JP2799051B2 - 出隅コーナー役物の製造方法 - Google Patents

出隅コーナー役物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、出隅コーナー役物の製造方法に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、建築物の外壁
に使用される出隅コーナー役物をその表面に形成された
溝部と平面部を塗り分けて連続ライン上で塗装するのを
可能とする出隅コーナー役物の製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、建築物の外壁には、その出隅コーナー部
に、各種の出隅コーナー役物が使用されており、たとえ
ば、第3図に示したようなセメント系材料から成形され
た出隅コーナー役物(ア)が知られている。
出隅コーナー役物(ア)は、その多くが、耐候性、耐
水性、また、外観意匠性という観点から表面塗装されて
いる。表面塗装においては、出隅コーナー役物(ア)の
表面に形成された溝部(イ)及び角部の面取り部(ウ)
が、しばしば平面部(エ)と別の色相に塗り分けられ
る。
このような出隅コーナー役物(ア)は、通常の以下の
示すような工程に従って製造されている。
すなわち、まず、所定の溝加工により表面に溝部
(ク)と平面部(ケ)が形成された原板(カ)の全面
を、スプレー(キ)やロールコーターなどを用いて溝部
(ク)の色相に塗装する。この塗装により、平面部
(ケ)も溝部(ク)と同色に塗装される。
次いで、平面部(ケ)のみをロールコーター(コ)等
を用いて溝部(ク)と別の色相に塗装する。平面部
(ケ)は重ね塗りされることとなる。
このような塗装終了後、原板(カ)を切断面が斜めに
傾くように所定寸法に切断する。そして、同じ傾きの切
断面を有する塗装板(サ)の二枚を各々の切断面におい
て貼り合わせる。この貼り合わせにより形成される角部
の表面稜線部を面取りし、次いで面取り部(シ)を溝部
(ク)と同色に塗装する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、以上の出隅コーナー役物の製造方法に
おいては、溝部(ク)と平面部(ケ)の塗り分けが可能
ではあるが、塗装後に切断し、貼り合わせ、さらに面取
りを行うために、これら加工時に塗装面に傷や汚れが発
生し、これを修復する必要がある。また、面取り部
(シ)の後補修が必要ともなっている。
このような事情から、塗装工程を連続ライン上で実施
することが難しかったのである。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、従来の出隅コーナー部材の製造方法の欠点を解
消し、出隅コーナー役物をその表面に形成された溝部と
平面部を塗り分けて連続ライン上で塗装するのを可能と
する出隅コーナー役物の製造方法を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するものとして、溝部
及び平面部を表面に有する原板を切断面が斜めに傾くよ
うに所定寸法に切断し、同じ傾きの切断面を有する二枚
の切断原板を各々の切断面において貼り合わせて角部を
形成し、次いでこの角部の表面側稜線部を面取りした後
に、表面全面を溝部の所定色相に塗装し、次いで平面部
を溝部の色相とは異なる色相にロール塗装することを特
徴とする出隅コーナー役物の製造方法を提供する。
(作 用) この発明の出隅コーナー役物の製造方法においては、
原板の切断、貼り合わせ、そして面取り後に塗装を行う
ため、塗装面が各加工時に傷付けられたり、汚されたり
することはなく、面取り部の後補修の必要もない。表面
に形成された溝部と平面部を塗り分けて塗装する出隅コ
ーナー役物の塗装工程が、連続ライン上で実施可能とな
る。
(実施例) 以下、添付した図面に沿ってこの発明の出隅コーナー
役物の製造方法についてさらに詳しく説明する。
第1図は、この発明の出隅コーナー役物の製造方法を
例示した工程断面図である。
たとえばこの第1図に示したように、出隅コーナー役
物の製造方法においては、 (a) まず、原板(1)の表面の所定位置に所定寸法
の溝部(2)を形成する。原板(1)には、各種の素材
のものを採用することができ、たとえばセメント系の無
機質材料から抄造法、押出法等により成形されたものが
例示される。この他、原板(1)は、木質系、樹脂複合
系等であってもよい。
(b) 溝部(2)が表面に形成された原板(1)は、
次いで切断面(3)が斜めに傾くように所定寸法に切断
される。
(c) そして、同じ傾きの切断面(3)を有する二枚
の原板(1)を各々の切断面(3)において貼り合わせ
る。この貼り合わせには、接着剤、固着具等を用いるこ
とができる。
(d) 貼り合わせにより形成された角部の表面稜線部
を次いで面取りする。こうして、角部の表面稜線部には
面取り部(4)が形成される。これら溝部(2)及び面
取り部(4)以外の表面は平面部(5)となっている。
(e) この後に、溝部(2)の着色のために、表面全
面を溝部(2)の所定色相に塗装する。表面全面、すな
わち、溝部(2)、面取り部(4)及び平面部(5)
は、すべて溝部(2)の色に塗装される。
この時の塗装は、スプレー(6)、又はロールコータ
ー、フローコーター等の適宜な手段を用いて行うことが
できる。塗膜はできるだけ均一となるように、塗料の粘
性、塗布量、さらには塗布方法について留意する。使用
される塗料については、たとえば、アクリルエマルジョ
ンタイプのものやウレタンタイプのものなどが例示され
る。また、溝部(2)の色は、灰色その他の比較的暗色
とするのが好ましい。
(f) そして、第2図にも示したように、平面部
(5)を溝部(2)の色とは異なる色相にロールコータ
ー(7)を用いて塗装する。この塗装により、平面部
(5)は重ね塗りされ、溝色塗膜(8)の上に平面色塗
膜(9)が形成されて溝部(2)及び面取り部(5)と
は別の色に着色される。一方、溝部(2)及び面取り部
(5)には平面色塗膜(9)は形成されず、溝部(2)
及び面取り部(5)は、溝部(5)の色のまま保持され
る。
この時の塗装は、左右の平面部(5)を同時に、又は
左右別々に行うことができる。ロールコーター(7)に
は軟質のゴムロールを用いるのが好ましい。また、塗料
にはアクリルエマルジョンタイプのものやウレタンタイ
プのものなどを好適に用いることができる。
なお、以上の工程において適宜な時期に研磨等を行っ
てもよい。
この発明の出隅コーナー役物の製造方法により、塗装
面が切断、貼り付け及び面取り加工により傷付けられ、
汚されることはなく、その修復の必要はなくなる。ま
た、面取り部の後補修も不要となる。このため、表面に
形成された溝部と平面部を塗り分けて塗装する塗装工程
を連続ライン上で実施可能となる。
もちろん、この発明は、以上の例により限定されるこ
とはない。各種工程の細部については様々な態様が可能
であることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上詳しく説明した通り、この発明によって、出隅コ
ーナー役物をその表面に形成された溝部と平面部を塗り
分けて連続ライン上で塗装するのが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の出隅コーナー役物の製造方法を例
示した工程断面図である。第2図は、第1図に示した工
程のうちの平面部の塗装について示した斜視図である。 第3図は、出隅コーナー役物を示した斜視図である。第
4図は、従来の出隅コーナー役物の製造方法を示した工
程断面図である。 1……原板 2……溝部 3……切断面 4……面取り部 5……平面部 6……スプレー 7……ロールコーター 8……溝色塗膜 9……平面色塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−36348(JP,A) 特開 昭62−206151(JP,A) 特開 昭55−21863(JP,A) 特開 平4−83555(JP,A) 実開 昭64−7645(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/28,1/36,1/38 B05D 7/00,7/06 B05D 5/06 E04C 2/30 E04F 13/06 E04F 19/02 E04F 19/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝部及び平面部を表面に有する原板を切断
    面が斜めに傾くように所定寸法に切断し、同じ傾きの切
    断面を有する二枚の切断原板を各々の切断面において貼
    り合わせて角部を形成し、次いでこの角部の表面側稜線
    部を面取りした後に、表面全面を溝部の所定色相に塗装
    し、次いで平面部を溝部の色相とは異なる色相にロール
    塗装することを特徴とする出隅コーナー役物の製造方
    法。
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JP2012132215A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Kmew Co Ltd 窯業系サイディング材、出隅材及びその製造方法

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