JPS59121121A - 基材表面に酸化バナジウム膜を形成する方法 - Google Patents

基材表面に酸化バナジウム膜を形成する方法

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JPS59121121A
JPS59121121A JP57231842A JP23184282A JPS59121121A JP S59121121 A JPS59121121 A JP S59121121A JP 57231842 A JP57231842 A JP 57231842A JP 23184282 A JP23184282 A JP 23184282A JP S59121121 A JPS59121121 A JP S59121121A
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JP
Japan
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oxide film
substrate
vanadium oxide
solution
vanadate
Prior art date
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Pending
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JP57231842A
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English (en)
Inventor
Norinaga Baba
馬場 宣良
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基材表面に酸化バナジウム膜を形成する方法、
特に電圧印加により可逆的な発消色を示す酸化バナジウ
ム膜を基材表面に析出させる方法に関する。
酸化バナジウム膜は電圧の印加により可逆的な発消色を
示すため、エレクトロクロミック(以下ECと略称する
)素子に用いられることが提案されており、またその半
導体性質を利用した電気素子としであるいはその赤外線
領域のエネルギー反射特性を利用した熱線反射膜として
用いることが研究されている。
しかしながら、基材表面に酸化バナジウム膜を安定して
形成させるのは困難であった。例えばバナジウム有機化
合物を用いて熱分解により基材表面に酸化バナジウム膜
を形成しようとしても均質な被膜が得られなかったり、
遷移金属酸イオンと修酸イオンを含む溶液の電解還元に
より遷移金属酸化物膜を析出させる方法を応用しても酸
化バナジウム膜は全く形成できない。
このため、酸化バナジウム膜の形成には真空蒸着法、又
はスパッタ法が用いられてきたが、真空蒸着装置あるい
はスパッタ装置が高価なこと、大面積の基材を処理する
上で困難が大きいことながら新しい酸化バナジウム膜の
形成方法が望まれていた。
本発明者はかかる問題点に鑑み鋭意研究の結果、酸化バ
ナジウム膜を生成する安価にして且つ大面積の基板に対
しても均一な被覆が可能な方法を見出すに至った。
すなわち本発明は、バナジン酸塩を含むPH値が3.0
以下の酸性液中に基材を浸漬した後、当該溶液をjOo
C乃至100′cの間に加熱するが、あるいはjOoC
乃至/ 00 ’Cの間に加熱されたバナジン酸塩を含
む酸性液中に基材を浸漬することにより、該基材表面に
酸化バナジウム膜を形成する方法である。
本発明において用いられるバナジン酸塩を含む酸性液は
SOoC乃至10(17′C,好ましくはso乃至9j
’Cに加熱される。
また、本発明に、おいて用いられるバナジン酸塩として
はM (VO3)X1又[M3(VO4)2 (但1.
 X ハ/ 又は2であり、MはLilNatKIRb
lMgまたはCaである。)であられされるメタバナジ
ン酸塩、または正バナジン酸塩が好んで用いられる。
更にまた、本発明に用いられる酸性液中におけるバナジ
ン酸塩は液/l当りO,S乃至S、Oり含まれるように
するのが被膜の形成に好ましい。
更にまた、本発明に用いられる酸性液としては塩酸、硫
酸、硝酸等の水溶液が用いられ、PH値が3.0以下に
調節されることが好ましい。
本発明はバナジン酸塩を含む酸性液中に基材を浸漬した
後、当該溶液を50″C2乃至/ 00 ’Cの間に加
熱するか、あるいは50℃乃至/ OO’Cの間に加熱
されたバナジン酸塩を含むPH値が3.0以下の酸性液
中に基材を浸漬するものであるから、簡単な装置で大面
積の基材に酸化バナジウム膜を容易に形成することがで
きる。
また、本発明はバナジン酸塩を含む酸性液のPH値を3
.0以下に調節することにより、基材表面に酸化バナジ
ウム膜の形成が良好となるが、そのPH値ti:3.o
未満にするとその酸性液中にピロバナジン酸塩が生成し
基材表面に酸化バナジウム膜の形成が困難となる。
本発明では例えば前述したバナジン酸塩を含むPH値が
3.0以下酸性液中にガラス・セラミックスなどの基材
を浸漬し、その後酸性液を加熱して、透明な酸性液が橙
黄色に濁るまで所定の温度に保持し、濁りが見られた時
点で加熱を中止し酸性液が室温になるまで冷却すると基
材の表面には既に橙黄色の酸化バナジウムが形成されて
いる。
このような本発明の方法で形成させた酸化バナジウム膜
はEC特性を有している。すなわち当該被膜を2つの電
極板ではさみこの電極間にへS〜乙、0ポルBv)の電
圧を印加することで橙黄色であった酸化バナジウム膜は
灰緑色に変る。
以下本発明の実施例について詳述する。
実施例1 メタバナジン酸カリウム(KVO3)を59/lの濃度
割合で含む水溶液so’omzを調整した後5等分し、
各ioomlの溶液に所定量の塩酸を加えPH値が2.
O13,Orグ、o、s、o、6.0である5種類のバ
ナジン酸塩を含む酸性溶液を準備した。次いでこれらの
5種類の溶液中に透明な酸化錫膜を表面に付着した大き
さ!;OTn×10Cjmのガラス基板を7つずつ鉛直
に浸漬し、その後これらの5種の溶液をgOoCに加温
し、70分間その温度に保持した後、自然放冷で室温ま
で冷却した。その後、ガラス基板を取出し、基板表面へ
の酸化バナジウム膜の形成の有無を確認した。(但しP
H値が1.0゜!、0及び6.0のバナジン酸塩を含む
溶液を用いたものは比較例である。)次に酸化ノくナジ
ウム膜形成の認められた試料についてはガラス基板表面
の酸化錫膜上に形成された酸化バナジウム膜の表面にK
Clの水溶液を接触させ、Kclの水溶液と酸化錫膜と
の間に八rvの電圧を印加し、EC特性の有無を調べた
更に酸化バナジウム膜の付着力を調べるために10mm
XJQmmのセロノ・ン粘着テープを酸化錫上の酸化バ
ナジウム膜に強く貼りつけて急激にはがしたとき酸化バ
ナジウム膜がはく離するが否かをテストした。最後に酸
化バナジウム膜の膜厚をタリサーフで測定した。
以上の結果を第7表にまとめて示した。第1表よりメタ
バナジン酸カリウムを含む溶液のPH値が3.0以下の
時にEC特性を有する酸化バナジウム膜を良好に形成す
ることがわかる。
オ  l  表 実施例コ メタバナジン酸ナトリウム(Ha VO3)を39/l
の濃度割合で含む水溶液!;00 III/を調整し、
所定量の塩酸を加えPH値を2.0にした後、3等分し
各100m1の溶液を準備した。次いで夫々のバナジン
酸塩を含む酸性溶液中に透明な酸化錫膜を表面に付着し
た大きさjOynXlooynのガラス基板を7つずつ
鉛直に浸漬し、その抜去々を20°C830°C,!;
0°C、7!;”C、100°Cに加温し、夫々10分
間その温度に保持した後、自然放冷し室温まで冷却した
。その後、ガラス基板を取出し、実施例/と同様に酸化
バナジウム膜形成の有無・EC特性の有無・付着力を調
べ、結果をオノ表にまとめて示した。(但し、20°C
及び30°Cのバナジン酸塩を含む酸性液中で処理した
ものは比較例である。)同表よりメタバナジン酸ナトリ
ウムを含む溶液をjO℃〜100°Cの間に加熱するこ
とによりEC特性を有する酸化バナジウム膜が析出する
ことがわかる。
以上は本発明の実施例を示したものであり、本発明は以
上の実施例に限定されることはない。
すなわち実施例においてバナジン酸塩としてメタバナジ
ン酸カリウム(KVO3)またはメタバナジン酸ナトリ
ウム(NaVO3)を用いたが例えばL1VO3゜第2
表 RbVO3,Mg (VO3) 2まりGt Oa (
VO3) 2も用イルコとができる。また、実施例にお
いて酸として塩酸(H(J)を用いたが、特にバナジン
酸塩にKVO31又はNaVO3を用いた場合には酸と
して硫酸(H2SO4)を用いることができ、またバナ
ジン酸塩にKVO3を用いた場合には硝酸(HNO3)
を用いることができる。
手  続  補  正  書 昭和5g年2月l?日 / 事件の表示 特願昭37−237g’l、!号 2 発明の名称 基材表面に酸化バナジウム膜を形成する方法3 補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地名称 (
4tθ0)日本板硝子株式会社代表者  刺 賀 信 
雄 グ代理人 7 補正の内容 (1)  明細書オS頁オノ行目の「値を3.0未満に
すると」を「値が3.0を超えると」に補正する。
以  上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バナジン酸塩を含むPH値が3.0以下の酸性液
    中に基材を浸漬した後、当該溶液をjOoC乃至100
    °Cの間に加熱するか、あるいはjOoC乃至1006
    Cの間に加熱されたバナジン酸塩を含む酸性液中に暴利
    を浸漬することにより、該基材表面に酸化バナジウム膜
    を形成する方法。
  2. (2)前記バナジン酸塩がM (VO3)X又はM3 
    (VO4)2(但し、Xは/又は2であり、MはLi 
    + Na + K +Rb 、 Mg またはCaであ
    る。)であられされる化合物である特許請求の範囲オ/
    に記載の基材表面に酸化バナジウム膜を形成する方法。
  3. (3)前記酸性液中にバナジン酸塩が0.!;g/II
    乃至!;、Og//l含まれる特許請求の範囲オ1項ま
    たはオノ項に記載の基材表面に酸化バナジウム膜を形成
    する方法。
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