JP2900231B2 - ツートン・カラー塗装方法 - Google Patents
ツートン・カラー塗装方法Info
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- JP2900231B2 JP2900231B2 JP7065847A JP6584795A JP2900231B2 JP 2900231 B2 JP2900231 B2 JP 2900231B2 JP 7065847 A JP7065847 A JP 7065847A JP 6584795 A JP6584795 A JP 6584795A JP 2900231 B2 JP2900231 B2 JP 2900231B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用部品等
の、合成樹脂製基材に施される、オーバコートクリヤー
仕様によるツートン・カラー塗装方法に関する。
の、合成樹脂製基材に施される、オーバコートクリヤー
仕様によるツートン・カラー塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動二輪車のサイドカバー、燃料
タンク等の構成部品の外表面には、アクセントとして、
あるいは意匠効果を高めるためにツートン・カラー塗装
が施され、さらに品質を高め、高級感を彷彿させ、外観
上の体裁を高めるために、ツートン・カラー塗装上にオ
ーバコートクリヤー塗装を施すようにした、オーバコー
トクリヤー仕様によるツートン・カラー塗装が採用され
ている。
タンク等の構成部品の外表面には、アクセントとして、
あるいは意匠効果を高めるためにツートン・カラー塗装
が施され、さらに品質を高め、高級感を彷彿させ、外観
上の体裁を高めるために、ツートン・カラー塗装上にオ
ーバコートクリヤー塗装を施すようにした、オーバコー
トクリヤー仕様によるツートン・カラー塗装が採用され
ている。
【0003】ところで従来のオーバコートクリヤー仕様
によるツートン・カラー塗装方法は、概ね次の工程より
なっているのが一般的であり、この工程を図9〜13を
参照して説明する。
によるツートン・カラー塗装方法は、概ね次の工程より
なっているのが一般的であり、この工程を図9〜13を
参照して説明する。
【0004】図9は従来方法の工程を示すブロック図、
図9〜13はその工程順を示す、塗装部の断面図であ
る。
図9〜13はその工程順を示す、塗装部の断面図であ
る。
【0005】.前処理ラインで、前処理を行い、水切
り乾燥した合成樹脂製基材01を、塗装ラインへと移送
し、そこで清掃処理した後、前記基材01の表面にプラ
イマー(下塗り塗料)08を塗装(第1回塗装)して、
そのプライマー08の全面にツートン・カラー部分05
を塗装し、さらにその上面にクリヤー012を塗装(第
2,3回塗装)した後、硬化乾燥(第1回乾燥)を行な
う(図10参照)。
り乾燥した合成樹脂製基材01を、塗装ラインへと移送
し、そこで清掃処理した後、前記基材01の表面にプラ
イマー(下塗り塗料)08を塗装(第1回塗装)して、
そのプライマー08の全面にツートン・カラー部分05
を塗装し、さらにその上面にクリヤー012を塗装(第
2,3回塗装)した後、硬化乾燥(第1回乾燥)を行な
う(図10参照)。
【0006】.次いで前記ツートン・カラー部分05
上には、ピンストライプ02を貼着して見切りをつけ
る。このピンストライプ02は、フイルム03の上面に
ピンストライプ印刷部分06の印刷がなされ、その下面
に接着剤04を塗布して構成されており、該接着剤04
によりツートン・カラー部分05上にクリヤー012を
介して貼着される。またピンストライプ02の上面に
は、ピンストライプ02の幅よりも若干幅広のマスキン
グアプリケーションテープ07が貼着され、さらにその
上に、ツートン・カラー部分05を覆うマスキング紙0
13が貼着される。(図11参照)。
上には、ピンストライプ02を貼着して見切りをつけ
る。このピンストライプ02は、フイルム03の上面に
ピンストライプ印刷部分06の印刷がなされ、その下面
に接着剤04を塗布して構成されており、該接着剤04
によりツートン・カラー部分05上にクリヤー012を
介して貼着される。またピンストライプ02の上面に
は、ピンストライプ02の幅よりも若干幅広のマスキン
グアプリケーションテープ07が貼着され、さらにその
上に、ツートン・カラー部分05を覆うマスキング紙0
13が貼着される。(図11参照)。
【0007】.次いでその塗装面を清掃した後、ツー
トン・カラー部分05上にクリヤー012を介してツー
トン・カラーの他部分となる、ボデーカラー09を吹き
付け塗装(第4回塗装)し、前記マスキングアプリケー
ションテープ07およびマスキング紙013をを剥が
す。その後必要に応じて硬化乾燥を行なう(図12参
照)。
トン・カラー部分05上にクリヤー012を介してツー
トン・カラーの他部分となる、ボデーカラー09を吹き
付け塗装(第4回塗装)し、前記マスキングアプリケー
ションテープ07およびマスキング紙013をを剥が
す。その後必要に応じて硬化乾燥を行なう(図12参
照)。
【0008】.最後に全面にオーバコートクリヤー0
10を塗装(第5回塗装)した後、仕上げ硬化乾燥(第
3回乾燥)を行い(図13参照)、塗装ラインより払出
す。
10を塗装(第5回塗装)した後、仕上げ硬化乾燥(第
3回乾燥)を行い(図13参照)、塗装ラインより払出
す。
【0009】以上.〜.によりオーバコートクリヤ
ー仕様によるツートン・カラー塗装の全工程が終了す
る。
ー仕様によるツートン・カラー塗装の全工程が終了す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来の塗
装方法によれば、5回の塗装と少なくとも2回の乾燥処
理を必要として全体の塗装時間が長くなり、その結果生
産コストの大幅な上昇を招き、さらにツートン・カラー
を2色共塗装するので、VOC(揮発性有機溶剤)の使
用量が多くなり、環境衛生上も好ましくないという課題
がある。
装方法によれば、5回の塗装と少なくとも2回の乾燥処
理を必要として全体の塗装時間が長くなり、その結果生
産コストの大幅な上昇を招き、さらにツートン・カラー
を2色共塗装するので、VOC(揮発性有機溶剤)の使
用量が多くなり、環境衛生上も好ましくないという課題
がある。
【0011】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、前記課題を解決できるようにした、新規なツートン
・カラー塗装方法を提供することを目的とする。
で、前記課題を解決できるようにした、新規なツートン
・カラー塗装方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の特徴とするところは、合成樹脂製基材上にオー
バコートクリヤー仕様のツートン・カラー塗装を施すに
あたり、ツートン・カラーの印刷部分を印刷した、上面
にマスキングアプリケーションテープが貼着されている
ベタ貼り用ストライプを、前処理後の合成樹脂製基材の
表面に直接貼着する工程と、前記ベタ貼り用ストライプ
の貼着後に、前記基材の表面にプライマーを塗装する工
程と、前記プライマー上にツートン・カラーの他部分と
なる、ボデーカラーを塗装する工程と、前記塗装後のボ
デーカラーがウエット状態にあるうちに、前記ベタ貼り
用ストライプ上のマスキングアプリケーションテープを
剥がす工程と、前記ベタ貼り用ストライプおよびボデー
カラーの、全面にオーバコートクリヤーを塗装する工程
と、塗装面を仕上乾燥する工程とを備えてなり、前記ベ
タ貼り用ストライプは、フイルムの下面に、接着力を前
記基材用に設定した接着剤が塗布され、またそのフイル
ムの上面に、ツートン・カラーの印刷部分が印刷される
と共にその外縁に沿って見切り線となるピンストライプ
印刷部分が印刷され、それらの印刷面上にマスキングア
プリケーションテープが貼着されることにある。
本発明の特徴とするところは、合成樹脂製基材上にオー
バコートクリヤー仕様のツートン・カラー塗装を施すに
あたり、ツートン・カラーの印刷部分を印刷した、上面
にマスキングアプリケーションテープが貼着されている
ベタ貼り用ストライプを、前処理後の合成樹脂製基材の
表面に直接貼着する工程と、前記ベタ貼り用ストライプ
の貼着後に、前記基材の表面にプライマーを塗装する工
程と、前記プライマー上にツートン・カラーの他部分と
なる、ボデーカラーを塗装する工程と、前記塗装後のボ
デーカラーがウエット状態にあるうちに、前記ベタ貼り
用ストライプ上のマスキングアプリケーションテープを
剥がす工程と、前記ベタ貼り用ストライプおよびボデー
カラーの、全面にオーバコートクリヤーを塗装する工程
と、塗装面を仕上乾燥する工程とを備えてなり、前記ベ
タ貼り用ストライプは、フイルムの下面に、接着力を前
記基材用に設定した接着剤が塗布され、またそのフイル
ムの上面に、ツートン・カラーの印刷部分が印刷される
と共にその外縁に沿って見切り線となるピンストライプ
印刷部分が印刷され、それらの印刷面上にマスキングア
プリケーションテープが貼着されることにある。
【0013】
【作 用】合成樹脂製基材上に、ツートン・カラーの印
刷部分と、見切り線となるピンストライプ印刷部分とを
有するベタ貼り用ストライプを直接貼着し、次いでその
基材上にプライマーを塗装し、さらにそのプライマー上
にツートン・カラーの他部分となるボデーカラーを塗装
した後、前記ストライプ上のマスキングアプリケーショ
ンテープを剥がしてオーバコートクリヤーを塗装し、仕
上げ硬化乾燥を行なう。
刷部分と、見切り線となるピンストライプ印刷部分とを
有するベタ貼り用ストライプを直接貼着し、次いでその
基材上にプライマーを塗装し、さらにそのプライマー上
にツートン・カラーの他部分となるボデーカラーを塗装
した後、前記ストライプ上のマスキングアプリケーショ
ンテープを剥がしてオーバコートクリヤーを塗装し、仕
上げ硬化乾燥を行なう。
【0014】
【実施例】以下、図1〜5を参照して本発明の好適な実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0015】図1は、本発明方法によりツートン・カラ
ー塗装の施された、自動二輪車用サイドカバーの斜視
図、図2は、本発明の方法による工程を示すブロック
図、図3〜6は、本発明の塗装工程の順序を示す、塗装
部の断面図である。
ー塗装の施された、自動二輪車用サイドカバーの斜視
図、図2は、本発明の方法による工程を示すブロック
図、図3〜6は、本発明の塗装工程の順序を示す、塗装
部の断面図である。
【0016】この実施例では、本発明方法を自動二輪車
用のサイドカバーSに実施した場合で、図1に示すよう
に、合成樹脂製の部品であるサイドカバーSには、オー
バコートクリヤー仕様によるツートン・カラー塗装が施
される。
用のサイドカバーSに実施した場合で、図1に示すよう
に、合成樹脂製の部品であるサイドカバーSには、オー
バコートクリヤー仕様によるツートン・カラー塗装が施
される。
【0017】次にこの塗装方法を図2〜6を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
【0018】前記サイドカバーSを構成する硬質合成樹
脂製基材1の外表面には、オーバコートクリヤー仕様に
よるツートン・カラー塗装が施される。
脂製基材1の外表面には、オーバコートクリヤー仕様に
よるツートン・カラー塗装が施される。
【0019】(1).まず前処理ラインにおいて、合成樹脂
製基材1に通常の前処理を施し、水切り乾燥した後、基
材1を前処理ラインから塗装ラインへと移送する。
製基材1に通常の前処理を施し、水切り乾燥した後、基
材1を前処理ラインから塗装ラインへと移送する。
【0020】(2).塗装ラインにおいて、基材1の表面適
所にベタ貼り用ストライプ2を貼着する。このベタ貼り
用ストライプ2は、フイルム3の下面に、基材用接着剤
4が塗布され、またその上面の中央部分にツートン・カ
ラーの印刷部分5が印刷されると共にその周囲に見切り
用のピンストライプ印刷部分6が印刷されている。また
このベタ貼り用ストライプ2の上面には透明なマスキン
グアプリケーションテープ7が貼着されている。そして
このマスキングアプリケーションテープ7を残したまま
このベタ貼り用のストライプ2は基材1上に接着剤4に
より直接接着される(図3参照)。
所にベタ貼り用ストライプ2を貼着する。このベタ貼り
用ストライプ2は、フイルム3の下面に、基材用接着剤
4が塗布され、またその上面の中央部分にツートン・カ
ラーの印刷部分5が印刷されると共にその周囲に見切り
用のピンストライプ印刷部分6が印刷されている。また
このベタ貼り用ストライプ2の上面には透明なマスキン
グアプリケーションテープ7が貼着されている。そして
このマスキングアプリケーションテープ7を残したまま
このベタ貼り用のストライプ2は基材1上に接着剤4に
より直接接着される(図3参照)。
【0021】而してこのマスキングアプリケーションテ
ープ7は後述するように、ウエット状態で塗布されるボ
デーカラー9を傷付けることなく、前記ベタ貼り用スト
ライプ2から容易に剥がせるように、図7,8に示すよ
うに、その外縁の一部にタブ片71 が一体に延長されて
おり、このタブ片71 の基部にはマスキングアプリケー
ションテープ7の輪郭線に沿うようにミシン目72 が入
れてあり、このタブ片71 を内側に折るときにこれがそ
のミシン目72 のところでシャープに直線状に折れるよ
うにしている。そしてこのタブ片71 は図7に示すよう
に内側に折り込んだ状態でベタ貼り用ストライプ2上に
重ねられる。
ープ7は後述するように、ウエット状態で塗布されるボ
デーカラー9を傷付けることなく、前記ベタ貼り用スト
ライプ2から容易に剥がせるように、図7,8に示すよ
うに、その外縁の一部にタブ片71 が一体に延長されて
おり、このタブ片71 の基部にはマスキングアプリケー
ションテープ7の輪郭線に沿うようにミシン目72 が入
れてあり、このタブ片71 を内側に折るときにこれがそ
のミシン目72 のところでシャープに直線状に折れるよ
うにしている。そしてこのタブ片71 は図7に示すよう
に内側に折り込んだ状態でベタ貼り用ストライプ2上に
重ねられる。
【0022】(3).ベタ貼り用ストライプ2を貼着した
後、塗装面を清掃して、基材1の表面にはプライマー
(下塗り)8を吹き付け塗装し、さらにそのプライマー
8上にツートン・カラーの他部分となるボデーカラー9
を吹き付け塗装する(図4参照)。
後、塗装面を清掃して、基材1の表面にはプライマー
(下塗り)8を吹き付け塗装し、さらにそのプライマー
8上にツートン・カラーの他部分となるボデーカラー9
を吹き付け塗装する(図4参照)。
【0023】(4).次にそのボデーカラー9が未だ乾燥し
ないウエット状態で、マスキングアプリケーションテー
プ7を剥がす(図5参照)。
ないウエット状態で、マスキングアプリケーションテー
プ7を剥がす(図5参照)。
【0024】ところでこのマスキングアプリケーション
テープ7を剥がすときは、ミシン目72 に沿って予め内
側に折り畳まれている前記タブ片71 を摘んで起立させ
てから該テープ7を剥がすことにより、ピンストライプ
印刷部分6の見切り線をシャープにして、しかもウエッ
ト状態のボデーカラー9を傷付ける心配がない。
テープ7を剥がすときは、ミシン目72 に沿って予め内
側に折り畳まれている前記タブ片71 を摘んで起立させ
てから該テープ7を剥がすことにより、ピンストライプ
印刷部分6の見切り線をシャープにして、しかもウエッ
ト状態のボデーカラー9を傷付ける心配がない。
【0025】(5).最後にツートン・カラーの印刷部分5
およびピンストライプ印刷部分6の印刷された、ベタ貼
り用ストライプ2と、ツートン・カラーの他部分となる
ボデーカラー9との両面全面にわたりオーバコートクリ
ヤー10を吹き付け塗装した後、仕上硬化乾燥を行い、
塗装ラインより払い出す。
およびピンストライプ印刷部分6の印刷された、ベタ貼
り用ストライプ2と、ツートン・カラーの他部分となる
ボデーカラー9との両面全面にわたりオーバコートクリ
ヤー10を吹き付け塗装した後、仕上硬化乾燥を行い、
塗装ラインより払い出す。
【0026】以上のように(1).〜(5).の工程によれば、
3回の塗装と、1回の硬化乾燥により、すなわち前記従
来方法のツートン・カラー部分塗装とクリヤ塗装とを省
略することができると共に途中での乾燥工程を省略する
ことができ、その結果オーバコートクリヤー仕様のツー
トン・カラー塗装工程を大幅に簡略化することができ、
また前記塗装工程の省略により有害なVOCの発生量を
低減することができる。
3回の塗装と、1回の硬化乾燥により、すなわち前記従
来方法のツートン・カラー部分塗装とクリヤ塗装とを省
略することができると共に途中での乾燥工程を省略する
ことができ、その結果オーバコートクリヤー仕様のツー
トン・カラー塗装工程を大幅に簡略化することができ、
また前記塗装工程の省略により有害なVOCの発生量を
低減することができる。
【0027】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、本発明方法を自動二輪車用合成樹脂製サイド
カバーに実施した場合を説明したが、これを合成樹脂製
燃料タンク等の他の合成樹脂基材にも実施できることは
勿論である。
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、本発明方法を自動二輪車用合成樹脂製サイド
カバーに実施した場合を説明したが、これを合成樹脂製
燃料タンク等の他の合成樹脂基材にも実施できることは
勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、合成樹脂
製基材上に、ツートン・カラーの印刷部分を有するベタ
貼り用ストライプを直接貼着し、次いでその基材上にプ
ライマーを塗装し、さらにそのプライマー上にツートン
・カラーの他部分となるボデーカラーを塗装した後、前
記ストライプ上のマスキングアプリケーションテープを
剥がしてオーバコートクリヤーを塗装し、仕上げ硬化乾
燥を行なうようにしている。これにより、従来ツートン
・カラー塗装方法における、ツートン・カラー部分の塗
装工程と、クリヤ塗装工程とを省略することができると
ともに1回の仕上げ乾燥により、オーバコートクリヤー
仕様によるツートン・カラー塗装をすることができるの
で、全体の塗装時間が著しく短縮され、その結果、オー
バコートクリヤー仕様によるツートン・カラー塗装工程
を大幅に簡略化することができ、塗装コストの大幅な低
減化を図ることができる。また前記塗装工程の省略によ
り揮発性有機溶剤の使用量を削減することができる。
製基材上に、ツートン・カラーの印刷部分を有するベタ
貼り用ストライプを直接貼着し、次いでその基材上にプ
ライマーを塗装し、さらにそのプライマー上にツートン
・カラーの他部分となるボデーカラーを塗装した後、前
記ストライプ上のマスキングアプリケーションテープを
剥がしてオーバコートクリヤーを塗装し、仕上げ硬化乾
燥を行なうようにしている。これにより、従来ツートン
・カラー塗装方法における、ツートン・カラー部分の塗
装工程と、クリヤ塗装工程とを省略することができると
ともに1回の仕上げ乾燥により、オーバコートクリヤー
仕様によるツートン・カラー塗装をすることができるの
で、全体の塗装時間が著しく短縮され、その結果、オー
バコートクリヤー仕様によるツートン・カラー塗装工程
を大幅に簡略化することができ、塗装コストの大幅な低
減化を図ることができる。また前記塗装工程の省略によ
り揮発性有機溶剤の使用量を削減することができる。
【0029】またベタ貼り用ストライプは、プライマー
塗装前の合成樹脂製基材上に直接貼着することができ
る。
塗装前の合成樹脂製基材上に直接貼着することができ
る。
【0030】更にそのベタ貼り用ストライプのフイルム
上面には、ツートン・カラーの印刷部分と、見切り線と
なるピンストライプ印刷部分とを印刷することができ、
それらの印刷部分にマスキングアプリケーションテープ
を貼着することができる。
上面には、ツートン・カラーの印刷部分と、見切り線と
なるピンストライプ印刷部分とを印刷することができ、
それらの印刷部分にマスキングアプリケーションテープ
を貼着することができる。
【図1】本発明方法によりオーバコートクリヤー仕様に
よるツートン・カラー塗装の施された、自動二輪車用サ
イドカバーの斜視図
よるツートン・カラー塗装の施された、自動二輪車用サ
イドカバーの斜視図
【図2】本発明方法による塗装工程を示すブロック図
【図3】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
断面図
【図4】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
断面図
【図5】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
断面図
【図6】本発明による塗装工程の順序を示す、塗装部の
断面図
断面図
【図7】図3の7矢視拡大部分平面図
【図8】マスキングアプリケーションテープの部分斜視
図
図
【図9】従来方法による塗装工程を示すブロック図
【図10】従来方法による塗装工程の順序を示す、塗装
部の断面図
部の断面図
【図11】従来方法による塗装工程の順序を示す、塗装
部の断面図
部の断面図
【図12】従来方法による塗装工程の順序を示す、塗装
部の断面図
部の断面図
【図13】従来方法による塗装工程の順序を示す、塗装
部の断面図
部の断面図
1・・・・・・・基材 2・・・・・・・ベタ貼り用ストライプ 3・・・・・・・フィルム 4・・・・・・・接着剤 5・・・・・・・ツートン・カラーの印刷部分 6・・・・・・・ピンストライプ印刷部分 7・・・・・・・マスキングアプリケーションテープ 8・・・・・・・プライマー 9・・・・・・・ボデーカラー 10・・・・・・オーバコートクリヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 7/02 B05D 1/32 B05D 1/36 B05D 5/06
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂製基材(1)上にオーバコート
クリヤー仕様のツートン・カラー塗装を施すにあたり、ツ ートン・カラーの印刷部分(5)を印刷した、上面に
マスキングアプリケーションテープ(7)が貼着されて
いるベタ貼り用ストライプ(2)を、前処理後の合成樹
脂製基材(1)の表面に直接貼着する工程と、前記ベタ貼り用ストライプ(2)の貼着後に、 前記基材
(1)の表面にプライマー(8)を塗装する工程と、 前記プライマー(8)上にツートン・カラーの他部分と
なる、ボデーカラー(9)を塗装する工程と、 前記塗装後のボデーカラー(9)がウエット状態にある
うちに、前記ベタ貼り用ストライプ(2)上のマスキン
グアプリケーションテープ(7)を剥がす工程と、 前記ベタ貼り用ストライプ(2)およびボデーカラー
(9)の、全面にオーバコートクリヤー(10)を塗装
する工程と、 塗装面を仕上乾燥する工程と、 を少なくとも備えてなり、 前記ベタ貼り用ストライプ(2)は、フイルム(3)の
下面に、接着力を前記基材(1)用に設定した接着剤
(4)が塗布され、またそのフイルム(3)の上面に、
ツートン・カラーの印刷部分(5)が印刷されると共に
その外縁に沿って見切り線となるピンストライプ印刷部
分(6)が印刷され、それらの印刷面上にマスキングア
プリケーションテープ(7)が貼着される ことを特徴と
する、ツートン・カラー塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065847A JP2900231B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | ツートン・カラー塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065847A JP2900231B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | ツートン・カラー塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257491A JPH08257491A (ja) | 1996-10-08 |
JP2900231B2 true JP2900231B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13298824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7065847A Expired - Fee Related JP2900231B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | ツートン・カラー塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900231B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0771658B2 (ja) * | 1988-07-27 | 1995-08-02 | 日産自動車株式会社 | 多色塗装方法 |
JP3129006B2 (ja) * | 1992-11-17 | 2001-01-29 | 日産自動車株式会社 | 塗装方法 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP7065847A patent/JP2900231B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08257491A (ja) | 1996-10-08 |
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