JPS6016002B2 - ピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents

ピツクアツプカ−トリツジ

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Publication number
JPS6016002B2
JPS6016002B2 JP52060990A JP6099077A JPS6016002B2 JP S6016002 B2 JPS6016002 B2 JP S6016002B2 JP 52060990 A JP52060990 A JP 52060990A JP 6099077 A JP6099077 A JP 6099077A JP S6016002 B2 JPS6016002 B2 JP S6016002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
stylus
movable member
thin film
film layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP52060990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53146601A (en
Inventor
秀夫 辺見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP52060990A priority Critical patent/JPS6016002B2/ja
Publication of JPS53146601A publication Critical patent/JPS53146601A/ja
Publication of JPS6016002B2 publication Critical patent/JPS6016002B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスタィラスを除くカンチレバー及びマグネット
等の可動部材を含める全外周にベリリウム、ボロソある
いは夫々の合金による薄膜層を形成したピックアップカ
ートリッジに関する。
ピックアップカートリッジに用いられるカンチレバーは
、信号の再生特性を向上させるために、軽く剛性のある
ものが望まれる。このような性質をほぼ満足する材料と
してはべりリウム、ボロン等が知られているが、これら
の材料はカンチレバーの形状とするための切削加工又は
ロールフオーミングにおいてその加工性が非常に無く量
産性がなかった。これに対処するものとして、カンチレ
バーの形状に形成されたアルミ合金のように比較的加工
性のよい材料にベリリウム、ボロン等の高剛性の材料を
蒸着し、アルミ合金の軽さに加えて剛性を持たせる方法
が知られているが、この方法にあっても、外形寸法の精
度を維持することに困難な点が存在していた。一方、一
般にカンチレバーにピックアップカートリッジの発電機
構たる可動部材を保持する保持部を形成するにあっては
、その結合部を不動のものにしなければ、歪の増大、出
力電圧の変動を起因し、良好な再生出力を得ることが困
難になる。
そこで従来は、発電機礎の可動部材とカンチレバ−との
結合に接着剤を用いて固定するか、又はたとえばカンチ
レバーの外側に可動部材を保持する保持部が形成される
ものでは、カンチレバーの外形よりやや小さな形状を有
する可動部材をカンチレバーに強制鉄合させて固定する
ようにしていたが、前者にあっては振動系に無用な弾性
体が形成させるため、機械的振動を忠実に可動部材に伝
達されず、高音城再生周波数特性、低音域のダンピング
特性に劣化を招き、また後者にあっては各部材、特に上
託したように材料面からのカンチレバーの特質を鑑みた
とき、その外形寸法の管理に大きな不都合を有し結合固
定の作業性が悪いばかりか、経年変化によってカンチレ
バーに結合された可動部にガタが生じるおそれもあった
。本発明は叙上の点に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは、ピックアップカートリッジの振動系に
あってスタィラスからの機械的振動が忠実に発電機横の
可動部材に伝達される構成を提供することにある。
次に本発明の一実施例を図面と共に説明する。
第1図は本発明によるピックアップカートリッジの振動
系であり、この振動系は、ムービングマグネツト形の構
造を有するもので、先端部に槍付孔laが形成されたカ
ンチレバー本体1、カンチレバー本体1の一端部に固定
され、ピックアップカートリッジの発電機機の可動部材
であるマグネット5、カンチレバー本体1の他端部に植
付け固定されるスタィラス部2およびスタィラス部2が
カンチレバー本体1に植付け固定された部分の外表面に
形成され、アルミニウム、クローム、ベリリウム、ボロ
ン等から構成される硬質無機物質薄膜層6とから構成さ
れている。そして硬質無機物質薄膜層6は、少なくとも
マグネット5がカンチレバー本体1の一端部に固定され
た結合部Aの外表面に形成されている。したがって金属
等で構成されているシヤンク3とダイヤモンド、ルビー
等で構成されているスタィラス4からなるスタイラス部
2、およびカンチレバー本体の外面にそれぞれ形成され
ている硬質無機物質薄膜層6は実質上本発明に何ら関係
がない。またカンチレバー本体1とマグネット5との結
合部Aに形成されている硬質無機物質薄膜層6は、その
構成によって種々の材料が用いられる。すなわち、第1
図に示されるように、カンチレバー本体1のほぼ全面に
形成される場合には、形成される硬質無機物質薄膜層6
はべりリウム、ボロン等のヤング率Eと密度pとの比(
E/p)の大きな材料がカンチレバー自体の特性向上に
望まれ、またカンチレバー本体1とマグネット5との結
合部Aのみに形成される場合には、少なくともアルミニ
ウム程度以上の硬さを有する金属等の硬質無機物質なる
材料であればなんでもよい。このような構成にすること
により、本発明に係るピックアップカートリッジは所期
する目的を達成する。次に第1図に示された本発明のピ
ックアップカートリッジの製造方法について説明する。
まず、アルミニウムあるいはチタンなどのような、比重
が小さく加工性の良好な材料でパイプ状に構成され、一
方の先端部にはスタィラス部2を楯付けるための槌付孔
laが施されているカンチレバー本体1を用意する。
カンチレバー本体1の楢付孔laは、そこに植付けされ
るべきスタィラス部2よりも小さい寸法に形成されてい
る。このカンチレバー本体1の一端部の槌付孔laにス
タィラス部2を植付け、またその他端部にピックアップ
カートリッジの発電機機を構成する可動部村(マグネッ
ト5)をガ夕が無いように取付ける。その後、スタィラ
ス部2の先端部(スタイラス4)を除くそれらの表面に
硬質無機薄膜層6を形成するため、スタィラス4に相当
する部分に、耐熱性樹脂、アルミニウムなどの材料から
成り、節状又はキャップ状のマスク7を形設し、硬質無
機物質薄膜層6を構成する材料を真空蒸着、イオンプレ
ーティング等の電気メッキ法により、カンチレバー本体
1、発電機礎の可動部材であるマグネット5およびスタ
ィラス部2の表面に形成する。そして硬質無機物質薄膜
層6が形成された後、スタィラス4に形設されたマスク
7を取除くことにより、本発明のピックアップカートリ
ッジの振動系が得られる。硬質無機物質薄膜層6を形成
する方法は、本出願人が先に出願した昭和5ぴ王特許出
願第12乳62号明細書に開示せられている如く、カン
チレバー本体1にスタィラス部4およびマグネット5を
取付けた状態で、カンチレバー本体1の鞠方向を回転さ
せて行なうものが好しし、。
なお、以上説明した本発明の一実施例は、発電機横の可
動部材をカンチレバーの外側面に取付けたものであるが
、本発明にあってはこれに限定されるものではなく、カ
ンチレバーの内側に可動部材が取付けられたものであっ
ても、その結合部の外表面に硬質無機物質薄膜層が形成
されていればよい。
本発明は前記したように、発電機横を構成するマグネッ
ト等の可動部材と、スタィラス(先端部)を除くスタィ
ラス部を含めカンチレバ−の全外周にベリリウム、ボロ
ンあるいはそれぞれの合金の薄膜層を形成したので、ス
タイラス部、可動部材とカンチレバーとの結合が不動の
ものとなり、従って忠実なる再生が行えると共にスタィ
ラスの全外周に薄膜層が形成されているので、全体に買
って非弾性率が一定となって分割振動を防止できる等の
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のピックアップカートリッジが有する振
動系の断面図、第2図は本発明のピックアップカートリ
ッジを製造するための方法を説明する図、をそれぞれ示
す。 1・・・・・・カンチレバー本体、la・・・・・・植
付孔、2….・・スタィラス部、3……シャンク、4・
・…・スタィラス、5…・・・振動系の可動部(マグネ
ット)、6......硬質無機物質薄膜層、7・・・
・・・マスク、A.・・・・・結合部。 第l図 滋2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端部に発電機構を構成するマグネツト等の可動部
    材が取付けられ、また他端部にスタイラス部が取付けら
    れたカンチレバーを有する機械振動を電気信号に変換す
    るピツクアツプカートリツジにおいて、前記スタイラス
    部のスタイラス(先端部)を除くカンチレバー及び前記
    可動部材を含める全外周面にベリリウム又はベリリウム
    を主成分とする合金、あるいはボロン又はボロンを主成
    分とする合金による薄膜層を形成したことを特徴とする
    ピツクアツプカートリツジ。
JP52060990A 1977-05-27 1977-05-27 ピツクアツプカ−トリツジ Expired JPS6016002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52060990A JPS6016002B2 (ja) 1977-05-27 1977-05-27 ピツクアツプカ−トリツジ

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JP52060990A JPS6016002B2 (ja) 1977-05-27 1977-05-27 ピツクアツプカ−トリツジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53146601A JPS53146601A (en) 1978-12-20
JPS6016002B2 true JPS6016002B2 (ja) 1985-04-23

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ID=13158372

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52060990A Expired JPS6016002B2 (ja) 1977-05-27 1977-05-27 ピツクアツプカ−トリツジ

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JP (1) JPS6016002B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204001U (ja) * 1986-06-18 1987-12-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62204001U (ja) * 1986-06-18 1987-12-26

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JPS53146601A (en) 1978-12-20

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