JPS5887B2 - レコ−ドプレ−ヤ−ノ ピツクアツプ - Google Patents
レコ−ドプレ−ヤ−ノ ピツクアツプInfo
- Publication number
- JPS5887B2 JPS5887B2 JP2849375A JP2849375A JPS5887B2 JP S5887 B2 JPS5887 B2 JP S5887B2 JP 2849375 A JP2849375 A JP 2849375A JP 2849375 A JP2849375 A JP 2849375A JP S5887 B2 JPS5887 B2 JP S5887B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tone arm
- head shell
- pickup
- rigidity
- record player
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はレコードプレーヤーのピックアップの構造に関
する。
する。
第1図は従来のピックアップの構造の一例を示すもので
、1はカートリッジ、2はレコード針、3はヘッドシェ
ル、4はトーンアーム、5はへラドシェル取付はネジ、
6は支持リング、7はトーンアーム回転支軸、8はバラ
ンスウェイト、9は支持体である。
、1はカートリッジ、2はレコード針、3はヘッドシェ
ル、4はトーンアーム、5はへラドシェル取付はネジ、
6は支持リング、7はトーンアーム回転支軸、8はバラ
ンスウェイト、9は支持体である。
上記ピックアップにおいて、カートリツレ1の実効質量
をme、トーンアーム4の実効質量をma 、カートリ
ッジ1のコンプライアンスをCcとすると、再生系の低
域共振周波数foはで表わされ、その周波数応答特性は
第2図のようになる。
をme、トーンアーム4の実効質量をma 、カートリ
ッジ1のコンプライアンスをCcとすると、再生系の低
域共振周波数foはで表わされ、その周波数応答特性は
第2図のようになる。
この共振周波数foは再生帯域に影響を及ぼさないよう
にするためには低い程よい。
にするためには低い程よい。
しかしながらfoを低くし過ぎると、レコードのそりに
追従することができなくなり、このため、トーンアーム
4はfoとそりの周波数とが一致して共振し、その影響
が再生音に表われる。
追従することができなくなり、このため、トーンアーム
4はfoとそりの周波数とが一致して共振し、その影響
が再生音に表われる。
以上の2つの条件を総合的に判断して、fOは通常7〜
10Hzになるように選ばれる。
10Hzになるように選ばれる。
実際にトーンアーム4を設計する際には、f。
を上記周波数となるように第0式のmaを定めるわけで
あるが、このmaの設定自由度は極めて小さい。
あるが、このmaの設定自由度は極めて小さい。
この限られた設定自由度の中で定められたmaを満たす
ように、トーンアーム4の各部の寸法が定められる。
ように、トーンアーム4の各部の寸法が定められる。
このようにして設計されたトーンアーム4は、一般にア
ルミニウムが用いられているため剛性が充分でなく、従
来のものでは剛性不足のためにトーンアーム4が完全な
質量とならず、たわみが生じ易かった。
ルミニウムが用いられているため剛性が充分でなく、従
来のものでは剛性不足のためにトーンアーム4が完全な
質量とならず、たわみが生じ易かった。
このたわみは再生帯域内の周波数特性に大きな影響を及
ぼす。
ぼす。
この問題を解決するためには、従来のアルミニウムに代
えて、比重に対して剛性の高い材料を用いることが考え
られる。
えて、比重に対して剛性の高い材料を用いることが考え
られる。
しかしながら第1図の構造を有する従来のピンクアップ
は、ヘッドシェル3とトーンアーム4とが別体となって
おり、ヘッドシェル3をネジ5を介して取付けるように
してイル。
は、ヘッドシェル3とトーンアーム4とが別体となって
おり、ヘッドシェル3をネジ5を介して取付けるように
してイル。
このためヘッドシェル3とトーンアーム4との結合部分
の剛性やがたつきにより特性が悪化する。
の剛性やがたつきにより特性が悪化する。
またこの結合、部分の質量がかなり重くなるので、ヘッ
ドシェル3及びトーンアーム4等の質量を前記maの設
定範囲内で充分に取ることができず、このためトーンア
ーム4のパイプの肉厚が薄くなって、所定の剛性が得ら
れなくなると云う問題が生じる。
ドシェル3及びトーンアーム4等の質量を前記maの設
定範囲内で充分に取ることができず、このためトーンア
ーム4のパイプの肉厚が薄くなって、所定の剛性が得ら
れなくなると云う問題が生じる。
本発明は上記の問題を解決するためのもので、炭素繊維
に熱硬化性樹脂を含浸させたものを熱硬化成形して、ヘ
ッドシェルとトーンアームとを−体化したピックアップ
に関するものである。
に熱硬化性樹脂を含浸させたものを熱硬化成形して、ヘ
ッドシェルとトーンアームとを−体化したピックアップ
に関するものである。
これによって剛性の大きな且つ所定の質量を有するピッ
クアップを容易に得ることができる。
クアップを容易に得ることができる。
以下図面と共に本発明の詳細な説明する。
第’a図A、Bはへラドシェル3とトーンアーム4とを
一体に成形した本発明によるピックアップの一部の平面
図及び側面図を示す。
一体に成形した本発明によるピックアップの一部の平面
図及び側面図を示す。
このピックアップの材料としては、連続した長い炭素繊
維を束にしたものにエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含
浸させたものが用いられる。
維を束にしたものにエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含
浸させたものが用いられる。
この材料を金型により所定の形状に熱硬化成形すること
により、一体化構造とすることができる。
により、一体化構造とすることができる。
上記材料は例えば「プリプレグ」の商品名で市販されて
いるものを用いることができる。
いるものを用いることができる。
この材料は弾性係数が高く、アルミニウムの2倍位の剛
性を得ることかでき、比重もアルミニウムに比べて軽い
。
性を得ることかでき、比重もアルミニウムに比べて軽い
。
またヘッドシェル3とトーンアーム4とを一体化構造と
したので、結合部分がなくなり、この部分に要していた
質量を、剛性を高めるための有効な部分の肉厚にもって
いくことができる。
したので、結合部分がなくなり、この部分に要していた
質量を、剛性を高めるための有効な部分の肉厚にもって
いくことができる。
このためトーンアーム4を所定の質量maに設定して、
foを所定の値に容易に設定することができる。
foを所定の値に容易に設定することができる。
尚、第3図Aの10a、10bはカートリッジ取付用の
孔を示す。
孔を示す。
第4図a、b、c、d、eは夫々第3図Aのaシミ’線
、b−b’線、c−c’線、d−d’線、e−e’線断
面図で、ピックアップの各部の断面形状を示す。
、b−b’線、c−c’線、d−d’線、e−e’線断
面図で、ピックアップの各部の断面形状を示す。
これらの各断面の面積は略同−となるように成形されて
いる。
いる。
このようにヘッドシェル3及びトーンアーム4の如何な
る部分の断面積も略同−とすることにより、長い炭素繊
維に熱硬化性樹脂を含浸させて熱硬化させる際、繊維が
各部分で切断されて剛性が損われることがなくなり、ま
た材料の無駄を省くことができる。
る部分の断面積も略同−とすることにより、長い炭素繊
維に熱硬化性樹脂を含浸させて熱硬化させる際、繊維が
各部分で切断されて剛性が損われることがなくなり、ま
た材料の無駄を省くことができる。
本発明によるピックアップは、炭素繊維にエポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂を含浸させたものを成形して、ヘッド
シェルとトーンアームとを一体化すると共に、各部の断
面積を略同−としたものである。
等の熱硬化性樹脂を含浸させたものを成形して、ヘッド
シェルとトーンアームとを一体化すると共に、各部の断
面積を略同−としたものである。
従って本発明によれば、従来のへラドシェルとトーンア
ームとの結合部分がなくなり、この結合部分の質量を他
の部分にもっていくことができるので、剛性を大きく、
且つ肉厚を充分に大きくすることが可能となる。
ームとの結合部分がなくなり、この結合部分の質量を他
の部分にもっていくことができるので、剛性を大きく、
且つ肉厚を充分に大きくすることが可能となる。
このため低域共振周波数を所定の値にしても、剛性が高
いのでたわみ等が生じることがなくなり、良質な再生音
を得ることができる。
いのでたわみ等が生じることがなくなり、良質な再生音
を得ることができる。
さらに熱硬化成形の際に剛性が損われることがなく、材
料の無駄も省くことができる。
料の無駄も省くことができる。
第1図は従来のピックアップの一例を示す側面図、第2
図は低域周波数特性図、第3図A、Bは本発明の実施例
を示すピックアップの前半部の平面図及び側面図、第4
図a、b、c、d、eは第3図Aのa−a’線、b−b
′線、c−’−c’線、d−d’線及びe−e’線断面
図である。 なお図面に用いられている符号において、1はカートリ
ッジ、2はレコード針、3はヘッドシェル、4はトーン
アームである。
図は低域周波数特性図、第3図A、Bは本発明の実施例
を示すピックアップの前半部の平面図及び側面図、第4
図a、b、c、d、eは第3図Aのa−a’線、b−b
′線、c−’−c’線、d−d’線及びe−e’線断面
図である。 なお図面に用いられている符号において、1はカートリ
ッジ、2はレコード針、3はヘッドシェル、4はトーン
アームである。
Claims (1)
- 1 連続した炭素繊維を束ねたものを熱硬化性樹脂で熱
硬化成形することにより、ヘッドシェルとトーンアーム
とを一体化形成せしめ、上記へラドシェルとトーンアー
ムの各部の断面積を略同−としたことを特徴とするレコ
ードプレーヤーのピックアンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2849375A JPS5887B2 (ja) | 1975-03-07 | 1975-03-07 | レコ−ドプレ−ヤ−ノ ピツクアツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2849375A JPS5887B2 (ja) | 1975-03-07 | 1975-03-07 | レコ−ドプレ−ヤ−ノ ピツクアツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51103401A JPS51103401A (en) | 1976-09-13 |
JPS5887B2 true JPS5887B2 (ja) | 1983-01-05 |
Family
ID=12250184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2849375A Expired JPS5887B2 (ja) | 1975-03-07 | 1975-03-07 | レコ−ドプレ−ヤ−ノ ピツクアツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5887B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212504U (ja) * | 1975-07-15 | 1977-01-28 | ||
JPS5443702A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Torio Kk | Head shell for pickup arm and its preparation |
JPS604243Y2 (ja) * | 1977-09-14 | 1985-02-06 | 株式会社ケンウッド | ピツクアツプアーム用ヘツドシエル |
JPS604242Y2 (ja) * | 1977-09-14 | 1985-02-06 | 株式会社ケンウッド | ピツクアツプアーム用ヘツドシエル |
JPS606001B2 (ja) * | 1977-09-14 | 1985-02-15 | 株式会社ケンウッド | ピックアップア−ム用ヘッドシエル及びその製造方法 |
JPS5449903U (ja) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 |
-
1975
- 1975-03-07 JP JP2849375A patent/JPS5887B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51103401A (en) | 1976-09-13 |
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