JPS588394B2 - マレイミド誘導体 - Google Patents

マレイミド誘導体

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JPS588394B2
JPS588394B2 JP10297976A JP10297976A JPS588394B2 JP S588394 B2 JPS588394 B2 JP S588394B2 JP 10297976 A JP10297976 A JP 10297976A JP 10297976 A JP10297976 A JP 10297976A JP S588394 B2 JPS588394 B2 JP S588394B2
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JP
Japan
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enzyme
maleimide derivative
compound
maleimide
antigen
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Expired
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JP10297976A
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English (en)
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JPS5328164A (en
Inventor
北川常廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は酵素と抗原とを結合剤でもって結合させて酵素
標識抗原を調製する場合における結合剤として有用な 式 で表わされる新規マレイミド誘導体に関する。
酵素標識抗原はインスリイ、ゴナドトロピンの如き各種
のホルモンや各種のハプテン等の有用な微量定量法とし
て知られている(特開昭47一13994号等)エンザ
イム イムノアツセイ( Enzyme Immuno
Assay ;以下EIAと略す)における必須の試
薬である。
酵素と抗原とを結合させるには、特に熱や化学反応処理
に対し不安定な酵素や高分子の抗原の活性を消失しない
ような緩和な条件下で行なう必要があり、緩和な条件下
において結合させようとすれば、いきおい、非常に反応
性に富む官能基を有する結合剤を使用しなければならな
いことになる。
しかし、結合剤の官能基の反応性が高いことは反面にお
いて不安定であることにほかならず、反応性が高くかつ
安定な結合剤を見い出すのは容易でない。
また、従来繁用されてきたグルタルアルデヒドの如き二
官能性の結合剤は、2個の官能基が同一である故に、そ
の結合が非選択的でありその結果目的物の他に酵素−酵
素結合物や抗原−抗原結合物を副生しEIAの実施に適
した酵素標識抗原の調製に大きな障害となる。
最近になって官能基が異なる二官能性の結合剤も2〜3
知られているが、これらの結合剤は水溶液中での酵素お
よび抗原に対する結合能力(活性)と安定性、ことに安
定性において充分なものとは云い難い。
本発明者は結合剤について種々検討した結果、酵素(ま
たは抗原)中に存するSH基と反応(付加反応)して結
合を形成するマレイミド部分および抗原(または酵素)
中に存するNH2 基と反応(エステル交換反応)して
結合を形成するエステル部分を有し、かつこれらの反応
性を弱めることなく安定性に寄与するメトキシ部分をも
有することを特徴とする式〔I〕のマレイミド誘導体が
安定な二官能性結合剤として有用であることを見い出し
本発明を完成した。
ことに、式〔■〕のマレィミド誘導体の安定性が、次表
に示すように、極めて類似する化合物より優れているこ
とは注目に値する。
表中の数字は、それぞれの化合物10mMを含むテトラ
ヒドロフラン溶液20rILlと0.05Mリン酸緩衝
液(pH6.0、pH7.0)または0.05Mクエン
酸緩衝液( pH 5.0 ) 0.5mlとを混和し
、30℃で30分間温置したときのマレイミド基の分解
度(%)を表す。
化合物1;本発明化合物 化合物2: (m, p 1 6 4 〜1 6 6.5℃)化合
物3: (m.p229〜232℃) 化合物4; (m.p 1 8 5〜1 8 7℃)式〔I〕で表
わされるマレイミド誘導体は次式に従って容易に製造す
ることができる。
次に製造例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
製造例 1 3−マレイミド−4−メトキシベンゾイル−Nハイドロ
キシサクシンイミドエステルの製造3−アミノー4−メ
トキシ安息香酸19.Of、無水マレイン酸12.0P
を4oom−1のジオキサン中、60℃で1.5時間加
熱する。
析出結晶を沢取し27.49の粗3−(3’−カルポキ
シアクリロイル)アミノー4−メトキシ安息香酸を得る
(これをエタノールから再結晶すればm.p200〜2
02℃を示す。
)ここで得られた安息香酸誘導体5g、酢酸ソーダ−2
.57を無水酢酸70ml中、90℃で2.5時間加熱
する。
反応液を氷水中に注ぎ室温で1時間攪拌後結晶をP取す
る。
乾燥後これをジメチルスルホキサイド中で約70℃、3
時間加熱する。
溶媒を留去し水を加えた後析出結晶をろ取する。
エタノールより再結晶して2.2gの3−マレイミドー
4−メトキシ安息香酸(m,p265〜2 7 1 ’
C )を得る。
このマレイミド誘導体617〜、N−ハイドロキシサク
シンイミド345〜、ジシクロへキシル力ルポジイミド
620IIT9を乾燥テトラヒド口フラン40mlに溶
解し室温で2.5時間攪拌する。
析出物を沢去し沢液を減圧濃縮する。
残渣をエーテAで洗い析出結晶をジクロルメタンに溶か
し不溶物を沢去後減圧濃縮する。
得られる残渣について10gのシリカゲルを用いてカラ
ムクロマトグラフイーな行ない、クロロホルム溶出部よ
り目的物210mgを得る。
これをジクロルメタンーエーテルより再結晶した。
m,p 206 〜210℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 で表わされるマレイミド誘導体。
JP10297976A 1976-08-27 1976-08-27 マレイミド誘導体 Expired JPS588394B2 (ja)

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