JPS61180732A - クロルキシレン異性体の分離方法 - Google Patents

クロルキシレン異性体の分離方法

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JPS61180732A
JPS61180732A JP2005085A JP2005085A JPS61180732A JP S61180732 A JPS61180732 A JP S61180732A JP 2005085 A JP2005085 A JP 2005085A JP 2005085 A JP2005085 A JP 2005085A JP S61180732 A JPS61180732 A JP S61180732A
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chloroxylene
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xylene
adsorption
chloro
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輝之男 三輪
Yukiko Nagaoka
長岡 由紀子
Kuniyuki Tada
多田 国之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はクロルキシレン異性体の吸着分離方法に関する
ものである。
[従来の技術] クロルキシレン異性体は新規農薬、医薬の中間原料とし
て期待されているが、未だ工業的な製造方法が確立して
いない。その原因として、キシレンの核塩素化反応によ
ってクロルキシレンを生成させようとすると、例えばメ
タキシレンからは主に2−クロル−メタキシレンおよび
4−クロル−メタキシレンが、オルソキシレンからは3
−クロル−オルソキシレンおよび4−クロル−オルソキ
シレンが生成する。生成したクロルキシレン異性体同志
の沸点は似通っており、′これらを精留によって分離回
収することが非常に困難であるということがあげられる
このため、例えば2−クロル−メタキシレンを生産する
方法としてはメタキシレンをスルホン化し、次いでクロ
ル化した後、脱スルホン化するという古典的方法がある
が、処理工程が多く経済的なプロセスとは言い難い。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、クロルキシレン異性体混合物から高純
のクロルキシレン異性体、特に2−クロル−m−キシレ
ンおよび/あるいは4−クロル−m−キシレンを吸着分
離することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、少なくとも2種以上のクロルキシレン異性体
を含むクロルキシレン異性体混合物を吸着分離するに際
し、′該りロルキシレン異性体混合物をホージャサイト
型ゼオライト系吸着剤と接触させることを特徴とするり
Oルキシレン異性体の分離方法である。
′  本発明方法において使用されるホージャサイト型
ゼオライトとは、次式で示される結晶性アルミノシリケ
ートである。
0.9±0.2MS/aO: A l z Oa :X
5iO□ :YH20 ここで、Mはカチオンを示し、nはその原子価を表わす
上式のホージャサイト型ゼオライトはX型とY型に分類
され、X型はX−2,5±0.5であり、Y型はX=3
〜6で表わされる。
また、Yは水和の程度により異なる。
本発明に用いるゼオライトのカチオンは、分離すべきク
ロルトルエン異性体の種類によって変わり得るが、周期
律表の第1A族、第1B族および第1A族から選ばれた
少なくとも1種のカチオンを含むことが好ましい。
特に2−クロル−m−キシレンあるいは4−りOルーm
−キシレンを分離回収するに適したホージャサイト型ゼ
オライトのカチオンは、ナトリウムおよび/あるいはカ
リウムを含むことが好ましい。さらには、銀カチオンを
も含む該ゼオライトが特に好ましく使用できる。
これらカチオンのイオン交換法は、結晶性アルミノシリ
ケートの製造に関する知識を有する当業者には広く知ら
れおり、通常はぜオライドに加えようとする1種または
それ以上のカチオンの可溶性塩の水溶液に、そのゼオラ
イトを接触させることによって実施されうる。イオン交
換温度は通常、室温から100℃以下までが好ましく、
接触方法はバッチ方式でも流通方式でもよい。
本発明の方法を用いたクロルキシレン異性体混合物を吸
着分離するための技術は、いわゆるクロマト分取法であ
ってもよいし、また、これを連続化した擬似移動床によ
る吸着分離方法でもよい。
擬似移動床による連続的吸着分離技術は、基本的操作と
して次に示す吸着操作、濃縮操作、脱着操作および脱着
剤回収操作を連続的に循環して実施される。
(1)吸着操作:クロルキシレン異性体混合物がホージ
ャサイト型ゼオライト吸着剤と接触し、強吸着成分が選
択的に吸着される。
残りの弱吸着成分は、ラフィネート流れとして後で述べ
る脱着剤とともに回収される。
(2)濃縮操作:強吸着成分を選択的に吸着した吸着剤
は後で述べるエクストラクトの一部と接触させられ、吸
着剤上に残存している弱吸着成分が追い出され強吸着成
分が高純化される。
(3)脱着操作:高純化された強吸着成分を含む吸着剤
は、脱着剤と接触させられ高純の強吸着成分が吸着剤か
ら追い出され、脱着剤を伴なってエクストラクト流れと
して回収される。
(4)脱着剤回収操作:実質的に脱着剤のみを吸着した
吸着剤は、ラフィネート流れの一部で接触させられ該吸
着剤に含まれる脱着剤の一部が脱着剤回収流れとして回
収される。
上記、擬似移動床による吸着分離操作を模式的に示した
のが第1図である。吸着剤を充てんした吸着室1〜16
が連続的に循環して連絡されている。
17〜21はそれぞれ脱着剤供給ライン、エクストラク
ト抜出しライン、異性体混合物供給ライン、ラフィネー
ト抜出しライン、脱着剤回収ラインである。また、パル
プ22は閉じている。第1図に示した吸着室の配置状態
では、吸着v1〜4が脱着操作、吸着室5〜9が濃縮操
作、10〜14が吸着操作、れ移動させる。従って、次
の吸着室の配置状態は、例えば1が16に、15が14
に、10が9に、5が4にそれぞれ移動している。
上記吸着分離方法に使用する脱着剤あるいはクロマト分
取に使用する展開剤は、クロルキシレンと容易に蒸留分
離できる化合物が使用でき、アルキル置換芳香族、ハロ
ゲン置換芳香族、好ましくはトルエン、キシレン、クロ
ルトルエン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、ジク
ロルトルエン、トリクロルトルエン、メチルナフタリン
、クロルナフタリン等である。
吸着分離をするための操作条件としては、温度は室温か
ら350℃、好ましくは50〜250℃であり、圧力は
大気圧がら50Ky/al−G 、好ましくは大気圧が
ら40Ky/al・Gである。本発明による吸着分離は
気相でも液相でもよいが、操作温度を低くして原料供給
物あるいは脱着剤の好ましくない副反応を抑さえるため
に液相で実施するのが好ましい。
[発明の効果] 工業的分離方法が確立されていないクロルキシレン異性
体の分離方法を提案した。本発明により高純度のクロル
キシレン異性体を得ることができ、該異性体を原料とす
る新規な農・医薬品の開発が期待できる。
特に本発明により、2−クロル−m−キシレンおよび/
または4−クロル−m−キシレンを効率的に吸着分離す
ることができる。
[実施例] 次に本発明の方法を実施例をあげて説明する。
実施例では、吸着剤の吸着特性を次式(1)の吸着選択
率(α)でもって表す。
ここで、A、Bはクロルキシレン異性体のどれか1つを
示し、Sは吸着相、Lは吸着相と平衡状態にある液相を
示す。
上式の値が1より大のときA成分が選択的に吸着され、
1より小のときはB成分が選択的に吸着される。また、
上式のα値が1より大なる吸着剤(あるいは1より小さ
く0に近い)はどAとBの吸着分離が容易となる。
実施例1 Na−X型(S ! 02 / A I 20s =2
.5)ゼオライトの粉末にバインダーとしてアルミナゾ
ルをAl2O3換算で15wt%添加し、押し出し成型
により24〜32メツシユの造粒品を得る。この造粒品
を100℃で約12時間乾燥後、500℃で1時間焼成
しNa −X型吸着剤を焼成した。
これら吸着剤のクロルキシレン異性体間の吸着選択率を
測定するために、内容積5−のオートクレーブ内に吸着
剤的2gおよび液相混合物的3gを充てんし、130’
Cで1時間ときどき撹拌しながら放置した。
仕込まれた液相混合物の組成は、4−クロル−m−キシ
レン:2−クロル−m−キシレン:n−/ナンー72:
28:10(wt%)である。
n−ノナンはガスクロマトグラフィー分析での内標物質
として添加したもので、上記実験条件下では実質的に不
活性な物質である。吸着剤と接触させた後の液相混合物
の組成をガスクロマトグラフィーにより分析し、クロル
キシレン異性体間の吸着選択率αを求めた。結果を表1
に示す。
実施例2 実施例1で調整したNa −X型吸着剤およびNa−X
型ゼオライトの粉末の代りにNa−Y型(S ! 02
 /A I 203=5.1)ゼオライトの粉末を用い
て同様に調整したNa−Y型吸着剤を、1owt%の硝
酸カリアム水溶液で8回イオン交換処理しに−Xおよび
に−Y型吸着剤を調整した。
イオン交換処理1回分に使用した水溶液量は吸着剤の5
重量倍であり、イオン交換温度は90℃である。
上記吸着剤のクロルキシレン異性体間の吸着選択率と実
施例1と同様の方法で測定した。
結果を表1に示す。
実施例3 実施例1で調整したNa −X型吸着剤を該吸着剤に含
まれるNaカチオンの10モル%の硝酸銀を含む水溶液
で、実施例2で調整したに−Y型吸着剤を該吸着剤に含
まれるカチオンの30モル%の硝酸銀を含む水溶液でイ
オン交換処理し0.1AgNa−Xおよび0.3A!J
 K−Y吸着剤を調整した。
上記吸着剤のクロルキシレン異性体間の吸着選択率を実
施例1と同□様の方法で測定した。
結果を表1に示す。
実施例4 実施例1とは異なったクロルキシレン異性体混合物を用
いて実施例1〜3で調整した吸着剤のクロルキシレン異
性体間の吸着選択率を測定した。
用いた液相混合物の組成は、4−クロル−m−キシレン
:2−クロル−m−キシレン:2−クロル−p−キシレ
ン:4−クロル−0−キシレン二〇−ノナン−5=2:
2:1:1である。
他の測定条件は実施例1と同様である。
結果を表2に示す。
実施例5 脱着剤存在下での吸着選択率を測定するために実施例1
および実施例4で用いた液相混合物に、該混合物中の総
りOルキシレン異性体と同重量の脱着剤を加え吸着選択
率を測定した。
用いた脱着剤および結果を表2に示す。
実施例6 2−クロル−m−キシレン2Bwt%および4−クロル
−m−キ□シレン72W【%から成るクロルキシレン異
性体混合物を、第1図に示す擬似移動床装置で吸着分離
した。
第1図を簡単に説明する。
内容積的13mの吸着室1〜16に実施例3で調整した
0、1Al)Na −X型吸着剤を充てんした。ライン
17から脱着剤であるトルエンを490d/hrで供給
し、ライン19から上記異性体混合物を、15゜411
1i!/hrで供給した。ライン18からエクストラク
ト流れを96d/hrで抜き出し、ライン20からラフ
ィネート流れを123d/hrで抜き出し、残りの流体
をライン21から抜き出した。また、吸着室1と16間
の流体の流れはバルブ22で閉じられている。このとき
、約150秒間隔で吸着室1を16に、15を14に、
10を9に、5を4に同時に移動させた(他の吸着室も
吸着室1至分上方に同時に移動する)。
吸着温度は110℃で実施した。
上記実験で得られたエクストラクト流れに含まれるクロ
ルキシレン異性体混合物中の2−クロル−m−キシレン
の濃度およびラフィネート流れに含まれるクロルキシレ
ン異性体混合物中の4−クロル−m−キシレンの濃度は
両者とも約99%であった。
表  1 2m:2クロル−m−キシレン 4m:4クロル−m−キシレン
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施態様である。擬似移動床によ
る吸着分離操作を模式的に示す図である。 1〜16・・・・・・吸着室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも2種以上のクロルキシレン異性体を含むクロ
    ルキシレン異性体混合物を吸着分離するに際し、該クロ
    ルキシレン異性体混合物をホージャサイト型ゼオライト
    系吸着剤と接触させることを特徴とするクロルキシレン
    異性体の分離方法。
JP2005085A 1985-02-06 1985-02-06 クロルキシレン異性体の分離方法 Granted JPS61180732A (ja)

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