JPS59109054A - ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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JPS59109054A
JPS59109054A JP21825282A JP21825282A JPS59109054A JP S59109054 A JPS59109054 A JP S59109054A JP 21825282 A JP21825282 A JP 21825282A JP 21825282 A JP21825282 A JP 21825282A JP S59109054 A JPS59109054 A JP S59109054A
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group
coupler
substituted
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alkyl
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Takehiko Ueda
武彦 上田
Kozo Aoki
幸三 青木
Kazuhiko Furuya
和彦 古屋
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3006Combinations of phenolic or naphtholic couplers and photographic additives

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウレイド基を有するシアン色素形成カプラーを
含む写真感光材料に関する。更に詳しくは、本発明は、
褪色性に優れたウレイド基を有するシアンカプラーを含
有する、色再現性の良いハロゲン化銀カラー写真感光材
料に関する。
ハロゲン化銀写真感光材料に露光を与えた後、発色現像
することにより、酸化された芳香族1級アミン現像主薬
と色素形成カプラーとが反応し、色画像が形成される。
一般に、この方法においては、減色法による色再現が使
われ、青、緑及び赤を再現するためには、それぞれ補色
の関係にあるイエロー、マゼンタ及びシアンの各色画像
が形成される。この場合シアン色素形成カプラーとして
、フェノール類或いはナフトール類が多く用いられてい
る。ところが、従来用いられているフェノール類及びナ
フトール類を用いた場合に得られる色画像の保存性には
、幾つかの問題点が残されていた。例えば、米国特許2
,367.531及び2゜423.7’30号明細書に
記載の2−アシルアミノフェノールシアンカプラーより
得られる色画像は、一般に熱堅牢性が劣り、米国特許2
,369゜929及び2,772,162号明細書に記
載の2.5−ジアシルアミノフェノールシアンカプラー
より得られる色画像は、一般に光堅牢性が劣り、1−ヒ
ドロキシ−2−ナツタミドシアンカプラーは、一般に光
及び熱堅牢性の両面で不十分である。
これに対し、近年、ウレイド基を有するシアンカプラー
が、光及び熱堅牢性が良い等の優れた性能を有すること
が見いだされ、多くの開発がなされて来た(例えば、米
国特許3,446,622号、同3,996,253号
、同3. 758.308号、同3,880.661号
、特開昭56−65.134号明細書)。
特に特願昭56−196,676号明細書、同57−1
,620号明細書、同57−72.,202号明細書で
開示されたカプラーは、高沸点有機溶媒に対する溶解性
に優れ、写真乳剤中への分散安定性及び透明性が良く、
更にこれらカプラーから得られる色画像の保存性、即ち
、熱及び光に対する堅牢性が優れている等の極めて優れ
た性能を有している。
本発明者等は、かかるウレイド基を有するシアンカプラ
ーについて更に研究を進めた結果、該カプラーをカプラ
ー溶媒に熔解してハロゲン化銀乳ア1層に導入するにあ
たって、該カプラーを溶解するカプラー溶媒の種類及び
カプラー溶媒とカプラーの比(以下カプラー溶媒/カプ
ラー比とする)により、露光後の発色現像により形成さ
れる画像色素の吸収極大が大きく移動し、場合によって
は著しく短波長化して色再現を悪化させる場合がある。
特に、リン酸エステル系カプラー溶媒を使用した場合に
はこの傾向が大きいため、形成される画像色素の吸収極
大を、公知のカプラーと同程度ノ妨再に保って色再現性
の悪化を防ぐためには、カプラー溶媒の含水率及びカプ
ラー溶媒/カプラー比が一定の範囲内でなければならな
いことを見いだし、本発明に到達したものである。
従って、本発明の第1の目的は、ウレイド基を有するシ
アンカプラーが、発色現像処理により形成する画像色素
の吸収極大を、シアン色画像として好ましい範囲に存在
せしめることの出来る写真感光材料を提供することであ
る。
本発明の第2の目的は、色再現性に優れ、且つ生成した
色像の保存性に優れた、ハロゲン化銀カラー感光材料を
提供することにある。
即ち、本発明は一般式(I)で表されるカプラー溶媒で
あって、その含水率が1重量%以上であるいずれかのカ
プラー溶媒又はこれらの混合カプラー溶媒に、カプラー
溶媒/カプラーの重量比が0.7以下となる量が溶解し
た、5位がアシルシミノ基で、2位がウレイド基で置換
している少なくとも1種のフェノール・シアンカプラー
を含有することを特徴とする写真感光材料である。
一般式(1) 式中、N1、呼及びP3は、各 々アリール、アルコキシ力 0=P−otr2    出来る、炭素数4〜18のル
キル、アルコキシカルボ ニル、アルキルオキシで任意に置換することが出来る、
炭素数6〜18の置換若しくは無置換のアリール基であ
る。
本発明においてカプラー溶媒の含水率とは、カプラー溶
媒に対する水の溶解度を重量%で表したものであり、そ
の値は、CA−01型力−ルフイツシヤ一式微量水分測
定装置(三菱化成工業株式会社製)を用い、25℃で測
定した値である。
一般式CI)で表され、その含水率が1%以上であるカ
プラー溶媒d具体例としては、例えば次の構造式のカプ
ラー溶媒を挙げることが出来る。
ホスフェート系カプラー溶媒 1、   0=P −(0(aH9) 33、   、
  o=p −(OC6H13) 36 、    0
 = P−(0−C6H17) 3但しCsH+7  
: 2−エチルヘキシル基7、    0=P−(0−
C8HI7)3これらのカプラー溶媒の中でも、特に、
例示魚(1)及び(3)が好ましい。
本発明で使用するウレイド基を有するカプラーの場合に
は、詳細な伺究の結果、それを発色現像せしめて形ml
したシアン色素の吸収極大(λmaX)ば、カプラーを
カプラー溶媒に熔解してハロゲン化銀乳剤層中に分散さ
せるに際し用いるカプラー溶媒のIff 類及びカプラ
ー溶媒/カプラー比により大きく変化することが判明し
たが、更に詳細に研究した結果、発色現像処理により形
成したシアン色素が分子間水素結合を作ること、及び、
この水素結合が、カプラー溶媒又はカプラー溶媒中に熔
解している水により切断乃至弱められることにより、吸
収極大が短波長側に移動することが明らかになった。
本発明のリン酸エステル系カプラー溶媒とカプラーの組
合せの場合には、他のカプラー溶媒(例えばフタル酸エ
ステル系カプラー溶媒、アミド系カプラー溶媒、脂肪酸
エステル系カプラー溶媒、安息香酸エステル糸カプラー
溶媒、ベンジルアルコール系エステル等)の場合よりも
吸収極大が大きく移動することが多い。
シアン色素の吸収極大の移動には、カプラー溶媒自身に
より引き起こされる部分と、カプラー溶媒中に熔解して
いる水により引き起こされる部分とが有るが、いずれに
しても、カプラーの濃度を十分大きくし、カプラー溶媒
/カプラー比を十分小さくすれば、発色現像処理により
形成したシアン色素の濃度も太き(なるので、色素分子
間の水素結合の形成が容易となるのみならず、形成され
た水素結合の切断に関与する分子の数もすくなくなるの
で、シアン色素の吸収極大の移動を十分小さく押さえる
ことができる。
これは、本発明で使用する一般式(1)で表される含水
率1%以上のリン酸エステル系カプラー溶媒の場合には
、カプラー熔媒/カプラー比が重量比(以下特別の記載
がない限り重量比を単に比と略す)で1.0以下の場合
に実現される。
本発明においては、一般式CI)で表されるカプラー溶
媒であって、含水率1%以上のリン酸エステル系カプラ
ー溶媒を単独又は混合して用いることが出来るのみなら
ず、更に他のカプラー溶媒を混合して用いることも出来
る。このような他のカプラー溶媒としては、例えば、フ
タル酸エステル系カプラー溶媒、アミド系カプラー溶媒
、脂肪酸エステル系カプラー溶媒、安息香酸エステル系
カプラー溶媒或いはベンジルアルコール系エステル等が
あり、その具体例として、例えば、次の構造式のカプラ
ー溶媒を挙げることができる。
以下余白 フタル酸エステル系カプラー溶媒 アミド系カプラー溶媒 脂肪酸エステル系カプラー溶媒 安息香酸エステル系カプラー溶媒 ベンジルアルコール系カプラー溶媒 以下余白 次に、本発明で使用するカプラーについて以下に詳述す
る。
本発明においては、5位がアシルアミノ基で、2位がウ
レイド基で置換しているフェノール・シアンカプラーの
すべてを使用することが出来るが特に次の一般式(n)
で示されるシアンカプラーが好ましい。
一般式(II) 人 式中Rは、置換していてもよいアルキル基、アリール基
、又は複素環基を表し、Xは、現像主薬との酸化カップ
リング時に離脱し得る基を表し、Yは、置換していても
よいアルキル基、フェニル基、又は複素環基を表す。
一般式(n)の上記R,X、Yについて以下に詳述する
一般式(II)において、Rは鎖状又は環状の、好まし
くは炭素数1〜22のアルキル基(例えばメチル基、ブ
チル基、ペンタデシル基、シクロヘキシル基など)、ア
リール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、又
は複素環基(例えば、2−ピリジル基、4−ピリジル基
、2−フラニル基、2−オキサシリル基、2−イミダゾ
リル基など)を表し、これらは、ア・ルキル基、アリー
ル基、複素環基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、
ドデシルオキシ基、2−メトキシエトキシ基など)、ア
リールオキシ基(例えば、フェノキシ基、2.4−ジー
tert−アミルフェノキシ基、3−tert−ブチル
−4−ヒドロキシフェノキシ基、ナフチルオキシ基など
)、カルボキシ基、カルボニル基(例えば、アセチル基
、テトラデカノイル基、ベンゾイル基など)、エステル
基(例えば、メトキシカルボニル基、フェノキシカルボ
ニル基、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基、ブトキシ
スルホニル基、トルエンスルホニルオキシ基など)、ア
ミド基(例えば、アセチルアミノ基、エチルカルバモイ
ル基、メタンスルホニルアミド基、ブチルスルファモイ
ル基など)、イミド基(例えば、サクシンイミド基、ヒ
ダンビイニル基など)、スルホニル基(例えばメタンス
ルホニル基)、スルファミド基(例えば、ジメチルスル
ファミド基)、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン原子から選ばれた置換基で置換されていてもよい
一般式(n)においてXば水素原子、ハロゲン原子(例
えば、フン素原子、塩素原子、臭素原子など)である他
、Xで表される離脱基としては、アルコキシ基(例えば
、エトキシ基、ドデシルオキシ基、メトキシエチルカル
バモイルメトキシ基、カルボキシメトキシ基、メチルス
ルボニルエトキシ基など)、了り−ルオキシ基(例えば
フェノキシ基、ナフチルオキシ基、4−カルボキシフェ
ノキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ
基、テ1−ラデカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基
など)、スルホニルオキシ基(例えば、メタンスルホニ
ルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基など)、アミ
ド基(例えば、ジクロロアセチルアミノ基、ヘプタフル
オロブチリルアミノ基、メタンスルホニルアミノ基、ト
ルエンスルボニルアミノ基など)、アルコキシカルボニ
ルオキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ基、ベ
ンジルオキシカルボニルオキシ基など)、アリールオキ
シカルボニルオキシ基(例えば、フェノキシカルボニル
オキシ基など)、及びイミド基(例えば、サクシンイミ
ド基、ヒダントイニル基など)が挙げられる。
一般式([3において、Yは、鎖状又は環状の、好まし
くは炭素数1〜22のアルキル基、アリール基又は複素
環基を表し、Rで述べた置換基で置換されていてもよい
好ましいYはフェニル基であり、好ましいシアンカプラ
ーとしては、下記一般式(II)で表される。
一般式(II[) 八 式中、R,Xは、一般式[■)で述べた置換基と同じで
ある他、尺4は水素原子、アルキル基、アリール基、複
素環基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、オクチル
オキシ基など)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ
基など)、カルボキシ基、カルボニル基(例えば、アセ
チル基、ベンゾイル基など)、エステル基(例えば、メ
トキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、アセト
キシ基、ベンゾイルオキシ基、ブトキシスルホニル基、
トルエンスルホニルオキシ基など)、アミド基(例えば
、アセチルアミド基、エチルカルバモイル基ぐメタンス
ルホンアミド基、ブチルスルファモイル基など)、イミ
ド基(例えば、サクシンイミド基、ヒダントイニル基な
ど)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル基、プロ
パンスルボニル基など)、スルファミド基(例えば、ジ
メチルスルフ1ミド基、ジエチルスルファミド基など)
、シアノ基、ニトロ基を表し、nは1がら5の整数を表
し、複数置換されるときは、それぞれ同じでも異なって
いてもよい。
一般式(III)において、特に好ましい−は、ハロゲ
ン原子、スルホニル基、スルホンアミド基、スルファモ
イル基、ポリフルオロアルキル基、アシル基、アルコキ
シカルボニル基、シアン基であり、特に好ましいnは、
1又は2であり、置換位置は、m又はp位である。
次ぎに、本発明で使用するシアンカプラーの、具体例の
一部を示す。
以下余白 0            0           
  o。
工             工          
   =Z            Z       
     Zo             0    
          。
z                        
     Z工               エ  
             工z          
   z             zo、     
      0             0OQ  
            Q エ              エ         
     工z   −z   −工   2 工              工         
     工z             z    
        ZOOO Q                ○       
        0寸   ム          の
   −          ■   −2U の             ○          
   ○工           =        
   工2          2         
 20          0          0
Q             Q          
   Q=0:            工 2  工       2:  工      2  
工工           工           
工2          2          20
          0          0工  
          =            工2
           2           20
           0           00
            0            
0工            =          
  工2   国        2  工     
   2   工=             工  
           工Z            
Z            ZOOO Q             OQ ぞ     ゼ         。
Q       Q             ○o 
       O,C/) OO工 工            エ           
 工Z             Z        
     ZOOO Q               Q        
      ○工             工   
          =Z  工       Zf 
       Z   二〇:           
  工             工Z       
     Z            zOOO Q               O’     、Q
○         0   0      0Q  
        Q    工      O工   
      工   Z      工Z  工   
〒  Z   OZ   工エ         エ 
         工Z        z     
    zo          ()       
    0これらの内、代表的カプラーの融点を以下に
示す。
2.130〜133℃ 12.148〜151℃3.1
30〜135℃ 13.155〜157℃4.166〜
169℃ 15.166〜167℃5.209〜211
℃ 16.189〜190℃6.228〜231℃ 1
7.175〜176℃7.153〜155℃ 18.1
52〜154℃IG、117〜119℃ 19.122
〜134℃11、’  88〜92℃ 21.199〜
200℃以下に本発明のカプラーの代表的な合成例を示
す。
合成例1 例示カプラー(1)の合成 1)2−(4−メチルスルホニルフェニルウレイド)−
5−ニトロフェノールの合成 4−メチルスルホニルアニリン19.3gを、60 m
 Ilのテトラヒドロフランと11m1のピリジン中に
熔かし、水冷下で、クロルギ酸フェニル19.8gを滴
下した。30分攪拌したのち、混合物を塩酸12mj+
を含む氷水中にあけ、析出した結晶を濾集し、乾燥する
と32.8gあった。
得られた結晶32.8g、2−アミノ−5−二トロフェ
ノール17.9g及びイミダゾール0゜8gをキシレン
に懸濁させ、3時間加熱還流した。
冷却後、析出した結晶を濾集し乾燥して、33゜5gの
標記化合物を得た。
ii )例示カプラー(1)の合成 i)で得た2−(4−メチルスルホニルフェニルウレイ
ド)−5−ニトロフェノール32g1還元鉄30g、塩
化アンモニウム2gを、イソプロパツール200 m 
lと水20 m 42の中に加え、3時間加熱還流した
。冷却後、水酸化ナトリウム5゜5qを水10m1に溶
かして加えた後、鉄粉を濾別した。酢酸で中和して析出
した結晶を濾集し、乾燥すると16..2gの結晶が得
られた。
得られた結晶14.6gをアセトニトリル10m7!に
熔かし、加熱還流下2− (2,4−ジーtert−フ
ェノキシ)ブタノイルクロライド16゜9gを滴下し、
2時間還流した。冷却後、混合物を水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出し、水洗したのち減圧で溶媒を留去した。得ら
れた油状物をアセトニトリルより晶析して、20.0g
の標記カプラーを得た(融点129〜131℃)。
元素分析値 C;65.21% H; 7.03% Ni6.91% 計算値   C,65,46% H; 7.27% N;6.74% 他のカプラーも例示カプラー(1)と同様な方法で合成
することができた。
カプラーをハロゲン化銀乳剤層に導入する方法としては
、例えば米国特許2,322,027号に記載されてい
るような、公知の方法を使用するのが一般的である。
しかしながら、本発明で使用するウレイド基を有するシ
アン色素形成カプラーの場合には、露光後の発色現像に
より生じたシアン色素同士が、分子間水素結合を形成し
、この水素結合が、何らかの原因により切断、ないし弱
められる場合には、形成されたシアン色素の吸収極大が
、短波長側に移動する結果、色再現が十分でなくなる。
従って、本発明で使用するカプラーを、カプラー溶媒に
熔解する場合には、発色現像により生じたシアン色素同
士の距離が近く、分子間水素結合を形成し易いように高
濃度とすることが好ましい。
従って、カプラー溶媒/カプラー比は1.0以下、好ま
しくは0.7以下、更に好ましくは0.5以下である。
本発明で使用するホスフェート系カプラー溶媒は、ウレ
イド系カプラーに対して、一般に極めて良好な溶解性を
有するが、なおりプラー溶媒/カプラー比を小さくした
ために、カプラーの溶解が不十分となる場合には、例え
ば、フタル酸エステル系カプラー溶媒等地のカプラー溶
媒を併用することができる。又本発明においては、カプ
ラーをカプラー溶媒に溶解する前に、沸点約30〜15
θ℃の有機溶剤、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチルの如
き低級アルキルアセテート、プロピオン酸エチル、2級
ブチルアルコール、メチルイソブチルケトン、β−エト
キシエチルアセテート、メチルセロソルブアセテート等
に、熔解してもよい。
これらの方法によって、カプラー溶媒に溶解したカプラ
ーをハロゲン化銀乳剤層に導入する場合であっても、例
えば、特公昭51−39.853号、特開昭51−59
,943号明細書に記載されている、重合物による分散
方法も併用することが出来る。
本発明により作成された写真乳剤には、本発明で使用す
るウレイド系カプラー以外の色像形成カプラーはもとよ
り、色補正のためのカラードカプラーや、所謂DIRカ
プラー、感材の色相改良のための無呈色カプラー、或い
は紫外線吸収剤、写真性能の安定化剤等、通常加えられ
る添加物が含まれていてもよい。
次に、これら本発明においても添加することの出来るカ
プラー等の添加物について、詳述する。
黄色発色カプラーとしては、公知の開鎖ケトメチレン系
カプラーを用いることができる。これらのうち、ベンゾ
イルアセトアニリド系及びピバロイルアセトアニリド系
化合物は有利である。用い得る黄色発色カプラーの具体
例は米国特許2,875.057号、同3,265,5
06号、同3゜408.194号、同3,551,15
5号、同3.582,322号、同3,725,072
号、同3,891,445号、西独特許1,547゜8
68号、西独出願公開2,219,917号、同2,2
61,361号、同2,414,006号、英国特許1
,425.020号、特公昭51−10783号、特開
昭47−26133号、同413−73147号、同5
1−102636号、同50−634.1号、同50−
123342号、同50−130,442号、同51−
21827号、同50−87650号、同52−824
24号、同52−115219号などに記載されたもの
である。
マゼンタ発色カプラーとしては、ピラゾロン系化合物、
インダシロン系化合物、シアノアセチル化合物などを用
いることができ、特にピラゾロン系化合物は有利である
。用い得るマゼンタ発色カプラーの具体例は、米国特許
2,600.788号、同2,983,608号、同3
.062.653号、同3,127,269号、同3,
311゜476号、同3,419.391号、同3,5
19.429号、同3,558,319号、同3゜58
2.322号、同3.6’15,506号、同3.83
4,908号、同3,891,445号、西独特許1,
810,464号、西独特許出願(OLS)2,408
,665号、同2,417゜945号、同2,418,
959号、同2,424.467号、特公昭40−60
31号、特開昭51−20826号、同52−5892
2号、同49−129538号、同49−74027号
、同5(1−159336号、同52−42121号、
同49−74028号、同50−60233号、同51
−26541号、同53−55122号な。
どに記載のものである。
シアン発色カプラーとしては、フェノール系化合物、ナ
フトール系化合物などを用いることができる。その具体
例は米国特許2,369,929号、同2,434,2
72号、同2. 474. 293号、同2,521,
908号、同2,895゜826号、同3,034,8
92号、同3,311.476号、同3,4!38.3
15号、同3゜476.563号、同3,583,97
1号、同3.591,383号、同3,767.411
号、同4,004,929号、西独特許出願(OLS)
2,414,830号、同2,454,329号、特開
昭48−59838号、同51−26034号、同48
−5055号、同51−146828号、同52−69
624号、同52−90.932号に記載のものである
カラード・カプラーとしては、例えば米国特許3.47
6.560号、同一2,521.908号、同3,03
4.892号、特公昭44−2016号、同38−22
335号、同42−11304号、同44−32461
号、特開昭51−26034号明細書、同52−421
21号明細書、西独特許出願(OLS)2,418,9
59号に記載のものを使用できる。
DIRカプラーとしては、例えば米国特許3゜227.
554号、同3,617,291号、同3.701,7
83号、同3,790,384号、同3,632.3’
45号、西独特許出願(OLS)2.’414.,00
6号、同2,454,301号、同2,454,329
号、英国特許953゜454号、特開昭52−6962
4号、同49−122335号、特公昭51−1614
1号に記載されたものが使用できる。
DIRカプラー以外に、現像にともなって現像抑制剤を
放出する化合物を、感光材料中に含んでもよく、例えば
米国特許3,297,445号、同3,379,529
号、西独特許出願(OL S)2,417. 914号
、特開昭52−.15271号、同53−9116号に
記載のものを使用することができる。
上記のカプラーは同−眉に二種以上含むこともできる。
同一の化合物を異なる2つ以上の層に含んでもよい。こ
れらのカプラーは、一般に乳剤層中の銀1モルあたり2
x10 3モル−5x1〇−1モル、好ましくは1x1
0 2モル〜5x10−1モル添加される。
本発明を用いて作られる感光材料には、親水性コロイド
層に紫外線吸収剤を含んでもよい。例えば、了り−ル基
で置換されたベンゾトリアゾール化合物(例えば米国特
許3,533,794号に記載のもの)、4−チアゾリ
ドン化合物(例えば米国特許3,314,794号、同
3. 352゜681号に記載のもの)、ベンゾフェノ
ン化合物(例えば特開昭46−2784号に記載のもの
)、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国特許3,70
5.805号、同3,707,375号に記載のもの)
、ブタジェン化合物(例えば米国特許4゜045.22
9号に記載のもの)、あるいは、ベンゾオキジドール化
合物(例えば米国特許3,700.455号に記載のも
の)を用いることができる。更に、米国特許3,499
,762号、特開開54−48535号に記載のものも
用いることができる。紫外線吸収性のカプラー(例えば
α−、ナフトール系のシアン色素形成カプラー)や、紫
外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい。これらの紫
外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよい。
本発明に用いられる写真乳剤は、p、Qlafkide
s著Chimie  et  Physique  P
hotographique (PaulM o n 
t e 1社刊、1967年) 、G、 F。
Duffin著PhotographicEmulsi
on  Chemistry (The・Focal 
Press刊、1966年)、V。
L、Zelikman  et  al著Making
  and  CoattngPhotographi
c  Emuls!on(The  Focal  P
ress刊、1964年)などに記載された方法を用い
て調整することができる。すなわち、酸性法、中性法、
アンモニア法等のいmLでもよく、また可溶性銀塩と可
溶性ハロゲン塩を反応させる形式としては片側混合法、
同時混合法、それらの組合せなどのいずれを用いてもよ
い。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。
同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中の1)Agを一定に保つ方法、すなわちいわゆ
るコンドロールド・ダブルジェット法を用いることもで
きる。
この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一
に近いハロゲン化銀乳剤かえられる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、
カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩ま
たは鉄錯塩などを共存させてもよい。
写真乳剤の結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチ
ンをもちいるのが有利であるが、それ以外の親水性コロ
イドも用いることができる。
たとえばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグ
ラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒ
ドロキシエチルセルロース1.l’J/L/ボキシメチ
ルセルロース、セルロース硫酸エステル類等の如きセル
ロース誘導体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖
誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリア
クリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一
あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高分子物質を
用いることができる。
ゼラチンとしては石灰処理セラチンのほか、酸処理ゼラ
チンやBull、Soc、Set。
Phot、Japan、No16.P2O(1966)
に記載されたような酵素処理ゼラチンを用いてもよく、
また、ゼラチンの加水分解物や酵素分解物も用いること
ができる。ゼラチン誘導体としては、ゼラチンにたとえ
ば酸ハライド、酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢
酸、アルカンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マ
レインイミド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エ
ポキシ化合物類等、種々の化合物を反応させて得られる
ものがもちいられる。その具体例は、米国特許2,61
4,928号、同3,132.945号、同3,186
,846号、同3. 312. 553号、英国特許8
61,414号、同1,033.189号、同1,00
5,78’4号、特公昭42−26845号などに記載
されている。
前記セラチン・グラフトポリマーとしては、ゼラチンに
アクリル酸、メタアクリル酸、それらのエステル、アミ
ドなどの誘導体、アクリロニトリル、スチレンなどの如
き、ビニル系モノマーの単一(ホモ)または共重合体を
グラフトさせたものを用いることができる。ことに、ゼ
ラチンとある程度相溶性のあるポリマーたとえばアクリ
ル酸、メタアクリル酸、アクリルアミド、メタアクリル
アミド、ヒドロキシアルキルメタアクリレ−1・等の重
合体とのグラフトポリマーが好ましい。これらの例は、
米国特許2,763,625号、同2゜831,767
号、同2,956,884号などに記載がある。
代表的な合成親水性高分子物質は、たとえば西独特許出
願(OLS)2,312,708号、米国特許3,62
0,751号、同3,879,205号、特公昭43−
7561号に記載のものである。
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含有
させることができる。すなわちアゾール類、例えばベン
ゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、ニトロベン
ズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール類、ブロ
モベンズイミダゾール類、メルカプトチアゾール類、メ
ルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミダ
ゾール類、メルカプトチアジアゾール類、アミノトリア
ゾール類、ベンゾトリアゾール類、ニトロベンゾトリア
ゾール類、メルカプトテトラゾール類(特に1−フェニ
ル−5−メルカプトテトラゾール)など;メルカプトピ
リミジン類;メルカプトトリアジン類;たとえばオキサ
ドリンチオンのようなチオケト化合物;アザインデン類
、たとえばトリアザインデン類、テトラアザインデン類
(特に4−ヒドロキシ置換(1,3,3a、、7)テト
ラアザインデン類)、ペンタアザインデン類など;ヘン
ゼンチオスルフオン酸、ベンゼンスルフィン酸、ヘンゼ
ンスルフオン酸アミド等のようなカブリ防止剤または″
安定剤として知られた、多くの化合物を加えることがで
きる。たとえば米国特許3,954,474号、同3,
982,947号、特公昭52−28,660号に記載
されたものを用いることができる。
本発明の写真感光材料の写真乳剤層には感度上昇、コン
トラスト上昇、または現像促進の目的で、たとえばポリ
アルキレンオキシドまたはそのエーテル、エステル、ア
ミンなどの誘導体、チオエーテル化合物、チオモルフォ
リン類、四級アンモニうム塩化合物、ウレタン誘導体、
尿素誘導体、イミダゾール誘導体、3−ピラゾリドン類
等を含んでもよい。たとえば米国特許2,400.53
2号、同2,423,54.9号、同2. 716. 
062号、同3,617.280号、同3,772゜0
21号、同3,808,003号、英国特許l。
488.991号等に記載されたものを用いることがで
きる。
本発明に用いられる写真乳剤は、メチン色素類その他に
よって分光増感されてもよい。用いられる色素には、シ
アニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複
合メロシアニン色素、ボロポーラ−シアニン色素、ヘミ
シアニン色素、スチリル色素およびヘミオキソノール色
素が包含される。特に有用な色素は、シアニン色素、メ
ロシアニン色素、および複合メロシアニン色素に属する
色素である。これらの色素類には、塩基性冥加環核とし
てシアニン色素類に通常利用される核のいずれをも適用
できる。すなわち、ピロリン核、オキサゾリン核、チア
ゾリン核、ピロール核ζオキサゾール核、チアゾール核
、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、
ピリジン核など;これらの核に脂環式炭化水素環が融合
した核;及びこれらの核に芳香族炭化水素環が融合した
核、即ち、インドレニン核、ベンズインドレニン核、イ
ンドール核、ベンズオキサドール核、ナフトオキサゾー
ル核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベン
ゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール核、キノリン核
などが適用できる。これらの核は炭素原子上に置換され
ていてもよい。
メロシアニン色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ロ
ーダニン核、チオバルビッール散積などの5〜6員異節
環核を適用することができる。
有用な増感色素としては例えば、ドイツ特許929.0
80号、米国特許2,231.6’58号、同2,49
3,748号、同2,503.776号、同2;  5
19,001号、同2. 912. 329号、同3,
656,959号、同3. 672゜897号、同3,
694.217号、同4,025.349号、同4,0
46,572号、英国特許1.24’2.5F18号、
特公昭44−14030号、同52−24844号等に
記載されたものを挙げることが出来る。
これらの増悉色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合せを用いてもよく、増感色素の組合せは特に、強色増
感の目的でしばしば用いられる。
その代表例は米国特許2.688,545号、同2、’
977.229号、同3,397.060号、同3,5
22,052号、同3,527,641号、同3.61
’7,293号、同3. 628.964号、同3,6
66.480号、同3,672゜898号、同3,67
9,428号、同3,703.377号、同3,769
.301号、同3゜814.609号、同3,837,
862号、同4.026,707号、英国特許1,34
4,281号、同1,507,803号、特公昭43−
4936号、同53−12,375号、特開昭52−1
10,618号、同52−109,925号等に記載さ
れている。
増感色素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない物質であって、
強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよい。例えば、
含窒素異面環基で置換されたアミノスチル化合物(たと
えば米国特許2.933.390号、同3.’635,
721号に記載のもの)、芳香族有機酸ホルムアルデヒ
ド縮合物(たとえば米国特許3,743,510号に記
載のもの)、カドミウム塩1.アザインデン化合物など
を含んでもよい。米国特許3,615,613号、同3
,615.641号、同3. 617. 295号、同
3,635,721号に記載の組合せは特に有用である
本発明を用いて作られた感光材料には、親水性コロイド
層にフィルター染料として、あるいはイラジェーション
防止その他種々の目的で水溶性染料を含有していてもよ
い。このような染料には、オキソノール染料、ヘミオキ
ソノール染料、スチリル染料、メロシアニン染料、シア
ニン染料及びアゾ染料が包含される。なかでもオキソノ
ール染料;ヘミオキソノール染料及びメロシアニン染料
が有用である。用い得る染料の具体例は、英国特許58
4. 6o9号、同1,177.429号、特開昭48
−85130号、同49−99620号、同49へ11
4420号、同52−108゜115号、米国特許2,
274,782号、同2゜533.472号、同2,9
56,879号、同3.148.187号、同3,17
7.078号、同3,247,127号、同3,540
,887号、同3.575,704号、同3. 653
. 905号、同3,718,472号、同4,071
゜312号、同4,070,352号に記載されたもの
である。
本発明を用いて作られる感光材料において、写真乳剤層
その他の親水性コロイド層には、スチルベン系、トリア
ジン系、オキサゾール系、あるいはクマリン系などの増
白剤を含んでもよい。これらは水溶性のものでもよく、
また水不溶性の増白剤を分散物の形で用いてもよい。
螢光増白剤の具体例は米国特許2,632,701号、
同3,169,840号、同3,359゜102号、英
国特許852,075号、同1,319.763号など
に記載されている。
本発明を実施するに際して、下記の公知の退色防止剤を
併用することもでき、また本発明に用いる色像安定剤は
単独または2種以上併用することもできる。公知の退色
防止剤としては、たとえば、米国特許2,360,29
0号、同2,418゜613号、同2,675,314
号、同2,701.197号、同2,704,713号
、同2゜728.659号、同2,732,300号、
同2、’ 735. 765号、同2,710.801
号、同2,816,028号、英国特許1,363゜9
21号等に記載されたハイドロキノン誘導体、米国特許
3,457,079号、同3,069゜262号等に記
載された没食子酸誘導体、米国特許2.’735,76
5号、同3,698,909号、特公昭49=2097
7号、同52−6623号に記載されたp−アルコキシ
フェノール類、米国特許3,432.300号、同3,
573゜050号、同3,574,627号、同3,7
64.337号、特開昭52−35633号、同52−
147434号、同52−152225号に記載された
p−オキシフェノール誘導体、米国特許3,700,4
55号に記載のビスフェノール類等がある。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤と
して、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体
、没食子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有し
てもよく、その具体例は、米国特許2,360,290
号、同2,336゜327号、同2,403,721号
、同2,418.613号、同2,675,314号、
同2゜701.197号、同2,704,713’M、
同2.728,659号、同2,732,300号、同
2,735,765号、特開昭50−92988号、同
50−92989号、同50−93928号、同50〜
1103.37号、同52−14.6235号、特公昭
50−23813号明細書等に記載されている。
本発明は、支持体上に少なくとも2つの異なる分光感度
を有する、多層多色写真材料にも適用できる。多層天然
色写真材料は、通常、支持体上に赤感性乳剤層、緑感性
乳剤層、及び青感性乳剤層を各々少なくとも一つ有する
。7これらの層の順序は必要に応じて任意に選べる。赤
感性乳剤層にシアン形成カプラーを、緑感性乳剤層にマ
ゼンタ形成カプラーを、青感性乳剤層にイエロー形成カ
プラーをそれぞれ含むのが通常であるが、場合により異
なる組合せをとることもできる。
本発明の感光材料の写真処理には、公知の方法のいずれ
をも用いることができるし処理液には公知のものを用い
ることができる。又、処理温度は通常、18℃から50
℃の間に選ばれるが、18℃より低い温度または50℃
をこえる温度としてもよい。目的に応じ、銀画像を形成
する現像処理(黒白写真処理)、或いは、色素像を形成
すべき現像処理から成るカラー写真処理のいずれをも適
用することが出来る。
カラー現像液は、一般に、発色現像主薬を含むアルカリ
性水溶液から成る。発色現像主薬は公知の一級芳香族ア
ミン現像剤、例えばフェニレンジアミン類(例えば4−
アミノ−N、N−ジエチルアニリン、3−メチル−4−
アミノ−N、N−ジエチルアニリン、4−アミノ−N−
エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチ
ル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
−β−メタンスルホアミドエチルアニリン、4−アミノ
−3−メチル−N−エチル−N−β−メトキシエチルア
ニリンなど)を用いることが出来る。
この他り、F、A、Ma s on著Photo−gr
aphic  ProcessfngChemistr
y (Focal  Press刊、1966年)のP
226〜229、米国特許2゜193.015号、同2
゜592.364号、特開昭48−64933号などに
記載のものを用いてもよい。
カラー現像液はその他、アルカリ金属の亜硫酸塩、炭酸
塩、ホウ酸塩、及びリン酸塩の如きpi−1緩衝剤、臭
化物、沃化物、及び有機カブリ防止剤の如き現像抑制剤
ないし、カブリ防止剤などを含むことができる。又必要
に応じて、硬水軟化剤、ヒドロキシルアミンの如き保恒
剤、ベンジルアルコール、ジエチレングリコールの如き
有RNM、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム
塩、アミン類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競
争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドの如きかぶ
らせ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドンの如き補助現
像薬、粘性イ]与剤、米国特許4゜083.723号に
記載のポリカルボン酸系キレート剤、西独公開(OLS
)2,622,950号に記載の酸化防止剤などを含ん
でもよい。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は、定着処理と同時に行われてもよいし、個別
に行われてもよい。漂白剤としては、例えば鉄(■)、
コバルト(■)、クロム(■)、銅(■)などの多価金
属の化合物、過酸類、キノン類、ニトロソ化合物等が用
いられる。例えば、フェリシアン化物、重クロム酸塩、
鉄(Iff)またはコバルト(II[)の有機錯塩、例
えばエチレンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1.
3−ジアミノ−2−プロパツール四酢酸などのアミノポ
リカルボン酸類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸な
どの有機酸の錯塩;過硫酸塩、過マンガン酸塩;ニトロ
ソフェノールなどを用いることができる。これらのうち
フェリシアン化カリ、エチレンジアミン四酢酸鉄(II
I)ナトリウム及びエチレンジアミン四酢酸鉄(III
)アンモニウムは特に有用である。
エチレンジアミン四酢酸鉄(I[[)錯塩は独立の漂白
液においても、−浴漂白定着液においても有用である。
更に、漂白液又は漂白定着液には、米国特許3,042
.520号、同3. 241.’966号、特公昭45
−8506号、特公昭45−8836号などに記載の漂
白促進剤、特開昭53−65732号に記載のチオール
化合物等の他、種々の添加剤を加えることもできる。
本発明によれば、ウレイド系シアンカプラーを、それに
対する熔解性能の高いカプラー溶媒の極めて少量に熔解
して、写真乳剤層中に導入することが出来るために、特
に乳剤層中のカプラーの分散安定性を、高めることが出
来る。
本発明により製造された写真感光材料はウレイド基を有
するカプラーを使用しているために、画像の光や熱に対
する堅牢性が大であり、又、画像色素の吸収極大の短波
長化を最小限に抑えることが出来るため、色再現も良好
である。
更に、一般式(II)又は(II[)のカプラーを使用
した場合には、上記効果を一段と優れたものとすること
が出来る上、酸化力の弱い漂白液或いは、疲労した漂白
液で処理した場合でも、十分に高い画像濃度を得ること
が出来る。
以下、本発明を実施例により更に詳述するが、本発明は
これにより限定されるものではない。
実施例1゜ 後記第1表に示すように、カプラー(例示カプラー\1
)とカプラー溶媒を酢酸エチル10m1、     □
ドデンルベンゼンスルホン酸ソーダ0.25gと共に6
0℃に加温して完全に溶解した。
この1g液を、アルカノールB(デュポン社製のアルキ
ルナフタレンスルホネート)の10%水溶液3.5mj
!、10%のクエン酸1 m (l及び10%のゼラチ
ン水溶液100mj!と混合し、コロイドミルを用いて
乳化してカプラー分散液を調整した。次いでこの分散液
を、ネガ用の赤感性沃臭化銀乳剤く沃化銀;5モル%、
平均粒子サイズ;0゜5μ)に、銀1モルに対しカプラ
ー0.08モルになるように添加し、セルローストリア
セテートフィルムベースに、塗布銀量2.0g7mの割
合で塗布した。 得られた試料101〜104を白色光
でウェッジ露光し、38℃で次の現像処理を行った。
1、 カラー現像−一−−−−・−・−・−3分15秒
2、 漂白   ・−一−−−−−−−−−−−〜−6
分30秒3、 水洗   −・−−−一−−・−−−−
−−−3分15秒4、 定着   −一−−−−−−・
・−・6分30秒5、 水洗   −−−−−−−−−
−−−−−3分15秒6、 安定   −−−−−−−
−−−−−−−−・3分15秒これらの各工程に用いた
処理液組成は下記のものである。
カラー現像液 ニトリロ三酢酸ナトリウム      1.0g亜硫酸
ナトリウム          4.0g炭酸ナトリウ
ム          30.0g臭化カリ     
          1.4gビトロキシルアミン硫酸
塩     2.4g4−(N−エチル−N−1?ヒド
ロキシエチルアミノ)−2−メチル−アニ リン硫酸塩           4.5g水を加えて
             1β漂白液 臭化アンモニウム       160.0g。
アンモニア水(28%)      25.0mIV。
エチレユ/ジアミン−四酢酸 ナトリウム鉄塩       130.0g氷酢酸  
           14.0ml!。
水を加えて             1β定着液 テトラポリリン酸ナトリウム    2.0g亜硫酸ナ
トリウム         4.0g千オ硫酸アンモニ
ウム(70%)  175.0mj!重亜硫酸ナトリウ
ム         4.6g水を加えて      
       17!安定液 ホルマリン            8.0mI!水を
加えて             11これらの各処理
の後、最大画像濃度(pmax)に近い部分の分光吸収
特性を測定した結果を表1に示した。
表1は、本発明の写真感光材料101〜103の最大吸
収波長(λmax)が、従来から使用されているナフト
ール型カプラーの場合104と同等に好ましい分光吸収
波長であり、本発明の写真感光材料がウレイド基を有す
るシアンカプラーを含有する写真感光材料であるにもか
かわらず、従来のナフトール型シアンカプラーを含有す
る写真感光材料と同等の色再現を実現していることを実
証するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1〉下記一般式(1)で表されるカプラー溶媒であって
    、その含水率が1重量%以上であるいずれかのカプラー
    溶媒又はこれらの混合カプラー溶媒に、(カプラー溶媒
    /カプラー)の重量比が0゜7以下となる量が溶解した
    、5位がアシルアミノ基で、2位がウレイド基で置換し
    ている少なくとも1種のフェノール・シアンカプラーを
    含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
    材料。 一般式CI) 0代1 o = p −oR2 OF?3 式中、R1、尺2及びR′5は、各々アリール、アルコ
    キシカルボニル又はアルキルオキシで任意に置換するこ
    とが出来る、炭素数4〜18の置換若しくは無置換のア
    ルキル基であるか、又は、アルキル、アルコキシカルボ
    ニル又はアルキルオキシで任意に置換することが出来る
    、炭素数6〜18の置換若しくは無置換の了り−ル基で
    ある。 2)5位がアシルアミノ基で、2位がウレイド基で置換
    しているフェノール・シアンカプラーが下記一般式(n
    )で表されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式(II) 式中、Rは置換していても良いアルキル基、アリール基
    、又は複素環基を表し、Xは現像主薬との酸化カップリ
    ング時に離脱しうる基を表し、Yは置換していても良い
    アルキル基、フェニル基又は複素環基をあられす。 3)一般式(II)が特に、下記一般式(III)で表
    されるフェノール・シアンカプラーであることを特徴と
    する特許請求の範囲第2)項に記載のハロゲン化銀カラ
    ー写真感光材料。 一般式(III) 式中のRXは、一般式[11)のRXと同じである。−
    は水素原子、アルキル基、アリール基、複素環基、アル
    コキシ基、アリールオキシ基、カルボキシ基、カルボニ
    ル基、エステル基、アミド基、イミド基、スルホニル基
    、スルファミド基、シアノ基、ニトロ基を表す。nは1
    〜5の整数を表し複数置換されるときは、それぞれ同じ
    であっても異なっていても良い。 4)一般式(II[)において−が特にm又はp位に置
    換スるハロゲン原子、スルホニル基、スルホンアミド基
    、スルファモイル基、ポリフルオロアルキル基、アシル
    基、アルコキシカルボニル基、シアノ基であり、nが1
    又は2であることを特徴とする特許請求の範囲第3)項
    に絶載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
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JPS59149364A (ja) * 1983-02-16 1984-08-27 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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