JPS59176223A - クロルトルエン異性体の分離方法 - Google Patents

クロルトルエン異性体の分離方法

Info

Publication number
JPS59176223A
JPS59176223A JP5044083A JP5044083A JPS59176223A JP S59176223 A JPS59176223 A JP S59176223A JP 5044083 A JP5044083 A JP 5044083A JP 5044083 A JP5044083 A JP 5044083A JP S59176223 A JPS59176223 A JP S59176223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorotoluene
adsorbent
adsorption
mixture
isomers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5044083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0358333B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Mangaya
万ケ谷 康弘
Michio Kimura
木村 道夫
Yoshio Noguchi
野口 義夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP5044083A priority Critical patent/JPS59176223A/ja
Publication of JPS59176223A publication Critical patent/JPS59176223A/ja
Publication of JPH0358333B2 publication Critical patent/JPH0358333B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はりOル1−ルエン異性体の分離方法に関するも
のであり、特にクロルトルエン異性体M 合物からm−
クロルトルエンを選択的に分離回収する力屹法吟、関す
るものである。
クロル1−ルエンは農薬、医薬等の重要な中間厚ネミ1
として知られ、特にp−クロルトルエンを原料とした農
薬の需要量が大きい。一方m−クロルトルエンもp−ク
ロルトルエンとは異なった立体異性体の特異的な生理活
性を有する農薬あるいは医薬品の原料として期待されて
いる。
クロルトルエンは主にトルエンの核塩素化反応によって
製造されているが、この反応は、オルト・パラ配向性が
非常に強いため、m−クロルトルエンの効果的な製造法
とはいいがたい。また、この反応である程度のm−クロ
ルトルエンが生成しても、その沸点がp−クロルトルエ
ンとほぼ等しい(ともに162℃)ので、高段数を有す
る精密蒸留をもってしても工業的規模で両者を分離する
ことは実質的にできない。
そこで、m−クロルトルエンの製法として、1−ルエン
の核塩素化反応によって得られるm −異性体含量の少
ないクロルトルエンを異性化シ、0−lm−およびp−
クロルトルエン異性体混合物をつくり、これからm−ク
ロルトルエンを分離することが考えられるが、これら異
性体混合物からm−クロルトルエンを分離することは従
来、困難であると考えられていた。
そこで本出願人は、クロルトルエン異性体混合物からm
−クロルトルエンを効果的に分離すべく、吸着剤として
カリウムおよび銀イオンを必須成分として含むY型ゼオ
ライトを用いた吸着成分分離方法を捉案した。本発明者
は、更に効果的な吸着剤を掟案すへく鋭怠検J・」を加
えた結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、m−クロルトルエンと、少なくとも
1種の其他りロルトルエン異性体を含む混合物を吸着処
理する際に、吸着剤としてナトリウムおよび銅イオンを
必須成分として含む)′型ゼオライトを用いて前記混合
物からm −クロルトルエンを選択的に分離回収するこ
とを特徴とするクロルトルエン異性体の分前方法を]〉
11供するものである。
さらに本発明の銅系セオライ1−を用いることによって
実施例に示す通り、予期しつイ(いはと吸Ki“容量が
増加した。これにより、m−クロルトルエンを選択的に
かつ工業的に経済性よく分離回収することができる。本
発明のセオライ1−系吸着剤を用いる吸着分離法によっ
てクロルトルエン異性体混合物からn〕−クロル1〜ル
エンが分離回収されるが、通常m−クロルトルエンはク
ロルトルエン異性体間のうちで最も吸着され難い物質と
して分離回収される。
本発明方法において吸着剤として使用されるY型ゼオラ
イトとはフォージャサイト型ゼオライトに属する結晶性
アルミノシリケートであって1次のような酸化物のモル
比で表わすことができる(米国特許第3130007F
i明細書参照)。
09±0.2Mz/ n O: A I 203 、 
: 3〜5 S 102 : YH20M゛金属カチオ
ン、n Mの原子価、y、水和の程度により異なる。
Mは任意の金属カチオンであるが、通常これがナトリウ
ムであるY型セオライトが人手される。このナトリウム
カチオンは一部又は全部をイオン交換することができる
。本発明の場合、これを銅でイオン交換する必要がある
。イオン交換方法は公知の方法が適宜採用されるが1通
常は銅の硝酸塩水溶液をイオン交換処卯液として、この
溶液をセオライ1−に接触させてイオン交換するのが好
ましい。また、硝酸塩の代りに塩化物′、qの他の水溶
性塩を用いることも好ましい。イオン交換処理液中の銅
の量は、副濃度が好ましく1例えば処理すべきNa−Y
型セオライl−中の全Naカチオンモル数の0.5〜4
.0倍量、好ましくは10〜2.0倍量の銅イオンを含
む量である。またこの銅量を1回のイオン交換液として
イオン交換処理してもよいし、分割して数回に分(ブて
処理してもよい。その方式はバッチ式でも流通式でもよ
い。このときの温度は20〜100 ’Cまて使用され
るが、交換速度を速めるためには50〜100°Cが好
ましい。
イオン交換処理後には、例えばNα−やC1−が検出さ
れなくなるまで十分水洗することが必要である。
本発明のゼオライトは、ナトリウムわよび銅イオン以外
に勿論他のカチオン成分を含んでもよく、例えばす1−
リウム以外のIA族、IIA族、IA族、IV A族の
金属、プロトン等を含んでもよい。
また1本発明で用いられるゼオライトの形状は粉末状、
砕塊状でもよいし、圧縮成型、押出し成型およびマルメ
ライサーによる成型法などによって得られる成型品であ
ってもよい。成型にはバインダーを用いる方法がより一
般的であるが、バインダーを用いなくても十分満足され
る成型品が得られる場合にはバインターを用いなくても
よい。バインクーとしてはアルミナ、ンリカ、陶土、酸
性白土などが使用可能である。
七オライドを吸着剤として使用する前に、その結晶水を
予め除去しておくことが必要である。
通常は100℃以上で結晶水含量を小さくすることがで
き、好ましくは200〜600℃で加熱することにより
、結晶水をほとんど除去することができる。
本発明の吸着剤を用いてクロルトルエン異性体混合物を
吸着分離するための吸着分離技術は、いオ)ゆるクロマ
ト分取法であってもよいし、まjコこれを連続化した擬
似移動床をこよる吸着分離ブj法でもよい。擬似移動床
による連続的吸着会則技術は基本的操作として1次に示
す吸着操作、濃縮操作、脱着操作を連続的に循環して実
施される。
(1)  吸着操作 クロルトルエン異性体混合物を含
む原料供給物が本発明の吸着剤と接触し1〕−およびO
−クロルトルエンが選択的(こ吸着される。残りのm−
クロルトルエンはラフイネ−1・とじて後で述へる脱着
剤ととも(こ回収される。
tz)  濃縮操作: o−およびI)−クロルトルエ
ンを選択的に吸着した吸着剤は後で述へるエクス1−ラ
クトの一部と接触させられ吸着剤上−従1+4 的に吸
着しているm−クロルトルエン追い出し,’O−および
I〕−クロルトルエン分が濃縮される。
(3)  脱zi操作°濃縮されたO−および1〕−ク
ロルトルエンは脱着剤によって吸着剤から追し1出され
、脱着剤を伴ってエクス1−ラフ1〜として回収される
上記吸着分離方法に使用される脱着剤としては、アルキ
ル置換芳香族炭化水素あるいはノ\ロゲン五換芳香族炭
化水素、ハロゲン化炭化水茎が好ましい。
吸着分離法の操作条件としては、温度は室温から350
℃、好ましくは50〜250℃であり、また、圧力は大
気圧から4 0 kq / d − G好ましくは大気
圧から30にり/ c4 − Gである。本発明の吸着
分離法は気相でも実施されうるが、操作2m 3を低く
して原料供給物または脱着剤の好ましくない副反応を減
じるために液相で実施するのが好ましい。
次に本発明の方法を実施例をあげて説明する。
実施例では吸着剤の吸着特性を次式の吸着選択率(σ)
でもって表わす。
ここで、o,m,pはそれぞれ0−クロルトルエン、m
−クロルトルエン、1〕−クロルトルエンを示し、Aは
吸着用、Uは吸着用と平衡にある液相を示す。
十弐(こおける/l値か1より大きければ大きい程、I
Tl−クロル1〜ルエノが0−およびp−クロル1−ル
エンに比しより吸着されにくいことを示す。即ち、Iη
−クロル1−ルエンを分離回収するのに増した吸着剤は
、007m、α1〕/m  ともに151り人きいかま
たは1より小さいものが好ましい。
また吸着剤の吸着容凰を次式のC罐で表わす。
十式におけるC値が大きければ大きい程、吸着させる能
ノ」が大きく、同量の異性体混合物を吸着分離する場合
にC値の大きい吸着剤はど吸着剤jThtが少なくてす
む利点がある。
実施例I Na−Y型セオライト粉末(米国ユニオン壷カーバイド
社製)にバインダーとしてアルミナブルをA1201換
算でl Q wj%添加して、150〜5 0 0 l
1mcl+に成型されたNa−Y型ゼオライl−造粒品
を100℃で乾燥後、500℃で1時間焼成した。次に
表1のごと(Na−Y型ゼオライト中のNaカチオンの
0、5〜4.0倍モル量に相当する銅イオンを含む硝酸
銅水溶液でNa−Y型セオライトを60℃で処理しCu
−Na−Y 型吸着剤を調製した(Naカチオンの不明
モル%をCuカチオンに交換した)。
コノCu−Na−Y 型吸着剤のクロルトルエン異性体
間の吸着選択率を測定するために、内容積5mlのオー
トクレーブ内に500°Cで1時間焼成した該吸着剤1
.51を充填し、110℃で1時間、ときどき攪拌しな
がら放置した。
仕込んだ液相混合物の組成はn−ノナン p−クロルl
ールエン゛mークロルl〜ルエン 0−クロルトルエン
−0.6:1:1:1(重量比)である。
n−ノナンはガスクロマトグラフィー分析での白煙物質
として添加したもので、上記実験条件下では実質的に吸
着に関して不活性な物質である。吸着剤と接触させた後
の液相混合物の組成をカスクロマトグラフィーにより分
析し、(1)式を用いてクロル1〜ル工ン異性体間の吸
着選択率を、(2)式を用いて該吸着剤の吸着容量を求
めた。結果を表1に示す。
表    1 1 0.5 1,231.2230 2 1.0 1.371.2730 3 2.0 1.491.3430 4 3.0 1.281.2829 実施例2 脱若剤としてm−フルオロ1−ルエンを用い、吸着剤と
して実施例1の表1に記載した隔4を用イて実Mp (
yB 1と同様にしてクロルトルエン異性体間の吸着選
択率と吸着容量を測定した。仕込まれた液相混合物の組
成はn−ノナン p −クロルトルエン二m−クロルト
ルエン二〇−クロルトルエン:m−フルオロトルエン−
0,6:1:1:に3(重量比)である。その結果、a
 p/m = 1.68 、 a o/m = 1.5
0 、 C= 27.8%であった。
比較例] フォージャサイ1〜型ゼオライトを下記のカチオン成分
により充分にイオン交換しtこ吸着剤に関し、実施例】
と同様にクロルトルエン異性体間の吸着選択率および吸
着容量を測定した。結果を表2に示す。
表    2 吸  着  剤        α o/m   ap
/m   CNa−Y(Si02/A]□03=3.2
)1,020.9223に−Y()1.100.852
O Na−Y(Sin2/A!20.=4.8)0.910
.6823に−Y() 1.161.8918 Ca−Y() 1,051.1622 Na−X(Si02/Al203=2.5) 1.05
1.0318に−X() 1,200.7817 Ca−X(SiO,/Al2O,=2.5)1,18 
  0.45   2213a −X ()0.89 
  1.61   15A g−Y (S i O,/
A l□O,、、−4,8”l   1.38   0
.99   2’0比較例2 実施例〕で調製しfコNa−Y型吸着剤をそのす1、リ
ウムヵチjンの]0モル%に相当するナトリウムイオン
のイオンを含む水溶液でイオン交換処理をした。これら
吸着剤のクロルトルエン異1イ1:俸間の吸着選択率お
よび吸着容量を実施例]と同様にして測定した。結果を
表3に示す。
表    3 吸着剤   αo7rn  ap7m   CBa−N
a −Y 1.101.1618Mg−Na −Y 1
.001.0421Ca−Na−Y 1.171.19
23L i二Na −Y  O,910,75’  2
2Ag−Na、−Y 1.15 ’0.7825比l咬
例3 実施例1で調製したN a−Y型吸着剤を硝酸カリウム
水溶液で処理し、ナトリウムイオンの90%以上をイオ
ン交換したK −Y型吸着剤を調製しtこ。次にに−Y
型ゼオライト中のにカチオンの50モル%に相当する銀
イオンを含む硝酸銀水溶液でに−Yfiゼオライトを6
0℃で処理しAg−に−Y型吸着剤を調製した。この吸
着剤を用いて実施例1と同様にしてクロルトルエン異性
体間の吸着選択率と吸着容量を測定しtコところa o
/m= 1.50、a p/m = 1.40 、、 
C= 20 Nであった。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1η−クロルトルエンと、少なくとも1種の其他クロル
    トルエン異性体を含む混合物を吸着処理する際、吸着剤
    としてすトリウムおよび銅イオノを必須成分として含む
    Y型セオライトを用いて1〕口記混合物からm−クロル
    トルエンを選択的に分前回収することを特徴とするクロ
    ルI・ルエン異性体の分離方法。
JP5044083A 1983-03-28 1983-03-28 クロルトルエン異性体の分離方法 Granted JPS59176223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5044083A JPS59176223A (ja) 1983-03-28 1983-03-28 クロルトルエン異性体の分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5044083A JPS59176223A (ja) 1983-03-28 1983-03-28 クロルトルエン異性体の分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59176223A true JPS59176223A (ja) 1984-10-05
JPH0358333B2 JPH0358333B2 (ja) 1991-09-05

Family

ID=12858915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5044083A Granted JPS59176223A (ja) 1983-03-28 1983-03-28 クロルトルエン異性体の分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59176223A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4698453A (en) * 1982-12-28 1987-10-06 Toray Industries, Inc. Process for separation of substituted benzene isomers
US4794202A (en) * 1985-04-15 1988-12-27 Uop Inc. Process for separating halogen substituted toluene isomers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4698453A (en) * 1982-12-28 1987-10-06 Toray Industries, Inc. Process for separation of substituted benzene isomers
US4794202A (en) * 1985-04-15 1988-12-27 Uop Inc. Process for separating halogen substituted toluene isomers

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0358333B2 (ja) 1991-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS636534B2 (ja)
EP0199212B1 (en) Method for selective separation of 2,6-dichlorotoluene
JPS59176223A (ja) クロルトルエン異性体の分離方法
JPS6323976B2 (ja)
KR920003117B1 (ko) 디클로로큐멘 이성질체의 분리방법
EP0278680B1 (en) Method for selective isolation of m-dichlorobenzene
JPS58131923A (ja) クロルトルエン異性体の分離方法
EP0249883B1 (en) Method for adsorptive separation of dichlorotoluenes
JPH0513143B2 (ja)
JPS6115049B2 (ja)
JP2516339B2 (ja) ジクロロトルエンの吸着分離方法
JP3807061B2 (ja) ハロゲン化エチルベンゼン異性体の分離方法
JPH0446931B2 (ja)
JP3092218B2 (ja) 1,3,5−トリクロルベンゼンの製造方法
JPH06239808A (ja) 2−メチル−3−ニトロベンゾトリフルオライドの分離方法
JPS6240338B2 (ja)
JPS6013727A (ja) 3,5−ジクロルトルエンの分離方法
JPS6042340A (ja) ジクロルトルエンの製造・回収方法
JPH0547527B2 (ja)
JPS58131922A (ja) クロルベンゾトリフルオライド異性体の分離方法
JPS61183248A (ja) ジクロルニトロベンゼン異性体の分離方法
JPS58131924A (ja) ジクロルベンゼン異性体の分離方法
JPH0442373B2 (ja)
JPS64371B2 (ja)
JPH09316014A (ja) 2,4−ジクロロトルエンまたは2,6−ジクロロトルエンの分離方法