JPS59159946A - 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 - Google Patents

導電用耐熱アルミ合金の製造方法

Info

Publication number
JPS59159946A
JPS59159946A JP3424083A JP3424083A JPS59159946A JP S59159946 A JPS59159946 A JP S59159946A JP 3424083 A JP3424083 A JP 3424083A JP 3424083 A JP3424083 A JP 3424083A JP S59159946 A JPS59159946 A JP S59159946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat resistance
temperature
aluminum alloy
alloy
strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3424083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0125383B2 (ja
Inventor
Kenichi Sato
謙一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP3424083A priority Critical patent/JPS59159946A/ja
Publication of JPS59159946A publication Critical patent/JPS59159946A/ja
Publication of JPH0125383B2 publication Critical patent/JPH0125383B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)
  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、耐熱性と導電性に優れた導電用耐熱アルミ合
金の製造方法に関するものである。
(背景技術) 近年、例えば送電容量の増大、2回線運転時の事故時の
1回線運用による電力系統の信頼性向上のため、耐熱鋼
心アルミ合金撚線(以下、TAC8Rと称す)が使用さ
れている。これには6096導電率耐熱アルミ合金(以
下、60TAgと称す)が我が国の基幹送電線に60T
AC5Rとして採用されている。
従来から、Aβに0.04%程度の微量のZrを添加し
、製造工程中にZrを固溶させる処理を施して耐熱性を
付与させた導電用耐熱アルミ合金は上述の60TBとし
て知られており、これは連続使用温度が150°Cであ
り、近年さらに耐熱性を高めて送電容量を増加させたい
という要望がある。
しかしただ単に耐熱性を高めるだけなら、Zrの添加量
を多くして行くことが考えられるが、これではZr添加
量の増加に従って導電率が低下してしまうので、導電性
、耐熱性共に高い導体の開発が望まれていた。
(発明の開示) 本発明は、上述の問題点を解決するため、本発明者らが
種々の合金、製法について検討した結果得られたもので
あって、特定組成範囲のアルミ合金に、特定の製法と特
定の熱処理を組合せることにより、高導電率で高い耐熱
性を有する導電用耐熱アルミ合金を製造する方法を提供
せんとするものである。
本発明は、Z r O,15〜0.35%、F e O
,08〜0.596.810.04〜0.15%を含有
し、残部Aβと通常の不純物とから成るアルミ合金を、
700°C以上の温度から5°C/秒以上の冷却速度で
鋳造し、ひき続き熱間加工を施した後、100°C/時
以下の昇温速度で加熱し、300〜480°Cの温度範
囲で10〜300時間の時効処理を施すことを特徴とす
る導電用耐熱アルミ合金の製造方法である。
本発明において、アルミ合金中のZr量を0.15〜0
.3596と規定したのは、0.159り未満では耐熱
性が低く、強度も低く、又0.3596を越えると耐熱
性が飽和すると同時に、溶湯の温度を上げないと鋳造時
に固溶せず、Aβ3Zrの粗大な粒子として晶出して、
返って耐熱性を低下させるためである。
又Feはアルミ合金中に固溶する部分とAβ3Fe。
k召6 F eとして微細に析出する部分が強度、耐熱
性を向上させるものであり、Fe量−(770,08〜
05%と規定したのは、0.08%未満で1は耐熱性が
低く、強度も低く、又05%を越えると耐熱性が低下す
ると共物として微細に分散し、強度、耐熱性、導電性を
改良するものであり、Sl量を0.04〜0.15%と
規定したのは、0.04%未満では強度が低く、高い導
電率、高い耐熱性を得るための時効時間が長くなり、工
業生産上使用できないからであり、又叫5%を越えると
耐熱性が劣化すると共に、鋳造割れが著しいためである
次に、本発明において、連続鋳造とそれに続く熱間加工
は、例えば回転鋳型と無端ベルトにより構成される連続
鋳造機とそれに続く熱間圧延機を用いるプロペルチ法、
SCR法、セシム法などや、双ロール法、キャタピラ法
などの連続鋳造機とそれに続く熱間圧延機を用いるヘズ
レー法、/・フタ−法などの連続鋳造圧延法が利用でき
るが、鋳造条件として700℃以上の鋳込温度から5℃
/秒以上の冷却速度で鋳造できるものであれば特に制限
が々い。
本発明において、鋳込温度を700°C以上と規定した
のは、700°C未満では溶湯段階で粗太なAl13Z
r粒子が晶出し、耐熱性の大幅な低下を招くだめである
又冷却速度を5℃/秒以上と規定したのけ、鋳造時のA
β3Fe、Aβ6Feの晶出物を微細分散させて、強度
、耐熱性を上げると共に、鋳造時強制固溶されたZrを
析出させ々いためで、5°C/秒未満では耐熱性が低下
する。
又本発明における熱間加工としては通常の熱間加工で良
いが、上述の鋳造材を480°C以上の開始温度から熱
間加工することが耐熱性の面で好ましく、鋳造材の温度
が480℃未満の場合は、ガスバーナー、誘導加熱、赤
外線力ロ熱法などにより、加熱すれば良い。このように
熱間加工された後、素材は好ましくは150°C以下の
温度で巻取られる。
例えば最近の巻取機によると、線材の場合2〜3トンの
大型コイルとなI)、300°C程度の高温で巻取ると
、コイル中心部には線材自体の温度により、高温の状態
が保持され、コイル内外部での特性のばらつきが太き、
くなシ、製品としての歩留りが極めて悪くなる。
本発明においては、熱間加工を施しだ後、又は必要によ
りさらに冷間伸線などの冷間加工を施した後、100℃
/時以下の昇温速度で加熱し、300〜480°Cの温
度範囲で10〜300時間の時効処理を施される。なお
上述の冷間加工を−加える場合には、熱間加工された素
材の巻取温度を150°C以下にすることは特に重要で
あり、特性のばらつきを無くすると共に、冷間加工性の
ためにも必要である。
これに対し、高温で巻取ると、熱間加工時の潤滑剤がコ
イル中心部で変質して強く付着し、冷間加工時の焼付き
やソゲ発生を生じ、甚しい時には破、断にまて至らしめ
る。
本発明における時効処理においては、時効温度、時効時
間の管理と共に時効温度にまで加熱する昇温速度が重要
であり、これを100°C/時以下に制御することによ
り、その後の素材の強度、耐熱性、導電性の3者共に改
良することが可能である。このような特性の向上は、前
述゛めような鋳造、熱間加工条件と組合せることにより
初めて得られるものである。
この昇温速度を100°C/時以下に制御することによ
り強度、耐熱性、導電性か改良されるメカニズムは定か
でないが、次のように考えられる。即ち、これによシ、
熱間加工組織や冷間加工組織に微細なAβFeS 1.
 Aj(3Fe l A4Zr 、 Zr 5S r 
3なとの第一次析出処理を施して、その後300〜48
0°Cの時効処理において、析出サイトの増加した組織
に多量のIJ3Zr、 A]3Fe、 Zr5S!3な
どの微細な第二次析出処理が施されることにより、強度
、耐熱性、導電性に優れた素材か得られる。
時効処理の条件を300〜480°Cの温度範囲で10
〜300時間と規定したのは、300°C未満では導電
率、耐熱性、強度共に改善されず、480°Cを越える
と耐熱性、強度が劣化し、又10時間未満では導電率、
耐熱性、強度共に改善されず、300時間を越えると効
果が飽和するのみでなく、特に高温での時効の場合、過
時効となり、強度、耐熱性の劣化を招くからである。時
効時間については、一般的に時効温度の高い程、時間は
短かくて良い関係にあるか、目標とする特性を得るため
、温度と時間を調節することが可能である。
次に、本発明においては、上述の時効処理を施した素材
は、通常さらに冷間伸線々どの冷間加工を施され、所望
の最終サイズに仕上げられる。
上述の方法によシ製造された本発明によるアルミ合金は
、導電率60%lAC3以上、硬アルミニウム線と同等
の強度を有し、300°C以上の耐熱性を保有すること
かできる。
ここで耐熱性とは、1時間の加熱により引張強さか10
96低下する最低の加熱温度を示す。
(芙施例) 表1に示す組成のアルミ合金を溶解し、脱ガス処理をし
た後、鋳型断面積2800−の銅合金製回転鋳型とスチ
ールベルトで構成される連続鋳造機この鋳造材の温度が
520〜550°Cになってからひき続き熱間圧延を開
始し、9.5 mvt jの荒引線に熱間圧延した後、
70〜90℃の温度で巻取った。
表     1 これらの荒引線を表2に示す条件で、時効前後の冷間加
工、時効処理を施し、引張強さ、導電率、耐熱性を調査
した結果は表3に示す通りである。
表    2 表     3 表3より、本発明による試料ml、2.5〜12゜14
.16.18,20.21 は、その他の比較例に比べ
、同一成分、同一時効条件のものでは強度、導電率、耐
熱性が優れ、はぼ硬アルミニウム線と同等の強度、60
%工AC8以上の高い導電率および300°C以上の耐
熱性を有することが分る。特に時効処理、における昇温
速度の影響か太きい。
(発明の効果) 上述のように構成された本発明の導電用耐熱アルミ合金
の製造方法は次のような効果かある。
アルミ合金がZr O,15〜0.35%、 Fe”0
.08〜0.596゜Si O,04〜0.1596を
含有するため、7.rにより耐熱性、強度を向上し、F
e、Siにより導電率を低下させずに強度、耐熱性を改
善し、この合金を700°C以上の鋳込温度から5℃/
秒以上の冷却速度で連続鋳造し、ひき続き熱間加工を施
すため、鋳造時強制固溶されたZrが析出することなく
固溶され、その後時効処理待100°C/時以下の昇°
温速度で加熱するため、前述のような微細な化合物粒子
の第一次析出を生じ、さらに、300〜480°Cの温
度範囲で10〜300時間の時効処理を施すため、前述
のような微細な化合物粒子の第二次析出を生ずるので、
強度、耐熱性、導電性共に優れたアルミ合金か得られ、
導電率6096IA’C3以上、硬アルミニウム線と同
等の強度を有し、力・つ300°C以上の耐熱性を保有
させることができる。
特に導電率の高いもの力ζ得られることは、電線の抵抗
損を大幅に減少でき、その効果は太きい。
乙へ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (+)  ZrO,15〜0.35%、F e O,0
    8〜0.5 %、Si0.04〜015第を含有し、残
    部AIと通常の不純物とから成るアルミ合金を、700
    ’C以上の鋳込温度から5℃/秒以上の冷却速度で連続
    鋳造し、ひき続き熱間加工を施した後、1oo′c/時
    以下の昇温速度で加熱し、3oo〜480°Cの温度範
    囲で10〜300時間の時効処理を施すことを特徴と−
    する導電用耐熱アルミ合金の製造方法。 (2)熱間加工か、加工開始温度480’C以上、巻取
    温度150°C以下として行なわれる特許請求の範囲第
    1項記載の導電用耐熱アルミ合金の製造方法。
JP3424083A 1983-03-01 1983-03-01 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 Granted JPS59159946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3424083A JPS59159946A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 導電用耐熱アルミ合金の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3424083A JPS59159946A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 導電用耐熱アルミ合金の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59159946A true JPS59159946A (ja) 1984-09-10
JPH0125383B2 JPH0125383B2 (ja) 1989-05-17

Family

ID=12408631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3424083A Granted JPS59159946A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 導電用耐熱アルミ合金の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59159946A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4820572B2 (ja) * 2005-04-15 2011-11-24 住友電気工業株式会社 耐熱アルミニウム合金線の製造方法
JP2011063884A (ja) * 2010-10-21 2011-03-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 耐熱アルミニウム合金線

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0125383B2 (ja) 1989-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS607701B2 (ja) 高導電耐熱アルミニウム合金の製造法
JPS6130019B2 (ja)
JPH0125822B2 (ja)
JPS59159946A (ja) 導電用耐熱アルミ合金の製造方法
JPS60215751A (ja) 導電用高力アルミニウム合金線の製造方法
JPS5887236A (ja) 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法
JP2582073B2 (ja) 導電用高力耐熱アルミニウム合金の製造方法
JPS59226156A (ja) 導電用耐熱アルミ合金の製造方法
JPS6123852B2 (ja)
JPH06240426A (ja) 高強度銅合金トロリー線の製造方法
JPH0152468B2 (ja)
JPH042664B2 (ja)
JPS5827949A (ja) 導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法
JPS6357495B2 (ja)
JPS5839768A (ja) 導電用アルミニウム又はアルミ合金の製造方法
JPS5983752A (ja) 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法
JPS6143424B2 (ja)
JPS6123752A (ja) 高力耐熱アルミニウム合金導体の製造方法
JPS59162258A (ja) 導電用耐熱アルミ合金の製造法
JPS6149385B2 (ja)
JPS59162260A (ja) 導電用耐熱アルミ合金の製造方法
JPS607702B2 (ja) 導電用耐熱アルミニウム合金の製造法
JPS6144148B2 (ja)
JPS59166660A (ja) 導電用高力耐熱アルミ合金の製造方法
JPS6128745B2 (ja)