JPS5810178Y2 - ピックアップのヘッドシェル - Google Patents
ピックアップのヘッドシェルInfo
- Publication number
- JPS5810178Y2 JPS5810178Y2 JP10364277U JP10364277U JPS5810178Y2 JP S5810178 Y2 JPS5810178 Y2 JP S5810178Y2 JP 10364277 U JP10364277 U JP 10364277U JP 10364277 U JP10364277 U JP 10364277U JP S5810178 Y2 JPS5810178 Y2 JP S5810178Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head shell
- pickup head
- cross
- section
- shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はレコード盤に記録された音を再生する際ニ用い
られるピックアップのヘッドシェルの改良に関するもの
である。
られるピックアップのヘッドシェルの改良に関するもの
である。
ピックアップ装置は可聴周波帯域について十分再現し、
殊に低周波帯域では、10Hz位迄の応答特性を有し、
しか部製で望1しくR・10Hz以下の低い周波数には
応答しないように応答特性を急激に減衰するのが望まし
い。
殊に低周波帯域では、10Hz位迄の応答特性を有し、
しか部製で望1しくR・10Hz以下の低い周波数には
応答しないように応答特性を急激に減衰するのが望まし
い。
ピックアップ装置等の機械振動系においてはその応答特
性に共振が生ずることが知られている。
性に共振が生ずることが知られている。
これは機械振動系において共通に見られる現象であるが
、ピックアップ装置にこの共振が起ると円滑な音の再生
を妨げ、時には針とび現象となる。
、ピックアップ装置にこの共振が起ると円滑な音の再生
を妨げ、時には針とび現象となる。
この共振現象は針先にてピックアップした機械振動がカ
ートリッジを介してヘッドシェルに伝達する振動により
ヘッドシェル自体のもつ固有振動で共振を起すもので、
剛性の極めて低い形状でアルミの板材ヲ用いたものや、
穴を多数設けて軽量化を計ったヘッドシェルに顕著にみ
られる。
ートリッジを介してヘッドシェルに伝達する振動により
ヘッドシェル自体のもつ固有振動で共振を起すもので、
剛性の極めて低い形状でアルミの板材ヲ用いたものや、
穴を多数設けて軽量化を計ったヘッドシェルに顕著にみ
られる。
従来はこの共振を避ける目的で、例えばアルミダイカス
トにすることにより剛性を増したり、粘弾性体を表面に
貼ったり、内部損失の大きい材料を使用することにより
共振周波数を高い方に移動させたり、分散させる方法が
とられていた。
トにすることにより剛性を増したり、粘弾性体を表面に
貼ったり、内部損失の大きい材料を使用することにより
共振周波数を高い方に移動させたり、分散させる方法が
とられていた。
しかし、このような方法は結果として質量の増大による
等価質量の増加となり、トレース能力の劣化を招くこと
になった。
等価質量の増加となり、トレース能力の劣化を招くこと
になった。
本考案はこれらの欠点を除去するために、ヘッドシェル
の任意の点に釦ける任意の切断面の形状をいかなる軸に
対しても非対称にすることにより、剛性を損うことなり
、シかも質量を増加させることなく共振周波数を分散さ
せようとするものである。
の任意の点に釦ける任意の切断面の形状をいかなる軸に
対しても非対称にすることにより、剛性を損うことなり
、シかも質量を増加させることなく共振周波数を分散さ
せようとするものである。
第1図はその一実施例の斜視図、第2図は上面図である
。
。
1はヘッドシェル木本 2はカートリッジ、3はコネク
ター、4は把手である。
ター、4は把手である。
このようなヘッドシェルは、相対するどの面、辺の長さ
とも異っているために、例えば第2図のイ軸、あるいは
口軸に平行な断面はすべて非対称断面となる。
とも異っているために、例えば第2図のイ軸、あるいは
口軸に平行な断面はすべて非対称断面となる。
第3図、第4図はそれぞれ対称断面形へラドシェルと、
非対称断面形へラドシェルの周波数特性を測定したもの
である。
非対称断面形へラドシェルの周波数特性を測定したもの
である。
対称断面形へラドシェルの特性は第3図にみる如く、レ
ベルの高い鋭いピークが生じるが、非対称断面形ヘッド
シェルは第4図にみる如く、レベルの低い複数個のピー
クが生じる。
ベルの高い鋭いピークが生じるが、非対称断面形ヘッド
シェルは第4図にみる如く、レベルの低い複数個のピー
クが生じる。
このことより断面を非対称することにより鋭いピークが
分散され共振レベルが抑制されていることがわかる。
分散され共振レベルが抑制されていることがわかる。
以上の如く、非対称断面形へラドシェルは形状変更のみ
で共振周波数を分散し無共振化に近づけることが可能と
なり、またデザイン上からもユニークな形状のものが期
待できるなどの利点をもつ。
で共振周波数を分散し無共振化に近づけることが可能と
なり、またデザイン上からもユニークな形状のものが期
待できるなどの利点をもつ。
なお第2図のイ軸、口軸に平行な切断面のみを非対称と
することによっても同様な効果を期待できることは勿論
である。
することによっても同様な効果を期待できることは勿論
である。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
上面よりみた図、第3図は従来の断面が対称なヘッドシ
ェルの周波数特性図、第4図は本考案による断面非対称
へラドシェルの周波数特性図である。 図中の符号1はへラドシェル本体、2はカートリッジ、
3はコネクター、4は把手である。
上面よりみた図、第3図は従来の断面が対称なヘッドシ
ェルの周波数特性図、第4図は本考案による断面非対称
へラドシェルの周波数特性図である。 図中の符号1はへラドシェル本体、2はカートリッジ、
3はコネクター、4は把手である。
Claims (1)
- ヘッドシェルの任意の点における任意の切断面形状がい
かなる軸に対しても非対称となることを特徴とするピッ
クアップのヘッドシェル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364277U JPS5810178Y2 (ja) | 1977-08-02 | 1977-08-02 | ピックアップのヘッドシェル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364277U JPS5810178Y2 (ja) | 1977-08-02 | 1977-08-02 | ピックアップのヘッドシェル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5430902U JPS5430902U (ja) | 1979-02-28 |
JPS5810178Y2 true JPS5810178Y2 (ja) | 1983-02-24 |
Family
ID=29044338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10364277U Expired JPS5810178Y2 (ja) | 1977-08-02 | 1977-08-02 | ピックアップのヘッドシェル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810178Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-08-02 JP JP10364277U patent/JPS5810178Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5430902U (ja) | 1979-02-28 |
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