JPH0446931B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0446931B2
JPH0446931B2 JP33141588A JP33141588A JPH0446931B2 JP H0446931 B2 JPH0446931 B2 JP H0446931B2 JP 33141588 A JP33141588 A JP 33141588A JP 33141588 A JP33141588 A JP 33141588A JP H0446931 B2 JPH0446931 B2 JP H0446931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
dichlorocumene
adsorption
dcc
adsorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP33141588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01250330A (ja
Inventor
Bunji Yamada
Michio Kimura
Yoshio Noguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP63331415A priority Critical patent/JPH01250330A/ja
Publication of JPH01250330A publication Critical patent/JPH01250330A/ja
Publication of JPH0446931B2 publication Critical patent/JPH0446931B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明はジクロルクメン異性体混合物から、特
定のジクロルクメン異性体を分離する方法に関す
る。わけても、3,5−ジクロルクメン(以下、
3,5−DCCと略す)は、合成化学上重要な化
合物であつて、農薬、医薬、染料などの中間原料
として有用である。 <従来の技術> ジクロルクメンは、ジクロルベンゼンを触媒の
存在下でプロピレンまたはイソプロピルハライド
を作用させ、アルキル化させて得られる。特に、
3,5−DCCはm−ジクロルベンゼン(以下、
m−DCBと略す)をアルキル化して得られる2,
4−ジクロルクメン(以下、2,4−DCCと略
す)を触媒の存在下で異性化することによつて得
られる。得られたジクロルクメン異性体混合物は
熱力学的平衡の2,4−DCCと3,5−DCCを
主体とし、未反応のm−DCB、副生物の2,5
−ジクロルクメン(以下、2,5−DCCと略す)
とジクロルジイソプロピルベンゼン(以下、
DCDIPBと略す)および触媒を含有している。
上記ジクロルクメン異性体を含む混合物は、触媒
を分離除去したのち、蒸留法により、まず未反応
のm−DCBと高沸点のDCDIPBが除去される。
ジクロルクメン異性体間の沸点差は小のため、こ
のままでは蒸留分離できない。従つて、従来は、
ジクロルクメン異性体混合物をさらにアルキル化
反応に供し、2,4−DCCを選択的にDCDIPB
に転化させ、3,5−DCCとの沸点差を利用し
て、蒸留法により、3,5−DCCを分離回収す
る(USP4104315)。このようにして得られた3,
5−DCCには、なお少量の未反応の2,4−
DCC、副生の2,5−DCCが存在するため、さ
らに臭素化反応に供し、3,5−DCCを選択的
に臭素化して蒸留分離精製する(USP4087473)。
また、回収された未反応のm−DCBとジアルキ
ル化合物のDCDIPBを先の第1段のアルキル化
工程へ供給し、トランスアルキル反応により2,
4−DCCに転化し再利用する(USP4329524)。 <発明が解決しようとする課題> しかしながら、上述の如く、アルキル化(第1
段)→異性化→脱触媒→蒸留→アルキル化(第2
段)→蒸留→臭素化→蒸留のように、反応と蒸留
をくり返す分離・精製の手段は、工業装置のみな
らずエネルギー的にも不利である。また、反応の
くり返しは好ましからざる副生物の増加などが生
じ、コスト、品質の両面に問題が残つた。 本発明者らは、これらの問題点を一挙に解決す
べく鋭意検討した結果、本発明に到達した。 <課題を解決するための手段> 本発明者らは、ジクロルクメン異性体混合物か
ら特定のジクロルクメン異性体を分離するにあた
り、吸着剤としてゼオライトを用いて吸着分離で
きることを見出した。 すなわち、本発明はジクロルクメン異性体混合
物から3,5−ジクロルクメンを吸着分離する際
に、吸着剤としてシリカ/アルミナモル比が2以
上でありかつ0.6〜1.0nmの細孔径を有するゼオ
ライトを用いることを特徴とする3,5−ジクロ
ルクメンの分離方法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明におけるジクロルクメン異性体混合物と
は、通常、2,4−DCC、2,5−DCCおよび
3,5−DCCを主として含有するジクロルクメ
ン異性体混合物であり、さらに副生物の
DCDIPBを含むジクロルクメン異性体混合物を
も包含する。 本発明においては、シリカ/アルミナモル比が
2以上でありかつ0.6〜1.0nmの細孔径を有する
ゼオライトを用いる。 ゼオライトはSiO4四面体とAlO4四面体とが酸
素を共有して3次元網目状に結合した結晶であ
り、その結合のしかたにより何種類もの形の空洞
や孔路が形成される。この空洞への入口は細孔と
呼ばれ均一な有効径を持つている。この細孔径は
ゼオライトの結晶構造やAlO4の負電荷に対応す
るカチオンの種類によつて若干変化させることが
できる。本発明で使用するゼオライトは、かかる
細孔径が0.6〜1.0nmであることが必要である。
細孔径が0.6未満または1.0を越えるとジクロルク
メン異性体が吸着分離できない。 また、本発明で使用するゼオライトはシリカ/
アルミナモル比が2以上、好ましくは2〜30であ
ることが必要である。シリカ/アルミナモル比が
2未満であるとジクロルクメン異性体が吸着分離
できない。 本発明で使用するゼオライトは、シリカ/アル
ミナモル比が2以上でありかつ0.6〜1.0nmの細
孔径を有するものであれば、特に限定されず、好
ましくはホージヤサイト型ゼオライト、L型ゼオ
ライトおよびベータ型ゼオライト、モルデナイト
型ゼオライト、ペンタシル型ゼオライト、オメガ
型ゼオライト、オフレタイト型ゼオライトから選
ばれたゼオライトが使用される。より好ましく
は、ホージヤサイト型ゼオライト、L型ゼオライ
トおよびベータ型ゼオライトから選ばれたゼオラ
イトが使用される。 ホージヤサイト型ゼオライトは次式で示される
結晶性アルミノシリケートである。 (0.9±0.2)M2/oO:Al2O3:xSiO2:yH2O (ここでMはプロトン、アンモニウムイオンまた
は1価、2価もしくは3価の金属カチオンを示
し、nはその原子価を表わす。また、yは水和の
程度により異なる。) 上記式で示されるホージヤサイト型ゼオライト
は、X型とY型に分類され、X型はx=2.5±0.5
であり、Y型はx=3〜8で表わされる。すなわ
ちX型はシリカ/アルミナモル比が2.5±0.5であ
り、Y型はシリカ/アルミナモル比が3〜8であ
り、どちらも典型的には0.74nmの細孔径を有す
るが、カチオンの種類に種類によつては0.6〜
0.9nmの細孔径を有する。 L型ゼオライトは次式で示される結晶性アルミ
ノシリケートである。 (1.0±0.1)M2/oO:Al2O3:(5〜8)SiO2:yH2O (ここでMはプロトン、アンモニウムイオンまた
は1価、2価もしくは3価の金属カチオンを示
し、nはその原子価を表わす。また、yは水和の
程度により異なる。) すなわち、L型ゼオライトはシリカ/アルミナ
モル比が5〜8であり、典型的には0.71nmの細
孔径を有するが、カチオンの種類によつては0.6
〜0.9nmの細孔径を有する。 ベータ型ゼオライトは使用形態において次式で
示される結晶性アルミノシリケートゼオライトで
ある。 M2/oO:Al2O3:(5〜100)SiO2:yH2O (ここでMはプロトン、アンモニウムイオンまた
は1価、2価もしくは3価のカチオンを示し、n
はその原子価を表わす。また、yは水和の程度に
より異なる。) すなわち、ベータ型ゼオライトはシリカ/アル
ミナモル比が5〜100でありかつカチオンの種類
により0.6〜1.0nm細孔径を有する。 本発明で使用するゼオライトの好ましいカチオ
ンは、周期律表の第A族、第B族および第
A族などから選ばれた金属イオンおよびアンモニ
ウムイオン、プロトンなどからなる1種または2
種以上のカチオンである。これらのカチオンの好
ましい具体例としては、例えば、リチウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、
ストロンチウム、バリウム、銅、銀、金、アンモ
ニウム、プロトンなどが挙げられる。これらのカ
チオンのイオン交換方法は常法によつて行なうこ
とができ、通常はゼオライトに加えようとする1
種または2種以上のカチオンの可溶性塩の水溶液
にゼオライトを接触させるか、あるいはゼオライ
トを焼成することによりプロトン化するアンモニ
ウム塩水溶液にそのゼオライトを接触させること
によつて、実施される。 本発明で用いるゼオライト吸着剤の製造法は任
意であり、例えば特開昭53−28126号公報、特公
昭36−3675号公報またはUSP3308069などに記載
の方法で得ることができる。 本発明方法を用いたジクロルクメン異性体混合
物を吸着分離するための技術は、常法が採用可能
であり、いわゆるクロマト分取法であつてもよい
し、また、これを連続化した擬似移動床による吸
着分離方法でもよい。 擬似移動床による連続的吸着分離技術は、基本
的操作として次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着
操作および脱着剤回収操作を連続的に循環して実
施される。 (1) 吸着操作:ジクロルクメン異性体混合物がゼ
オライト系吸着剤と接触し、強吸着成分が選択
的に吸着され、弱吸着成分がラフイネート流れ
として後で述べる脱着剤とともに回収される。 (2) 濃縮操作:強吸着成分を選択的に吸着した吸
着剤は後で述べるエクストラクトの一部と接触
させられ、、吸着剤上に残存している弱吸着成
分が追い出され強吸着性分が濃縮される。 (3) 脱着操作:濃縮された強吸着成分を含む吸着
剤は、脱着剤と接触させられ強吸着成分が吸着
剤から追い出され、脱着剤をともなつてエクス
トラクト流れとして回収される。 (4) 脱着剤回収操作:実質的に着脱剤のみを吸着
した吸着剤は、ラフイネート流れの一部で接触
させられ該吸着剤に含まれる脱着剤の一部が脱
着剤回収流れとして回収される。 上記、擬似移動床による吸着分離操作を模式的
に示したのが第1図である。吸着剤を充填した吸
着室1〜4が連続的に循環して連絡されている。 5〜9はそれぞれ脱着剤供給ライン、エクスト
ラクト抜出しライン、異性体混合物供給ライン、
ラフイネート抜出しライン、脱着剤回収ラインで
ある。また、バルブ10は閉じている。第1図に
示した吸着室の配置状態では、吸着室1が脱着操
作、吸着室2が濃縮操作、3が吸着操作、4が脱
着剤回収操作を実施している。 一定時間間隔ごとに、吸着室1〜4を第1図の
時計回り方向に吸着室一室分だけそれぞれ移動さ
せる。従つて、次の吸着室の配置状態は、例えば
1が4に、4が3に、3が2に、2が1にそれぞ
れ移動している。 分離の際に使用する展開剤あるいは脱着剤とし
ては、ジクロルクメンと容易に蒸留分離できる化
合物が使用できる。 吸着分離のための操作条件としては、温度は室
温から350℃、好ましくは50〜250℃であり、圧力
は大気圧から50Kg/cm2・G、好ましくは大気圧か
ら40Kg/cm2・Gである。 本発明による吸着分離は気相でも液相でもよい
が、操作温度を低くして原料供給物あるいは脱着
剤の好ましくない副反応を抑えるために、液相で
実施するのが好ましい。 <実施例> 次に、本発明の方法を実施例を挙げて説明す
る。 実施例では、吸着剤の吸着特性を次式の吸着選
択律(α)でもつて表わす。 αA/B=〔A成分の重量分率/B成分の重量分率〕S/
〔A成分の重量分率/B成分の重量分率〕L ここで、A、Bはジクロルクメン異性体のどれ
か1種またはDCDIPBを示し、Sは吸着相、L
は吸着相と平衡状態にある液相を示す。 上記吸着選択率(αA/B)の値が1より大のと
き、A成分が選択的に吸着され、1より小のとき
はB成分が選択的に吸着される。また、上記吸着
選択率(αA/B)の値が1より大なる吸着剤、ある
いは1より小さく0に近い吸着剤ほどAとBの吸
着分離が容易となる。 実施例 1 シリカ/アルミナモル比が5.5でかつ0.74nmの
細孔を有するNa−Y型ゼオライトの造粒品をカ
チオン当量の硝酸カリウムを含む水溶液を用い
て、固液比5(ml/g)で90℃、2時間イオン交
換し、これを10回繰り返し、98モル%がカリウム
に置換したゼオライト吸着剤を得た(以下、K−
Yゼオライトと略す)。イオン交換後、ゼオライ
ト造粒品を90℃の純水にて固液比5(ml/g)で
10回洗浄し、120℃で一夜乾燥した。このように
調製されたゼオライト吸着剤はジクロルクメン異
性体間の吸着選択率を測定する直前に500℃で2
時間焼成して用いた。 DCDIPBを含むジクロルクメン異性体の吸着
選択率を測定するために、内容積5mlのオートク
レーブ内にK−Yゼオライト2gおよび下記ジク
ロルクメン異性体混合物を充填し、150℃で0.5時
間、時々撹拌しながら放置した。仕込んだジクロ
ルクメン異性体混合物<試料A>の組成は次のと
おりであつた。 <試料A> 2,4−DCC 36(重量比) 2,5−DCC 1 3,5−DCC 56 DCDIPB 7 さらに、ガスクロマトグラフイー分析での基準
物質として、ジクロルクメン異性体混合物に対し
20wt%のn−ノナンを同時に仕込んだ。n−ノ
ナンは上記条件下では、ゼオライトの吸着特性に
関し実質上不活性な物質である。吸着剤と接触さ
せたのちの液相混合物の組成をガスクロマトグラ
フイーにより分析し、ジクロルクメン異性体間の
吸着選択率を求めた。結果を表1に示す。 実施例 2〜6 実施例1において使用するNa−Y型ゼオライ
トに代えて、シリカ/アルミナモル比が6.1でか
つ0.71nmの細孔径を有するK−L型ゼオライト、
またはシリカ/アルミナモル比が20.0のNa−ベ
ータ型ゼオライトをそれぞれ用いる以外は実施例
1と同様にして、98モル%がカリウムに置換した
ゼオライト吸着剤を得た(以下、それぞれ、K−
Lゼオライト、K−ベータゼオライトと略す)。 また、シリカ/アルミナモル比が4.8でかつ
0.74nmの細孔径を有するNa−Y型ゼオライトを
用い、かつカチオン当量の硝酸バリウムを含む水
溶液を用いて、実施例1と同様にして、98モル%
がバリウムに置換したゼオライト吸着剤を得た
(以下、Ba−Yゼオライトと略す)。 さらにシリカ/アルミナモル比が4.8でかつ
0.74nmの細孔径を有するNa−Y型ゼオライトを
用い、かつ0.15カチオン当量の硝酸アンモニウム
と0.85カチオン当量の硝酸カリウムを含む水溶
液、または0.3カチオン当量の硝酸アンモニウム
と0.7カチオン当量の硝酸カリウムを含む水溶液
をそれぞれ用いて実施例1と同様にして、ゼオラ
イト吸着剤(以下、それぞれ、0.15H−K−Yゼ
オライト、0.3H−K−Yゼオライトと略す)を
得た。これらのゼオライト吸着剤のアンモニウム
は焼成によりプロトン化した。 これらのK−Lゼオライト、K−ベータゼオラ
イト、Ba−Yゼオライト、0.15H−K−Yゼオラ
イト、0.3H−K−Yゼオライトを用いて、実施
例1と同様にして処理したのち、実施例1と同様
にしてジクロルクメン異性体間の吸着選択率を求
めた。結果を表1に示す。
【表】 本発明方法によれば、ゼオライト吸着剤を用い
て、3,5−DCCをエクストラクト成分または
ラフイネート成分として分離回収できることが表
1から明らかである。 実施例 7〜13 実施例1と同様にして、シリカ/アルミナモル
比が2.5でかつ0.71nmの細孔径を有するNa−X
型ゼオライトまたはシリカ/アルミナモル比が
4.8でかつ0.71nmの細孔径を有するNa−Y型ゼ
オライトを用いて、表2に示す各種ゼオライト吸
着剤を得、実施例1と同様にジクロルクメン異性
体混合物<試料B>を仕込んでジクロルクメン異
性体間の吸着選択率を求めた。結果を表2に示
す。 <試料B> 2,4−DCC 40(重量比) 3.5−DCC 60
【表】 比較例 シリカ/アルミナモル比が2.0でかつ0.42nmの
細孔径を有するNa−A型ゼオライトを用いて、
実施例1と同様にジクロルクメン異性体の吸着を
行つたが、どのジクロルクメン異性体および
DCDIPBも吸着されず、ジクロルクメン異性体
の分離は不可能であつた。 参考例 次に示す組成のジクロルクメン異性体混合物を
第1図に示す擬似移動床装置で吸着分離した。 3,5−DCC 63.3% 2,4−DCC 35.6% 2,5−DCC 0.7% DCDIPB 0.4% 内容積約40mlの各吸着室1〜4に実施例1で調
整したK−Yゼオライトを充填した。ライン5か
ら脱着剤として次に示す組成のジクロルトルエン
混合物を422ml/hrで供給し、ライン7から上記
ジクロルクメン異性体混合物を12.6ml/hrで供給
した。 2,4−ジクロルトルエン 34% 2,5−ジクロルトルエン 63% 2,6−ジクロルトルエン 2% 2,3−ジクロルトルエン 1% ライン6からエクストラクト流れを61.7ml/hr
で抜出し、ライン8からラフイネート流れを66.9
ml/hrで抜出し、残りの流体をライン9から放出
した。また、吸着室1と4間の流体の流れはバル
ブ10で閉じられていた。このとき、約150秒間
隔で吸着室1を4に、4を3に、3を2に、2を
1に同時に移動させた。吸着温度は170℃、圧力
は20Kgで実施した。 かくして得られたエクストラクト流れに含まれ
るジクロルクメン異性体混合物中の3,5−
DCCの純度は99.8%であり、回収率は91.7%であ
つた。 <発明の効果> 本発明によれば、ジクロルクメン異性体混合物
からゼオライト吸着剤を用い、3,5−ジクロル
クメンを高純度でかつ効率良く分離回収すること
ができ、工業的に寄与する効果は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸着分離方法の適用の一実施
態様である擬似移動床による吸着分離操作を模式
的に示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ジクロルクメン異性体混合物から3,5−ジ
    クロルクメンを吸着分離する際に、吸着剤として
    シリカ/アルミナモル比が2以上でありかつ0.6
    〜1.0nmの細孔径を有するゼオライトを用いるこ
    とを特徴とする3,5−ジクロルクメンの分離方
    法。 2 ゼオライトがホージヤサイト型ゼオライト、
    L型ゼオライトおよびベータ型ゼオライトから選
    ばれたゼオライトである請求項1記載の3,5−
    ジクロルクメンの分離方法。
JP63331415A 1987-12-28 1988-12-27 3,5―ジクロルクメンの分離方法 Granted JPH01250330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63331415A JPH01250330A (ja) 1987-12-28 1988-12-27 3,5―ジクロルクメンの分離方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-335015 1987-12-28
JP33501587 1987-12-28
JP63331415A JPH01250330A (ja) 1987-12-28 1988-12-27 3,5―ジクロルクメンの分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01250330A JPH01250330A (ja) 1989-10-05
JPH0446931B2 true JPH0446931B2 (ja) 1992-07-31

Family

ID=26573848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63331415A Granted JPH01250330A (ja) 1987-12-28 1988-12-27 3,5―ジクロルクメンの分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01250330A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011126834A2 (en) 2010-03-30 2011-10-13 Prc-Desoto International, Inc. Thioethers, methods for their preparation, and compositions including such thioethers
EP3284772A1 (en) 2008-04-24 2018-02-21 Prc-Desoto International, Inc. Thioethers, methods for their preparation, and compositions including such thioethers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3284772A1 (en) 2008-04-24 2018-02-21 Prc-Desoto International, Inc. Thioethers, methods for their preparation, and compositions including such thioethers
WO2011126834A2 (en) 2010-03-30 2011-10-13 Prc-Desoto International, Inc. Thioethers, methods for their preparation, and compositions including such thioethers

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01250330A (ja) 1989-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0412623B1 (en) Process for separating 2-chloro-m-xylene
EP0199212B1 (en) Method for selective separation of 2,6-dichlorotoluene
KR920003117B1 (ko) 디클로로큐멘 이성질체의 분리방법
JPH0446931B2 (ja)
JPH0446932B2 (ja)
JPS6324981B2 (ja)
JPH0651650B2 (ja) 3,5―ジクロルクメン異性体の分離法
JP3092218B2 (ja) 1,3,5−トリクロルベンゼンの製造方法
JP2516340B2 (ja) トリハロゲノベンゼン異性体の分離方法
EP0324041B1 (en) Method for separating a trihalogenobenzene isomer
JP2576725B2 (ja) 2,4−ジクロロトルエンの分離方法
JP3807061B2 (ja) ハロゲン化エチルベンゼン異性体の分離方法
JPS6324495B2 (ja)
JPH0140016B2 (ja)
JPH0112734B2 (ja)
JPH0786092B2 (ja) ジクロロベンゼン異性体の分離方法
JPS59176223A (ja) クロルトルエン異性体の分離方法
JPH0112733B2 (ja)
JPS6240338B2 (ja)
JPH0446930B2 (ja)
JPH0112735B2 (ja)
JPS61180732A (ja) クロルキシレン異性体の分離方法
JPH0442373B2 (ja)
JP2004238391A (ja) ジクロロフェノール分離方法
JPS61183248A (ja) ジクロルニトロベンゼン異性体の分離方法