JPS5928492Y2 - カンチレバ− - Google Patents

カンチレバ−

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JPS5928492Y2
JPS5928492Y2 JP16471776U JP16471776U JPS5928492Y2 JP S5928492 Y2 JPS5928492 Y2 JP S5928492Y2 JP 16471776 U JP16471776 U JP 16471776U JP 16471776 U JP16471776 U JP 16471776U JP S5928492 Y2 JPS5928492 Y2 JP S5928492Y2
Authority
JP
Japan
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tip
cantilever
stylus tip
hole
metal plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP16471776U
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English (en)
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JPS5382301U (ja
Inventor
嘉五郎 小倉
Original Assignee
オグラ宝石精機工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オグラ宝石精機工業株式会社 filed Critical オグラ宝石精機工業株式会社
Priority to JP16471776U priority Critical patent/JPS5928492Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、レコードを再生させるレコードプレーヤー
のピックアップカートリッジ用のカンチレバーに関する
ものである。
従来のカンチレバーには第14図に示すようにアルミニ
ュウム合金又はチタンを材質としてパイプ11を形成し
、そのパイプ11の先端をっぷし11a1スクイラスチ
ツプ13の取付孔12を設け、その取付孔の中にスタイ
ラスチップ13を嵌合し接着剤で接着固定したものと、
第15図に示すように上記と同材質で形成されたパイプ
11の先端をつぶし11a1平坦面14を形威し、この
平坦面に円錐状のスクイラスチップ13を接着剤で接着
固定したものとがあった。
しかしながら、近年、スタイラスチップの機械的振動を
、より忠実に伝達されるカンチレバーが要求されるよう
になってきた。
而してその振動特性は、カンチレバーの材質のヤング率
Eと密度Pの比E/P (比剛性)の値できまり、この
値の高い物質が優れた振動特性を示すことが知られてい
る。
従来のアルミニュウムやチタンのカンチレバーは比剛性
が低いばかりでなく、再生周波数帯域に多重共振を生じ
るために音質を損ね忠実な再生ができないという欠点が
あった。
ボロン、べIJ IJニウム、カーボンの如き比剛性の
高い物質と、アルミニュウム、マグネシウム、チタンの
如き比剛性の低い物質とを、ヤング率、密度、比剛性、
音速に関する比較を示せば次の通りである。
上記の表からも明らかなように比剛性の高い物質は音速
も犬であり、従ってカンチレバーの材料としては優れて
いることがわかる。
然しなからこのように比剛性の高い物質は、いずれも硬
く、もろい性質があり、アルミニュウム、チタンを材質
とする従来のカンチレバーのようにスタイラスチップ取
付孔を穿設することが非常に困難である。
即ちこのスタイラスチップ取付孔は正確な寸法精度が要
求され、スタイラスチップの外径と同一となるように孔
あけがされることを要し、スクイラスチップはスタイラ
スチップ取付孔に密嵌固定されることを要し、これによ
りスタイラスチップの振動をカンチレバーに忠実に伝え
ることができるのである。
然し乍らこのように寸法精度のきびしいスタイラスチッ
プ取付孔を比剛性の高い物質に設けると孔の内径の寸法
精度がラフになり、カンチレバーにスタイラスチップを
密嵌できなくなり、その取付の堅牢さを失うことになる
これはスタイラスチップの振動をカンチレバーに忠実に
伝えない欠点を生ずる。
又第15図に示すように円錐状のスタイラスチップを平
坦面に接着剤で接着する場合に於ても接着剤の介在によ
りスタイラスチップの振動をカンチレバーに忠実に伝え
ないことは同様である。
、そこでこの考案は比剛性の高いカンチレバーの先端傾
斜面に、加工性が良好であり、スタイラスチップ取付孔
を設は易い金属板面を接着により固定することにより、
金属板の裏面、スタイラスチップの基部端面を比剛性の
高い素材面により裏打支持させもってスタイラスチップ
を堅牢完全に取付けることができ、スタイラスチップの
機械的振動をカンチレバーに忠実に伝えることができ而
もスクイラスチップの取付作業が極めて簡単なばかりで
なく、カンチレバーの先端にスタイラスチップを取付け
た金属板を容易・迅速・堅牢に取付りることができるカ
ンチレバーを提供することを目的とするものである。
この考案はボロンの円柱状体1の先端附近に、斜め前方
下面に向く傾斜状平坦面を形成するようにボロンの円柱
状体1を研摩又は切断して平坦面2を形成する。
但し図面に示す実施例はいずれも円柱状のカンチレバー
を示したが、角柱状のカンチレバーの実施例もある。
上記のように構成された平坦面2に金属板3の平坦面を
接着その他の手段で固定する。
この金属板3にはスタイラスチップ5の基部の形状大き
さに応じた透孔4を形成するか、或は十字状の透孔6を
形成し、スタイラスチップの基部周縁が十字状の交叉部
内側に形成される曲角部6a 、6b 、6c 、6d
に接することができるようにする。
上記、透孔4又は6にスタイラスチップ5の基部を密嵌
して接着剤特により固定する。
金属板の材質はアルミニュウム、チタン等を用い、又ス
タイラスチップの基部の形状は円筒状又は角筒状のもの
を用いる。
第1図、第2図は、カンチレバー1をボロンの充実体で
円筒状に形成し、その先端下面を斜めに切断して傾斜平
坦面2を形成し、この平坦面2にスタイラスチップ5の
基部を密嵌するに足る径の透孔4を穿設した金属板3の
平坦面を接着、その他の手段で固定し、この透孔4にス
タイラスチップ5の基部を密嵌し、接着剤7で接着固定
した状態を示すものである。
第3図、第4図はカンチレバー1をボロンの充実体で円
筒状に形成し、その先端下面を斜めに切断して傾斜平坦
面2を形威し、この平坦面2に、十字状透孔6を設け、
その交叉部内側に於ける凸角部6a、6b、6c、6a
にスタイラスチップ5の基部が接する大きさの孔とした
金属板3の平坦面を接着その他の手段で固定し、上記透
孔6にスタイラスチップ5の基部を挿入し、接着剤7等
により固定した状態を示すものである。
第5図は、ホロンによりカンチレバー1をパイプ状に形
成しその先端部のみをムクの棒状1aに形成し、その先
端下面を斜めに切断して傾斜平坦面2を形成し、この平
坦面2にスタイラスチップ5の基部を密嵌するに足る径
の透孔4を設けた金属板の平坦面を接着その他の手段で
固定し、この透孔にスタイラスチップ5の基部を密嵌し
接着剤7で接着固定した状態を示すものである。
第6図はボロンによりカンチレバー1をパイプ状に形威
し、その先端部のみをムクの棒状1aに形成し、その先
端下面を斜めに切断して傾斜平坦面2を形成し、この平
坦面2に十字状透孔6を設け、その交叉部内側における
突角部5a、5b。
6c、6dにスタイラスチップ5の基部が接する孔の大
きさとした金属板3の平坦面を接着その他の手段で固定
し、上記透孔にスタイラスチップ5の基部を挿入し接着
剤等により固定した状態を示すものである。
第7図は第5図の拡大下面図、第9図は第6図の拡大下
面図である。
又第8図に示す拡大下面図のようにスタイラスチップの
基部を角柱状としてとりつける場合もある。
この考案は以上述べたように比較的調性の高い物質で少
なくとも先端附近をムクの棒状に形成し、その先端附近
に前方斜め下面に向く傾斜状平坦面を形威し、この平坦
面にスクイラスチップの基部を挿入するための透孔を形
成した金属板の平坦面を固定し、上記透孔にスタイラス
チップの基部を嵌合固定してなるカンチレバーであるた
め、金属板は極めて容易・迅速且堅牢に傾斜状平坦面に
固定せられ、且剛性の高い物質のカンチレバーに直接ス
タイラスチップの取付孔を穿設する場合に比し、金属板
にスタイラスチップの取付孔を設ける方がはるかに作業
が容易であり、而もその取付孔の大きさ、形状を精密1
こ形成することができ、従ってスタイラスチップを線孔
に密嵌固定することを可能にし、又、金属板及びスクイ
ラスチップの基部端面は剛性の高い物質で形成されたカ
ンチレバーに微振動をすることなく堅牢に裏打支持され
てとりつけられ剛性の高い物質で作られたカンチレバー
と相俟って忠実な音響再生を可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を切り欠いた側面図、第2図は第1図の下
面図、第3図は他の実施例の一部を切り欠いた側面図、
第4図は第3図の下面図、第5図は更に他の実施例の一
部を切り欠いた側面図、第6図は更に又他の実施例の一
部を切り欠いた側面図、第7図は第5図の拡大下面図、
第8図はスタイラスチップの基部を角筒状とした状態の
拡大下面図、第9図は第6図の拡大下面図、第10図は
金属板の下面図、第11図は第10図X−X線の縦断面
図、第12図は金属板の他の実施例の下面図、第13図
は第10図X−X線の縦断面図、第14図、第15図は
公知のカンチレバーの一部を切り欠いた側面図である。 1・・・・・・スタイラスチップ、2・・・・・・平坦
面、3・・・・・・金属板、4・・・・・・透孔、5・
・・・・・スタイラスチップ、6・・・・・・十字状透
孔、6a、6b、6c、6d・・・・・・十字状透孔の
内側の突角部、7・・・・・・接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.比剛性の高い物質で少なくとも先端附近をムクの棒
    状に形成し、その先端附近に前方斜め下面に向く、傾斜
    状平坦面を形成し、この平坦面にスクイラスチップの基
    部を挿入するための透孔を形成した金属板の平坦面を固
    定し、上記透孔にスタイラスチップの基部を嵌合固定す
    ることにより、金属板の裏面及びスタイラスチップの基
    部端面を前記傾斜平坦面により支持してなるカンチレバ
    ー。 2、比剛性の高い物質はボロン、べIJ IJニウム、
    カーボンファイバー、チツ化ボロン、セラミック、ガラ
    ス、から選ばれた物質により形成された実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のカンチレノく−。 3、比剛性の高い物質でパイプ状に形成し、先端附近だ
    けをムクの棒状に形成した実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のカンチレバー。 4、比剛性の高い物質で全体をムクの棒状に形成した実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のカンチレバー。 5、金属板の透孔はスタイラスチップの基部の形状大き
    さに応じた透孔に形成した実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のカンチレバー。 6、金属板の透孔は十字状に形成され、スタイラスチッ
    プの基部を十字状の交叉部に嵌合固定したさい、その基
    部側周が、十字状交叉部内側に形成される曲角部に接す
    るようにした実用新案登録請求の範囲第1項記載のカン
    チレバー。
JP16471776U 1976-12-10 1976-12-10 カンチレバ− Expired JPS5928492Y2 (ja)

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JPS5382301U JPS5382301U (ja) 1978-07-07
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