JPH0629652U - 塗装用マスキングシート - Google Patents

塗装用マスキングシート

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JPH0629652U
JPH0629652U JP017142U JP1714292U JPH0629652U JP H0629652 U JPH0629652 U JP H0629652U JP 017142 U JP017142 U JP 017142U JP 1714292 U JP1714292 U JP 1714292U JP H0629652 U JPH0629652 U JP H0629652U
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JP
Japan
Prior art keywords
coating
masking
sheet
painting
masking sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP017142U
Other languages
English (en)
Inventor
守登志 藤井
Original Assignee
株式会社トキコー
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Filing date
Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は塗装用マスキングシートに係り、特
に重ね塗りをおこなうときに用いるマスキングシートに
関する。本考案は前記重ね塗りの、特にぼかし塗りを実
現するのに好適な塗装用マスキングシートを提供するこ
とを目的とするものである。本考案による前記シートに
よれば上塗り後のぼかし作業をおこなうことなしに、ぼ
かし塗装ができる。 【構成】 塗装用マスキングシートの端部、すなわち下
塗部分に重ねて上塗りをおこなうときの非塗装部分との
境界線から予め定められた距離だけ離れた位置に貼着部
分を設けた。その貼着部分は下塗部分に固定するから、
端部までの部分は自由端部を形成するから、その下面に
塗料が入り込みぼかし部分をつくる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マスキングシートに関し、特に塗装をおこなう場合に非塗装面をマ スキングする場合に用いる塗装の、部分ぼかしに好適な塗装用マスキングシート に関する。
【0002】
【従来の技術】
塗装作業をおこなう場合、非塗装面の部分に塗装されないようにシートで覆う ことがよく行われる。例えば図2の拡大図に示したように非塗装面6aにマスキ ングシート10を用いて塗装作業がおこなわれる。図2において6は下地塗装、 4は上塗り塗装面、5は貼着面である。下地塗装6に対して上塗りをおこなうと き、マスキングシート10で非塗装面を覆い上塗り4をおこなう。そして上塗り 塗装後マスキングシート10を取り外す。その状態を図3に示す。その場合非塗 装面6aに対しては塗装がおこなわれないが、上塗り4の端部4aと非塗装面6 aとの境界線には塗装面の段差ができる。この段差はいわゆるぼかし塗装をおこ なう場合は好ましいことではなく、点線で示したように、後処理をおこない、ぼ かし塗装と同じような効果をもたせる作業がおこなわれる。すなわち端部4a, 非塗装面6aの一部を、例えばサンドペーパーなどで削り落としてぼかし効果を もたせるものである。図4は従来用いられている塗装用マスキングシートをロー ル状に巻いた状態を表している。また従来技術には例えば実用新案出願公開昭6 3ー168063号「塗装用のマスキングテープ」がある。これはマスキングテ ープを折り曲げて庇状態を形成する方法であるが、折り曲げて庇状態を形成する 手間がかかること、テープを折り曲げて使うので同じ塗装に対してマスキングテ ープの消費量が多くなる欠点がある。
【0003】 またマスキングは直線部分だけではない。曲線部分のマスキングをおこなう場 合も少なくない。そんな場合、従来のマスキングテープで曲線部分のマスキング をおこなうと、例えば図8に示したように内側部分にどうしてもしわができてし まう。aはいわゆるマスキングする境界面で、このようにしてマスキングテープ で曲線部分を形成すると、その内側bの部分にはどうしてもしわができやすくな る。どうしても20ミリ以上のマスキングテープを使うことになるから、極端な 場合はでこぼこじょうたいになって好ましくない。ここでマスキングシートを用 いた場合の塗装工程について簡単に述べる。図9にその一例を示す。第1工程か ら第9工程まで通常おこなわれる。ぼかし補習の場合、下地(プライマーあるい はサフェイーサー)も同じようにぼかし塗をしたほうが仕事がはやく、エッジが 早くつくれる。その次にプラサフよりもやや広めに上塗りのぼかし部分を取り、 上塗りをかける。次にマスキングをはがし、ぼかし部分のザラツキを細かいペー パー(#1500程度の)で研磨して除去する。次にメタリックであればさらに広く クリヤー塗装をし、コンパウンド磨きを経て完了である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記図2、3に示す塗装工程の場合、上塗り塗装後点線12で表したようにす るぼかし作業が必要になる。塗装のぼかしは旧塗装の上にできるだけ薄く新塗装 (上塗り)をなじませることを目的として行うものである。前記従来の塗装用マ スキングシートを用いると、小さいあるいは細かい塗装になればなるほど塗装用 マスキングシート10を剥がしたとき塗膜の段差ができやすい問題がある。その 段差をできるだけ少なくするためには点線12で示すような後処理工程が必須に なる。またに二色の色を上下に塗装する場合は、最初の色を全体に塗る必要があ った。そうしないと最初の色がつぎの色に重なる部分に、塗装のざらつきやむら 等をおこしてしまうため、場合によってはサンドペーパーなどで段落とし作業を おこなう必要があった。また上記のように曲線部分のマスキングの場合、幅が2 0ミリ以上のマスキングテープを使うことになるから、マスキング曲線の曲率半 径におのずから限界がある。 本考案はこのような段落とし作業をおこなうことなくぼかし塗装がおこなえて 、しかも曲線部分を含むようなマスキングおこない、かつぼかし塗装に適した塗 装用マスキングシートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案では塗装用マスキングシートを次のように 構成したことに特徴がある。すなわち従来のマスキングシートではシートの端部 に貼着部分が設けられていたのに対して、端部から離れたところに貼着部分を設 けたこと。貼着部分はマスキングシートに穿孔部分を設け、その穿孔部分を介し て貼着テープで塗装面に貼着する。このように貼着部分で塗装用マスキングシー トは固定されるが、貼着部分からシートの端部までは固定されていない自由端部 となる。この自由端部は塗装面に対して上下に自由に動ける自由度があり、塗料 の吹き付け圧力によって塗料はシートの下側に侵入して塗装膜を形成することが できる。シートの端部から貼着部分までの距離をいろいろ変えたシートを作って おけば、ぼかしの程度なども変えることができる。
【0006】
【作用】
前記のような構成の塗装用マスキングシートには、貼着部分(穿孔部分)から テープの端部までは固定されていない自由端部がある。貼着部分に面したほうの シートの端は塗装の境界線側に向けて使用する。したがってこれを使用して例え ば吹き付け塗装などをおこなうと、前記自由端部の裏側にも塗料が入り込む。そ の量は奥に向かうほど薄くなるから塗装面と非塗装面との間に段差ができ難く、 むしろ適当な傾斜をもって上塗りが行われることになる。この傾斜はいわゆるぼ かしに該当する。傾斜がなだらかであるほどぼかしが緩やかになる。塗装完了後 このシートを剥がすと、そこにはすでにぼかし面が形成されているから、前記従 来技術に示したような後処理としてのぼかし処理を、改めておこなう必要はなく なる。また曲線部分を含むマスキングをおこなう場合、前記穿孔部分が従来技術 で発生するしわを吸収してくれるので、曲線部分のマスキングにも十分適用でき る。
【0007】
【実施例】
次に図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図1に本考案の実施例を示す。図1において図2、3と同じものは同じ符号で示 している。Sはシート端部10aから貼着部分までの距離を表している。Sだけ 離れたところに、貼着部分がある。図1の実施例では穿孔部分16がある。この 部分は塗装用マスキングシート10がくり抜かれている部分である。このくりぬ き部分には、裏面に貼着部分をもつテープ18が貼着けられ穿孔部分16を介し て上塗り部分に貼り付けられ、塗装用マスキングシートを固定する。この固定に よってマスキングシートしての機能を果たすことになる。この実施例では穿孔部 分16は円形の場合を示しているが、星形、三角形、四角形など任意の形をとっ ていい。要するに切り抜き部分があって、その穴部を介してテープ18がマスキ ングシートを固定することができればいい。図1の18の裏面は貼着剤が塗布さ れている。塗装用マスキングシート10のSで示された部分は、前記ぼかし塗装 に役立つ部分である。図5に示した上塗り塗装部分4から明らかなように、上塗 り塗装部分4が緩やかな傾斜をもって塗装用マスキングシート10の自由端部S の下側に入り込んでいることがわかる。吹き付け塗装は矢印Pの方向からおこな われる。したがって塗装用マスキングシート10の表面にも図2に示したように 塗装されるが、ここではそれを省略して示した。塗装用マスキングシート10の 材質によっても前記緩やか傾斜の部分は変わる。一般的にはその材質が硬いほど 傾斜は緩やかに、軟らかい材質の場合はその傾斜が急になる傾向を示す。要する に塗料の吹き付け圧力などによって前記自由端部Sが持ち上げられ、その隙間に 塗料が入りこむわけである。図6はこのシート10がロール状に巻かれている状 態を表している。さらに図10は前記図8に対応し、曲線部分のマスキングを本 考案によるマスキングテープを用いた場合の状態を示していて、図8のようにし わができにくいことがわかる。これは前記穿孔部分16が曲線マスキングにおけ るしわを吸収しているためである。もちろん穿孔形状にも影響されるので、その 曲線形状に適した形状のものを選択したほうがよい。
【0008】 また図7は本考案の他の実施例である。塗装用マスキングシート10を前記図 1に示したように穿孔部分16を設けないで塗装用マスキングシート10の一部 に、貼着剤20を塗布した場合の実施例である。図1と違うのはある幅をもって 全面に貼着剤20があることで、前記図1に示したような穿孔の手間が省ける特 徴がある。ぼかし塗装の効果はまったく同じである。むしろ穿孔の手間が省ける 分だけ効率よく塗装用マスキングシート10をつくることができる。言い換えれ ば同じ機能を持つ塗装用マスキングシート10をそれだけ安くつくることができ るわけである。また図11は本考案の他の実施例で部分修正などに用いられるマ スキングテープの一例である。円周面Rから所定の距離だけ離れたところに穿孔 部分16を設けたマスキングテープで、部分修正などに用いられる。このRの大 きさをいろいろ変えたテープを用意しておけばよい。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による塗装用マスキングシートによれば、下塗り 面に対して上塗りをするとき、上塗りの非塗装部分との境界部分において、後処 理をおこなうことなくぼかし塗装ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す。
【図2】従来例で、マスキングテープによる塗装の説明
図である。
【図3】従来例の説明図で、上塗り塗装後マスキングテ
ープを外した図である。
【図4】従来例のマスキングテープをロール状に巻いた
様子を表している。
【図5】本考案の実施例図1の場合の断面拡大図を表し
ている。
【図6】本考案のマスキングテープをロール状に巻いた
様子を表している。
【図7】本考案の他の実施例を表している。
【図8】従来のマスキングテープで曲線部分のマスキン
グを下場合を示している。
【図9】マスキングテープを用いた塗装工程の説明図で
ある。
【図10】前記図8に対応する本考案のテープによる曲
線マスキングの例である。
【図11】本考案の他の実施例である。
【符号の説明】
4…上塗り 4a…上塗り4の端部 5…貼着面 6…下地塗装 16…穿孔部分 18…テープ 20…貼着剤

Claims (3)

    【整理番号】 0920001−02 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装に際し、非塗装部分を覆うためのマ
    スクシートと、該マスクシートを非塗装部分の表面に貼
    り着ける粘着部分とを有する塗装用マスクシートにおい
    て、マスクシートに一列に通孔を設け、該通孔に沿って
    粘着テープの粘着面を貼り着けてなることを特徴とする
    塗装用マスキングシート。
  2. 【請求項2】 前記実用新案登録請求の範囲の請求項1
    の記載において、通孔がシートの端から離れたライン上
    に形成されていることを特徴とする塗装用マスキングシ
    ート。
  3. 【請求項3】 塗装に際し、非塗装部分を覆うためのマ
    スクシートと、該マスクシートを非塗装部分の表面に貼
    り着ける粘着部分とを有する塗装用マスクシートにおい
    て、マスクシートの端部から予め定められた距離だけ離
    れた位置にある幅をもって一列に粘着剤を塗布してなる
    ことを特徴とする塗装用マスキングシート。
JP017142U 1992-02-22 1992-02-22 塗装用マスキングシート Pending JPH0629652U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001262083A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Nissho Kk モール材用マスキングテープ
JP2022049740A (ja) * 2020-09-17 2022-03-30 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器、鍵盤楽器の製造方法及び部材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3094969B2 (ja) * 1997-09-19 2000-10-03 日本電気株式会社 半導体装置用試験方法及び装置

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