JPH043856Y2 - - Google Patents

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JPH043856Y2
JPH043856Y2 JP1985094657U JP9465785U JPH043856Y2 JP H043856 Y2 JPH043856 Y2 JP H043856Y2 JP 1985094657 U JP1985094657 U JP 1985094657U JP 9465785 U JP9465785 U JP 9465785U JP H043856 Y2 JPH043856 Y2 JP H043856Y2
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JP
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back door
opening
trunk lid
tailgate
backdoor
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JP1985094657U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車の後部開閉構造、特に一台
の車でハツチバツク車やピツクアツプ車等、複数
の車種の機能を兼ね備えた後部開閉構造に関する
ものである。
従来技術 一般に、自動車には、その車体形状としてワン
ボツクス、ツーボツクスあるいはスリーボツクス
タイプのものがある。このスリーボツクスタイプ
のものは、例えば第6図に示すように、図示省略
のエンジンルーム、客室1およびトランクルーム
2が分離している。このトランクルーム2には、
トランクリツド3がヒンジ4を介して開閉自在に
配設されており、このトランクリツド3を開閉さ
せることにより、トランクルーム2内の荷物の出
し入れを行うことができるようになつている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の後部開閉構造
にあつては、荷物の収納場所がトランクルーム2
内だけに限られると共にトランクリツド3の着脱
もできないため、大型の荷物を積載することは不
可能であつた。また、トランクルーム2内に入る
大きさの荷物でも、その出し入れの際この荷物を
高く持ち上げる必要があるため、重い場合にはこ
の積載作業も大変であつた。一方、車体後部にバ
ツクドアを有する所謂ツーボツクスタイプの車両
にあつては、スリーボツクスタイプの車両のトラ
ンクに比べて大型の荷物を積載することが可能だ
が、バツクドアの開度にも限度があるので背の高
い荷物はやはり積載不能であつた。
なお、この種の構造としては、実開昭54−
60806号公報に記載されたようなものもある。
問題点を解決するための手段 この考案は、かかる問題点を解決するため、車
体の後部に、バツクドア本体の上端縁部が回動自
在に装着され、該バツクドア本体にバツクドアウ
インドウパネルが設けられると共に該バツクドア
ウインドウパネルの下側にはトランクリツドが開
閉かつ着脱自在に設けられ、更に、該バツクドア
の下側に、該バツクドアにより開閉されるバツク
ドア開口と連続するテールゲート開口を開閉する
テールゲートが下縁部を中心に開閉自在に設けら
れた自動車の後部開閉構造であつて、前記バツク
ドア本体は、バツクドアウインドウパネルとトラ
ンクリツドとの境の部位に折曲部を設けると共
に、前記バツクドア本体のトランクリツドにより
開閉されるトランクリツド開口を前記テールゲー
ト開口と連続した自動車の後部開閉構造を特徴と
している。
実施例 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、この考案の一実施例を
示す図である。
まず、構成を説明すると、図中符号11はバツ
クドアで、このドア11はバツクドア本体12
に、開閉体、ここではトランクリツド13および
バツクドアウインドウパネルとしてのガラスハツ
チ14が着脱自在に装着されて構成されている。
このバツクドア本体12は、略コ字形で枠形状を
呈すると共に車体ウエスト部に対応した折曲部1
2bを有しており、上端縁部12aが車体15に
図示省略のヒンジを介して開閉自在に装着されて
いる。また、トランクリツド13は、第3図に示
すようなヒンジ16を介して開閉かつ着脱自在に
装着されている。つまり、このヒンジ16は、雄
側ヒンジ部17がトランクリツド13の前端縁部
13aに固定される一方、雌側ヒンジ部18がバ
ツクドア本体12の折曲部12bに固定されてい
る。そして、この雄側ヒンジ部17に形成された
軸部17aが、雌側ヒンジ部18に形成された挿
通孔18aに挿入されて軸支されている。と同時
に、この軸部17aの先端部には、突片17bが
形成される一方、挿通孔18b側には、その突片
17bが通る溝部18bが形成されており、トラ
ンクリツド13が所定の回動角度になつた時に、
その突片17bと溝部18bが丁度一致して両ヒ
ンジ部17,18が離脱、つまりトランクリツド
13が取り外し可能になつている。さらに、この
トランクリツド13とバツクドア本体12との間
には、トランクリツド13を開成方向に付勢する
ガスステー装置19が配設されている。また、ガ
ラスハツチ14も、上端縁部14aに上記と同様
なヒンジ16が配設されてバツクドア本体12に
対して開閉かつ着脱自在になつている。
一方、上記バツクドア11の下側には、テール
ゲート20が配設され、このテールゲート20
は、下端縁部20aに設けられた図示省略のヒン
ジを介して車体15に対して開閉自在に取付けら
れている。
そしてこの該バツクドア11により開閉される
バツクドア開口と、該テールゲート20により開
閉されるテールゲート開口とは連続するように構
成されている。
さらに記バツクドア本体12は、ガラスハツチ
14とトランクリツド13との境の部位に前記折
曲部12bが設けられていると共に、前記バツク
ドア本体12に設けられたトランクリツド13に
より開閉されるトランクリツド開口が、前記テー
ルゲート開口と連続するように構成されている。
次に、かかる構成よりなる自動車の後部開閉構
造の作用について説明する。
まず、バツクドア11やテールゲート20等、
全てが閉状態においては、バツクドア11が車体
ウエストで折曲されているため、従来のスリーボ
ツクスタイプの自動車と同様な外観を呈してい
る。と同時に、トランクリツド13をヒンジ16
を介して開閉させることにより、トランクルーム
T内への荷物の積載が行われ、機能的にも同様な
ものが得られることとなる。
一方、大型の荷物を積載する場合には、バツク
ドア11を開成させて、大きな開口を形成する。
そして、この開口から荷物を車室内に入れて収納
し、そのバツクドア11を開成する。この場合、
従来のハツチバツク車と同様リアシートのシート
バツクを前倒させれば、従来のスリーボツクスタ
イプの車両では不可能だつた大型の荷物が積載さ
れることとなる。
上記よりさらに大きな荷物を積載する場合に
は、バツクドア11閉状態でトランクリツド13
およびガラスハツチ14を、バツクドア本体12
から取り外す。これは、例えばトランクリツド1
3で説明すると、このリツド13を所定の位置ま
で回動させ、雄側ヒンジ部17の突片17bと雌
側ヒンジ部18の溝部18bとの位置を合わせ
る。そして、この雄側ヒンジ部17の軸部17a
を雌側ヒンジ部18の挿通孔18aから離脱させ
て、トランクリツド13をバツクドア本体12か
ら外す。これと同様にしてガラスハツチ14も取
り外す。このようにすると、トランクリツド13
およびガラスハツチ14が取り外されて、大きな
開口が形成されるため、この開口から荷物の一部
を突出させて収納できるので、背の高い荷物の積
載が可能となる。
また、バツクドア本体12に装着したトランク
リツド13を開成させたり、取り外したりすると
ともに、テールゲート20を開成させることによ
りトランクリツド開口と、テールゲート開口とが
連続して大きな開口を形成することができる。
さらにまた、上記のように、トランクリツド1
3およびガラスハツチ14を取り外した状態で、
テールゲート20を開成させると、重い荷物を高
く上げる必要なく容易に積載でき、従来のピツク
アツプ車と同様な機能も発揮することとなる。
一方、停車時等には、バツクドア11やテール
ゲート20等を乗員の好みに応じて各々または全
て開成したり、トランクリツド13やガラスハツ
チ14等を取り外すことにより、車室内が開放さ
れ、乗員の居住性等が向上することとなる。
なお、上記実施例のヒンジ16の他の例とし
て、第4図および第5図に示すようなものがあ
る。すなわち、バツクドア本体12に蝶番21が
回動自在に装着される一方、この蝶番21の板部
21aが挿入されるブラケツト22がトランクリ
ツド13の前端縁部13aに固定されている。こ
のブラケツト22には、締付けノブ23が螺合さ
れ、このノブ23を締め込むことにより、このノ
ブ23の先端部23aを、板部21aに形成され
た凹部21bに係合させて固定し、トランクリツ
ド13をバツクドア本体12に回動自在に装着し
ている。勿論、このバツクドア11を取り外す場
合には、締付けノブ23を緩めればよい。このよ
うなものによれば、トランクリツド13のバツク
ドア本体12への取付けがより確実に行われるこ
ととなる。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、
積載する荷物の大きさに対応させて、バツクドア
に装着したトランクリツドを開成させたり、取り
外したりするとともに、テールゲートを開成させ
ることによりトランクリツド開口と、テールゲー
ト開口とが連続して大きな開口を形成したり、さ
らにバツクドアとテールゲートとを開成させてバ
ツクドア開口とテールゲート開口とが連続して大
きな開口を形成することもでき、荷物に応じた使
用の仕方ができ、荷物積載性能の向上が図られる
と共に、乗員の好みに応じて上記トランクリツド
を取り外したりできる結果、乗員の居住性の向上
も図られ、一台の車で従来の複数の車種の機能が
得られる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この考案の自動車の後
部開閉構造の一実施例を示す図で、第1図は自動
車の後部の斜視図、第2図は開閉体であるトラン
クリツドを取り外した状態を示す分解斜視図、第
3図はヒンジを示す分解斜視図、第4図および第
5図は第3図に示すヒンジの他の例を示す図で、
第4図は分解斜視図、第5図は第4図の−線
に沿う断面図、第6図は従来例を示す自動車の斜
視図である。 11……バツクドア、12……バツクドア本
体、13……トランクリツド(開閉体)、14…
…ガラスハツチ(開閉体)、15……車体、20
……テールゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の後部に、バツクドア本体の上端縁部が回
    動自在に装着され、該バツクドア本体にバツクド
    アウインドウパネルが設けられると共に該バツク
    ドアウインドウパネルの下側にはトランクリツド
    が開閉かつ着脱自在に設けられ、更に、該バツク
    ドアの下側に、該バツクドアにより開閉されるバ
    ツクドア開口と連続するテールゲート開口を開閉
    するテールゲートが下縁部を中心に開閉自在に設
    けられた自動車の後部開閉構造であつて、前記バ
    ツクドア本体は、バツクドアウインドウパネルと
    トランクリツドとの境の部位に折曲部を設けると
    共に、前記バツクドア本体のトランクリツドによ
    り開閉されるトランクリツド開口を前記テールゲ
    ート開口と連続したことを特徴とする自動車の後
    部開閉構造。
JP1985094657U 1985-06-22 1985-06-22 Expired JPH043856Y2 (ja)

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JPS623313U JPS623313U (ja) 1987-01-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850010B2 (ja) * 1979-04-11 1983-11-08 株式会社東芝 耐雷形変圧器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850010U (ja) * 1981-10-02 1983-04-05 ダイハツ工業株式会社 バツクドアのシ−ル構造
JPS59146208U (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 愛知機械工業株式会社 ウエザストリツプ構造

Patent Citations (1)

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JPS5850010B2 (ja) * 1979-04-11 1983-11-08 株式会社東芝 耐雷形変圧器

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JPS623313U (ja) 1987-01-10

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