、斜め45度(実施例5)、鉛直(実施例1)となるに従って、ブリージング水の量が増えていった。つまり、水平方向に延在するシボ部によってブリージング水が抑制されるものと推察された。
また、実施例2〜4,7〜9では、シボ部の形状が同じでそれぞれピッチを5mm,10mm,20mmと変更したが、ブリージング水の量はほぼ同じであった。このことから、ピッチがブリージング水の量に与える影響は小さいものと推察された。また、実施例7,10,11では、シボ部の形状が同じでシボ高さhを50μm,100μm,150μmと変更したが、ブリージング水の量はほぼ同じであった。このことから、シボ高さhがブリージング水の量に与える影響は小さいものと推察された。また、実施例8,12では、クロス形状のシボ部の交差角を変更したが、ブリージング水の量に与える影響は小さかった。また、シボ部がクロス状である実施例7とシボ部が格子状である実施例13とを比較してみたが、フリージング水の量に与える影響はそれほど大きくはなかった。
5…型枠、7…コンクリート、10,20,30,40a〜40c,50a〜50d,60a〜60d,70a〜70c,80a〜80d…養生シート、12,22…シート本体、14、24…凸状シボ部、15…長辺、16,26…表面、18,28…裏面。

Claims (11)

  1. コンクリート打設用の型枠の内面に養生シートが貼付された状態でコンクリートの打設を行う打設工程と、
    前記コンクリートの打設後に前記型枠を脱型する脱型工程と、
    前記脱型工程の後に、前記養生シートを前記コンクリートの貼付面に残置させて、前記コンクリートを所定期間養生する養生工程と、を備え、
    前記養生シートの少なくとも一方の面には凸状シボ部又は凹状シボ部の少なくとも一方が形成されており、前記打設工程において、前記養生シートは、前記凸状シボ部又は前記凹状シボ部が形成されている面がコンクリートに接するように前記型枠の内面に貼付されており、
    前記養生シートの前記凸状シボ部の高さ又は前記凹状シボ部の深さが1μm以上且つ2000μm以下であることを特徴とするコンクリート構造物の製造方法。
  2. 前記養生シートの前記凸状シボ部の高さ又は前記凹状シボ部の深さが10μm以上且つ150μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物の製造方法。
  3. 前記養生シートの前記凸状シボ部の高さ又は前記凹状シボ部の深さは、前記養生シートのシート本体の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の製造方法
  4. 前記凸状シボ部間又は前記凹状シボ部間のピッチが0.1mm以上且つ1000mm以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のコンクリート構造物の製造方法
  5. 前記養生シートの前記凸状シボ部又は前記凹状シボ部の延在方向は、前記養生工程を行う際の鉛直方向に対して非平行であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のコンクリート構造物の製造方法
  6. 前記養生シートの前記コンクリート側の接触面の水との接触角が50度以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のコンクリート構造物の製造方法
  7. 前記養生工程における前記養生シートの前記コンクリートの貼付面に対する付着強度が0.05N/mm以上且つ5.0N/mm以下であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のコンクリート構造物の製造方法
  8. コンクリート打設用の型枠の内面に貼付されてコンクリートの養生に用いられる養生シートであって、少なくとも前記コンクリートへの貼付面に凸状シボ部又は凹状シボ部の少なくとも一方が形成されており、
    前記凸状シボ部の高さ又は前記凹状シボ部の深さが1μm以上且つ2000μm以下であることを特徴とするコンクリート構造物用の養生シート。
  9. 前記凸状シボ部の高さ又は前記凹状シボ部の深さは、前記養生シートのシート本体の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項8に記載のコンクリート構造物用の養生シート。
  10. 前記養生シートの前記コンクリートの貼付面に対する付着強度が0.05N/mm以上且つ5.0N/mm以下であることを特徴とする請求項8又は9に記載のコンクリート構造物用の養生シート。
  11. 前記養生シートの前記コンクリート側の接触面の水との接触角が50度以上であることを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載のコンクリート構造物用の養生シート。
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