JP6448028B2 - 塗装方法 - Google Patents
塗装方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6448028B2 JP6448028B2 JP2015013337A JP2015013337A JP6448028B2 JP 6448028 B2 JP6448028 B2 JP 6448028B2 JP 2015013337 A JP2015013337 A JP 2015013337A JP 2015013337 A JP2015013337 A JP 2015013337A JP 6448028 B2 JP6448028 B2 JP 6448028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- clear
- coating
- masking
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 33
- 238000010422 painting Methods 0.000 title description 4
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims description 174
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 claims description 114
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 92
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 70
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 48
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 19
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 238000009500 colour coating Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 3
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
まず、被塗装面1に、ツートーンの一方となる第一の色を有する第一塗膜層2を形成する。具体的には、図2及び図3に示すように、対象となる被塗装面1の全域に、第一の色に対応する塗料をスプレー等で塗布することで、被塗装面1に所定膜厚の第一塗膜層2が形成される。ここで、被塗装面1は、鋼板などの被塗物3の表面に下塗りを施すことで形成された下塗り塗膜層、及びこの下塗り塗膜層の上に中塗りを施すことで形成された中塗り塗膜層(共に図示は省略)の表面に相当する。なお、下塗り塗膜層は、電着塗装後に焼付けを行う等、公知の手法で形成され、また、中塗り塗膜装は、スプレー塗装後に焼付けを行うことで(あるいは乾燥のみを行うことで)形成される等、公知の手法で形成される。第一塗膜層2の形成手法についても、公知の手法が適用可能である。
次に、第一塗膜層2の全域にクリア塗膜層4を形成する(図4)。このクリア塗膜層4は、例えば所定のクリア塗料を第一塗膜層2の表面に塗布した後、焼付けを行うことで第一塗膜層2の上に固定される。なお、クリア塗膜層4の形成手法には、公知の手法を適用することができ、またクリア塗料についても公知の材料を適用することが可能である。
(S31)マスキングテープ及び見切りテープの貼り付け工程
このようにして第一塗膜層2の上にクリア塗膜層4を形成した後、第一塗膜層2の一部領域に、マスキングテープ5及び見切りテープ6を貼り付ける。具体的には、図2に示すように、被塗装面1のうち、第一の色で塗装すべき領域(第一塗装予定領域1a)と、第一の色とは異なる第二の色で塗装すべき領域(第二塗装予定領域1b)とを塗り分けるべく、双方の塗装予定領域1a,1bの境界、すなわち見切り線7に沿って見切りテープ6を貼り付けると共に、第一塗装予定領域1aのほぼ全域をマスキングするようマスキングテープ5を第一塗膜層2上のクリア塗膜層4の表面に貼り付ける(図5)。なお、この際、マスキングテープ5の貼り付け作業を容易にするため、図5に示すように、マスキングテープ5の見切り線側の端部5aを、見切りテープ6の見切り線7とは反対側の端部6aから少し離して貼り付けるようにしてもよい。後述する第二のマスキングテープ10を貼り付けることで、マスキングテープ5と見切りテープ6との間(に露出するクリア塗膜層4の表面)はマスキングすることが可能である。なお、マスキングテープ5は、例えばマスキング紙とその周縁部に一体的に取付けられたテープ部とで構成される。もちろん、マスキング領域をマスキング可能な限りにおいて、マスキングテープ5は他の構成を採ることも可能である。後述する第二のマスキングテープ10についても同様である。
また、本実施形態では、この時点(第二塗膜層8の形成前の時点)で、マスキングテープ5の上からクリア用マスキングシート9を貼り付けておく。詳細には、図6(a)に示すように、クリア用マスキングシート9の見切り線側の端部9aを浮き上がらせて、この端部9aと第一塗膜層2の上に形成したクリア塗膜層4との間に所定の隙間Cが形成されるよう、クリア用マスキングシート9を貼り付ける。この場合、図6(b)に示すように、見切り線7の全域において、クリア用マスキングシート9をマスキングテープ5の上から貼り付けてもよい。また、図7に示すように、見切り線7の全域において、クリア用マスキングシート9とクリア塗膜層4との間に一定の隙間Cが形成されるよう、クリア用マスキングシート9の長手方向両端を被塗物3のうち被塗装面1でない領域に貼り付けてもよい。なお、クリア用マスキングシート9には、その見切り線側の端部9aのみを浮き上がらせた形状を維持することができる限りにおいて任意のものが使用できる。例えばアルミ箔のように、作業者が容易にその形状を変化させてかつ変化後の形状を維持できる材質、構造を有するものであってもよく、あるいは図6及び図7等に示す形状に成形され相応の厚みを有する板であってもよい。
クリア用マスキングシート9を貼り付けた後、このクリア用マスキングシート9と見切りテープ6との間を第二のマスキングテープ10でマスキングする。具体的には、図8に示すように、クリア用マスキングシート9と見切りテープ6とに跨るように第二のマスキングテープ10を貼り付けることで、クリア用マスキングシート9と見切りテープ6との間のクリア塗膜層4の露出部分を覆う。これにより、第一塗装予定領域1aの全域が、マスキングテープ5と見切りテープ6、及び第二のマスキングテープ10でマスキングされた状態となる。なお、後工程での剥がし易さを考慮して、第二のマスキングテープ10に把持部を設けておいても構わない。
このようにして第一塗装予定領域1aの全域をマスキングした後、被塗装面1の第二塗装予定領域1bに、ツートーンの他方となる第二の色を有する第二塗膜層8を形成する(図9)。この際、第一塗装予定領域1aの全域は見切りテープ6等でマスキングされているため、第二の色に対応する塗料をスプレー等で塗布することで、マスキングされていない第二塗装予定領域1bの全域に第二塗膜層8が形成される。これにより、第一塗装予定領域1aと第二塗装予定領域1bとが見切り線7を境界として正確に塗り分けされる。この際、この第二塗膜層8の膜厚は、第一塗膜層2のそれと同じになるよう調整される。なお、第二塗膜層8の形成手法についても、公知の手法が適用可能である。
このようにして第二塗膜層8を形成した後、第二のマスキングテープ10を除去し、次いで見切りテープ6を除去する。この際、マスキングテープ5及びクリア用マスキングシート9は残しておく(図10)。然る後、第二塗膜層8の上にクリア塗膜層11を形成する(図11)。このクリア塗膜層11は、例えば第一塗膜層2の上に形成したクリア塗膜層4と同じ種類のクリア塗料を第二塗膜層8の表面に塗布した後、焼付けを行うことで第二塗膜層8の上に固定される。この際、第一塗膜層2の上に形成したクリア塗膜層4の表面には、マスキングテープ5とクリア用マスキングシート9とが貼り付けられており、このクリア塗膜層4の大部分はこれらマスキングテープ5とクリア用マスキングシート9とでマスキングされている。一方、クリア塗膜層4の見切り線7に近い領域は完全にマスキングされておらず、かつクリア用マスキングシート9との間に所定の隙間Cを設けた状態となっている。よって、この状態で、第二塗膜層8に向けてクリア塗料を塗布すると、第二塗膜層8の表面だけでなく、第一塗膜層2上のクリア塗膜層4の見切り線7に近い領域にもクリア塗料が付着する。また、その付着度合いは、クリア用マスキングシート9の見切り線側の端部9aを境にして異なり、この端部9aから見切り線7側では、第二塗膜層8上と同程度にクリア塗料が付着する。また、見切り線側の端部9aから離れるにつれて(隙間Cの内側に入っていくにつれて)クリア塗料の付着する度合い(付着量)が減少する。よって、クリア塗料の塗布により、見切り線側の端部9aを境として見切り線7側では膜厚一定のクリア塗膜層11が形成され、見切り線7と反対側では膜厚が徐々に減少する、テーパ状クリア塗膜層12が形成される。
1a 第一塗装予定領域
1b 第二塗装予定領域
2 第一塗膜層
3 被塗物
4 クリア塗膜層
5 マスキングテープ
6 テープ
7 見切り線
8 第二塗膜層
9 クリア用マスキングシート
9a 端部
10 マスキングテープ
11 クリア塗膜層
12 テーパ状クリア塗膜層
C 隙間
Claims (1)
- 被塗装面に、所定の色を有する第一塗膜層を形成する工程と、
前記第一塗膜層の上に第一クリア塗膜層を形成する工程と、
前記第一クリア塗膜層の一部をマスキングテープでマスキングすると共に、前記被塗装面の見切り線に沿って見切りテープを貼り付ける工程と、
前記第一クリア塗膜層のうち前記マスキングテープ及び前記見切りテープでマスキングされていない領域の上に、前記第一塗膜層とは異なる色を有する第二塗膜層を形成する工程と、
前記第二塗膜層の上に第二クリア塗膜層を形成する工程とを備え、
前記第二塗膜層を形成した後、前記見切りテープを除去すると共に、
前記第一クリア塗膜層をクリア用マスキングシートでマスキングした状態で、かつ、前記クリア用マスキングシートのうち前記見切り線側の端部と前記第一クリア塗膜層との間に隙間を形成した状態で前記第二クリア塗膜層を形成する塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015013337A JP6448028B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015013337A JP6448028B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016137436A JP2016137436A (ja) | 2016-08-04 |
JP6448028B2 true JP6448028B2 (ja) | 2019-01-09 |
Family
ID=56559450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015013337A Active JP6448028B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6448028B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63107771A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-12 | Toyota Motor Corp | ツ−ト−ン塗装方法 |
JPH01203079A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-15 | Toyota Motor Corp | 塗り分け塗装方法 |
JPH02149377A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-07 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の多色塗装方法 |
JPH09206670A (ja) * | 1996-02-05 | 1997-08-12 | Kansai Paint Co Ltd | 2色塗装仕上げ方法 |
JP2008100199A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Big Tool Co Ltd | 自動車車体の補修塗装方法 |
-
2015
- 2015-01-27 JP JP2015013337A patent/JP6448028B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016137436A (ja) | 2016-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6448028B2 (ja) | 塗装方法 | |
JP2013202611A (ja) | 基材表面の色をグラデーションにする方法及びこの方法で得られる製品 | |
JP2017095651A (ja) | マスキングテープ並びにそれを用いた塗膜形成方法及び養生方法 | |
JP6795273B2 (ja) | 塗装方法 | |
JP2007190475A (ja) | 壁面の塗装方法 | |
JP2016123903A (ja) | 塗装方法 | |
KR101557093B1 (ko) | 투톤 도색 방법 | |
JP2018196857A (ja) | マスキングシート | |
JP7484828B2 (ja) | 見切り線の形成方法 | |
JP4912218B2 (ja) | 釣り竿 | |
JP7410371B2 (ja) | 外壁の塗装方法 | |
JP2745394B2 (ja) | キャンディトーンのツートン塗装方法 | |
JP2893559B2 (ja) | 異色塗装方法 | |
JPS63107771A (ja) | ツ−ト−ン塗装方法 | |
JPS60106568A (ja) | 自動車車体のメタリツク色ツ−トン塗装方法及びその方法に用いられるマスキング材 | |
JPS61120665A (ja) | 塗り分け塗装方法 | |
JPS5889970A (ja) | 塗装マスキング方法 | |
JP2006233166A (ja) | ぼかし粘着テープ、その粘着テープを用いた塗装方法、その粘着テープの成形装置 | |
JPS6241795B2 (ja) | ||
JP3251960B2 (ja) | 異色塗装方法 | |
JP2506620B2 (ja) | 塗り分け塗装方法 | |
JP2016013805A (ja) | 車両用ホイール及び車両用ホイールの多色塗装方法 | |
JPS62121677A (ja) | 多色塗装方法 | |
JPH0629652U (ja) | 塗装用マスキングシート | |
JPH0771658B2 (ja) | 多色塗装方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180718 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6448028 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |