JP7410371B2 - 外壁の塗装方法 - Google Patents
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Description
特許文献1では、目地部に生じる凹みを目立ちにくくするため、目地部にシーリング材を充填し、養生した後、シーリング材よりも体積収縮率が小さいパテ材を充填し、塗装を行う方法が提案されている。
しかし、特許文献1の方法は、手間や時間がかかり、屋外での作業に難がある。
塗膜を形成する前に段差をパテ材等で埋めれば、段差を目立ちにくくすることができるが、この作業は、特許文献1の方法と同様に、手間や時間がかかる。
〔1〕複数の壁材が並設され、隣り合う壁材の間に目地部が設けられた外壁の塗装方法であって、
前記目地部および前記目地部の両側の壁材の縁部を覆うように目地テープを貼付し、
前記目地テープおよび前記目地テープの両側の壁材の上に、玉吹き塗膜を形成する、外壁の塗装方法。
〔2〕前記玉吹き塗膜を形成した後、または前記玉吹き塗膜を形成する前に、前記目地テープおよび前記目地テープの両側の壁材の上に、他の塗膜を形成する、前記〔1〕の外壁の塗装方法。
本実施形態に係る塗装方法は、複数の壁材11が並設され、隣り合う壁材11の間に目地部13が設けられた外壁を塗装する方法である。本実施形態では、目地部13にシーリング材やパテ材は充填されていない。
壁材11の材質としては、特に限定されず、例えばモルタル、コンクリート、窯業系素材、プラスチック、金属、木材が挙げられる。壁材11の表面は平滑でもよく、凹凸を有していてもよい。壁材11の表面に塗膜が設けられていてもよい。
目地部13および目地部13の両側の壁材11の縁部を覆うように目地テープ20を貼付する工程(工程(a))と、
目地テープ20および目地テープ20の両側の壁材11の上に、玉吹き塗膜30を形成する工程(工程(b))と、
工程(b)の後、目地テープ20および目地テープ20の両側の壁材11の上(玉吹き塗膜30の上)に、他の塗膜40を形成する工程(工程(c))と、
を有する。
目地テープ20としては、特に限定されず、公知の目地テープを使用できる。
目地テープ20としては、樹脂フィルム、不織布、織布、編物、樹脂製メッシュ、樹脂製ネット、樹脂製パンチングシート、スポンジ等が挙げられる。
目地テープ20の材質としては、セルロース、ナイロン、ビニロン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、レーヨン等が挙げられる。
接着剤を用いる場合、目地テープ20の一方の表面に接着剤を塗布し、接着剤の塗布面を壁材11側に向けて目地テープ20を貼付してもよいし、目地部13の両側の壁材11の縁部に接着剤を塗布し、その上に目地テープ20を貼付してもよい。
接着剤を目地テープ20に塗布する場合、接着剤は、目地テープ20の一方の表面の全面に塗布されてもよいし、部分的(例えば幅方向の両縁部のみ)に塗布されてもよい。
接着剤としては、目地テープ20と壁材11とを接着可能なものであればよい。接着剤としては、例えばアクリル系接着剤が挙げられる。
玉吹き塗膜30は、玉吹き塗装により形成された塗膜である。
玉吹き塗装では、スプレーガンにて塗料を塊状にして被塗装面に衝突させるようにして塗布することにより、被塗装面上に複数の島状の凸部31を形成する。塗料を塗布した後、必要に応じて、形成された島状の凸部の頂部を、ローラー等で平坦化してもよい。
したがって、玉吹き塗膜30の表面は凹凸面となっている。玉吹き塗膜30内に、壁材11が露出した部分が存在していてもよい。
玉吹き塗膜30は、典型的には、樹脂および着色顔料を含む。
平面視において、玉吹き塗膜30全体の面積に対する高さ0.5mm以上の領域の合計の面積の割合は、50~95%が好ましく、60~80%がより好ましい。
平面視において、玉吹き塗膜30全体の面積に対する高さ1mm以上の領域の合計の面積の割合は、60~90%が好ましく、60~80%がより好ましい。
高さ0.5mm以上の領域および高さ1mm以上の領域それぞれの面積は、玉吹き塗膜30の表面を光学顕微鏡、CCDマイクロスコープにより観察し、その画像を画像解析ソフトにより解析することにより求められる。
高さ0.5mm以上の領域および高さ1mm以上の領域それぞれの面積は、玉吹き塗装の塗装条件(塗料の塗布回数、塗布量等)により調整できる。例えば、塗布量を多くすれば、各領域の面積が大きくなる傾向がある。
他の塗膜40を形成した後の外観をより均質にできる点で、塗装対象の外壁の全面に玉吹き塗膜30を形成することが好ましい。
塗料Aとしては、アクリル系塗料、アクリルシリコーン系塗料等が挙げられる。
塗料Aとしては、意匠(目地を目立ちにくくする)の観点から、塗膜形成時に体積収縮しにくいものが好ましい。
塗料Aとしては、体積収縮の点から、高加熱残分(例えば60~90質量%)であるものが好ましい。加熱残分は、塗料の総質量に対する、塗料を105℃で180分間加熱した後の残分の質量の割合(不揮発分)である。
他の塗膜40は、玉吹き塗膜30に該当しない塗膜である。他の塗膜40は、典型的には、樹脂および着色顔料を含む白色ないし有色の塗膜であり、外壁の彩色のために、塗装対象の外壁の全面に設けられる。
本実施形態では、他の塗膜40は、玉吹き塗膜30を覆うように形成されており、その表面は、玉吹き塗膜30の表面形状に沿った凹凸面となっている。
塗料Bとしては、耐久性の観点から、アクリル系塗料、アクリルシリコーン系塗料が好ましい。
塗料Bの塗装量は、例えば、単位面積当たりの他の塗膜40の質量が300~2000g/m2、さらには500~1500g/m2になる量とすることができる。
以上説明した塗装方法にあっては、外壁の目地部13および目地部13の両側の壁材11の縁部を覆うように目地テープ20を貼付した後、目地テープ20および目地テープ20の両側の壁材11の上に玉吹き塗膜30を形成する簡単な操作で、目地テープ20の両側の縁部の段差を目立ちにくくすることができる。
例えば、工程(b)の後に工程(c)を行う例を示したが、工程(c)を行わなくてもよい。工程(c)を行わない場合は、目地テープ20および玉吹き塗膜30の色調を、壁材11の色調と同系統とする。
「同系統」とは、Lab色空間において、Δaが±3以内かつΔbが±3以内の関係にある色を示す。
工程(a)の後、工程(b)の前に工程(c)を行ってもよい。この場合、図3に示すように、他の塗膜40の上に玉吹き塗膜30が形成される。他の塗膜40の表面が玉吹き塗膜30の被塗装面となるので、玉吹き塗膜30の色調は、他の塗膜40の色調と同系統とする。
なお、図3においては、他の塗膜40の表面が、被塗装面に追従した(目地テープ20に対応する部分が突出した)凹凸面となっている例を示したが、他の塗膜40を目地テープ20の厚さよりも厚い膜厚で形成して、他の塗膜40の表面を平滑面としてもよい。ここで「平滑面」とは、外壁の主面に沿った形状であることを示す。外壁の主面は、複数の壁材11それぞれの主面と、目地テープ20の壁材11側の表面(目地部13の両側の壁材11の主面の縁同士を結んだ平面)で構成される面である。
玉吹き塗膜30が他の塗膜40で覆われている方が、玉吹き塗膜30が劣化しにくいことから、工程(b)の後に工程(c)を行うことが好ましい。
13 目地部
20 目地テープ
30 玉吹き塗膜
31 凸部
40 他の塗膜
Claims (5)
- 複数の壁材が並設され、隣り合う壁材の間にシーリング材またはパテ材が充填されていない目地部が設けられた外壁の塗装方法であって、
前記目地部および前記目地部の両側の壁材の縁部を覆うように目地テープを貼付し、
前記目地テープおよび前記目地テープの両側の壁材の上に、玉吹き塗膜を形成する、外壁の塗装方法(ただし、目地の個所に、より広幅の目地材を貼着し、吹付材を吹付け、吹付材が乾燥後この目地材を除去する場合を除く)。 - 前記壁材がモルタル、コンクリート、窯業系素材、プラスチック、金属、木材から選ばれる、請求項1に記載の外壁の塗装方法。
- 前記玉吹き塗膜を形成した後、または前記玉吹き塗膜を形成する前に、前記目地テープおよび前記目地テープの両側の壁材の上に、他の塗膜を形成する、請求項1または2に記載の外壁の塗装方法。
- 前記目地テープおよび前記玉吹き塗膜の色調が、前記壁材の色調と、Lab色空間においてΔaが±3以内かつΔbが±3以内の関係にある、請求項1~3のいずれか1項に記載の外壁の塗装方法。
- 前記目地テープの厚さが5~500μmであり、
前記玉吹き塗膜が、前記玉吹き塗膜の被塗装面を基準とした高さが0.5mm以上の領域を複数有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の外壁の塗装方法。
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