JP3587183B2 - 下見板張用の外壁板及び下見板張構造 - Google Patents
下見板張用の外壁板及び下見板張構造 Download PDFInfo
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Description
【技術分野】
本発明は,上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造,これに用いられる下見板張用の外壁板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
建築物の外壁構造として,図13に示すごとく,上側の外壁板8の下辺部81を下側の外壁板8の上辺部82の前方に重ね合わせて複数の外壁板8を構造躯体3に留め付けてなる下見板張構造9がある。
該下見板張構造9は,横長形状の木製の外壁板8を上下方向に多数,構造躯体3に張り付け,釘49により固定してなる。そして,下側の外壁板8の上端部82に,上側の外壁板8の下端部81を前方から重ね合わせるようにして施工される。
【0003】
ところが,上記下見板張構造9においては,横長形状の外壁板8を用いており,左右方向に関しては外観が単調になるという問題がある。
かかる観点から,図14〜図16に示すごとく,横長形状の下地板89に複数の木製のシングル板88を,横方向に並べて張り付けてなる外壁板80を用いて,上記下見板張構造9と同様の方法(即ち,複数の外壁板80を部分的に重ね合わせつつ上下方向に並べて,釘49により構造躯体3に固定する方法)で施工する下見板張構造90が提案されている。
上記シングル板88は,図14,図15に示すごとく,縦方向の寸法は上記下地板89よりも大きく,横方向の寸法は,上記下地材89に比べて充分に小さい。そして,各シングル板88の寸法は,それぞれ異なっている。
【0004】
これにより,異なる形状のシングル板88を個別に張り合わせたような外観を有する下見板張構造90を得ることができる。即ち,1枚1枚のシングル板88が,異なる模様や形状を表出し,趣のある意匠性に優れた外壁の外観を得ることができる。しかも,横長形状の外壁板80を用いることになるため,施工も容易である。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記下見板張構造90は,上記下地板89にシングル板88を張り付けてなる外壁板80を用いるため,外壁板80の製造に工数がかかる。また,該外壁板80が木製であるため,上記下見板張構造90は,耐候性,耐久性が不充分となる場合もある。
【0006】
そこで,窯業系の外壁板を用いて,上記下見板張構造90と同様に,異なる形状のシングル板を張り合わせたような外観を有する下見板張構造を得ることが考えられる。即ち,意匠面に縦目地を設けると共に,下辺部の下縁の位置を異ならせた外壁板をセメントにより成形する。
【0007】
この場合,意匠面の縦目地は原板製造時に,エンボス加工によって形成する。また,下辺部の下縁を異なる位置に形成するには,その外形が複雑であるため,切削加工は困難である。そこで,成形途中において,セメント硬化前の状態である半製品を打ち抜き加工する必要がある。それ故,1枚の外壁板の大きさを大きくすると,変形のおそれがあるため,長尺の外壁板を得ることは困難である。
また,その結果,下見板張構造を施工するに当っては,小さい外壁板を多数枚,水平方向に並べて施工しなければならないこととなり,施工が困難となる。
【0008】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,外観意匠性,耐候性,耐久性に優れた下見板張構造を容易に施工することができる,製造容易な下見板張用の外壁板,及びその製造方法,並びにこれにより得られる下見板張構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
第1の発明は,上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造に用いられる,下見板張用の外壁板において,
該外壁板は,意匠面に縦目地溝を形成した,窯業系の外壁板であって,
上記外壁板の下辺部における下縁は,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成されており,
また,上記下辺部には,裏面側から切り欠かれた裏面段部が形成されており,該裏面段部の上端面は,左右にわたって略一直線状に形成されており,
上記裏面段部の上端面には,上方に切込まれた係止溝が形成され,一方上記上辺部には,意匠面側を切り欠いた係止切欠が形成されており,
上記係止溝には,上記外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け金具の上板係止部を係止し,上記係止切欠には,上記留め付け金具の下板係止部を係止できるよう構成してあることを特徴とする下見板張用の外壁板にある(請求項1)。
【0010】
上記外壁板は,意匠面に縦目地溝を形成しており,下辺部における下縁が,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成されている。そのため,上記外壁板は,上記縦目地溝によって意匠面が分割される。また,分割されたそれぞれの意匠面の下端が異なる位置に配置される。そして,上記外壁板は,下見板張構造の施工に用いられ,施工状態においては,その下縁が露出する。それ故,施工状態において,複数の異なる寸法のシングル板を張り付けたような外観を表出し,趣のある変化に富んだ,外観意匠性に優れた下見板張構造を得ることができる。
【0011】
また,上記外壁板は,複数のシングル板を一体化したような形状を有し,長尺の外壁板とすることができるため,施工が容易である。
また,上記外壁板は,窯業系の外壁板であるため,耐候性,耐久性に優れている。また,意匠面に種々の凹凸模様を容易に形成することができ,バリエーションに富んだ外観意匠性を得ることができる。
【0012】
また,上記外壁板は,上記下辺部に,裏面側から切り欠かれた裏面段部を形成してなる。そのため,上側の外壁板の裏面段部を下側の外壁板の上端部に重ねることにより,容易かつ確実に下見板張構造を施工することができる。
また,該裏面段部の上端面は,左右にわたって略一直線状に形成されているため,切削加工等により容易に上記裏面段部を形成することができ,外壁板を容易に製造することができる。
【0013】
以上のごとく,本発明によれば,外観意匠性,耐候性,耐久性に優れた下見板張構造を容易に施工することができる,製造容易な下見板張用の外壁板を提供することができる。
【0014】
第2の発明は,上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造に用いられる,下見板張用の外壁板を製造する方法において,
セメント硬化前のグリーンシートにエンボス成形することにより,上記外壁板の縦目地溝とすべき部分に目地凹部を形成するとともに,上記外壁板の下縁となる部分の下側に下方凹部を形成し,
該下方凹部は,上記目地凹部を境にして上下幅を異ならせて形成し,
セメント硬化後のエンボス成形板の下辺部に,裏面側から上記下方凹部の底面に達するまで上記エンボス成形板の左右にわたって切削加工して,裏面段部を形成すると共に,上記縦目地溝を境にして異なる高さに下縁を有する下辺部を形成し,
上記エンボス成形板には,上記裏面段部の上端面から上方に切込まれた係止溝を切削加工により形成し,一方上記上辺部に,意匠面側を切り欠いた係止切欠を切削加工により形成することを特徴とする下見板張用の外壁板の製造方法にある(請求項2)。
【0015】
上記外壁板の製造方法においては,エンボス成形により,縦目地溝を形成するため,容易かつ確実に上記縦目地溝を形成することができる。
また,エンボス成形により上記下方凹部を形成し,セメント硬化後に,上述のごとく切削加工することにより,上記縦目地溝を境にして異なる高さに外壁板の下縁を形成することができる。そのため,上記外壁板を変形させることなく,異なる高さに上記下縁を容易に形成することができる。
特に,長尺の外壁板を製造するに際し,外壁板の変形を招くおそれがない。
【0016】
また,上記下方凹部は,上記目地凹部を境にして上下幅を異ならせて形成するため,上記下縁を,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成することができる。
これにより,得られた外壁板を用いて下見板張構造を施工した状態において,複数の異なる寸法のシングル板を張り付けたような外観を表出し,趣のある変化に富んだ,外観意匠性を得ることができる。
【0017】
また,上記外壁板は,複数のシングル板を一体化したような形状を有し,長尺の外壁板とすることができるため,施工が容易である。
また,上記外壁板は,窯業系の外壁板であるため,耐候性,耐久性に優れている。また,意匠面に種々の凹凸模様を容易に形成することができ,バリエーションに富んだ外観意匠性を得ることができる。
【0018】
以上のごとく,本発明によれば,外観意匠性,耐候性,耐久性に優れた下見板張構造を容易に施工することができる,製造容易な下見板張用の外壁板の製造方法を提供することができる。
【0019】
第3の発明は,上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造において,
上記外壁板は,意匠面に縦目地溝を形成した,窯業系の外壁板であって,上記外壁板の下辺部における下縁は,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成されており,上記下辺部には,裏面側から切り欠かれた裏面段部を有し,該裏面段部の上端面は,左右にわたって略一直線状に形成されており,
上側の外壁板の下辺部に形成した上記裏面段部に,下側の外壁板の上辺部が配置しており,
また,上記外壁板は,建築物の構造躯体に対して留め付け金具により留め付けられており,
上記外壁板における裏面段部の上端面には,上方に切込まれた係止溝が形成され,一方上記上辺部には,意匠面側を切り欠いた係止切欠が形成されており,
上記留め付け金具は,上記構造躯体に固定される基板部と,該基板部から前方へ立設した支承部と,該支承部の前端から上方へ屈曲した上板係止部及び下方へ屈曲した下板係止部とを有し,上側の外壁板の上記係止溝に上記上板係止部を係止し,下側の外壁板の上記係止切欠に上記下板係止部を係止していることを特徴とする下見板張構造にある(請求項4)。
【0020】
上記外壁板は,意匠面に縦目地溝を形成しており,下辺部における下縁が,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成されている。そのため,上記外壁板は,上記縦目地溝によって意匠面が分割される。また,分割されたそれぞれの意匠面の下端が異なる位置に配置される。そして,下見板張構造であるため,上記外壁板の下縁が露出する。それ故,複数の異なる寸法のシングル板を張り付けたような外観を表出し,趣のある変化に富んだ,外観意匠性に優れた下見板張構造を得ることができる。
【0021】
また,上記外壁板は,複数のシングル板を一体化したような形状を有し,長尺の外壁板とすることができるため,施工が容易である。
また,上記外壁板は,窯業系の外壁板であるため,耐候性,耐久性に優れた下見板張構造とすることができる。また,意匠面に種々の凹凸模様を容易に形成することができ,バリエーションに富んだ外観意匠性を得ることができる。
【0022】
また,上側の外壁板の下辺部に形成した上記裏面段部に,下側の外壁板の上辺部が配置しているため,容易かつ確実に下見板張構造を施工することができる。また,該裏面段部の上端面は,左右にわたって略一直線状に形成されているため,切削加工等により容易に裏面段部を形成することができ,外壁板を容易に製造することができる。
【0023】
以上のごとく,本発明によれば,外観意匠性,耐候性,耐久性に優れた,かつ施工容易な下見板張構造を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
上記第1の発明(請求項1)において,上記下縁の「高さ」とは,上記外壁板を構造躯体に留め付けた状態における,鉛直方向の高さをいう。
また,上記外壁板は,例えば留め付け金具によって,構造躯体に留め付けることができる。
【0025】
また,上記裏面段部の上端面には,上方に切込まれた係止溝が形成され,一方上記上辺部には,意匠面側を切り欠いた係止切欠が形成されており,上記係止溝には,上記外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け金具における,上板係止部を係止し,上記係止切欠には,上記留め付け金具の下板係止部を係止できるよう構成してある。
【0026】
これにより,一層容易かつ確実に,構造躯体に留め付けることができる外壁板を得ることができる。
上記留め付け金具は,例えば,上記構造躯体に固定される基板部と,該基板部から前方へ立設した支承部と,該支承部の前端から上方へ屈曲した上板係止部及び下方へ屈曲した下板係止部とを有するものとすることができる。
【0027】
次に,上記第2の発明(請求項2)において,上記グリーンシートとは,セメント板を抄造する場合に使用されるセメントスラリーをシート状に形成したものをいう。
【0028】
また,上記エンボス成形板には,上記裏面段部の上端面から上方に切込まれた係止溝を切削加工により形成し,一方上記上辺部に,意匠面側を切り欠いた係止切欠を切削加工により形成する。
これにより,上記係止溝に,上記外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け金具における,上板係止部を係止し,上記係止切欠に,上記留め付け金具の下板係止部を係止することができる。これにより,一層容易かつ確実に,構造躯体に留め付けることができる外壁板を得ることができる。
【0029】
また,上記エンボス成形は,外壁板複数枚分を形成可能な幅広のグリーンシートに対して行ない,セメント硬化後,エンボス成形板を複数枚に分割することが好ましい(請求項3)。この場合には,生産効率に優れた外壁板の製造方法を得ることができる。
【0030】
次に,上記第3の発明(請求項4)において,上記外壁板は,建築物の構造躯体に対して留め付け金具により留め付けられており,
上記外壁板における裏面段部の上端面には,上方に切込まれた係止溝が形成され,一方上記上辺部には,意匠面側を切り欠いた係止切欠が形成されており,
上記留め付け金具は,上記構造躯体に固定される基板部と,該基板部から前方へ立設した支承部と,該支承部の前端から上方へ屈曲した上板係止部及び下方へ屈曲した下板係止部とを有し,上側の外壁板の上記係止溝に上記上板係止部を係止し,下側の外壁板の上記係止切欠に上記下板係止部を係止している。
これにより,一層容易かつ確実に,外壁板を構造躯体に留め付けることができる。従って,一層施工容易な下見板張構造を得ることができる。
【0031】
【実施例】
(実施例1)
本発明の実施例にかかる下見板張用の外壁板及び下見板張構造につき,図1〜図10を用いて説明する。
本例の外壁板1は,図4,図5に示すごとく,上側の外壁板1の下辺部11を下側の外壁板1の上辺部12の前方に重ね合わせて,複数の外壁板1を建築物における柱等の構造躯体3に留め付けてなる下見板張構造2に用いられる,下見板張用の外壁板である。
【0032】
該外壁板1は,図1,図2に示すごとく,意匠面13に縦目地溝14を形成した,窯業系の外壁板である。
上記外壁板1の下辺部11における下縁111は,上記縦目地溝14を境にして異なる高さに形成されている。
また,図2,図3に示すごとく,上記下辺部11には,裏面18側から切り欠かれた裏面段部15が形成されており,該裏面段部15の上端面151は,左右にわたって略一直線状に形成されている。
【0033】
また,上記裏面段部15の上端面151には,上方に切込まれた係止溝152が形成され,一方上記上辺部12には,意匠面13側を切り欠いた係止切欠121が形成されている。図5に示すごとく,上記係止溝152には,後述する留め付け金具4における,上板係止部43を係止することができる。また,上記係止切欠121には,上記留め付け金具4の下板係止部44を係止することができる。
【0034】
また,上記外壁板1は,例えば,左右長さが2400mm,厚みが12mm,上下幅が,最大で250mm,最小で150mmである。
なお,本例においては,上記縦目地溝14を,1〜2mm程度の深さの浅い溝として形成している。これにより,暴風雨時における漏水を一層確実に防止することができる。
【0035】
次に,上記外壁板1を用いた下見板張構造2につき,説明する。
該下見板張構造2は,図4,図5に示すごとく,上側の外壁板1の下辺部11を下側の外壁板1の上辺部12の前方に重ね合わせて複数の外壁板1を建築物の構造躯体3に留め付けてなる。
そして,上側の外壁板1の下辺部11に形成した上記裏面段部15に,下側の外壁板1の上辺部12が配置している。
【0036】
また,図5に示すごとく,上記外壁板1は,建築物の構造躯体3に対して留め付け金具4により留め付けられている。
該留め付け金具4は,上記構造躯体3に固定される基板部41と,該基板部41から前方へ立設した支承部42と,該支承部42の前端から上方へ屈曲した上板係止部43及び下方へ屈曲した下板係止部44とを有する。そして,上側の外壁板1の上記係止溝152に上記上板係止部43を係止し,下側の外壁板1の上記係止切欠121に上記下板係止部44を係止している。
【0037】
また,上記留め付け金具4の基板部41は,下側の外壁板1の裏面18に当接する当接部411と,該当接部411の上方において構造躯体3に当接する上方脚部412と,上記当接部411の下方において構造躯体3に当接する下方脚部413とを有する。上記当接部411は,上記留め付け金具4を構造躯体3に固定した状態において,その下端部が上端部よりも前方に配置されるように傾斜している。
また上記留め付け金具4は,上記基板部41の上方脚部412において釘49によって,胴縁等の下地材32及び防水紙33を介して,構造躯体3に固定されている。なお,釘49の代りに,ビス等を用いることもできる。
【0038】
また,図6(A),(B)に示すごとく,上記外壁板1は,右辺部16に横下実161を,左辺部17に横上実171をそれぞれ形成してなる。そして,図6(C)に示すごとく,左側の外壁板1の横下実161に右側の外壁板1の横上実171を重ね合わせて,左右合決り接合してある。
【0039】
また,左右の外壁板1の接合部には,図7(B)に示すごとく,目地部材6が配設されている。該目地部材6は,図7(A)に示すごとく,断面L字状の鋼板61とその両面に配設された接着剤62と,上記鋼板61の一端に接合された断面U字状の弾性ゴム63とからなる。また,上記目地部材6を上記外壁板1に配設する前においては,上記接着剤62の表面に,離型紙64が貼着してある。そして,上記目地部材6を外壁板1に配設する直前に,上記離型紙64を剥す。
【0040】
図7(B)に示すごとく,上記目地部材6における上記鋼板61は,上記外壁板1の横下実161及び横上実171に,接着剤62を介して密着させ,上記弾性ゴム63は,左右の外壁板1の間の接合目地部21に配置する。
また,図4に示すごとく,上記接合目地部21は,上下の外壁板1の間で左右にずれて配置されている。そして,これに伴い,上記外壁板1の縦目地溝14は,上下の外壁板1の間で左右にずれて配置され,上下に連続していない。
【0041】
次に,上記外壁板1の製造方法につき,説明する。
まず,図8に示すごとく,セメント硬化前のグリーンシート5にエンボス成形することにより,上記外壁板1の縦目地溝14とすべき部分に目地凹部54を形成するとともに,上記外壁板1の下縁111となる部分の下側に下方凹部51を形成する。
該下方凹部51は,上記目地凹部54を境にして上下幅を異ならせて形成する。
【0042】
上記エンボス成形は,図8に示すごとく,外壁板1の4枚分を形成可能なグリーンシート5に対して行ない,セメント硬化後,エンボス成形板50を4枚に切断して分割する(図9)。
即ち,図8に示す,カットライン591,592,593,594,595,596,597において,上記エンボス成形板50を切断する。これにより,該エンボス成形板50を4枚に分割すると共に,端部余剰部58を切除する。
【0043】
続いて図10に示すごとく,分割されたエンボス成形板500の下辺部501に,裏面側から上記下方凹部51の底面に達するまで,上記エンボス成形板500の左右にわたって切削加工する。これにより,図2,図3に示すごとく,裏面段部15を形成すると共に,上記縦目地溝14を境にして異なる高さに下縁111を有する下辺部11を形成する。
なお,図10において,ハッチングを施した部分が,切削加工により切除する部分である。
【0044】
また,上記エンボス成形板500には,上記裏面段部15の上端面151から上方に切込まれた係止溝152を切削加工により形成する。一方上記上辺部502に,意匠面13側を切り欠いた係止切欠121(図2,図3)を切削加工により形成する。
なお,上記裏側段部15と上記係止溝152とは,同時に切削加工することもできる。
【0045】
次に,本例の作用効果につき説明する。
上記外壁板1は,図1に示すごとく,意匠面13に縦目地溝14を形成しており,下辺部11における下縁111が,上記縦目地溝14を境にして異なる高さに形成されている。そのため,上記外壁板1は,上記縦目地溝14によって意匠面13が分割される。また,分割されたそれぞれの意匠面13の下端が異なる位置に配置される。
そして,上記外壁板1は,図4に示すごとく,下見板張構造の施工に用いられ,施工状態においては,その下縁111が露出する。それ故,施工状態において,複数の異なる寸法のシングル板を張り付けたような外観を表出し,趣のある変化に富んだ,外観意匠性に優れた下見板張構造2を得ることができる。
【0046】
また,上記外壁板1は,図1に示すごとく,複数のシングル板を一体化したような形状を有し,長尺の外壁板とすることができるため,施工が容易である。
また,上記外壁板1は,窯業系の外壁板であるため,耐候性,耐久性に優れている。また,意匠面13に種々の凹凸模様を容易に形成することができ,バリエーションに富んだ外観意匠性を得ることができる。
【0047】
また,上記外壁板1は,図2,図3に示すごとく,上記下辺部11に,裏面18側から切り欠かれた裏面段部15を形成してなる。そのため,上側の外壁板1の裏面段部15を下側の外壁板1の上端部12に重ねることにより,容易かつ確実に下見板張構造2を施工することができる。
また,該裏面段部15の上端面151は,左右にわたって略一直線状に形成されているため,切削加工により容易に上記裏面段部15を形成することができ,外壁板2を容易に製造することができる。
【0048】
また,上記裏面段部15には上記係止溝152が形成され,上記上辺部12には上記係止切欠121が形成されている。そして,上記係止溝152には,上記外壁板1を上記構造躯体3に留め付けるための留め付け金具4における,上板係止部43を係止し,上記係止切欠121には,上記留め付け金具4の下板係止部44を係止することができる。
これにより,一層容易かつ確実に,構造躯体3に留め付けることができる外壁板1を得ることができる。
【0049】
また,上記下見板張構造2においては,上側の外壁板1の下辺部11を,下側の外壁板1の上辺部12の前方に重ね合わせているため,雨水が上下の外壁板1の接合部から浸入することを防ぐことができる。また,左右の外壁板1の間の接合目地部21においては,上記目地部材6によって,雨水の浸入を防ぐことができる。
【0050】
また,上記外壁板1の製造方法においては,エンボス成形により,縦目地溝14を形成するため,容易かつ確実に上記縦目地溝14を形成することができる。
また,エンボス成形により上記下方凹部51を形成し,セメント硬化後に,上述のごとく切削加工することにより,上記縦目地溝14を境にして異なる高さに外壁板1の下縁111を形成することができる。そのため,上記外壁板1を変形させることなく,異なる高さに上記下縁111を容易に形成することができる。
特に,例えば左右寸法1200mm以上の長尺の外壁板1を製造するに際し,外壁板1の変形を招くおそれがない。
【0051】
また,上記下方凹部51は,上記目地凹部54を境にして上下幅を異ならせて形成するため,上記下縁111を,上記縦目地溝14を境にして異なる高さに形成することができる。
これにより,得られた外壁板1を用いて下見板張構造2を施工した状態において,複数の異なる寸法のシングル板を張り付けたような外観を表出し,趣のある変化に富んだ,外観意匠性を得ることができる。
【0052】
また,図8,図9に示すごとく,上記エンボス成形は,外壁板1複数枚分を形成可能な幅広のグリーンシート5に対して同時に行なうため,生産効率に優れた外壁板の製造方法を得ることができる。
【0053】
以上のごとく,本例によれば,外観意匠性,耐候性,耐久性に優れた下見板張構造を容易に施工することができる,製造容易な下見板張用の外壁板,及びその製造方法,並びにこれにより得られる下見板張構造を提供することができる。
【0054】
(実施例2)
本例は,図11,図12に示すごとく,外壁板1の上辺部12に設けた係止切欠121と,下辺部11に設けた係止溝152の形状を,実施例1に対して変更した例である。
即ち,上記係止切欠121は,意匠面13から約1mm程度後退させて段上に形成してある。また,上記係止溝152は,約1.2mm程度の厚みに,上記裏面段部15の上端面151から上方へ向かって切込みを入れた形状としている。
【0055】
また,上記外壁板1を構造躯体3に留め付ける留め付け金具4は,上板係止部43及び下板係止部44を支承部42に対して垂直に連続して形成してある。これにより,図12に示すごとく,上記上板係止部43を上側の外壁板1の係止溝152に係止させ,上記下板係止部44を下側の外壁板1の係止切欠121に係止させる。その他は,実施例1と同様である。
本例の場合にも,実施例1と同様の作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,下見板張用の外壁板の正面図。
【図2】実施例1における,下見板張用の外壁板の斜視図。
【図3】実施例1における,下見板張用の外壁板の縦断面図。
【図4】実施例1における,下見板張構造の正面図。
【図5】実施例1における,下見板張構造の縦断面図。
【図6】実施例1における,外壁板の左右合決り接合の説明図。
【図7】実施例1における,(A)目地部材の断面図,(B)目地部材を用いた接合目地部の段面図。
【図8】実施例1における,グリーンシートをエンボス加工したエンボス成形体の正面図。
【図9】実施例1における,分割後のエンボス成形体の正面図。
【図10】実施例1における,分割後のエンボス成形体の斜視図。
【図11】実施例2における,下見板張用の外壁板の縦断面図。
【図12】実施例2における,下見板張構造の縦断面図。
【図13】従来例における,下見板張構造の斜視図。
【図14】他の従来例における,下見板張用の外壁板の正面図。
【図15】他の従来例における,下見板張構造の縦断面図。
【図16】他の従来例における,下見板張構造の横断面図。
【符号の説明】
1...外壁板,
11...下辺部,
12...上辺部,
13...意匠面,
14...縦目地溝,
15...裏面段部,
18...裏面,
2...下見板張構造,
3...構造躯体,
4...留め付け金具,
Claims (4)
- 上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造に用いられる,下見板張用の外壁板において,
該外壁板は,意匠面に縦目地溝を形成した,窯業系の外壁板であって,
上記外壁板の下辺部における下縁は,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成されており,
また,上記下辺部には,裏面側から切り欠かれた裏面段部が形成されており,該裏面段部の上端面は,左右にわたって略一直線状に形成されており,
上記裏面段部の上端面には,上方に切込まれた係止溝が形成され,一方上記上辺部には,意匠面側を切り欠いた係止切欠が形成されており,
上記係止溝には,上記外壁板を上記構造躯体に留め付けるための留め付け金具の上板係止部を係止し,上記係止切欠には,上記留め付け金具の下板係止部を係止できるよう構成してあることを特徴とする下見板張用の外壁板。 - 上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造に用いられる,下見板張用の外壁板を製造する方法において,
セメント硬化前のグリーンシートにエンボス成形することにより,上記外壁板の縦目地溝とすべき部分に目地凹部を形成するとともに,上記外壁板の下縁となる部分の下側に下方凹部を形成し,
該下方凹部は,上記目地凹部を境にして上下幅を異ならせて形成し,
セメント硬化後のエンボス成形板の下辺部に,裏面側から上記下方凹部の底面に達するまで上記エンボス成形板の左右にわたって切削加工して,裏面段部を形成すると共に,上記縦目地溝を境にして異なる高さに下縁を有する下辺部を形成し,
上記エンボス成形板には,上記裏面段部の上端面から上方に切込まれた係止溝を切削加工により形成し,一方上記上辺部に,意匠面側を切り欠いた係止切欠を切削加工により形成することを特徴とする下見板張用の外壁板の製造方法。 - 請求項2において,上記エンボス成形は,外壁板複数枚分を形成可能な幅広のグリーンシートに対して行ない,セメント硬化後,エンボス成形板を複数枚に分割することを特徴とする下見板張用の外壁板の製造方法。
- 上側の外壁板の下辺部を下側の外壁板の上辺部の前方に重ね合わせて複数の外壁板を建築物の構造躯体に留め付けてなる下見板張構造において,
上記外壁板は,意匠面に縦目地溝を形成した,窯業系の外壁板であって,上記外壁板の下辺部における下縁は,上記縦目地溝を境にして異なる高さに形成されており,上記下辺部には,裏面側から切り欠かれた裏面段部を有し,該裏面段部の上端面は,左右にわたって略一直線状に形成されており,
上側の外壁板の下辺部に形成した上記裏面段部に,下側の外壁板の上辺部が配置しており,
また,上記外壁板は,建築物の構造躯体に対して留め付け金具により留め付けられており,
上記外壁板における裏面段部の上端面には,上方に切込まれた係止溝が形成され,一方上記上辺部には,意匠面側を切り欠いた係止切欠が形成されており,
上記留め付け金具は,上記構造躯体に固定される基板部と,該基板部から前方へ立設した支承部と,該支承部の前端から上方へ屈曲した上板係止部及び下方へ屈曲した下板係止部とを有し,上側の外壁板の上記係止溝に上記上板係止部を係止し,下側の外壁板の上記係止切欠に上記下板係止部を係止していることを特徴とする下見板張構造。
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