JPH0144110B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144110B2 JPH0144110B2 JP10415384A JP10415384A JPH0144110B2 JP H0144110 B2 JPH0144110 B2 JP H0144110B2 JP 10415384 A JP10415384 A JP 10415384A JP 10415384 A JP10415384 A JP 10415384A JP H0144110 B2 JPH0144110 B2 JP H0144110B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- painted surface
- painted
- synthetic resin
- protective film
- resin product
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、合成樹脂製品の表面に、該製品自体
の色をそのまま残す非塗装面との間に塗り分け線
を形成すべく他の色を塗装するための合成樹脂製
品の塗り分け方法に関する。
の色をそのまま残す非塗装面との間に塗り分け線
を形成すべく他の色を塗装するための合成樹脂製
品の塗り分け方法に関する。
(2) 従来の技術
従来、かかる塗り分けにあたつては、合成樹脂
製品表面への塗料の密着力を向上して塗料の剥離
を防止するために、塗装を施さない非塗装面を粘
着テープ等でマスキングして合成樹脂製品を「1
−1−1トリクロルエタン」などの有機溶剤中に
浸漬する方が取られている。
製品表面への塗料の密着力を向上して塗料の剥離
を防止するために、塗装を施さない非塗装面を粘
着テープ等でマスキングして合成樹脂製品を「1
−1−1トリクロルエタン」などの有機溶剤中に
浸漬する方が取られている。
(3) 発明が解決しようとする問題点
ところが、上記方法では、マスキング紙を通し
て非塗装面に有機溶剤が接触して非塗装面が処理
されるので、非塗装面の光沢が劣ることになる。
て非塗装面に有機溶剤が接触して非塗装面が処理
されるので、非塗装面の光沢が劣ることになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、非塗装面を保護膜で覆うことにより、有機
溶剤による非塗装面の光沢の劣化を防止するよう
にした合成樹脂製品の塗り分け方法を提供するこ
とを目的とする。
あり、非塗装面を保護膜で覆うことにより、有機
溶剤による非塗装面の光沢の劣化を防止するよう
にした合成樹脂製品の塗り分け方法を提供するこ
とを目的とする。
B 発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
本発明方法では、塗り分け線を境界として塗装
すべき塗装面をマスキングする工程と;非塗装面
に保護膜を形成する工程と;前記マスキング状態
を解除して塗装面を露出する工程と;塗装面への
塗料の密着力を向上すべく有機溶剤で処理する工
程と;塗装面への塗装工程と;塗装面の乾燥工程
と;前記保護膜を剥離する工程と;と順次行な
う。
すべき塗装面をマスキングする工程と;非塗装面
に保護膜を形成する工程と;前記マスキング状態
を解除して塗装面を露出する工程と;塗装面への
塗料の密着力を向上すべく有機溶剤で処理する工
程と;塗装面への塗装工程と;塗装面の乾燥工程
と;前記保護膜を剥離する工程と;と順次行な
う。
(2) 作用
塗装すべき面を有機溶剤で処理するときに、非
塗装面は保護膜で覆われているので、非塗装面が
有機溶剤で荒らされることがない。
塗装面は保護膜で覆われているので、非塗装面が
有機溶剤で荒らされることがない。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、先ず本発明の第1実施例を示す第1図a
〜eにおいて、たとえばポリプロピレンなどから
成る合成樹脂製品1の表面にその合成樹脂製品1
自体の色をそのまま残す非塗装面2との間に塗り
分け線3を形成すべく、塗料が塗布されるが、そ
の作業工程を、以下、順に説明する。
すると、先ず本発明の第1実施例を示す第1図a
〜eにおいて、たとえばポリプロピレンなどから
成る合成樹脂製品1の表面にその合成樹脂製品1
自体の色をそのまま残す非塗装面2との間に塗り
分け線3を形成すべく、塗料が塗布されるが、そ
の作業工程を、以下、順に説明する。
第1図aにおいて、塗装を施すべき塗装面4
を、塗り分け線3を境界としてマスキング治具5
でマスキングする。
を、塗り分け線3を境界としてマスキング治具5
でマスキングする。
次いで第1図bにおいて、非塗装面2に保護膜
6(右下りの斜線で示す)を形成する。この保護
膜6の形成にあたつては、水溶性保護剤をスプレ
ーノズル等で塗布する。
6(右下りの斜線で示す)を形成する。この保護
膜6の形成にあたつては、水溶性保護剤をスプレ
ーノズル等で塗布する。
保護膜6の形成後、第1図cで示すようにマス
キング治具5を取外して、塗装面4を露出する。
このように、マスキング治具5を保護膜6の形成
後、直ちに取外すので、マスキング治具5の合成
樹脂製品1への装着を、塗り分け線3を境界とす
ることに注意を払うだけで、簡単に行なつてもよ
く、マスキング作業が容易となる。
キング治具5を取外して、塗装面4を露出する。
このように、マスキング治具5を保護膜6の形成
後、直ちに取外すので、マスキング治具5の合成
樹脂製品1への装着を、塗り分け線3を境界とす
ることに注意を払うだけで、簡単に行なつてもよ
く、マスキング作業が容易となる。
次いで、塗装面4の表面処理を行なうが、それ
に先立つて合成樹脂製品1の乾燥を行なう。この
乾燥後、合成樹脂製品1を有機溶剤中に浸漬し
て、塗装面4の表面処理を行なう。この際、非塗
装面2は保護膜6で覆われているので、非塗装面
2が前記有機溶剤で荒らされることはない。この
表面処理後、合成樹脂製品1の乾燥を行なつて表
面処理工程を終了する。
に先立つて合成樹脂製品1の乾燥を行なう。この
乾燥後、合成樹脂製品1を有機溶剤中に浸漬し
て、塗装面4の表面処理を行なう。この際、非塗
装面2は保護膜6で覆われているので、非塗装面
2が前記有機溶剤で荒らされることはない。この
表面処理後、合成樹脂製品1の乾燥を行なつて表
面処理工程を終了する。
表面処理後、塗装面4には第1図dで示すよう
に、塗装(左下りの斜線で示す)が施される。
に、塗装(左下りの斜線で示す)が施される。
その後、塗装面4の乾燥後、第1図eで示すよ
うに、非塗装面2の保護膜6を剥離することによ
り、塗り分け線3を明確にした合成樹脂製品1の
塗り分け塗装が完了する。
うに、非塗装面2の保護膜6を剥離することによ
り、塗り分け線3を明確にした合成樹脂製品1の
塗り分け塗装が完了する。
このような塗装工程において、塗装面4の乾燥
工程と、保護膜6の剥離工程との中間で、小組作
業により部品を組込むと、合成樹脂製品1の非塗
装面2が傷が付くことを極力防止することができ
る。
工程と、保護膜6の剥離工程との中間で、小組作
業により部品を組込むと、合成樹脂製品1の非塗
装面2が傷が付くことを極力防止することができ
る。
第2図a〜eは、本発明の第2実施例を示すも
のであり、合成樹脂製品1の表面にストライプ状
の非塗装面2を残すときの塗装工程を示すもので
あるが、基本的には前記第1実施例と同様の工程
を順次経過するものであり、第1実施例に対応す
る部分に同一の参照符を付すのみで、詳細な説明
を省略する。
のであり、合成樹脂製品1の表面にストライプ状
の非塗装面2を残すときの塗装工程を示すもので
あるが、基本的には前記第1実施例と同様の工程
を順次経過するものであり、第1実施例に対応す
る部分に同一の参照符を付すのみで、詳細な説明
を省略する。
C 発明の効果
以上のように本発明方法では、塗り分け線を境
界として塗装を施すべき塗装面をマスキングする
工程と;非塗装面に保護膜を形成する工程と;前
記マスキング状態を解除して塗装すべき面を露出
する工程と;塗装面への塗料の密着力を向上すべ
く有機溶剤へ処理する工程と;塗装面への塗装工
程と;塗装面の乾燥工程と;前記保護膜を剥離す
る工程と;を順次行なうので、有機溶剤により塗
装面を処理するときに非塗装面は保護膜で覆われ
ており、有機溶剤で荒らされることがなく、光沢
が劣化することが防止される。
界として塗装を施すべき塗装面をマスキングする
工程と;非塗装面に保護膜を形成する工程と;前
記マスキング状態を解除して塗装すべき面を露出
する工程と;塗装面への塗料の密着力を向上すべ
く有機溶剤へ処理する工程と;塗装面への塗装工
程と;塗装面の乾燥工程と;前記保護膜を剥離す
る工程と;を順次行なうので、有機溶剤により塗
装面を処理するときに非塗装面は保護膜で覆われ
ており、有機溶剤で荒らされることがなく、光沢
が劣化することが防止される。
第1図a〜eは本発明の第1実施例の工程を示
す簡略図、第2図a〜eは本発明の第2実施例の
工程を示す簡略図である。 1……合成樹脂製品、2……非塗装面、3……
塗り分け線、4……塗装面、6……保護膜。
す簡略図、第2図a〜eは本発明の第2実施例の
工程を示す簡略図である。 1……合成樹脂製品、2……非塗装面、3……
塗り分け線、4……塗装面、6……保護膜。
Claims (1)
- 1 合成樹脂製品の表面に、該製品自体の色をそ
のまま残す非塗装面との間に塗り分け線を形成す
べく他の色を塗装するための合成樹脂製品の塗り
分け方法において、前記塗り分け線を境界として
塗装すべき塗装面をマスキングする工程と;前記
非塗装面に保護膜を形成する工程と;前記マスキ
ング状態を解除して塗装面を露出する工程と;塗
装面への塗料の密着力を向上すべく有機溶剤で処
理する工程と;塗装面への塗装工程と;塗装面の
乾燥工程と;前記保護膜を剥離する工程と;を順
次行なうことを特徴とする合成樹脂製品の塗り分
け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10415384A JPS60248265A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 合成樹脂製品の塗り分け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10415384A JPS60248265A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 合成樹脂製品の塗り分け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248265A JPS60248265A (ja) | 1985-12-07 |
JPH0144110B2 true JPH0144110B2 (ja) | 1989-09-26 |
Family
ID=14373119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10415384A Granted JPS60248265A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 合成樹脂製品の塗り分け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60248265A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03254705A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-13 | Asahi Corp | マスキング靴型及びマスキング靴型を使用した塗布剤の塗布方法 |
-
1984
- 1984-05-23 JP JP10415384A patent/JPS60248265A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60248265A (ja) | 1985-12-07 |
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