JP2566827Y2 - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
- Publication number
- JP2566827Y2 JP2566827Y2 JP4124792U JP4124792U JP2566827Y2 JP 2566827 Y2 JP2566827 Y2 JP 2566827Y2 JP 4124792 U JP4124792 U JP 4124792U JP 4124792 U JP4124792 U JP 4124792U JP 2566827 Y2 JP2566827 Y2 JP 2566827Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- voice coil
- speaker
- magnetic gap
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、音響機器、映像機器に
使用する音声再生用のスピーカに関するものである。
使用する音声再生用のスピーカに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より一般にスピーカは、図３に示す
ように構成されていた。図３において、１は磁気回路で
あり、下部プレート２と、下部プレート２の中央部に設
けたセンターポール３と、下部プレート２の周縁上部に
設けたマグネット４と、さらにマグネット４の上部に設
置したトッププレート５から構成されている。このトッ
ププレート５とセンターポール３の間には磁気ギャップ
６が形成されている。
ように構成されていた。図３において、１は磁気回路で
あり、下部プレート２と、下部プレート２の中央部に設
けたセンターポール３と、下部プレート２の周縁上部に
設けたマグネット４と、さらにマグネット４の上部に設
置したトッププレート５から構成されている。このトッ
ププレート５とセンターポール３の間には磁気ギャップ
６が形成されている。
【０００３】また、トッププレート５上にはフレーム７
を結合し、このフレーム７の周縁部にはコーン状の振動
板８の周縁部が結合してある。そして振動板８の中央部
には、ボビン９とその下部周囲に巻きつけたコイル部１
０で形成したボイスコイルの上部を結合している。さら
に、コイル部１０を巻きつけたボイスコイルの下部は磁
気ギャップ６に挿入してある。
を結合し、このフレーム７の周縁部にはコーン状の振動
板８の周縁部が結合してある。そして振動板８の中央部
には、ボビン９とその下部周囲に巻きつけたコイル部１
０で形成したボイスコイルの上部を結合している。さら
に、コイル部１０を巻きつけたボイスコイルの下部は磁
気ギャップ６に挿入してある。
【０００４】このような従来のスピーカでは、磁気ギャ
ップ６内への異物混入を防ぐため、ボイスコイル上部の
振動板８の上面中央部にダストキャップ１１を設けるこ
とを必要としていた。なお、図３において、１２はボイ
スコイルを支持するためのダンパーである。
ップ６内への異物混入を防ぐため、ボイスコイル上部の
振動板８の上面中央部にダストキャップ１１を設けるこ
とを必要としていた。なお、図３において、１２はボイ
スコイルを支持するためのダンパーである。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】ところが、非常に安価
なスピーカにおいては、ダストキャップ１１を用いると
コスト的に高くなりすぎるという問題がある。
なスピーカにおいては、ダストキャップ１１を用いると
コスト的に高くなりすぎるという問題がある。
【０００６】本考案は上記の問題点を解決するもので、
ダストキャップを用いずに、磁気空隙内への異物混入を
防ぐことができる低コストなスピーカを提供することを
目的とする。
ダストキャップを用いずに、磁気空隙内への異物混入を
防ぐことができる低コストなスピーカを提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案のスピーカは磁気ギャップを有する磁気回路
と、この磁気回路に結合されたフレームと、このフレー
ムの周縁部に結合されたコーン状の振動板と、この振動
板の中央部に結合され前記磁気ギャップにはまりこむボ
イスコイルから構成され、このボイスコイルはボビンと
その下部周囲に巻きつけたコイル部からなりかつこのボ
ビンの上部に切込み部を設け、この切込み部で形成した
折り曲げ片を内側に折り曲げて接着することにより前記
ボビンの上部開口を密閉した構成を有する。
に本考案のスピーカは磁気ギャップを有する磁気回路
と、この磁気回路に結合されたフレームと、このフレー
ムの周縁部に結合されたコーン状の振動板と、この振動
板の中央部に結合され前記磁気ギャップにはまりこむボ
イスコイルから構成され、このボイスコイルはボビンと
その下部周囲に巻きつけたコイル部からなりかつこのボ
ビンの上部に切込み部を設け、この切込み部で形成した
折り曲げ片を内側に折り曲げて接着することにより前記
ボビンの上部開口を密閉した構成を有する。
【０００８】
【作用】本考案のスピーカは、ボイスコイルのボビン上
部を内側へ折りたたみ接着することにより上部開口を密
閉することで、ダストキャップを用いずに磁気空隙内へ
の異物混入を防ぎ、低コストなスピーカが実現できるも
のである。
部を内側へ折りたたみ接着することにより上部開口を密
閉することで、ダストキャップを用いずに磁気空隙内へ
の異物混入を防ぎ、低コストなスピーカが実現できるも
のである。
【０００９】
【実施例】以下本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１は本考案の一実施例におけるス
ピーカの断面図、図２（ａ）は同実施例における完成前
のボイスコイルの斜視図、図２（ｂ）は同実施例におけ
る完成後のボイスコイルの斜視図を示すものである。
しながら説明する。図１は本考案の一実施例におけるス
ピーカの断面図、図２（ａ）は同実施例における完成前
のボイスコイルの斜視図、図２（ｂ）は同実施例におけ
る完成後のボイスコイルの斜視図を示すものである。
【００１０】図１，図２（ａ）および図２（ｂ）の構成
部分のうち、従来の構成部分と共通なものには同一の符
号を付けて説明を省略する。
部分のうち、従来の構成部分と共通なものには同一の符
号を付けて説明を省略する。
【００１１】ここで、本実施例のボイスコイルのボビン
１３は、従来のものより上方へ長くなるように形成して
あり、ボビン１３の上部には所定の位置まで均等に４ヶ
所切込みを入れることにより切込み部１４を設けてあ
る。そしてこの切込み部１４によって形成される４つの
折り曲げ片１５を設け、互いに相対する折り曲げ片１５
どうしを内側へ折りたたみ接着することによりボビン１
３の上部開口を密閉している。
１３は、従来のものより上方へ長くなるように形成して
あり、ボビン１３の上部には所定の位置まで均等に４ヶ
所切込みを入れることにより切込み部１４を設けてあ
る。そしてこの切込み部１４によって形成される４つの
折り曲げ片１５を設け、互いに相対する折り曲げ片１５
どうしを内側へ折りたたみ接着することによりボビン１
３の上部開口を密閉している。
【００１２】このため、ダストキャップがなくてもスピ
ーカの磁気ギャップ６内への異物混入を防ぐことができ
る。
ーカの磁気ギャップ６内への異物混入を防ぐことができ
る。
【００１３】以上のように、本考案によれば、ダストキ
ャップを用いることなく磁気ギャップ６内への異物混入
を防ぐことが可能となり、コストダウンを図ることがで
きる。
ャップを用いることなく磁気ギャップ６内への異物混入
を防ぐことが可能となり、コストダウンを図ることがで
きる。
【００１４】
【考案の効果】以上のように本考案のスピーカは、ボイ
スコイルのボビン上部を内側へ折りたたみ接着すること
により上部開口を密閉するものであり、ダストキャップ
を用いずに、磁気空隙内への異物混入を防ぐことができ
るため、ダストキャップ分の材料費を省くことが可能と
なり、コストダウンが図れることになる。
スコイルのボビン上部を内側へ折りたたみ接着すること
により上部開口を密閉するものであり、ダストキャップ
を用いずに、磁気空隙内への異物混入を防ぐことができ
るため、ダストキャップ分の材料費を省くことが可能と
なり、コストダウンが図れることになる。
【図１】本考案の一実施例におけるスピーカの断面図
【図２】（ａ）は同実施例における完成前のボイスコイ
ルの斜視図 （ｂ）は同実施例における完成後のボイスコイルの斜視
図
ルの斜視図 （ｂ）は同実施例における完成後のボイスコイルの斜視
図
【図３】従来のスピーカの断面図
１ 磁気回路 ６ 磁気ギャップ ７ フレーム ８ 振動板 １０ コイル部 １３ ボビン １４ 切込み部 １５ 折り曲げ片
Claims (1)
- 【請求項１】磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁
気回路に結合されたフレームと、このフレームの周縁部
に結合されたコーン状の振動板と、この振動板の中央部
に結合され前記磁気ギャップにはまりこむボイスコイル
から構成され、このボイスコイルはボビンとその下部周
囲に巻きつけたコイル部からなりかつこのボビンの上部
に切込み部を設け、この切込み部で形成した折り曲げ片
を内側に折り曲げて接着することにより前記ボビンの上
部開口を密閉したことを特徴とするスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4124792U JP2566827Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4124792U JP2566827Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | スピーカ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065300U JPH065300U (ja) | 1994-01-21 |
| JP2566827Y2 true JP2566827Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12603111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4124792U Expired - Fee Related JP2566827Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566827Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP4124792U patent/JP2566827Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH065300U (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |