JPS59182784A - 感熱記録材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３．１（技術分野〕 本発明は感熱記録材料に関する、 ３２〔従来技術〕 一般に感熱記録材は加熱によって発色ｌ！ＴＩｊ像を記
録し得る感熱発色層を紙等の支持体上に設けたものであ
り、単に加熱するだけで記録を行えることから図書２文
書の複写はもちろん、電子計算機。

ファクシミリおよび各種計測器の出力記録等に広く用い
られている。

感熱記録材料としては、特に熱応答性２発色画像の鮮明
性、地肌の白さ等で優れているロイコ染料タイプのもの
が用いられ、該感熱記録材料は無色又は淡色のロイコ染
料と該ロイコ染料を発色せしめるフェノール化合物等の
顕色剤を組合せたものである。

しかし、ロイコ染料タイプの感熱記録材料は上記のごと
く優れたものであるが、熱印字によって得られる発色画
像はアルコール等の有機溶剤によって消色し易いという
欠点がある、 ３３〔目　的〕 熱で発色する２秤の化合物の新規な組合せにより、地肌
が白く耐有機溶剤性を有し、かつ鮮明な画像が得られる
感熱記録材料を提供することにある。

３．４〔構　成〕 本発明は過酸化ナフトイル化合物とナフトール系化合物
との加熱発色反応を利用した感熱記録材料である。

あり、過酸化ナフトイル化合物としては過酸化−α−ナ
フトイル、過酸化−β−ナフトイル、およびこれら過酸
化ナフトイルのアルキル基、アルコキシ基またはハロゲ
ンで置換された化合物等１例えば過酸化６−６′−ジメ
チルα−ナフトイル、過酸化６−ロ７−ジメトキシーβ
−ナフトイル、過酸ドロキシナフタレン、２−ヒドロキ
シ−６−スルフォン酸−ナフタレン≠ｔｔｔ云、（Ｚ−
ナフトール、β−ナフトール、ナフトールＡｓ、、２−
ヒドロキシ−３−エチルアミノナフトエ酸、２−ヒドロ
キシ−プロピルアミノナフトエ酸、２−ヒドロキシ−３
−モルホリノプロピルナフトエ酸等が埜げられナフトー
ル化合物と過酸化ナフトイル化合物の感熱発色層におけ
る使用割合は、１〜１０：０．５〜５　（重Ｊ’ｉ′Ｌ
化）が好ましい。

本発明の感熱記録材料はその感熱発色層成分として上記
の発色敵本成分以外に発色基本成分を支持体１例えば紙
２合成紙、プラスチックフィルム等の支持体に結合する
ための結着剤を用いることがより好ましく２例えばポリ
ビニルアルコール。

メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース。

メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド、ポリアクリル酸、カゼイン、スヂレン〜無水
マレイン酸共重合体のアルカリ塩、イソ（又はジイソ）
ブチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、デン
プン、ゼラチン等の水溶性樹脂あるいはポリスチレン、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリ
レート、スチレン・ブチレン−ラテックス、ポリウレタ
ン。

ポリエステル等の水性エマルジョンタイプの樹脂を単独
もしくは混合して用いることができる、感熱発色層には
、さらにロイコ染料タイプの感熱記録材料で一般に使用
される補助添加剤２例えば炭酸カルシウム、シリカ、ア
ルミナ、マグネシア、タルク、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、スチレン樹脂、フッ素樹脂、尿素〜ホルマリン樹脂
等の微粉末を添加し２発色画像の鮮明性を向上させたり
、熱可融性物質９例えば密ロウ、セラックロウなどの動
物性ワックス類、カルナバロウなどの植物性ワックス類
、モンタンワックスなどの鉱物性ワックス類、パラフィ
ンワックス、微晶ワックスなどの石油ワックス類、高級
脂肪酸の多価アルコールエステル、高級アミド、高級ア
ミン、脂肪酸とアミンの給金物、芳香族化合物とアミン
の縮合物２舎成パラフィン、塩素化パラフィン、高級直
鎖グリコール、３，４−エポキシ−へキサヒドロフタル
酸ジアルキル、高級脂肪酸金属塩等の合成ワックス状物
質を感熱発色層に含有させ熱感度の向上をはかれる。

本発明の感熱記録材料は特にその感熱発色層の補助成分
として金属塩化合物１例えば塩化亜鉛。

塩化スズ、塩化ニッケル、塩化カルシウム等を発色基本
成分のひとつである過酸化ナフトイル１重量部に対し０
．１〜ｌＯ重量部の割合で使用すれば。

より鮮明な発色画像を得ることができる。

感熱記録材料の形態としては基本的に発色反応する前記
の同成分を支持体上に担持せしめたものであるが２発色
反応の各成分を別々の支持体上に担持せしめ、記録時に
発色基本成分の各成分を担持するシートを該各成分が接
触するように重ね熱印字する複葉記録型の感熱記録材料
を構成することもできる。

上記の感熱記録材料を製造する一般的な製造方法につき
説−明すれば、まず発色基本成分である過酸化ナフトイ
ル化合物とナフトール系化合物の両者、または単独をそ
れらが溶解しえない液体２例えば水１石油等の液体屹加
え、さらに該液体に溶解するか、または安定に分散しつ
る結着剤および必要に応じ前述の感熱発色における補助
成分を加えた後、ボールミル、あるいはアトライター等
で前記の発色基本成分などを微粒子化し、かつ分散せし
める。次いで、該分散液を紙等の支持体に塗布し１発色
反応を生じない温度にて塗布層の乾燥をおこない本発明
の感熱記録材料が得られる。

３５〔効　果〕 本発明によれば、その感熱記録材料は実用上十分な熱感
度を有する感熱記録材料として活用できるだけでなく、
地肌が白く、熱によって発色した画像は鮮明で、かつ耐
有機溶剤性に優れている。

３６〔実施例〕 本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。

実施例１゜ 下記組成を有する混合物をそれぞれボールミルで２４時
間粉砕２分散してＡ液ならびにＢ液を調製し、得られた
Ａ液並びにＢ液を更に１：１（重量部）で混合して感熱
発色層形成液を調製した、〔Ａ液〕 過酸化−α−ナフトイル　　　　　　　　　　４重量部
ヒドロキシエチルセルロース（１０％７１Ｊ液）１０　
　＃水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　３６　　Ｉ・〔Ｂ液〕 α−ナフトール　　　　　　　　　　　　　　５重量部
炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　１　・・メ
チルセルロース（５％水溶液）　　　　　　２０　　。

水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　２４　　〃上記感熱発色層形成液を上質紙（約５０Ｍ
／ｍ’）の片面に塗布、乾燥して付着量７ｙ／ｒｒ？の
感熱発色層を形成した感熱記録材料を得た。

実施例２ 下記Ｃ液、Ｄ液を調製して、実施例１と同操作で感熱記
録材料を得た、 過酸化−β−ナフトイル　　　　　　　　　　４重量部
ステアリンｒ浮アミド　　　　　　　　　　　　２　〆
・ポリビニルアルコール（１０％水溶液）　　　１（＋
　　、。

水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
３４　　″〔Ｄ液〕 β−ナフトール　　　　　　　　　　　　　　５＋、Ｂ
置部シリカ微粉末　　　　　　　　　　　　　　　１　
″メチルセルロース（５％水溶液）　　　　　　２０　
　ｍ水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２４　
　　　ｒノ実施例３ 実施例１のＢ液を下記Ｅ液にした他は全て、実施例１と
同操作で感熱記録材料なイＧた６〔Ｅ液〕 尿素−ホルマリン樹脂微粉末　　　　　　　　１〜Ｎ−
オクタデシルカルバモイルベンゼン　　　１　〃塩化亜
鉛　　　　　　　４〜 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
】２重量部比較例１ 実施例１のＡ液の過酸化ナフトイルの代りにクリスタル
バイオレットラクトン（ロイコ染料）を使用した他は全
て実施例１と同様にして感熱記録材料を得た。

以上得られた感熱記録材料を試料として２品質評価をす
ると表−１の結果となり本発Ｉ明品が優れていることが
わかる。

表−１ 表−１において発色試験機として、熱傾斜試験機〔■東
洋精機製作新製〕を使用、〔条件：１５０℃。

２呻／−２１秒〕濃度計はマクベスＲＤ−５１４使用耐
有機溶剤性はエタトルを画像部、非画像部に適下して画
像の消色、地肌の発色を観察した、〇　−変化なし ×　→　画体消色、地肌発色剤 特許出願人　　株式会社　リコー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 イ 過酸化ナフト６ル化合物とナフトール系化合物との加熱
   発色反応を利用した感熱記録材料。