JPS5843053Y2 - カ−ボンカンチレバ− - Google Patents

カ−ボンカンチレバ−

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Publication number
JPS5843053Y2
JPS5843053Y2 JP16577977U JP16577977U JPS5843053Y2 JP S5843053 Y2 JPS5843053 Y2 JP S5843053Y2 JP 16577977 U JP16577977 U JP 16577977U JP 16577977 U JP16577977 U JP 16577977U JP S5843053 Y2 JPS5843053 Y2 JP S5843053Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
poron
carbon
carbon fiber
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP16577977U
Other languages
English (en)
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JPS5491201U (en
Inventor
進 大川
則夫 矢部
Original Assignee
オグラ宝石精機工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オグラ宝石精機工業株式会社 filed Critical オグラ宝石精機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はカーボンカンチレバーの改良に関するもので
あって、比剛性、音速共にカンチレバーとして最高の特
性を発揮することのできるポロンの特性を失うことなく
、而もポロンの欠点である脆弱性による加工不良性を補
い、加工性が良好であり、而も音響特性にすぐれ、カー
トリッジの上から下迄のすべてのランクのカートリッジ
に使用することができるカーボンカンチレバーを提供ス
ることを目的とするものである。
従来は第6図に示すようにφ0.28−φ0.35のポ
ロン線材そのものをカンチレバーの設計に従って加工し
てカンチレバー11を製作した。
ポロンは比剛性が最高であり、特定のカートリッジに於
てはその最高の比剛性が音響上よい方面に働くが、それ
以外のカートリッジでは比剛性が高過ぎ高音域で音がひ
ずむことになる。
従って従来のすべてのカートリッジに使用することがで
きない欠点があった。
又、ポロンは脆性が高く、スタイラスチップを取り付け
るための孔あけ加工が困難であり従ってスタイラスチッ
プ12を接着等により取付けざるを得す、取付が堅牢で
ない等の欠点があった。
この考案はポロンを材料とするカンチレバーの上記の欠
点を除去すると共にポロンの有する優秀な音響特性を失
うことのないカーボンカンチレバーを得たのである。
図面に示す実施例についてこの考案を説明すれば次の通
りである。
第1図乃至第3図に示す実施例は2本のポロン線材1と
カーボン繊維2とを熱硬化性接着材4により接着した後
熱処理をして硬化させてカンチレバーを形成し、カンチ
レバーの先端の下面に傾斜面5を形成し、この傾斜面に
現われるカーボン繊維層のみからなる部分2′を形成し
、この部分にスタイラスチップ取付孔6を形成し、この
孔にスタイラスチップ3を嵌合固定する。
上記の実施例はカンチレバーの先端の下面に傾斜面5を
形成することによりカーボン繊維層のみから成る部分2
′を形成したが、カーボン繊維層のみから成る部分の形
成は上記の構造に限るものではなく、他の構造でもよく
、例えばカンチレバーの先端に位置するカーボン繊紹“
層2を、ポロンの繊維層の先端よりも長く延長突出し、
この突出部分を熱硬化性接着材により一体的に固化して
もよい。
第4図、第5図は夫々ポロン線材1を複数本使用し、こ
れとカーボン繊維2とを接着材により接着した種々の実
施例を示す拡大断面図である。
猶この他φ0.2乃至φ0.3の線径のポロン繊維にカ
ーボン繊維2を巻付け、接着材4により接着し、一体化
してカンチレバーを形成する場合もある。
ポロンとカーボンのヤング率、密度、比剛性、硬度、音
速を比較すれば下表の通りである。
上述のように、ポロンは比剛性が18260X104F
7Z2//S2、硬度がモース9.3度という数値が示
す通り、あまりにも硬い反面モロサがあり加工性が悪い
のであるが、この考案に於てはポロン線材1とカーボン
繊維2とを接着材4により接着し、一体化されたカンチ
レバーを形成した\めに、比剛性、硬度共にカーボンに
より緩和され、音速は略ポロンの特性に近く保ち、高音
域での音のひずみをなくし、全てのカートリッジに使用
することができるのみならず、この考案に於てはカンチ
レバーの先端にカーボン繊維層のみからなる部分2′を
形成したXめこの部分に例えばスタイラスチップ取付孔
等の加工を施すことが可能となり、加工性が良好となり
従って従来のポロンのみを材料としたカンチレバーに比
し、スタイラステップ3を堅牢に取付けることができる
のみねらずその他の加工も容易となる。
この考案は、以上述べたごとく、すべての種類のカート
リッジに使用することができ、如何なる音域にも適合し
て理想的な音響が得られ、而もスタイラスチップ取付等
のための加工性の良好なカーボンカンチレバーが得られ
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を切り欠いたこの考案の側面図、第2図は
第1図A−A線の拡大断面図、第3図は正面図、第4図
、第5図は他の実施例のカーボンカンチレバーの第1図
A−A線に相当する部分の拡大断面図、第6図は公知の
ポロンカンチレバーの一部を切り欠いた斜視図である。 1・・・ポロン線材、2・・・カーボン繊維のみから成
る部分、3・・・スタイラスチップ、4・・・接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポロン線材1とカーボン繊維2とを接着剤4により接着
    してカンチレバーを形成し、このカンチレバーの先端に
    前記カーボン繊維層と一体のカーボン繊維層のみから戒
    る部分2′を形成し、この部分にスタイラスチップ3を
    固定してなるカーボンカンチレバー。
JP16577977U 1977-12-12 1977-12-12 カ−ボンカンチレバ− Expired JPS5843053Y2 (ja)

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JPS5491201U JPS5491201U (en) 1979-06-28
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