JP2506620B2 - 塗り分け塗装方法 - Google Patents

塗り分け塗装方法

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JP2506620B2
JP2506620B2 JP62029178A JP2917887A JP2506620B2 JP 2506620 B2 JP2506620 B2 JP 2506620B2 JP 62029178 A JP62029178 A JP 62029178A JP 2917887 A JP2917887 A JP 2917887A JP 2506620 B2 JP2506620 B2 JP 2506620B2
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治太郎 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はワークの表面に2色もしくはそれ以上の色を
塗り分け塗装する方法に関する。
(従来技術) 自動二輪車のカウリングのようなワークの表面に2色
の色分け塗装を行なうには、これまで第2図に示したよ
うに、はじめにカウリング本体Wの全面に主体色aを塗
装し、ついで塗り分け塗装をすべき境界線cに沿ってそ
の上にアプリケーションテープdを貼着し、さらに塗り
分け塗装を要しない面にマスキング紙eを貼接した上そ
の周縁を押えテープfでとめて、2色目bの塗り分け塗
装を行なうようにしていた。
ところがこのような塗り分け塗装法では、2色目の塗
装境界線c上に段差があるような場合とか、自動二輪車
のカウリングのように、表面が三次元的な曲面形状をな
しているような場合には、マスキング紙aを平坦に貼着
することができず、部分的にたるみができて周縁を押え
テープfでとめてもワークの表面との間に隙間が生じて
しまう結果、押えテープfの隙間から2色目の塗料ミス
トが入り込んで主体色a側に付着するため、これを払拭
するのに多大の人手と時間を要するという不都合を有し
ていた。
(目的) 本発明はこのような不都合に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、簡単でしかも塗り分け塗装に
際してのミスト付着の生じない新規な塗り分け塗装方法
を提案することにある。
(目的を達成するための手段) すなわち、本発明はかかる目的を達成するための塗り
分け装置方法であって、はじめに、三次元的な曲面を有
するワークの表面全体に主体色を塗装し、ついで、塗り
分け線に沿ってワークの表面にテープを貼着した上、こ
のワークを塗り分け線まで塗装防止膜形成用の液体中に
浸漬して、塗り分け塗装を要しない面に塗装防止膜を形
成し、その後に、塗り分け塗装面につぎの色塗装を施し
て、最後に、塗り分け塗装を要しない面から塗装防止膜
とテープを順に剥離するようにしたものである。
(実施例) そこで以下に本発明の詳細を実施例に基づいて説明す
る。
第1図は自動二輪車のカウリングに適用した本発明の
一実施例をなす塗り分け塗装の工程を示したもので、は
じめにカウリング本体1の全面に主体色の塗料2を塗布
して乾燥する(a)。
つぎにこのカウリング本体1に対し、その2色目の塗
装を施すべき面4の境界線5に沿ってアプリケーシヨン
テープ7を貼着する(b)。
そしてこの工程を経たカウリング本体1をつぎに水位
調節自在のペイント容器10貯えたスプリットペイント9
の中に浸漬させて2色目塗装を要しない面6に塗装防止
被膜8を形成する(c)。このスプリットプイント9
は、油、油ワニス、アルキド樹脂などを乳化剤を用いて
水中に分散させたもの、あるいは乳重合による合成ラテ
ックスなどを塗膜形成成分とする塗料乳濁液よりなるも
ので、予め粘度調整を済ませたこのスプリットペイント
9は、ペイント容器10内において正確に水位が調整さ
れ、ここにカウリング本体1を浸漬することによりその
2色目塗装を要しない面6にスプリットペイント9を付
着させ、さらにこれを乾燥させることによってこの部分
に塗装防止被膜8を形成し、また同時に、この浸漬によ
ってもスプリットペイント9が付着しない部分、つまり
液の上に露出する部分6′が生じる場合には、この塗装
防止被膜の形成工程の際にハケ等を用いてこの部分6′
にスプリットペイント9を塗布して乾燥させる。
ついで、この処理を終えたカウリング本体1の2色目
塗装を施すべき面4に2色目の塗料3を塗布して(d)
乾燥させた後、2色目塗装を要しない面6から塗装防止
被膜8を剥離し(e)、最後にアプリケーションテープ
7を剥して(f)全ての工程を終了する。
なお、以上は自動二輪車のカウリング塗装の例をもと
にして本発明を説明したものであるが、本発明は他の塗
り分け塗装を必要とする各種のワークにも適用すること
ができ、また、2色以上の塗り分け塗装を行なうものに
も適用することができる。
(効果) 以上述べたように本発明によれば、全面に主体色塗装
を施したワークに対し、その塗り分け線に沿ってテープ
を貼着し、ついで塗り分け塗装を要しない面を塗装防止
膜形成用の液中に浸漬することによってこの部分に塗装
防止膜を形成するようにしたので、簡単なドブ漬け法に
よって、三次元曲面を有するワークの下地面全体に塗装
防止膜を隙間なく密着させて形成することができ、塗り
分け塗装に際してのミストの入り込みを確実に抑えるこ
とができるとともに、マスキングに必要な要品及び時間
を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(f)は本発明の一実施例をなす塗り
分け塗装工程を模式図とともに示した図、第2図(a)
は従来の塗り分け塗装法を示したもので、同図(b)は
X−Xの断面図、同図(c)はその模式図である。 1……カウリング本体、2……主体色 3……2色目の塗料 7……アプリケーションテープ 8……塗装防止膜 9……スプリットペイント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三次元的な曲面を有するワークの表面に少
    なくとも2色の色を塗り分け塗装する塗装方法であっ
    て、 塗り分け塗装を施すべき上記ワークの全面に主体色を塗
    装する工程と、 塗り分け線に沿って上記ワークの表面にテープを貼着す
    る工程と、 塗装防止膜形成用の液体中に上記ワークを上記塗り分け
    線まで浸漬して該ワークの塗り分け塗装を要しない面に
    塗装防止膜を形成する工程と、 塗り分け塗装面につぎの色塗装を施す工程と、 上記塗り分け塗装を要しない面から上記塗装防止膜と上
    記テープを順に剥離する工程と、 よりなる塗り分け塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS581989A (ja) * 1981-06-29 1983-01-07 松下電工株式会社 電気カ−ペツト

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