JPS5827367Y2 - レコ−ドプレ−ヤ用ヘッドシェル - Google Patents
レコ−ドプレ−ヤ用ヘッドシェルInfo
- Publication number
- JPS5827367Y2 JPS5827367Y2 JP1977124377U JP12437777U JPS5827367Y2 JP S5827367 Y2 JPS5827367 Y2 JP S5827367Y2 JP 1977124377 U JP1977124377 U JP 1977124377U JP 12437777 U JP12437777 U JP 12437777U JP S5827367 Y2 JPS5827367 Y2 JP S5827367Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- record
- shell housing
- head shell
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Optical Head (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はレコードピックアップ用へラドシェルに係り
、特に軽量化と高剛性化を目的としたものである。
、特に軽量化と高剛性化を目的としたものである。
レコードピックアップのトーンアームとヘッドシェルは
カートリッジを確実に支持し、レコード盤の音溝に沿っ
てスムーズに移動させる追従性と、カートリッジが拾い
上げ変換した電気信号を損うことなく増巾器へ送り届け
る再生能力とを併せ有する必要がある。
カートリッジを確実に支持し、レコード盤の音溝に沿っ
てスムーズに移動させる追従性と、カートリッジが拾い
上げ変換した電気信号を損うことなく増巾器へ送り届け
る再生能力とを併せ有する必要がある。
一般にレコードピックアップの等価質量と使用カートリ
ッジの等価コンプライアンスにより定するアームレゾナ
ンス周波数はレコード盤のそりや偏心、レコード盤に記
録されている最低周波数との兼ね合いにより、10H2
前後に設定されていることが望ましいと言われている。
ッジの等価コンプライアンスにより定するアームレゾナ
ンス周波数はレコード盤のそりや偏心、レコード盤に記
録されている最低周波数との兼ね合いにより、10H2
前後に設定されていることが望ましいと言われている。
そして、カートリッジは追従性向上のためにノ・イコン
プライアンス化されつつあり、従ってアームレゾナンス
周波数は従来寸でのレコードピックアップの系において
はレコード盤のそりが散在する低周波帯域に1で低下し
つつある。
プライアンス化されつつあり、従ってアームレゾナンス
周波数は従来寸でのレコードピックアップの系において
はレコード盤のそりが散在する低周波帯域に1で低下し
つつある。
この問題を解決するためにはレコードピックアップの等
価質量を軽くする必要がある。
価質量を軽くする必要がある。
特に、レコードピックアップの等価質量に大きく関与す
るカートリッジ、ヘッドシェルの軽量化は急務である。
るカートリッジ、ヘッドシェルの軽量化は急務である。
一般的なユニバーサル形のピックアップの場合のヘッド
シェルは剛性と重量の関係からヘッドシェルの素材にア
ルミ合金、マグネシウム合金、硬質合成樹脂などを用い
ることが多かった。
シェルは剛性と重量の関係からヘッドシェルの素材にア
ルミ合金、マグネシウム合金、硬質合成樹脂などを用い
ることが多かった。
そしてアルミ等の板材は曲げ成形、むく材は切削や鋳物
成形、そして合成樹脂の場合には入念に検討された形状
の射出成形などにより剛性を高めようとしていたが、重
量の制限により充分に満足な剛性を得ることは困難であ
った。
成形、そして合成樹脂の場合には入念に検討された形状
の射出成形などにより剛性を高めようとしていたが、重
量の制限により充分に満足な剛性を得ることは困難であ
った。
その結果、従来のレコードピックアップではレコード再
生時に特に剛性の不充分なヘッドシェル部分のスチフネ
スに起因して約200Hz〜IKHzの周波数で部分的
な共振が発生し、俗にシェル鳴きと言われる異音が発生
したり、寸たこの共振周波数付近ではカートリツジの本
体側が大振巾で振動するために、カートリッジの信号出
力の周波数レスポンスに急峻なピークディップを生じ、
特性上・聴感上性能を悪化させていた。
生時に特に剛性の不充分なヘッドシェル部分のスチフネ
スに起因して約200Hz〜IKHzの周波数で部分的
な共振が発生し、俗にシェル鳴きと言われる異音が発生
したり、寸たこの共振周波数付近ではカートリツジの本
体側が大振巾で振動するために、カートリッジの信号出
力の周波数レスポンスに急峻なピークディップを生じ、
特性上・聴感上性能を悪化させていた。
この考案は上記欠点に鑑み、同一重量における剛性を高
めた構造のレコードピックアップ用ヘッドシェルを得る
ことを目的とするものである。
めた構造のレコードピックアップ用ヘッドシェルを得る
ことを目的とするものである。
一般にレコード盤は信号対雑音比を大きくするために例
えばJISに規定されているように一定レベルの入力は
周波数に対しほぼ一定振巾に近いカーブにカッティング
された録音特性となっている。
えばJISに規定されているように一定レベルの入力は
周波数に対しほぼ一定振巾に近いカーブにカッティング
された録音特性となっている。
このことからもレコード盤の再生に際しては、ヘッドシ
ェル等で発生する有害な共振の周波数はその振動速度レ
ベルが一定であれば、高いほど信号に対する影響の少な
いことが解る。
ェル等で発生する有害な共振の周波数はその振動速度レ
ベルが一定であれば、高いほど信号に対する影響の少な
いことが解る。
第1図はこの考案の一実施例を示す上面図、第2図はそ
の縦断面図であり、第1図および第2図において、1は
アルミ合金のシェルハウジングの外殻、2はシェルハウ
ジングの外殻1と一体成形された補強リブでこれらによ
りシェルハウジング3を構成している。
の縦断面図であり、第1図および第2図において、1は
アルミ合金のシェルハウジングの外殻、2はシェルハウ
ジングの外殻1と一体成形された補強リブでこれらによ
りシェルハウジング3を構成している。
4はカートリッジ(図示せず)の固定とピックアップを
手操作する場合に持つためのフック、5はトーンアーム
に設けられた結合部分(図示せず)に嵌合しうる形状の
係止手段としてピン6を有する結合部であり、以上の構
成部品によりヘッドシェルフを構成している。
手操作する場合に持つためのフック、5はトーンアーム
に設けられた結合部分(図示せず)に嵌合しうる形状の
係止手段としてピン6を有する結合部であり、以上の構
成部品によりヘッドシェルフを構成している。
上記のように構成されたヘッドシェルにおいても、カー
トリッジの針先からの振動はカートリッジ本体を経てヘ
ッドシェルに到達し、ヘッドシェルを加振するが、第1
図におけるA方向の振動に対しては、補強リブ2は、シ
ェルハウジング3に形成した三角形状の貫通孔の残部に
よって大部分がシェル・・ウジングの長手方向および幅
方向の両方と傾斜した梁となった組み合わせ梁の構造と
なっているために容易に高剛性を得ることができ、また
第2図におけるB方向の振動に対しては補強リブ2の高
さhを充分大きくとれるため(従来形状の同一重量のへ
ラドシェルにくらべて)に、局所的な曲げ振動に対する
剛性を容易に高めることができる。
トリッジの針先からの振動はカートリッジ本体を経てヘ
ッドシェルに到達し、ヘッドシェルを加振するが、第1
図におけるA方向の振動に対しては、補強リブ2は、シ
ェルハウジング3に形成した三角形状の貫通孔の残部に
よって大部分がシェル・・ウジングの長手方向および幅
方向の両方と傾斜した梁となった組み合わせ梁の構造と
なっているために容易に高剛性を得ることができ、また
第2図におけるB方向の振動に対しては補強リブ2の高
さhを充分大きくとれるため(従来形状の同一重量のへ
ラドシェルにくらべて)に、局所的な曲げ振動に対する
剛性を容易に高めることができる。
したがってヘッドシェルの軽量化が可能であり、また剛
性を高めることが可能であるために、ヘッドシェル部分
の低剛性に起因して発生していた部分共振の周波数も高
音域へ移動させることが可能となる。
性を高めることが可能であるために、ヘッドシェル部分
の低剛性に起因して発生していた部分共振の周波数も高
音域へ移動させることが可能となる。
なお、上記実施例では補強リブを三角組み合わせ状の梁
としたがこれは四角形では横方向の変形に弱く、また、
五角形以上になると寸法出しの点などで製作が困難とな
るためである。
としたがこれは四角形では横方向の変形に弱く、また、
五角形以上になると寸法出しの点などで製作が困難とな
るためである。
ただ・・ニカムコアのごとき正六角形組み合わせ状の梁
構造の場合は変形に強く、かつ製作も容易であり、同様
の効果を期待できるものである。
構造の場合は変形に強く、かつ製作も容易であり、同様
の効果を期待できるものである。
第3図は上記の正六角形状を組み合わせた場合の実施例
を示す上面図で、8は外殻1と一体成形されたハニカム
状の補強リブであり、補強リブ8は、シェル・・ウジン
グ3に設けた正六角形状の貫通孔ち・よび正六角形の一
部を切欠いた形状の外殻1に接する貫通孔の残部によっ
て、全部がシェル・・ウジング3の長手方向と幅方向の
両方と傾斜した梁となっているものである。
を示す上面図で、8は外殻1と一体成形されたハニカム
状の補強リブであり、補強リブ8は、シェル・・ウジン
グ3に設けた正六角形状の貫通孔ち・よび正六角形の一
部を切欠いた形状の外殻1に接する貫通孔の残部によっ
て、全部がシェル・・ウジング3の長手方向と幅方向の
両方と傾斜した梁となっているものである。
また成形品材料としてはアルミ合金の他にマグネシウム
合金、強化プラスチックスなどを用いることも可能であ
ることは言う1でもない。
合金、強化プラスチックスなどを用いることも可能であ
ることは言う1でもない。
この考案は以上説明したとおりシェル・・ウジングに三
角形状または正六角形状および正六角形の一部を切欠い
た形状の多数個の貫通孔を設けるとともに、これらの貫
通孔の残部によってシェル・・ウジングの外殻ならびに
シェルハウジングの長手方向の両方と傾斜した梁が少な
くとも一部にありかつ外殻と一体になっている補強リブ
を形成した構成のシェル・・ウジングを備えていること
で、従来品と同一質量の場合には曲げ剛性が高く、また
従来品と同一の剛性を持たせる場合には軽量にできるた
め、ヘッドシェルに起因する部分的な共振の周波数を高
音域へ移動させることができ、レコード盤再生時に部分
共振による性能への悪影響を減少させるという効果があ
る。
角形状または正六角形状および正六角形の一部を切欠い
た形状の多数個の貫通孔を設けるとともに、これらの貫
通孔の残部によってシェル・・ウジングの外殻ならびに
シェルハウジングの長手方向の両方と傾斜した梁が少な
くとも一部にありかつ外殻と一体になっている補強リブ
を形成した構成のシェル・・ウジングを備えていること
で、従来品と同一質量の場合には曲げ剛性が高く、また
従来品と同一の剛性を持たせる場合には軽量にできるた
め、ヘッドシェルに起因する部分的な共振の周波数を高
音域へ移動させることができ、レコード盤再生時に部分
共振による性能への悪影響を減少させるという効果があ
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す上面図、第2図はそ
の縦断面図、第3図は他の実施例を示す上面図である。 図において1は外殻、2は補強リフ、3はシェル・・ウ
ジング、5は結合部である。 なお各図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
の縦断面図、第3図は他の実施例を示す上面図である。 図において1は外殻、2は補強リフ、3はシェル・・ウ
ジング、5は結合部である。 なお各図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
Claims (1)
- 下部にカートリッジを取付けるシェルハウジングと、ト
ーンアームに結合するための結合部とを備えたレコード
プレーヤ用ヘッドシェルにおいて、上記シェル・・ウジ
ングに三角形状捷たは正六角形状ち・よび正六角形の一
部を切欠いた形状の多数個の貫通孔を設けるとともに、
これらの貫通孔の残部によってシェルハウジングの外殻
ならびにシェル・・ウジングの長手方向と幅方向の両方
と傾斜した梁が少なくとも一部にありかつ外殻と一体に
なっている補強リブを形成したことを特徴とするし:I
−ドア”レーヤ用へラドシェル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977124377U JPS5827367Y2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | レコ−ドプレ−ヤ用ヘッドシェル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977124377U JPS5827367Y2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | レコ−ドプレ−ヤ用ヘッドシェル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5450507U JPS5450507U (ja) | 1979-04-07 |
JPS5827367Y2 true JPS5827367Y2 (ja) | 1983-06-14 |
Family
ID=29084335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977124377U Expired JPS5827367Y2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | レコ−ドプレ−ヤ用ヘッドシェル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827367Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212502B2 (ja) * | 1972-08-08 | 1977-04-07 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113401U (ja) * | 1975-03-11 | 1976-09-14 | ||
JPS5212502U (ja) * | 1975-07-16 | 1977-01-28 |
-
1977
- 1977-09-14 JP JP1977124377U patent/JPS5827367Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212502B2 (ja) * | 1972-08-08 | 1977-04-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5450507U (ja) | 1979-04-07 |
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