JPS6261203A - 透明導電膜 - Google Patents

透明導電膜

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JPS6261203A
JPS6261203A JP19983485A JP19983485A JPS6261203A JP S6261203 A JPS6261203 A JP S6261203A JP 19983485 A JP19983485 A JP 19983485A JP 19983485 A JP19983485 A JP 19983485A JP S6261203 A JPS6261203 A JP S6261203A
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JP
Japan
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transparent conductive
layer
conductive film
film
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP19983485A
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English (en)
Inventor
昭造 河添
大石 洋三
柿本 渉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、酸化スズ系の第1層の上に酸化インジウム系
の第2層を設けてなり、比抵抗が小さくて抵抗安定性に
優れる透明導電膜に関するものであり、これはプラスチ
ックフィルムないしシートにも有利に適用できるタイプ
のものである。
従来の技術及び問題点 従来、岐晶七ルなどにおける透明導電膜として酸化アン
チモンを1%以下含有する酸化スズ系の第1層の上に酸
化スズを含有する酸化インジウム系の第2層を設けたも
のが知られていた(特開昭58−9123号公報)。
しかしながら、この透明導電膜はプラスチックフィルム
などの低温変形性基板に対して有利に適用できないとい
う問題を有していた。すなわち、酸化スズ系の第1層を
C,V、 D方式のような高温処理方式で形成した場合
に比べ、スパッタリング方式のような低温処理方式で形
成した場合にはその比抵抗が大きくなる。そのため、C
,V、 D方式などの高温処理方式が適用できない低温
変形性基板の上に満足できる比抵抗を有する透明導電膜
を形成することができないという問題があった。
一方、透明導電膜が基板に付設された状態で適用される
液晶セルに問題を限定した場合、その基板としてはこれ
までガラス板あるいはポリエステルフィルムが用いられ
ていた。ポリエステルフィルムは小型化、軽量化を目的
として提案されているものである。しかし、そのポリエ
ステルフィルムとしては縦及び横方向に延伸されたもの
が用いられているため、光学的異方性が強く、これに基
づいて液晶セルに干渉色が顕著に現われ、セルの外観を
著しく損うという問題があり、その実用化を阻む大きな
原因となっていた。
問題点を解決するだめの手段 本発明者らは、上記の液晶セルにおける問題も踏まえつ
つ、スパッタリング方式のような低温処理方式によって
形成した場合にも比抵抗が小さくて抵抗安定性に4優れ
る透明導電膜を開発するために鋭意研究を重ねた結果、
酸化スズ系の第1層における酸化アンチモンのドープ量
を多くした一定範囲において意外にもその目的を達成し
うることを見出した。また、基板として一軸延伸ポリエ
ステルフィルムないしシートを用いることにより干渉色
発現の問題も克服しうることを見出した。
本発明は該新知見に基づいてなしだものである。、すな
わち、本発明は、酸化アンチモンを3〜40重量Φ含有
する酸化スズ系の第1層と、酸化インジウム系の第2層
とからなる透明導電膜を提供するものである。
〔作用〕 酸化スズ系の第1層における酸化アンチモン
の含有量を3〜40重量%とすることにより、スパッタ
リング方式のような低温薄膜形成方式によっても比抵抗
の小さい、かつ、抵抗安定性にすぐれる透明導電膜を得
ることができる。
本発明の透明導電膜における酸化スズ系の第1層は、酸
化アンチモンを3〜40重社%含有する酸化スズ層から
なる。酸化アンチモンの含有銅が該範囲外であると低温
薄膜形成方式により比抵抗の小さい実用上満足できる透
明導電膜を得ることができない。酸化アンチモンの好ま
しい含有量は5〜20重量%である。第1層の厚さは1
0〜500人、好ましくは50〜200人が一般でおる
一方、前記第1層の上部に設けられる酸化インジウム系
の第2層としては、例えば厚さが一般に50〜500人
、好ましくは80〜400人の酸化インジウム単独から
なるもの、あるいは通常1〜40重量%の酸化スズを含
有する酸化インジウムからなるものなどをあげることが
できる。
本発明の透明導電膜は低温薄膜形成方式によっても電気
特性にすぐれるものとすることができる利点を有するも
のであるが、該膜すなわち第1層及び第2層の形成方式
は低温薄膜形成方式に限定されない。各層の形成は、許
容される温度条件、透明導電膜の使用目的などにより適
宜な方式を用いて行ってよい。具体的には例えばスパッ
タリング方式、蒸着方式、イオンブレーティング方式、
C,V、 D方式、スプレ一方式、溶液浸漬方式などを
代表例としてあげることができる。
本発明の透明導電膜は、例えば液晶セルなどに好ましく
適用しうる。
その際、透明導電膜は第1図のように基板に付設された
状態で適用される。すなわち、基板1に酸化スズ系の第
1層2及び酸化インジウム系の第2層3を設けた状態で
適用される。このように、酸化スズ系の第1層を基板側
に設けることによりその特性が発揮されて抵抗安定性に
すぐれたものとすることができる。
なお、液晶セルに適用する場合、前記透明導電膜におけ
る第1層及び第2層の合計厚さは50〜600人、好ま
しくは100〜500人、その厚さ比(第1層/第2N
)は要求されるセルの性能により適宜に変えうるが通常
1/2、好ましくは115程度とすることが比抵抗など
の点で適当である。
また、前記基板としては一軸延伸ポリエステルフィルム
ないしシート、なかんずく延伸率が5%以上、好ましく
は50〜800φ、厚さが約10〜500μmのもの彦
どが、形成される液晶セルの干渉色発生の防止性、耐熱
性、耐薬品性などの点で望ましく用いられる。より具体
的には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンイソフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレートのよ
うな飽和ポリエステルからなるフィルムないしシートラ
一軸方向に延伸し、これを100〜230℃の温度で5
〜60分間加熱してヒートセットしたものなどを好適な
ものとしてあけることができる。なお、一軸延伸ポリエ
ステルフィルムないしシートハ、透明性維持のための白
化防止剤、例えばシランカップリング剤などからなるコ
ート層を有するものなどであってもよい。
このように本発明の透明導電膜2.3を片面に有スる一
軸延伸ポリエステルフィルムないしシートからなる基板
1の2枚を、あいだにT、 N、型などの液晶4を介在
させて対向配置し、その液晶をポリエステル樹脂系、エ
ポキシ樹脂系等のシール剤5で封入してなる液晶セル(
第1図)は、液晶組成物によシ化学的に変質されること
が実質的にないこと、基板の透湿防止性により液晶組成
物が湿分て汚染されることが防止されること、セル全体
が可撓性を有すること、軽量かつ薄くできること、従っ
て液晶表示装置を小型什できることなどの利点を有して
いる。
なお、第1図は液晶パネルの構成例を示したものであシ
、6は偏光フィルム、7は表面保護層である。ちなみに
、偏光フィルムとしては、例えばポリビニルアルコール
系フィルム、エチレン−酢酸ヒニル共1−(+、系ケン
化フィルム、セルロース系フィルムのような親水性高分
子フィルムにヨウ素又は二色性染料を吸着配向せしめて
なるもの、アルいはポリビニルフルコール系フィルムを
脱水処理してポリエンを形成せしめてなるものなどを代
表例としてあげることができ、その厚烙は5〜50μm
が一般的である。また、表面保護層は偏光フィルムの支
持、表面保護などの目的で偏光フィルムの少なくとも片
面に通常設けられるものであり、これは一般に二酢酸セ
ルロース、三酢酸セルロースのような透明セルロース系
フィルム、アクリル系樹脂からなる透明フィルム、ポリ
カーボネート系の透明フィルム、ポリエステル系の透明
プイルム、ボリエーテlレスルホン系の透明フィへ/ム
、ポリスルホン系の透明フィルム、ポリイミド系の透明
フィルムなどからなっている。これらのフィルムからな
る表面保護層を形成するに際しては、例えばあらかじめ
ポリマをフィルム化し、これを接着剤による接着、融着
、溶着などの接着手段で偏光フィルムに塗設して加熱硬
化処理、紫外線、電子線等による照射硬化処理を施し、
樹脂膜とする方式などによってもよい。
一力、本発明の透明導電膜を付設した一軸延伸ポリエス
テルフィルムからなる基板は、これと偏光板とを組合せ
たものが実装作業性、切断工程の短縮性などにすぐれる
など作業工程上の有利性なども有している。
発明の効果 本発明の透明導電膜は、酸化アンチモンを一定範囲で含
有する酸化スズ系の第1層と酸化インジウム系の第2N
Iとからなるので、第1層をスパッタリング方式のよう
な低温薄膜形成方式で形成した場合にも比抵抗が小さく
で抵抗安定性にすぐれたものとすることができる。その
結果、プラスチックフィルムのような低温変形性基板か
らなる実用土満足できる電剣特性を有する透明電極基板
の形成が可能となる。
実施例 実施例1 縦方向(長さ方向)のみに200形延伸したのち200
°Cで10分間ヒートセットしてなる透明ポリエチレン
テレフタレートフィルA (厚す1 o O、am)の
片面に、DC−プレーナマグネトロンスパッタリング方
式で金属アンチモンを5重匍%含有する金属スズからな
るターゲットを用いて、3×10Tor rの混合ガス
(02/Ax : 2/8 vol ) 雰囲気下8人
/秒の蒸着速度条件でスパッタリング蒸着処理を施して
、厚さ50人の酸化スズ系の第1層を形成した。
次に、ml記第1層の上面に、同様の方式、条件下金属
スズを10重iit’b含有する金属インジウムからな
るターゲットを用いて厚さ250人の酸化インジウム系
の第2層を形成した。
得られた基板における第1層及び第2層からなる薄膜電
極としての透明導電膜の表面抵抗は380Ω10、波長
550nmの光線の透過率C以下同様)は82%であり
た。
また、基板を暗室下の空電中に10日間放装c以下同様
)した時点での該透明導電膜の表面抵抗は480Ω/口
であった(表面抵抗増加率:26%)。
なお、得られた透明導電膜の表面抵抗の経時変化特性(
初期値/経時値: Ro/Rt )を−曲線として第2
図に表わす。
実施例2 実施例IK準じて厚さ100人の酸化スズ系の第1層と
厚さ200人の酸化インジウム系の第2層からなる透明
導電膜を有する基板を得た。
得られた透明導電膜の表面抵抗は450Ω/口、透過率
は79%であり、10日間放置後の表面抵抗は570Ω
/口、そのRo/R240はo、79であッた。
比較例1 実施例1に準じて厚さ約300人の酸化インジウウム系
の層のみからなる透明導電膜を有する基板を得た。
その透明導電膜の表面抵抗は250Ω/n、透過率は8
4形、10日間放置後の表面抵抗は410Ω/[」、そ
のRO/R240は0.61であった(表面抵抗増加率
:64形)。
なお、その透明導電膜の表面抵抗の経時変化特性(Ro
/Rt)を5曲線として第2図に示した、第2図のグラ
フよυ本発明の透明導電膜が抵抗安定性にすぐれること
がわかる。
比較例2 実施例2に準じて酸化アンチモンの含有量が約2.2重
量%で厚さが100人の酸化スズ系の第1層と厚さ20
0人の酸化インジウム系の第2層からなる透明導電膜を
有する基板を得た。
得られた透明導電膜の表面抵抗は550Ω/[1、透過
率は79Φであり、10日間放置後の表面抵抗は705
Ω/口、そのRo/R240は0.78であった〇実施
例2と比較例2の対比により、酸化スズ系の第1層にお
ける酸化アンチモンの含有量が3重量%未満ではこれを
スパッタリング方式のような低温薄膜形成方式で得た場
合における透明導電膜の表面抵抗(比抵抗)が実用上満
足できない程度に大きいことがわかる。
適用例 実施例1及び2で得た透明導電膜上にフォトレジスト(
東京応化社製、0PFR−800)をスピナで塗布し、
これを乾燥機中でプレキュア(80℃×10分間)した
のち、そのプレキュア膜をパターン露光方式で現像し、
水洗後にHCl/Ht O/HNO。
: 1/110.08 (重量)からなるエツチング液
を用いて25秒間エツチング処理してなる基板を得た。
次いで、該基板2枚をその透明導電膜側を対向せしめ、
あいだにFETN型液晶を介在させてこれをポリエステ
ル系シール剤を用いて封入し、液晶セルを得た。
なお、該液晶を封入するに先立ち、基板の透明導電膜側
表面にポリエステル系樹脂のラビング処理膜からなる配
向膜を設けた。
次K、得られた液晶セルの両面に厚さ2571mのヨウ
素系偏光フィルム及び厚さ100μmの透明す一軸延伸
ホリエチレンテレフタレートフィルム(実施例1と同等
物)をそれぞれポリエステル系接着剤を介して積層し、
第1図と同構造の液晶パネルを得た。このものは、干渉
色の現われないものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の透明導電膜を適用してなる液晶パネル
の断面図、第2図は実施例1及び比較例1における透明
導電膜の表面抵抗の経時変化を示すグラフである0 に基板、2二酸化スズ系の第1層、3:酸化インジウム
系の第2層、8曲線;実施例1の透明導電膜の表面抵抗
の経時変化曲線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸化アンチモンを3〜40重量%含有する酸化スズ
    系の第1層と、酸化インジウム系の第2層とからなる透
    明導電膜。 2、第1層の酸化アンチモン含有量が5〜20重量%で
    ある特許請求の範囲第1項記載の透明導電膜。 3、第1層/第2層の厚さ比が1/2以下である特許請
    求の範囲第1項記載の透明導電膜。 4、基板に付設されてなる特許請求の範囲第1項記載の
    透明導電膜。 5、基板が一軸延伸ポリエステルフィルムないしシート
    である特許請求の範囲第4項記載の透明導電膜。 6、一軸延伸ポリエステルフィルムないしシートの延伸
    率が5〜800%である特許請求の範囲第5項記載の透
    明導電膜。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63229888A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 Komatsu Ltd レーザの波長制御装置および方法
JP2003034861A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Bridgestone Corp 透明導電フィルム及びタッチパネル
US7534500B2 (en) * 2001-10-05 2009-05-19 Bridgestone Corporation Transparent electroconductive film, method for manufacture thereof, and touch panel

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