JPS59149838A - 自動車用リアパ−セル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） この発明は、自動車用のリアパーセル、特に前後に２分
割されたリアパーセルに関する。

（従来技術どその問題点） 後部座席とバックドアとの間に荷物室を有するハツチバ
ックタイプの自動車において、この荷物室に回動可能な
平板状のリアパーセルを設けて荷物室を上下に２分割す
るようにしたものが従来より良く知られている。

第１図は、そのリアパーセルを装着したハップーバック
タイプ乗用車の全体的な構成を示すもので、後部座席１
と、バックドア２との間には荷物室３が形成され、この
荷物室３の上部には車幅方向両側部に形成されたリアパ
ーセルサイド（囲路）にその両側部を支持されたリアパ
ーセル４が設けられている。

このリアパーセル４は、荷物室３の長さが大きい場合に
はフロント側パーセル片４ａとリア側パーセル片４ｂと
に２分割構成し、その接合縁部４Ｃを基点に各パーセル
片４．ａ、＝１．ｂを開閉できるようになっており、フ
ロント側パーセル片４ａは後部座席１側から小荷物等を
出し入れするために用いられ、またリア側パーセル片４
ｂはバックドア２を間【プた状態で、これを前記接合縁
部４ｃを基点として旋回させて、大きな荷物をここから
出し入れできるようにその大きさがそれぞれ決められて
いる。

また、前記リア側パーセル片４ｈの開閉端には前記バッ
クドア２と可撓性の紐を介して連結し、バックドア２を
開けた状態でリア側パーセル片４ｂをこれに連動させて
間けるように工夫したものもある。

しかしながら、このようにリアパーセルを２分割したも
のにおいては、後部座席１側からの開口を大きく確保す
るために、フロント側パーセル片４ａの面積を広くとっ
た場合には、リア側パーセル片４ｂを開けた場合に、そ
の間口面積は小さなものとなり、逆にフロント側パーセ
ル片４ｂの面積を小さくした場合には、後部座席側から
では多少大きな荷物の出し入れができないものとなり、
このように２分割した場合の意味をなさない。

従って、一般には大きな荷物を出し入れする場合にはバ
ックドア２を開け、リア側パーｊ？ル片４ｂを間【ノる
ようにしているために、ぞの大きさはリア側が大きくフ
ロント側が小さくできてはいるものの、荷物室３を全部
開口することはできず、不便を来たす場合が往々にしで
ある。

勿論、リアパーセル４は固定的に設置−Ｊられているも
のではｉｒ　＜　、リアパーセルサイドより取外すこと
もできるが、これらの取付番ノ、あるいは取外し作業は
リアパーセル１が重いものであるだ１１に極めて面倒で
、力の要する作業である等の問題点が指摘されている。

（発明の目的） この発明は、１ス上のような２分割構成されたリアパー
セルにおいて、後部座席側からの開閉時にお１１る間口
面積を大きく確保できるとともに、バックドアを開け、
リア側パー！Ｚル片を開けた場合にはイの全体が開くよ
うにすることを目的とする。

（発明の構成ど効果） 前記目的を達成するために、本発明は後部座席とバック
ドア間に形成された荷物室の上部を開閉可能に覆うリア
パーセルであって、該リアパーセルは前後に２分割され
、そのフロント側パーセル片とリア側パーセル片とを回
動可能に接合し、かつその接合端両側に設【ブられたヒ
ンジ軸をリアパーセルサイドに形成された軸受部に回動
、かつ取外し可能に軸支せしめてなるとともに、フロン
ト側パーセル片の前端縁にヒンジ軸を設け、このヒンジ
軸を軸受部に回動、かつ取外し可能に軸支せしめてなり
、更に前記各パーセル片の接合縁部裏面には、リア側パ
ーセル片に当接して、該パーセル片の前記接合縁部を基
点とする回動を規制するためのストッパを設Ｕてなるこ
とを特徴とする。

前記構成によれば、バックドア側からリアパーセルを間
【プようとする場合には、リア側パーセル片とフロント
側パーセル片とが一体となって、フロント側パーセル片
の先端部両側に形成されたヒンジ軸を基点に回動して荷
物室の全体を開口することができるので、大きな荷物の
出し入れが極めて簡単になり得るとともに、後部座席側
から荷物５− 室を開口する場合には、フロント側パーセル片のみを独
立して開口することができるために、フロント側パーセ
ル片の面積も充分にとれ、作業性が極めて良好になる。

（実施例の説明） 第２図、第３図はこの発明の第１の実施例を示すもので
ある。

各図におＩプるリアパーセル１０は、ボード材等から構
成された小さい面積のフロント側リアパーセル片１０ａ
と、同じくボード材等から構成された大きい面積のリア
側パーセル片１０１）とから２分割構成されているとと
もに、ぞの表面は例えば力−ベツ１〜不織布等からなる
表皮材１１によって一面に閑われており、両者の接合縁
部１０ｃは前記表皮材１１を布ヒンジとしてここを基点
として回動可能となっている。

前記各パーセル片１０ａ、１０１）の接合縁部下面にお
いて、リア側パーセル片１０ｂの下面にはこれの補強を
兼ねた第１のヒンジ軸１２がイの幅方向に？ｎつで取付
けられているとともに、フロン＝６− ト側パーセル片１０ａの前端部にはやはりこれの補強を
兼ねた第２のヒンジ軸１３が幅方向に設けられている。

そして、これら第１．第２のヒンジ軸１２，１３のリア
パーセル１０の側方からの突出端には、図示しないパー
セルサイドにその基部を弾撥的に取付けられた軸受部１
４．１４に回動自在に保持されるようになっている。

この各軸受部１４は合成樹脂成形体からなるもので、そ
の取付基部１４ａから一体に立上る断面略逆Ω状のホル
ダ一部ＩＩ′！、ｂとからなっており、各ヒンジ１ｈｈ
１２．１３はこのホルダ一部１４１）に回動可能に取付
けられるとともに、これを上方に引上げた場合には前記
逆Ω状の縮径した間口部より弾撥的に抜は出られるよう
に構成されている。

更に、各パーセル片１０ａ、１０ｂの接合縁部裏面には
一対のストッパ金具１５．１６が取付けられている。

フロント側パーセル片１０ａに取付けられたストッパ金
具１５は、リア側パーセル片１０ｂに取付けられたスト
ッパ金具１６の下面に装置しており、これらストッパ金
Ｅ１．１５．１６は各パーセル片１０ａ、１０ｂの央面
の幅方向の全面に沿って。

あるいは幅方向に適宜間隔をおいて亙いに係合すべく配
量されている。

以上のように構成されたリアパーセル１０において、例
えばフロン１〜側パーセル片１０ａｌ＊部外席側から聞
拳フる場合には、フロント側パーセル片１０ａの先端縁
部を持ち」−げてやれば、第２のヒンジ軸１３は軸受部
１４から掛り外され、第３図の想像線位置に持ち十がり
、この部分の荷物室３内の下面を間口する。

また、パックド７７を開け、接部側からリアパーセル１
０を開ける場合にはリア側パーセル片１０１）の侵端縁
を持ち上げてやれば、リア側パーセル片１０ｂはヒンジ
軸１２．あるいは前記表皮材による布ヒンジ部を基点に
回動しようとするが、その下部のストッパ金具１６が使
方のストッパ金臭１５に度当りし、その回動を規制され
る。

更にこの痘当すした状態で上方に持１う上げた場合には
前記第１のヒンジ軸１２が軸受部１４より弾撥的に外れ
、今度は第２のヒンジ軸１３を基点として図中想像線の
如く持ち上げられ、これにより荷物室３の全面を開口で
°ることになるのである。

次に第４．第５図はこの発明の第２の実施例を示す。

各図におけるリアパーセル２０は、例えばポリプロピレ
ン複合樹脂からなる成形体であって、フロント側すアパ
ーセル片２０ａ、リア側バーセル片２０ｂはそれぞれ独
立して成形されたもので、図示はしないが、それぞれの
表面に表皮材を有している。

そして各パーセル片２０ａ、２０ｂの接合縁部にはそれ
ぞれその幅方向に沿って補強を兼ねた第１のヒンジ軸２
１．２２が一体に埋設されているとともに、フロント側
パーセル片の前端部の縁部に沿って第２のヒンジ軸２３
が一体に設けられている。

これら第１のヒンジ軸２１．２２はヒンジブラケット２
４に軸受されているとともに、この軸受９− ブラケット２４に突設したヒンジ軸２４ａを前）Δ（の
軸受部１４のホルダ一部１４ｈに回動および取外し可能
に支持せしめている。

また、第２のヒンジ軸２３も前）本と同様に軸受部１４
に回動おＪ：び取外し可能に支持されている。

また、フロント側パーセル片１０ａの接合縁下部にはこ
れど一体にストッパブロック２５が成形されており、そ
の端部を前記リア側パーセル片２０１）側に延長させ、
これの下面に位置せしめている。

本実施例においても、前記実施例同様に後部座席側から
フロント側パーセル片２０ａを間ける場合にはヒンジブ
ラケット２４のヒンジ軸２４ａを回動基点として開ける
ことが可能である。

また、リア側パーセル片の後部を持ち上げた場合にはこ
のパーセル片２０１）はヒンジ軸２４　ａを介して回動
しようとするが、その下端をストッパブロック２５に度
当りして回動が規制され、更にこれ以上持ち上げた場合
には軸受部１４からヒンジ軸２４ａが掛は外され、第２
のヒンジ軸２３を１０− 基点に回動し、これにより荷物室３の全面を開口するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はハツチバックタイプの自動車におけるリアパー
セル部分を示す断面説明図、第２図はこの発明に係るリ
アパーセルの取付部分を示す要部斜視図、第３図は第２
図の■−■線断面図、第４図はこの発明の第２の実施例
を示す要部斜視図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線断面図で
ある。 １・・・後部座席 ２・・・バックドア ３・・・荷物室 １０．２０・・・リアパーセル １０ａ、２０ａ・・・フロント側パーセル片１０ｂ、２
０１）・・・リア側パーセル片１０ｃ、２０ｃ・・・接
合縁部 １２．２１，２２．２４−ａ・・・第１のヒンジ軸１３
．２３・・・第２のヒンジ軸 １５．１６．２５・・・ストッパ １１−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）後部座席とバンクドア間に形成された荷物室の上
   部を開閉可能に覆うリアパーセルであって、該リアパー
   セルは前後に２分割され、そのフロント側パーセル片と
   リア側パーセル片とを回動可能に接合し、かつその接合
   端両側に設けられたヒンジ軸をリアパーセルサイドに形
   成された軸受部に回動、かつ取外し可能に軸支せしめて
   なるとともに、フロント側パーセル片の前端縁にヒンジ
   軸を設け、このヒンジ軸を軸受部に回動、かつ取外し可
   能に軸支せしめてなり、更に前記各パーセル片の接合縁
   部裏面には、リア側パーセル片に当接して、該パーセル
   片の前記接合縁部を基点とする回動を規制するためのス
   トッパを設けてなることを特徴とする自動車用リアパー
   セル。