JP2602841Y2 - 塗装用調色具 - Google Patents

塗装用調色具

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JP2602841Y2
JP2602841Y2 JP1991051609U JP5160991U JP2602841Y2 JP 2602841 Y2 JP2602841 Y2 JP 2602841Y2 JP 1991051609 U JP1991051609 U JP 1991051609U JP 5160991 U JP5160991 U JP 5160991U JP 2602841 Y2 JP2602841 Y2 JP 2602841Y2
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JP1991051609U
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宏明 安田
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宏明 安田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塗装用調色具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】色彩が年々多種多彩になり、決めた色が
出しにくく、幾色もの配合で時間を費やし、調色作業は
困難なものであった。このため、色を調合して塗装した
見本板を旧塗膜にあてがい、その上から窓穴をあけた紙
で、板と旧塗膜の一部分を覆って、窓の中の板の色と旧
塗膜の色とを比較していた。また、板に配合した色を塗
装する場合、一般に被塗装面は白色であった。これは実
公昭53−47504号によって実施され、自動車の補
修塗装作業において広く使用されてきたものであった。
そして、塗装における下塗り、中塗り、上塗りといった
一連の作業工程の中で、下塗りにグレー色のプライマー
サフェーサーや、中塗りとしてサフェーサーグレーを塗
装する工程は欠かせなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】塗装を施した見本板を
対象物にあてがったその上から、窓穴をあけた紙で覆っ
て比色していたが、塗装をした直後は塗面に紙がくっつ
いてしまうため、塗面が乾くのを待たなければならなか
った。また、板の被塗装面は白色が普通であったので、
上塗りをした際に透けて見え、色を何度も塗り重ねた。
このため、塗料を使い過ぎたり、余計な時間がかかって
効率が悪かった。本考案が解決しようとする課題は、塗
装の透けを少なくして色の塗り回数を減らし、比色が速
やかにできる塗装用調色具を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案に係る塗装用調
色具は、板の塗装面に窓を形成し、その板を対象物にあ
てがったときに、窓の中に現れた対象物の色を、塗装面
の色が取り囲むようにしたものである。また、該板の被
塗装面を予めグレー色にして、塗装の透けを少なくした
ものでもある。
【0005】
【作用】本考案に係る塗装用調色具は、次のようにして
使用する。例えば、自動車の補修塗装作業において、磁
石膜からなる板で製作した場合、車体の色に合わせて配
合した色を窓の周囲に吹き付け塗装をして、板を車体の
適当な位置に貼り付けると、窓に対象物の旧塗膜の色が
くっきり出て、板の色との比較がしやすい。そして、浸
透防止処理を施した厚手の紙で製作した場合は、車種別
の色見本のカードとして使用でき、窓があるので車体に
あてがったときに見やすい。また、板の被塗装面は予め
グレー色にしておくと、塗装の透けが少ないので、塗り
重ねる回数が少なくて済み、いちいち下塗りとしてのグ
レー色を塗装しなくても済む。また、被塗装面としてグ
レーの着色合成樹脂被膜の表面に透明な耐溶剤性の合成
樹脂フィルムを貼り付けることで、被塗装面に塗装した
塗装膜を剥した後もグレー色を有する。
【0006】
【実施例】本考案は溶剤の浸透がない紙、或いはゴム又
はプラスチックスからなる磁石膜の中央に窓を設け、該
窓によって鮮明に現出した旧塗膜と、板の表面の調色の
色合いを比較判定するようにした、塗装用試し塗り判定
板である。
【0007】以下図面を追って説明する。第1図は、本
考案の塗装用調色具の斜視図を示したもので、平板状に
形成させた本体は溶剤の浸透防止処理が施された、例え
ば従来公知のように透明な耐溶剤性の合成樹脂フィルム
が貼り付けられた、厚手の紙、又はゴム、又はプラスチ
ックからなる可撓性の磁石膜を主体に形成されている。
この本体の中央には角形又は円形又は楕円形の窓穴1を
設け、窓穴1の周囲に塗装面2を形成したものである。
塗装面2は被塗装面に調色後の塗料を塗装した、いわゆ
る色見本となる部分である。これまで溶剤の浸透防止処
理が施された被塗装面には予め白色が施してあったが
(実公昭53−47504号公報)、被塗装面への吹き
付け塗装に際し、透明度の高い色は透けて見える。被塗
装面が明るい白色だと、その上に塗装した塗膜は、内部
より周囲の明るさを反射するため実際よりも明るく見え
る。その分正確に色が留まるまで何度でも塗り重ねなけ
ればならなかった。白色に着色が施された従来の塗り板
は、色の留まりが悪く、塗り回数を一層増すという欠点
があった。そこで、本考案の本体の紙又は磁石膜には、
色の留まりを目安とした文字・図形等の表示やグレー色
(灰色)の色を、印刷或いはフィルムを貼り付けるなど
の手段で着色させたものであればより好ましい。これに
より、塗装の際、色の留まりを良くし、塗り回数を減ら
す下塗りの役割を果たす。例えば、グレーに着色してあ
れば、透明度の高いパールやメタリックの配合色に適す
るなどの効果がある。このような本体の着色表面に上述
した溶剤の浸透防止処理が施された被塗装面が形成され
ている。
【0008】参照のため従来例を説明すると、図2に示
したように、塗り板3の塗装面4に塗装を施し、旧塗膜
5の上に重ね置き、この状態で塗り板3と外部の旧塗膜
5の色の違いを周辺だけで比較していた。図中、矢標6
は、色合いを比較する場所を示す。
【0009】図3は本考案の試し塗り板の図であり、中
央部に窓を設けてあるので、塗り板の周辺に加え、窓1
でも色の比較をし得るようにしたものである。矢標7は
同じように、色合いを比較する場所を示す。
【0010】本考案によれば、窓の中の対象物の色を配
合した色が取り囲むので、周辺の情景が視野に入らず、
従来に比し色の違いが分かりやすい。また、塗装を施し
た直後でも板を即座に対象物にあてがえるようになり、
塗装面の乾燥を待たないので迅速に比色できるようにな
った。また、従来の色見本帳では、見本色が端の方に塗
装してあるのが普通であったが、塗装面に窓を設けたた
め、見本帳の中ほどに塗装を施した場合でも、比色が可
能になった。そして、被塗装面がグレー色であるから、
透けを少なくするため、グレーの着色塗装を新たにしな
くても済む。したがって、塗装回数を減らし、塗料を節
約でき、調色作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の試し塗り板の斜視図である。
【図2】従来例の試し塗り板の正面図である。
【図3】本考案の正面図である。
【符号の説明】
1 窓 2 塗装面 3 塗り板 4 塗装面 5 旧塗膜 6 色合いを比較する場所 7 色合いを比較する場所

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の被塗装面に塗装を施した色見本を
    対象物にあてがい、前記色見本の塗色と、対象物の色と
    の色合いを比色する塗装用調色具において、前記色見本
    の塗装面に窓穴を形成したことを特徴とする塗装用調色
    具。
  2. 【請求項2】 上記本体の表面にグレー色に着色した着
    色被膜を形成したことを特徴とする請求項1に記載の塗
    装用調色具。
  3. 【請求項3】 上記着色被膜の表面に、溶剤の浸透を防
    止する耐溶剤性の透明な合成樹脂フィルムを被着して被
    塗装面を形成したことを特徴とする請求項2に記載の塗
    装用調色具。
JP1991051609U 1991-06-07 1991-06-07 塗装用調色具 Expired - Lifetime JP2602841Y2 (ja)

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