JPS5889970A - 塗装マスキング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は塗装マスキング方法に関するものである。

一般に吹付は塗装には、被塗物、例えば自動車の外板に
塗液を吹付けて外板全面を一色に塗装する場合と、外板
表面をツートンにあるいはストライプ状に色分は塗装す
る場合とがあり、この色分は塗装において仕上がりの美
しい塗装を行なうためには、塗液の吹付は前に外板を塗
装する部分と塗装しない部分とに分ける作業、いわゆる
マスキングを行なう必要がある。そしてこのマスキング
の方法としては、まずマスキングシートを固着したテー
プを外板に貼付ける方法が考えられるが、この方法では
、大きなマスキングシートが邪魔になってそのテープを
貼付ける作業が煩雑になり、しかもその作業中にマスキ
ングシートが既に塗装の完了した他の塗装面をこすって
傷つけたり、又そのため該他の塗装面の光沢を損なった
りするという問題がある。

そこで従来、作業の簡単化を図った塗装マスキング方法
として特公昭４８−２９７６２号公報記載のものがある
。第１図は該公報記載のマスキング方法を示し、この方
法では、まず外板１の既に塗装が完了した下地面にマス
キングシート２を配置し１次に外板ｌに裏面全面に接着
剤３−が塗布されたテープ３を貼付けて、マスキングシ
ート２を固定するとともに、テープ３の一方の側縁３ｂ
を塗装見切りのための見切り線とし、このようにして外
板１の下地面の一部１ａをマスキングした後、吹付はノ
ズル４によって外板１の下地面の塗装すべき部分１ｂに
吹付は塗装を行なう。

また第２図は上記公報記載の他のマスキング方法を示し
、この方法では、両面に約半幅ずつ接着剤５ａ　、５ｂ
を塗布したテープ５を接着剤５３側の側縁５Ｃを見切り
線に合わせて外板１上に貼付け、このテープ５の他方の
接着剤５ｂにマスキングシート２を貼付け、これによっ
て外板１の下地面の一部１＆をマスキングする。

しかしながらこれら２つのマスキング方法では、塗膜の
見切り線を美しく仕上げるためには、塗膜がまだ軟かい
焼付は乾燥前においてテープ３．５をはがすことが望ま
しいが、そのようにするとテープ３，５と大きなマスキ
ングシート２とが固着されているため、マスキングシー
ト２が邪魔になってテープ３．５をはぎ取る作業が非常
に煩雑となり、又そのためテープ３．５をはぎ取る際に
マ膜を傷つけたりするという問題があった。

この発明は以上のような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、被塗物にその一側縁でもって見切り線を形成す
る第１のテープを貼付け、この第１のテープと重なり合
わないようにしてマスキングシートを有する第２のテー
プを貼付けるとともに必要に応じて上記両テープ間の隙
間を塞ぐ第３のテープを貼付けてマスキングを行ない、
吹付は塗装後焼付は乾燥前に第２のテープを残して他の
テープをはぎ取ることにより、簡単な作業で、塗装面の
光沢を損なったりすることなく、美しい塗膜の見切り線
を形成できるようにした塗装マスキング方法を提供する
ことを目的としている。

以下本１発明の実施例を図について説明する。

第３図（＠）〜（ｄｌは本発明の一実施例によるマスキ
ング方法を示すものである。この方法では、まず自動車
の外板（被塗物）１の既に塗装が完了した下地面の所定
部位に第１のテープ６を貼付けて、この第１のテープ６
の一方の側縁６ｍを塗装見切りのための見切り線としく
第３図体）参照）、次に外板１の下地面に第１のテープ
６の他方の側縁６ｂに密接させてマスキングシート２を
有する第２のテープ７を貼付け、外板１の下地面の一部
１鳳をマスキングする（第３図Ｔｏ）参照）。

このようにしてマスキングを行なった後、外板１の下地
面の塗装すべき部分１ｂに吹付は塗装を行ない、外板１
上に第３図（Ｃ）に示すような塗膜８を形成する。次に
塗膜８が十分乾いた後、第２のテープ７及びマスキング
シート２を残して第１のテープ６のみをはぎ取り、第３
図（ｄｌに示すような塗膜８の見切り線８ａを形成する
。そして最後に塗膜８の焼付は乾燥を行なった後、第２
のテープ７とマスキングシート２とをはぎ取る。

以上のような本実施例のマスキング方法では、見切り線
を形成するための第１のテープ６とマスキングシート２
を有する第２のテープ７とを別々に貼付けるようにして
いるので、テープの貼付は及びマスキングシートの取付
は作業を簡単かつ正確に行なうことができ、又その結果
その作業中に既に塗装の完了した面１１をマスキングシ
ート２がこすって傷つけたりすることはほとんどない。

また塗膜８の焼付は前に第２のテープ７とマスキングシ
ート２とを残して第１のテープ６のみをはぎ取るように
しているので、塗膜８の見切り線８亀を非常に容易にか
つ美しく形成できる。さらに第２のテープ７とマスキン
グシート２とは塗膜８の焼付は乾燥後に簡単にはがすこ
と、ができるので、そのはがしたマスキングシート２が
塗膜８を傷っけたりすることはほとんどなく、その結果
外板１の塗装面１凰　、８を大変美しく仕上げることが
できる。

第４図（３）〜（ｅｌは本発明の第２の実施例によるマ
スキング方法を示す。この方法では、まず外板１の下地
面の所定部位にその一側縁６諷が見切や線となる第１の
テープ６を貼付け（第４図（諷）参照）、次に外板ｌに
第１のテープ６の他方の側縁６ｂに沿わせてマスキング
シート２を有する第２のテープ７を貼付ける（第４図（
ｂ）参照）。そして上記両テープ６．７上に両テープ６
．７間の隙間９を塞ぐ第３のテープ１０を貼付けて、外
板１の下地面の一部１ａをマスキングする。

次に外板ｌの下地面の塗装すべき部分１ｂに吹付は塗装
を行なって第４図（ｄ）に示すような塗膜８を形成し、
この塗膜８が十分乾ｉ）た後、第２のテープ７及びマス
キングシート２を残して第１．第３のテープ６．１０を
はぎ取り、第４図（ａｌｌと示すような塗膜８の見切り
線８為を形成する。そして最後番こ塗膜８の焼付は乾燥
を行なった後、第２のテープ７とマスキングシート２と
をはぎ取る。

本実施例のマスキング方法では、上記実施例方法と同様
、マスキング作業を正確に行なうことができるとともに
、塗装面の光沢を損なったりすることなく、美しい塗膜
の見切り線を形成でき、さらには第１．第２のテープ間
にできる隙間を第３のテープで塞ぐようにしているので
、マスキングシートを有する第２のテープはそれほど正
確な位置に貼付ける必要はなく、その結果マスキング作
業をより一層簡単化できる。

な詔上記実施例では自動車の外板の塗装マスキ塗物の塗
装マスキング方法についても同様に適用できる。

以上のように本発明に係る塗装マスキング方法によれば
、被塗物にその一側縁でもって見切り線を形成する第１
のテープを貼付け、この第１のテープに沿わせてマスキ
ングシートを有する第２のテープを貼付けるとともに必
要に応じて両テープ間の隙間を塞ぐ第３のテープを貼付
けて被塗物の一一部をマスキングし、吹付は塗装後焼付
は乾燥前に第２のテープを残して他のテープをはぎ取る
ようにしたので、マスキング作業を簡単かつ正確に行な
うことができるとともに、塗装面を傷つけてその光沢を
損なったりすることなく、美しい塗膜の見切り線を形成
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の塗装マスキング方法を説明するための図
、第２図は従来の他の塗装マスキング方法を説明するた
めの図、第３図ｔｍｌ〜（ｄｌはそれぞれ本発明の一実
施例の塗装マスキング方法を説明するための図、第４図
（ａ）〜（ｅ）はそれぞれ本発明の他の実施例の塗装マ
スキング方法を説明するための図である。 １・・・外板（被塗物）　　２・・・マスキングシート
６・・・第１のテープ　　５ａ、５ｂ・・・側縁７・・
・第２のテープ　　８・・・塗膜　　９・・・隙間１０
・・・第３のテープ 特許−願人　　東洋工業株式会社　外１名代理人　弁理
士　　早　瀬　憲　− 第１図　　　　　第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １１）被塗物の所定部位に第１のテープを貼付けて該第
   １のケープの一方の側縁を塗装見切りのための見切り線
   とし、上記被塗物に上記第１のテープの他方の側縁に沿
   わせてマスキングシートを有する第２のテープを貼付け
   るとともに必要に応じて上記両テープ間の隙間を塞ぐ第
   ３のテープを貼付けて上記被塗物の一部をマスキングし
   、上記被塗物に吹付は塗装した塗膜の焼付は乾燥前に上
   記第２のテープを残して他のテープをはぎ取ることを特
   徴とする塗装マスキング方法。