JPS6117674Y2 - - Google Patents

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JPS6117674Y2
JPS6117674Y2 JP9154978U JP9154978U JPS6117674Y2 JP S6117674 Y2 JPS6117674 Y2 JP S6117674Y2 JP 9154978 U JP9154978 U JP 9154978U JP 9154978 U JP9154978 U JP 9154978U JP S6117674 Y2 JPS6117674 Y2 JP S6117674Y2
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JP
Japan
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coil bobbin
pole piece
diaphragm
magnetic gap
magnetic circuit
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JP9154978U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気回路の磁気ギヤツプに塵が侵入
するのを防止するように、磁気回路のポールピー
ス上に防塵部材を取付けるとともに、防塵部材の
径をポールピースの径より大径とすることによ
り、磁気回路の磁気ギヤツプへのコイルボビンの
位置決めをなすようにしたスピーカ装置に関する
ものである。
一般に、スピーカ装置の磁気回路の磁気ギヤツ
プは、そこに占位されるボイスコイルによつて高
能率で振動板を駆動するために、極めて狭く形成
されている。そこで、スピーカ装置においては、
上記磁気ギヤツプに塵が侵入すると、機能の停止
等の重大な悪影響を被るので、上記塵の侵入を防
止するような構造を備える必要がある。例えば、
第1図に示すように、ボイスコイル1が巻装され
ているコイルボビン2の開口部3にキヤツプ4を
取付け、上記開口部3を通じて磁気回路5磁気ギ
ヤツプGに塵が侵入するのを上記キヤツプ4によ
つて防止するようにした構造のスピーカ装置6が
従来より提供されている。なお、第1図において
磁気回路5は、マグネツト7、ポールピース8お
よびヨーク9を備え、上記ボイスコイル1の占位
される磁気ギヤツプGが形成されている。また、
上記ボイスコイル1が巻装されたコイルボビン2
は、ダンパー部材10を介してフレーム11に弾
性支持されている。そして、振動板12は、その
内周縁が上記コイルボビン2に接着され、その外
周縁がエツジ部材13を介してフレーム11に弾
性支持されている。
上記キヤツプ4は、第2図の拡大断面図に示さ
れるように、中央部分がドーム形状に形成され、
その外周縁部分がフランジ形状の接着代14に形
成されており、上記接着代14がコイルボビン2
に接着剤15によつて接着固定されている。
なお、上記キヤツプ4は、この部分からの音圧
出力を得ようとする場合には金属や紙等の通気性
の少ない材料を用いて形成され、単に防塵のため
にのみ配設される場合にはメツシユ等の通気性の
大きな材料を用いて形成される。
ところで、このような従来のスピーカ装置にお
いては、振動板12、コイルボビン2、ボイスコ
イル1等から成る振動系にキヤツプ4が取付けら
れているために、上記キヤツプと図示しないが前
面のバツフル板面や後面のポールピース8との当
りが問題となり、超薄型(例えば装置の全厚が4
mm程度)に製造することが極めて困難である。超
薄型のスピーカ装置においては、振動系に取付け
られているキヤツプ4は、振動系とともに振動す
る場合に、ドーム形状に形成された中央部分の頂
部16やコイルボビン2に接着されている接着代
14が図示しない前面バツフル板に当つてしまつ
たり、その外周下端縁部17がポールピース8に
当つてしまうのを避けるように設計される必要が
ある。
しかし、マグネツト7の厚さt1はスピーカ能率
によつて決定され、ヨーク9およびポールピース
8の各厚さt2・t3は飽和磁束密度によつて決定さ
れてしまうので、例えば、装置の全厚t5を4mmと
する場合には、キヤツプ4の厚みt4は最大で1mm
しか許されなくなつてしまい、上述の如き第1図
および第2図に示した従来の構造のものでは事実
上設計不可能である。
さらに、上述の如き従来の構造のものでは、コ
イルボビン2の振動時の歪、例えばローリングを
防止し、コイルボビン2を磁気ギヤツプGへ位置
決めするために、ダンパー10を必要としてお
り、このダンパー10の取付けのための厚みだけ
装置の厚みを薄くすることが困難となつている。
そこで、本考案は、上述の如き問題点に鑑み、
ボイスコイルが巻回されたコイルボビンを磁気回
路の磁気ギヤツプに挿通し、上記コイルボビンの
先端近傍に内周縁を固着し、外周縁をフレームに
支持して上記コイルボビンの先端を含む平面より
も上記磁気回路側に位置するように振動板を設け
るとともに、上記磁気回路のポールピース径より
も大径に形成され、その外周面が上記磁気ギヤツ
プ側に突出して上記コイルボビンの内周面に当接
した通気性を有する可撓性防塵部材を上記ポール
ピース端面の少なくとも周縁部分で接着するよう
に上記ポールピース端面上に設け、上記可撓性防
塵部材により上記コイルボビンの磁気ギヤツプ内
における位置決めをなし、上記振動板が駆動され
たとき、上記コイルボビンが上記可撓性防塵部材
の外周面に接した状態で上下動するようにしたこ
とにより、装置の全厚を極めて薄くし、しかもダ
ンパーの取付けの厚み分だけ装置の厚みをさらに
薄くして、超薄型のスピーカ装置を提供するもの
である。
以下、本考案について、一実施例を示す図面に
従い詳細に説明する。
本考案の一実施例についての縦断面図および要
部の拡大断面図を第3図および4図に示す。
なお、以下に述べる実施例において、上述の第
1図および第2図に示したスピーカ装置と同一な
構成部分については、図面中に同一番号を附し詳
細な説明を省略する。
この実施例は、コイルボビン2に内装され通気
性及び可撓性を有する防塵部材24を磁気回路5
のポールピース8の端面上に取付けた構造となつ
ている。
すなわち、コイルボビン2の開口部3を通じて
磁気ギヤツプGに塵が侵入するのを防止するため
に、例えばウレタンフオーム等の連続気泡発泡体
やミクロングラムなどの多孔材料をコイルボビン
2に内装する円盤形状に切断して形成した通気性
及び可撓性の有る防塵部材24が用いられてい
る。上記防塵部材24は、その外周面25が磁気
ギヤツプG側に突出してコイルボビン2の内周面
26全周に亘つて内装するようにポールピース8
の径よりも大径に形成され、ポールピース8の端
面上に接着されている。ここで、上記防塵部材2
4は、振動系のコイルボビン2に常に内接されて
いるが、十分に可撓性の有る多孔質材料によつて
形成されているので、上記振動系の振動中に上記
コイルボビン2との接触による不要な音を生ずる
ことが無く、しかも、上記防塵部材24のコイル
ボビン2への常時内装により、磁気ギヤツプG内
への塵の侵入を確実に防止するとともに上記コイ
ルボビン2を常に磁気回路の磁気ギヤツプGに位
置決めし、さらには、コイルボビン2の振動時の
歪を防止するようにしている。上記防塵部材24
が取付けられたポールピース8を備えた磁気回路
5はフレーム11の中央に配設されており、その
磁気ギヤツプGに上記コイルボビン2に巻装した
ボイスコイル1が占位されている。また、上記防
塵部材24が内周面26に内装されたコイルボビ
ン2は、その外周面27上端近傍に振動板22の
内周縁部分が接着固定されている。上記振動板2
2は上記防塵部材24により、ダンパーが不必要
となつているため、上記振動板22は、そのダン
パーの取付けのための厚みぶんだけ有効に設計で
き、内周縁部分から外周縁部分に向つて立たり傾
斜した振動面を有するごとく形成されており、そ
の外周縁部分がエツジ部材13を介してフレーム
11に弾性支持され、上記ポールピース8の先端
面を含む平面よりも磁気回路側に位置するように
設けられている。
このような構成の実施例において、防塵部材2
4は、コイルボビン2の内周面26全周に亘つて
内装しているので、上記コイルボビン2の開口部
3を通じての磁気回路5の磁気ギヤツプGへの塵
の侵入を防止する。また、上記防塵部材24は振
動板22等の振動系とは独立な磁気回路5のポー
ルピース8上に取付けられているので、上記振動
系の振巾によらず厚みt6を任意に設定することが
でき、装置の全厚t5を増加させる要因にならずし
かも、充分に通気性を有する多孔質材料から成る
ので、上記振動系の尖鋭度Q0を変化させること
もない。さらに、上記防塵部材24は、その外周
面25がコイルボビン2の内周面26に常に接触
されているので防塵機能を十分に発揮する事がで
き、しかも十分な可撓性を有する外孔質材料から
成るので、振動系の振動に伴なう上記接触による
不要な音を生ずることもなく、また振動系のリニ
ヤリテイを損うこともない。さらに上記防塵部材
24は、多孔質材料を円盤形状に切断するだけの
極めて簡単な製造工程によつて製造することがで
きる。そのうえに、防塵部材24がコイルボビン
2の内周面26に常に接触する構造のため、ダン
パーを不必要とすることができ、ダンパーの取付
けのための厚みぶんだけ有効にスピーカ装置を設
計することができる。従つて、上記防塵部材24
を備えて成る上述の実施例においては、音響特性
を損なうことなく磁気ギヤツプへの塵の侵入を防
止することができ、しかも、装置の全厚t5を極め
て薄くして、例えば4mm程度の超薄型のスピーカ
装置として実装され得る。
上述の実施例の説明から明らかなように、本考
案によれば、振動系のコイルボビンに内装し通気
性及び可撓性を有する防塵部材を上記振動系とは
独立した磁気回路のポールピース上に取付けてあ
るので、音響特性を損うことなく磁気ギヤツプへ
の塵の侵入を防止し、磁気回路の磁気ギヤツプへ
のコイルボビンの位置決めをなすことができる超
薄型のスピーカ装置を提供でき、さらには、ダン
パーを不必要としたスピーカ装置を提供できるの
で、ダンパーの取付けのための厚みぶんだけ有効
に設計できるスピーカ装置を提供することがで
き、所期の目的を十分に達成できる。しかも、本
考案によれば、コイルボビンを含めた振動板は可
撓性防塵部材と独立しているので、上記可撓性防
塵部材が振動系の重量(マス)として付加される
ことがなく、スピーカとしての効率の向上を図る
ことができるとともに、高音域の再生も忠実に行
えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のスピーカ装置を示
す縦断面図および要部の拡大断面図である。第3
図および第4図は本考案の一実施例を示す縦断面
図および要部の拡大断面図である。 1……ボイスコイル、2……コイルボビン、3
……コイルボビンの開口部、5……磁気回路、7
……マグネツト、8……ポールピース、9……ヨ
ーク、11……フレーム、13……エツジ部材、
22……振動板、24……防塵部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボイスコイルが巻回されたコイルボビンを磁気
    回路の磁気ギヤツプに挿通し、上記コイルボビン
    の先端近傍に内周縁を固着し、外周縁をフレーム
    に支持して上記コイルボビンの先端を含む平面よ
    りも上記磁気回路側に位置するように振動板を設
    けるとともに、上記磁気回路のポールピース径よ
    りも大径に形成され、その外周が上記磁気ギヤツ
    プ側に突出して上記コイルボビンの内周面に当接
    した通気性を有する可撓性防塵部材を上記ポール
    ピース端面の少なくとも周縁部分で接着するよう
    に上記ポールピース端面上に設け、上記可撓性防
    塵部材により上記コイルボビンの磁気ギヤツプ内
    における位置決めをなし、上記振動板が駆動され
    たとき、上記コイルボビンが上記可撓性防塵部材
    の外周面に接した状態で上下動するようにしたこ
    とを特徴とする薄型構造のスピーカ装置。
JP9154978U 1978-07-03 1978-07-03 Expired JPS6117674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9154978U JPS6117674Y2 (ja) 1978-07-03 1978-07-03

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JP9154978U JPS6117674Y2 (ja) 1978-07-03 1978-07-03

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JPS559170U JPS559170U (ja) 1980-01-21
JPS6117674Y2 true JPS6117674Y2 (ja) 1986-05-29

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ID=29020932

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JP9154978U Expired JPS6117674Y2 (ja) 1978-07-03 1978-07-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4878625B2 (ja) * 2006-05-24 2012-02-15 パイオニア株式会社 スピーカ装置
WO2007135745A1 (ja) * 2006-05-24 2007-11-29 Pioneer Corporation スピーカ装置
JP2018207265A (ja) 2017-06-02 2018-12-27 アルパイン株式会社 スピーカ

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JPS559170U (ja) 1980-01-21

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