JPH01250330A - 3,5―ジクロルクメンの分離方法 - Google Patents

3,5―ジクロルクメンの分離方法

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JPH01250330A
JPH01250330A JP63331415A JP33141588A JPH01250330A JP H01250330 A JPH01250330 A JP H01250330A JP 63331415 A JP63331415 A JP 63331415A JP 33141588 A JP33141588 A JP 33141588A JP H01250330 A JPH01250330 A JP H01250330A
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adsorption
adsorbent
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はジクロルクメン異性体混合物から、特定のジク
ロルクメン異性体を分離する方法に関する。わけても、
3.5−ジクロルクメン(以下、3.5− D CCと
略す)は、合成化学上重要な化合物であって、農薬、医
薬、染料などの中間原料として有用である。
〈従来の技術〉 ジクロルクメンは、ジクロルベンゼンを触媒の存在下で
プロピレンまたはイソプロピルハライドを作用させ、ア
ルキル化させて得られる。
特に、3.5− D CCはm−ジクロルベンゼン(以
下、m−DCBと略す)をアルキル化して得られる2、
4−ジクロルクメン(以下、2.4−DCCと略す)を
触媒の存在下で異性化することによって得られる。得ら
れたジクロルクメン異性体混合物は熱力学的平衡の2.
4−DCCと3、5− D CCを主体とし、未反応の
m−DCB、副生物の2.5−ジクロルクメン(以下、
2,5−DCCと略す)とジクロルジイソプロピルベン
ゼン(以下、DCD I PBと略す)および触媒を含
有している。上記ジクロルクメン異性体を含む混合物は
、触媒を分離除去したのち、蒸留法により、まず未反応
のm−DCBと高沸点のDCD I PBが除去される
。ジクロルクメン異性体間の沸点差は小のため、このま
までは蒸留分離できない、従って、従来は、ジクロルク
メン異性体混合物をさらにアルキル化反応に供し、2.
4−DCCを選択的にDCD I PBに転化させ、3
.5− D CCとの沸点差を利用して、蒸留法により
、3.5− D CCを分離回収する(tJsP410
4315)、このようにして得られた3、 5− D 
CCには、なお少量の未反応の2.4−DCC1副生の
2.5− D CCが存在するため、さらに臭素化反応
に供し、3.5− D CCを選択的に臭素化して蒸留
分離精製する(USP4087473)、また、回収さ
れた未反応のm−DCBとジアルキル化合物のDCD 
I PBを先の第1段のアルキル化工程へ供給し、トラ
ンスアルキル反応により2.4− D CCに転化し再
利用する(USP4329524)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述の如く、アルキル化(第1段)→異
性化→脱触媒→蒸留→アルキル化(第2段)−蒸留→臭
素化−蒸留のように、反応と蒸留をくり返す分離・精製
の手段は、工業装置のみならずエネルギー的にも不利で
ある。
また、反応のくり返しは好ましからざる副生物の増加な
どが生じ、コスト、品質の両面に問題が残った。
本発明者らは、これらの問題点を一挙に解決すべく鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
く課題を解決するための手段〉 本発明者−らは、ジクロルクメン異性体混合物から特定
のジクロルクメン異性体を分離するにあたり、吸着剤と
してゼオライトを用いて吸着分離できることを見出した
すなわち、本発明はジクロルクメン異性体混合物からジ
クロルクメン異性体を吸着分離する際に、吸着剤として
シリカ/アルミナモル比が2以上でありかつ0.6〜1
.0nmの細孔径を有するゼオライトを用いることを特
徴とするジクロルクメン異性体の分離方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるジクロルクメン異性体混合物とは、通常
、2.4− D CC12,5−D CCおよび3.5
− D CCを主として含有するジクロルクメン異性体
混合物であり、さらに副生物のDCDIPBを含むジク
ロルクメン異性体混合物をも包含する。
本発明においては、シリカ/アルミナモル比が2以上で
ありかつ0.6〜1.0nmの細孔径を有するゼオライ
トを用いる。
ゼオライトは5104四面体とAj!04四面体とが酸
素を共有して3次元網目状に結合した結晶であり、その
結合のしかたにより何種類もの形の空洞や孔路が形成さ
れる。この空洞への入口は細孔と呼ばれ均一な有効径を
持っている。
この細孔径はゼオライトの結晶構造やA104の負電荷
に対応するカチオンの種型によって若干変化させること
ができる0本発明で使用するゼオライトは、かかる細孔
径が0.6〜1.0nmであることが必要である。細孔
径が0.6未満または1.0を越えるとジクロルクメン
異性体が吸着分離できない。
また、本発明で使用するゼオライトはシリカ/アルミナ
モル比が2以上、好ましくは2〜30であることが必要
である。シリカ/アルミナモル比が2未満であるとジク
ロルクメン異性体が吸着分離できない。
本発明で使用するゼオライトは、シリカ/アルミナモル
比が2以上でありかつ0.6〜1.0nmの細孔径を有
するものであれば、特に限定されず、好ま−しくはホー
ジャサイト型ゼオライト、L型ゼオライトおよびベータ
型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、ペンタシル
型ゼオライト、オメガ型ゼオライト、オフレタイト型ゼ
オライトから選ばれたゼオライトが使用される。
より好ましくは、ホージャサイト型ゼオライト、L型ゼ
オライトおよびベータ型ゼオライトから選ばれたゼオラ
イトが使用される。
ホージャサイト形ゼオライトは次式で示される結晶性ア
ルミノシリゲートである。
(0,9±0.2)MtzaO: A1203 : x
Si02 : yH20 (ここでMはプロトン、アンモニウムイオンまたは1価
、2価もしくは3価の金属カチオンを示し、nはその原
子価を表わす。また、yは水和の程度により異なる。) 上記式で示されるホージャサイト型ゼオライトは、X型
とY型に分類され、X型はx = 2.5±0.5であ
り、Y型はx=3〜8で表わされる。
すなわちX型はシリカ/アルミナモル比が2.5±0.
5であり、Y型はシリカ/アルミナモル比が3〜8であ
り、どちらも典型的には0.74nmの細孔径を有する
が、カチオンの種類に種類によっては0.6〜0.9 
n mの細孔径を有する。
L型ゼオライトは次式で示される結晶性アルミノシリケ
ートである。
(1,0±0.1 ) Mty、O: Al 203 
:  (5〜8)Si02 : 3/H20 (ここでMはプロトン、アンモニウムイオンまたは1価
、2価もしくは3価の金属カチオンを示し、nはその原
子価を表わす。また、yは水和の程度により異なる。) すなわち、L型ゼオライトはシリカ/アルミナモル比が
5〜8であり、典型的には0.71nmの細孔径を有す
るが、カチオンの種類によっては0.6〜0.9nmの
細孔径を有する。
ベータ型ゼオライトは使用形態において次式で示される
結晶性アルミノシリゲートゼオライトである。
M2/、0:A1203 :  (5〜1OO)Si0
2:y−820 (ここでMはプロトン、アンモニウムイオンまたは1価
、2価もしくは3僅のカチオンを示し、nはその原子価
を表わす、また、yは水和の程度により異なる。) すなわち、ベータ型ゼオライトはシリカ/アルミナモル
比が5〜100でありかつカチオンの種類により0.6
〜1.0nm細孔径を有する。
本発明で使用するゼオライトの好ましいカチオンは、周
期律表の第1A族、第1B族および第1IA族などから
選ばれた金属イオンおよびアンモニウムイオン、プロト
ンなどからなる1種または2種以上のカチオンである。
これらのカチオンの好ましい具体例としては、例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウム、ストロンチウム、バリウム、銅、銀、金、アン
モニウム、プロトンなどが挙げられる。これらのカチオ
ンのイオン交換方法は常法によって行なうことができ、
通常はゼオライトに加えようとする1種または2種以上
のカチオンの可溶性塩の水溶液にゼオライトを接触させ
るか、あるいはゼオライトを焼成することによりプロト
ン化するアンモニウム塩水溶液にそのゼオライトを接触
させることによって、実施される。
本発明で用いるゼオライト吸着剤の製造法は任意であり
、例えば特開昭53−28126号公報、特公昭36−
3675号公報またはUSP3308069などに記載
の方法で得ることができる。
本発明方法を用いたジクロルクメン異性体混合物を吸着
分離するための技術は、常法が採用可能であり、いわゆ
るクロマト分取法であってもよいし、また、これを連続
化した擬似移動床による吸着分離方法でもよい。
擬似移動床による連続的吸着分離技術は、基本的操作と
して次に示す吸着操作、濃縮操作、説着操作および脱着
剤回収操作を連続的に循環して実施される。
(1)吸着操作ニジクロルクメン異性体混合物がゼオラ
イト吸着剤と接触し、強吸着成分が選択的に吸着され、
弱吸着成分がラフィネート流れとして後で述べる脱着剤
とともに回収される。
(2)濃縮操作:強吸着成分を選択的に吸着した吸着剤
は後で述べるエクストラクトの一部と接触させられ、吸
着剤上に残存している弱吸着成分が追い出され強吸着成
分が濃縮される。
(3)脱着操作:濃縮された強吸着成分を含む吸着剤は
、脱着剤と接触させられ強吸着成分が吸着剤から追い出
され、脱着剤をともなってエクストラクト流れとして回
収される。
(4)脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した
吸着剤は、ラフィネート流れの一部で接触させられ該吸
着剤に含まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回
収される。
上記、擬似移動床による吸着分離操作を模式的に示した
のが第1図である。吸着剤を充填した吸着室1〜4が連
続的に循環して連絡されている。
5〜9はそれぞれ脱着剤供給ライン、エクストラクト抜
出しライン、異性体混合物供給ライン、ラフィネート抜
出しライン、脱着剤回収ラインである。また、バルブ1
0は閉じている。
第1図に示した吸着室の配置状態では、吸着室1が脱着
操作、吸着室2が濃縮操作、3が吸着操作、4が脱着剤
回収操作を実施している。
一定時間間隔ごとに、吸着室1〜4を第1図の時計回り
方向に吸着室−7分だけそれぞれ移動させる。従って、
次の吸着室の配置状態は、例えば1が4に、4が3に、
3が2に、2が1にそれぞれ移動している。
分離の際に使用する展開剤あるいは脱着剤としては、ジ
クロルクメンと容易に蒸留分離できる化合物が使用でき
る。
吸着分離のための操作条件としては、温度は室温から3
50℃、好ましくは50〜250℃であり、圧力は大気
圧から50kg/−・G、好ましくは大気圧から40h
g/aa−Gである。
本発明による吸着分離は気相でも液相でもよいが、掻傷
温度を低くして原料供給物あるいは脱着剤の好ましくな
い副反応を抑えるために、液相で実施するのが好ましい
〈実施例〉 次に、本発明の方法を実施例を挙げて説明する。
実施例では、吸着剤の吸着特性を次式の吸着選択率(α
)でもって表わす。
ここで、A、Bはジクロルクメン異性体のどれか1種ま
たはDCDIPBを示し、Sは吸着相、Lは吸着相と平
衡状態にある液相を示す。
上記吸着選択率(αA/6)の値が1より大のとき、A
成分が選択的に吸着され、1より小のときはB成分が選
択的に吸着される。また、上記吸着選択率(αA/II
)の値が1より大なる吸着剤、あるいは1より小さく0
に近い吸着剤はどAとBの吸着分離が容易となる。
実施例1 シリカ/アルミナモル比が5.5でかつ0.74nmの
細孔を有するNa−Y型ゼオライトの造粒品をカチオン
当量の硝酸カリウムを含む水溶液を用いて、固液比5(
a+I/g)で90℃、2時間イオン交換し、これを1
0回繰り返し、98モル%がカリウムに置換したゼオラ
イト吸着剤を得た(以下、K−Yゼオライトと略す)。
イオン交換後、ゼオライト造粒品を90℃の純水にて固
液比5(ml/+r)で10回洗浄し、120℃で一夜
乾燥した。このように調製されたゼオライト吸着剤はジ
クロルクメン異性体間の吸着選択率を測定する直前に5
00°Cで2時間焼成して用いた。
DCD r PBを含むジクロルクメン異性体の吸着選
択率を測定するために、内容積5 mlのオートクレー
ブ内にに−YY型オライトgおよび下記ジクロルクメン
異性体混合物を充填し、150℃で0.5時間、時々撹
拌しながら放置した。仕込んだジクロルクメン異性体混
合物く試料A〉の組、或は次のとおりであった。
く試料A〉 2.4−DCC36(u量比) 2、5− D CC1 3,5−DCC56 DCD I PB      7 さらに、ガスクロマトグラフィー分析での基準物質とし
て、ジクロルクメン異性体混合物に対し20wt%のn
−ノナンを同時に仕込んだ。
n−ノナンは上記条件下では、ゼオライトの吸着特性に
関し実質上不活性な物質である。吸着剤と接触させたの
ちの液相混合物の組成をガスクロマトグラフィーにより
分析し、ジクロルクメン異性体間の吸着選択率を求めた
。結果を表1に示す。
実施例2〜6 実施例1において使用するNa−Y型ゼオライトに代え
て、シリカ/アルミナモル比が6.1でかつ0.71n
mの細孔径を有するに−L型ゼオライト、またはシリカ
/アルミナモル比が20.0のNa−ベータ型ゼオライ
トをそれぞれ用いる以外は実施例1と同様にして、98
モル%がカリウムに置換したゼオライト吸着剤を得な(
以下、それぞれ、K−Lゼオライト、K−ベータゼオラ
イトと略す)。
また、シリカ/アルミナモル比が4.8でかつ0.74
nmの細孔径を有するNa−Y型ゼオライトを用い、か
つカチオン当量の硝酸バリウムを含む水溶液を用いて、
実施例1と同様にして、98モル%がバリウムにrIl
換したゼオライト吸着剤を得た(以下、Ba−Yゼオラ
イトと略す)。
さらに、シリカ/アルミナモル比が4.8でかつ0.7
4nmの細孔径を有するNa−Y型ゼオライトを用い、
かつ0.15カチオン当量の硝酸アンモニウムと0.8
5カチオン当量の硝酸カリウムを含む水溶液、または0
.3カチオン当量の硝酸アンモニウムとO17カチオン
当量の硝酸カリウムを含む水溶液をそれぞれ用いて実施
例1と同様にして、ゼオライト吸着剤(以下、それぞれ
、0.15H−に−Yゼオライト、0.3 H−に−Y
ゼオライトと略す)を得た。これらのゼオライト吸着剤
のアンモニウムは焼成によりプロトン化した。
これらのに−Lゼオライト、K−ベータゼオライト、B
a−Yゼオライト、0.15H−に−Yゼオライト、0
.3H−に−Yゼオライトを用いて、実施例1と同様に
して処理したのち、実施例1と同様にしてジクロルクメ
ン異性体間の吸着選択率を求めた。結果を表1に示す。
表   1 本発明方法によれば、ゼオライト吸着剤を用いて、3.
5− D CCをエクストラクト成分またはラフィネー
ト成分として分離回収できることが表1から明らかであ
る。
実施例7〜13 実施例1と同様にして、シリカ/アルミナモル比が2.
5でかつ0.71nmの細孔径を有するNa−X型ゼオ
ライトまたはシリカ/アルミナモル比が4.8でかつ0
.71nmの細孔径を有するNa−Y型ゼオライトを用
いて、表2に示す各種ゼオライト吸着剤を得、実施例1
と同様にジクロルクメン異性体混合物く試料B〉を仕込
んでジクロルクメン異性体間の吸着選択率を求めた。結
果を表2に示す。
く試料B〉 2.4−DCC40(重量比) 3.5−DCC60 表   2 比較例 シリカ/アルミナモル比が2.0でかつ0.42nmの
細孔径を有するNa−A型ゼオライトを用いて、実施例
1と同様にジクロルクメン異性体の吸着を行ったが、ど
のジクロルクメン異性体およびDCDIPBも吸着され
ず、ジクロルクメン異性体の分離は不可能であった。
#考例 次に示す組成のジクロルクメン異性体混合物を第1図に
示す擬似移動床装置で吸着分離した。
3、5− D CC63,3% 2、4− D CC35,6% 2、5− D CC0,7% DCDIPB       0.4% 内容積約40m1の各吸着室1〜4に実施例1で調整し
たに−Yゼオライトを充填しな、ライン5から脱着剤と
して次に示す組成のジクロルトルエン混合物を422 
+fil / h rで供給し、ライン7から上記ジク
ロルクメン異性体混合物を12、6011 / h r
で供給しな。
2.4−ジクロルトルエン  34% 2.5−ジクロルトルエン  63% 2.6−ジクロルトルエン   2% 2.3−ジクロルトルエン   1% ライン6からエクストラクト流れを61.7 ml/ 
h rで抜出し、ライン8からラフィネート流れを66
.9011 / h rで抜出し、残りの流体をライン
9から抜出した。また、吸着室1と4間の流体の流れは
バルブ10で閉じられていた。このとき、約150秒間
隔で吸着室1を4に、4を3に、3を2に、2を1に同
時に移動させた。
吸着温度は170℃、圧力は20に+rで実施しな。
かくして得られたエクストラクト流れに含まれるジクロ
ルクメン異性体混合物中の3.5− DCCの純度は9
9.8%であり、回収率は91,7%であった。
〈発明の効果〉 本発明によれば、ジクロルクメン異性体混合物からゼオ
ライト吸着剤を用い、所望のジクロルクメン異性体を高
純度でかつ効率良く分離回収することができ、工業的に
寄与する効果は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸着分離方法の適用の一実施態様であ
る擬似移動床による吸着分離操作を模式的に示す図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジクロルクメン異性体混合物からジクロルクメン
    異性体を吸着分離する際に、吸着剤としてシリカ/アル
    ミナモル比が2以上でありかつ0.6〜1.0nmの細
    孔径を有するゼオライトを用いることを特徴とするジク
    ロルクメン異性体の分離方法。
  2. (2)ゼオライトがホージャサイト型ゼオライト、L型
    ゼオライトおよびベータ型ゼオライトから選ばれたゼオ
    ライトである請求項1記載のジクロルクメン異性体の分
    離方法。
  3. (3)吸着分離されるジクロルクメン異性体が3,5−
    ジクロルクメンである請求項1記載のジクロルクメン異
    性体の分離方法。
JP63331415A 1987-12-28 1988-12-27 3,5―ジクロルクメンの分離方法 Granted JPH01250330A (ja)

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