JPS6237685Y2 - - Google Patents

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JPS6237685Y2
JPS6237685Y2 JP1979126235U JP12623579U JPS6237685Y2 JP S6237685 Y2 JPS6237685 Y2 JP S6237685Y2 JP 1979126235 U JP1979126235 U JP 1979126235U JP 12623579 U JP12623579 U JP 12623579U JP S6237685 Y2 JPS6237685 Y2 JP S6237685Y2
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JP
Japan
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decorative
laminated
veneer
laminated wood
notch
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JP1979126235U
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JPS5644105U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は従来の表面化粧集成材の製造工程に比
べて化粧単板を貼着させる工程数を増加させずに
製造することができるにもかかわらず高価な化粧
単板の使用量が少なくて済み且つ施工時における
外観が優れており、更にその横断面形状が実質的
に正方形又は長方形を成しているので梱包や輸送
や保管などの際に障害も生じない表面化粧集成材
に関するものである。
従来よりそのままでは建築用部材として使用し
得ないような、表面肌が美麗でない木材や横断面
積の小さな木片などを組合わせて所望の横断面形
状を成すように集成した集成材が柱材などの建築
用部材として使用されているが、この集成材はそ
のままでは屋内又は屋外に露出する部分には表面
外観が劣るために使用できない。そこで集成材1
においてその表面が屋内又は屋外に露出する面に
化粧単板2を貼着せしめた第1図の従来の一面表
面化粧集成材の横断面図や第2図の従来の二面表
面化粧集成材の横断面図に示す如き表面化粧集成
材が使用されていた。しかしながら、一般に建築
用部材は壁面に化粧面のみを露出した状態に施工
される場合は非常に少なく、化粧面に隣接した両
側面もわずかに露出する状態に施工されるのでこ
のように集成材1の化粧面のみに化粧単板2が貼
着されていただけではその商品価値が非常に低い
欠点があつた。かかる欠点を除去するために第3
図及び第4図の従来の表面化粧集成材の横断面図
に示す如く集成材1の化粧面となる面のみならず
化粧面に隣接する面の化粧面側にも幅狭の化粧単
板2を貼着した表面化粧集成材がも考えられる
が、このように集成材1の面上に段部が形成され
るように幅狭の化粧単板2が貼着されていると施
工時において例えば第5図に示す如く隣接する部
材との間に隙間が生じて見栄えが悪いと共に施工
性も悪く、段部が形成される部分に化粧単板2を
貼着する作業が容易でなく、しかも梱包も横断面
形状が正方形又は長方形を成さないので困難であ
るなど種々の欠点があつた。
本考案者らはかかる従来の表面化粧集成材の欠
点を除去すべく種々研究を重ねた結果、第3図及
び第4図に示した表面化粧集成材の製造工程に比
べて化粧単板の貼着に要する工程数に変化がない
ばかりか化粧単板の貼着作業が容易であり、製造
された表面化粧集成材はその横断面形状が段部の
ない実質的に正方形又は長方形を成しているので
梱包や輸送や保管などの際に障害が生じず、又建
築物への施工も容易な表面化粧集成材の開発に成
功し、本考案を完成したのである。すなわち、本
考案は集成材の非化粧面になる面と化粧面にする
面との境界を形成する二隅から該非化粧面になる
面に化粧単板の厚さと同じ深さでその面の一部を
残すように切欠部が設けられており、該切欠部に
は化粧単板が貼着されており、更に該切欠部に貼
着されている該化粧単板間又は該化粧単板端面上
間であつて且つ該集成材の化粧面にする面上に化
粧単板が貼着されている横断面形状が実質的に正
方形又は長方形を成していることを特徴とする表
面化粧集成材を提供するものである。
以下、本考案に係る表面化粧集成材の実施例に
ついて詳細に説明する。
第6図は本考案に係る化粧面が一面の表面化粧
集成材の1実施例の横断面図、第7図は本考案に
係る化粧面が二面の表面化粧集成材の1実施例の
横断面図、第8図は本考案に係る化粧面が三面の
表面化粧集成材の1実施例の横断面図、第9図
A,B,C,D,E,F,Gは第6図に示した本
考案に係る表面化粧集成材の製造工程を示す図、
第10図A,B,C,D,E,Fは本考案に係る
化粧面が一面の他の実施例の表面化粧集成材の製
造工程を示す図、第11図A,B,Cは第9図B
に示した切欠部を有する集成材の別の製造工程を
示す図である。
図面中、1は集成材であり、この集成材1は非
化粧面になる面と化粧面にする面との境界を形成
する二隅からその非化粧面になる面に化粧単板の
厚さtと同じ深さでその面の一部を残すように切
欠部1aが設けられている。2は集成材1の化粧
面にする面上及び切欠部1aに貼着される厚さが
tの化粧単板であり、この化粧単板2は表面がよ
ごれた場合などに鉋がけができるようにその厚さ
は0.5mm以上であることが好ましい。
本考案に係る表面化粧集成材は、化粧面が第6
図に示す如く一面である場合、第7図に示す如く
隣接する二面である場合、第8図に示す如く隣接
する三面である場合などがあり、化粧単板2が貼
着されている各隅部が面取りされている場合と面
取りされていない場合とがある。
かかる構造の本考案に係る表面化粧集成材を製
造するには、一般に二つの方法がある。これを、
化粧面が一面である表面化粧集成材の製造工程を
例にとつて第9図と第10図によつて次に説明す
る。第9図は集成材1の非化粧面になる面と化粧
面にする面との境界を形成する二隅からその非化
粧面になる面に設けられた切欠部1aに幅狭の化
粧単板2を先に貼着する方法であり、先ず通常の
ように横断面形状が正方形又は長方形の集成材1
を準備し〔第9図A〕、次に集成材1の非化粧面
になる面と化粧面にする面との境界を形成する二
隅からその非化粧面になる面に貼着される幅狭の
化粧単板2の厚さtだけ切欠し〔第9図B〕、そ
の相対向する切欠部1aに幅狭の化粧単板2を貼
着し〔第9図C〕、次に貼着した幅狭の化粧単板
2の突出した不必要な耳部を切除する耳取りを行
い〔第9図D〕、しかる後に切欠部1aに貼着さ
れている化粧単板2の端面上間であつて化粧面に
する面上に幅広の化粧単板2を貼着し〔第9図
E〕、次に貼着した幅広の化粧単板2の両側に突
出した不必要な耳部を切除する耳取りを行ない
〔第9図F〕、最後に必要に応じて化粧単板2が貼
着されている各隅部を面取りする〔第9図G〕と
いう製造工程を経て表面化粧集成材が得られる。
上記工程において、第11図Aに示す如く倍尺の
集成材を準備し、第11図Bに示す如くその中央
に倍尺の切欠部1aを設けた後に、第11図Cに
示す如くその中央で切断して第9図Bに示す切欠
部1aを有する集成材と同様の集成材を製造して
もよい。
第10図は集成材1の化粧面とする面に先に化
粧単板を貼着する方法であり、先ず通常のように
横断面形状が正方形又は長方形の集成材1を準備
し〔第10図A〕、次に集成材1の化粧面とする
面に化粧単板2を貼着し〔第10図B〕、しかる
後に集成材1の非化粧面になる面と化粧面にする
面との境界を形成する二隅からその非化粧面に貼
着される幅狭の化粧単板2の厚さtだけ化粧面に
貼着された化粧単板2と共に集成材1を切欠し
〔第10図C〕、次いでその切欠した相対向する切
欠部1aに幅狭の化粧単板2を貼着し〔第10図
D〕、次に貼着した幅狭の化粧単板2の突出した
不必要な耳部を切除する耳取りを行ない〔第10
図E〕、最後に必要に応じて化粧単板2が貼着さ
れている各隅部を面取りする〔第10図F〕とい
う製造工程を経て切欠部1aに貼着されている化
粧単板2間であつて化粧面にする面上に化粧単板
2が貼着されている表面化粧集成材が得られる。
上記した二つの方法において化粧単板2の貼着
は化粧単板2を片面のみに貼着する場合を除いて
常に相対向する面に同時に化粧単板2を貼着する
ので切欠部1aの幅が多少広くても又化粧単板2
と切欠部1aの端縁との間に多少の間隙があつて
も化粧単板2の貼着時に作用させる圧力ムラによ
る接着不良も生じなければ、化粧単板貼着作業に
おける弊害も生じないのである。
以上詳述した如き本考案に係る表面化粧集成材
は以下に列挙する如き種々の利点を有しており、
その実用的価値は非常に大きなものがある。
(1) 化粧単板が集成材の化粧面にする面のみなら
ずその化粧面にする面と非化粧面になる面との
境界を形成する二隅からその非化粧面になる面
にも貼着されているため、建築物に施工された
際に表面外観が低下しない。
(2) 横断面形状が各隅部の小さな面取りを考慮し
ても実施的に正方形又は長方形とみなし得る正
方形又は長方形を成していて段部が存在してい
ないので梱包や輸送や保管において何ら障害が
生じず、また大工の施工も容易である。
(3) 集成材の非化粧面になる面と化粧面にする面
との境界を形成する二隅からその非化粧面にな
る面に設けられた切欠部に貼着される化粧単板
は幅狭の化粧単板でよいため、高価な化粧単板
の使用量が少ないと共に接着剤の使用量も少な
いので安価に製作できる。
(4) 従来の第3図や第4図に示した段部付の表面
化粧集成材の製造工程に比べて化粧単板の貼着
に要する工程数に変化がないと共に化粧単板の
貼着作業が容易であるので製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一面表面化粧集成材の横断面
図、第2図は従来の二面表面化粧集成材の横断面
図、第3図は従来の他の一面表面化粧集成材の横
断面図、第4図は従来の他の二面表面化粧集成材
の横断面図、第5図は第3図に示した一面表面化
粧集成材の施工時における状態を示す横断面図、
第6図は本考案に係る一面表面化粧集成材の1実
施例の横断面図、第7図は本考案に係る二面表面
化粧集成材の1実施例の横断面図、第8図は本考
案に係る三面表面化粧集成材の1実施例の横断面
図、第9図A,B,C,D,E,F,Gは第6図
に示した本考案に係る表面化粧集成材の製造工程
を示す図、第10図A,B,C,D,E,Fは本
考案に係る化粧面が一面の他の実施例の表面化粧
材の製造工程を示す図、第11図A,B,Cは第
9図Bに示した切欠部を有する集成材の別の製造
工程を示す図である。 1……集成材、1a……切欠部、2……化粧単
板、t……化粧単板の厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 集成材の非化粧面になる面と化粧面にする面
    との境界を形成する二隅から該非化粧面になる
    面に化粧単板の厚さと同じ深さでその面の一部
    を残すように切欠部が設けられており、該切欠
    部には化粧単板が貼着されており、更に該切欠
    部に貼着されている該化粧単板間又は該化粧単
    板端面上間であつて且つ該集成材の化粧面にす
    る面上に化粧単板が貼着されている横断面形状
    が実質的に正方形又は長方形を成していること
    を特徴とする表面化粧集成材。 2 化粧面にする面が集成材の一面である実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の表面化粧集成
    材。 3 化粧面にする面が集成材の隣接する二面であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の表面
    化粧集成材。 4 化粧面にする面が集成材の隣接する三面であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の表面
    化粧集成材。 5 化粧単板が貼着されている各隅部が面取りさ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項から第
    4項までのいずれか1項に記載の表面化粧集成
    材。 6 化粧単板の厚さが0.5mm以上である実用新案
    登録請求の範囲第1項から第5項までのいずれ
    か1項に記載の表面化粧集成材。
JP1979126235U 1979-09-14 1979-09-14 Expired JPS6237685Y2 (ja)

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JP1979126235U JPS6237685Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14

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JPS5644105U JPS5644105U (ja) 1981-04-21
JPS6237685Y2 true JPS6237685Y2 (ja) 1987-09-26

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ID=29358125

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525185U (ja) * 1975-06-30 1977-01-13
JPS5391104A (en) * 1977-01-20 1978-08-10 Matsushita Electric Works Ltd Production of frame board

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525185U (ja) * 1975-06-30 1977-01-13
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JPS5644105U (ja) 1981-04-21

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