JPS5871113A - 長押の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は長押の製造方法に関し、一対の平行な長尺の木
片・ｆｌ）ｆｔ１間に所定間隔で複数の木端（２）を介
在接着せしめてコア材（３）を形成し、木片（ｌｌの外
面同士が相対向するように一定巾で短尺の間隙材（８）
を挾んで複数のコア材＋３＋　ｆ：ｌｌ・・・を並べて
これを上板（４）と下板（５）との間に接着せしめ、次
でコア材（３）間にて上板（４）と下板（５）をコア材
（３）の長手方向に沿って切断することにより複数の元
本（６）を形成し、この元本（６）の外面に化粧板（７
）を貼付けて化粧仕上げを施したのち、元本（６）を長
手方向全長に亘って対角線方向にて切断二分割すること
を特徴とする長押の製造方法に係るものである。

この種長押を製造するにあたって、特公昭５３−３５３
７８号公報でその製造法が提供されている。すなわちこ
のものは、１枚の広＋ｉＪの下＆、（１３１上に所定の
間隔を介して方形断面を有する細長い木片（９）を平行
に並べ、かつ木片（９）間の隙間には所定の大きさの補
強用の木端（１０）を定間隔を介して嵌め込み（第１図
（ａ）　）　、それらの上から上板（Ｉ４）を被せてサ
シドイッチし、此等相互の間を接着しく第１図（ｂ）　
）　、木片（９）の中央部長手方向に沿って分断して複
数個の元本（０）を作り（第１図（Ｃ））、その元本（
１すの上下面及び左右側面に檜等の化粧板（１２）を接
着しく第１図（ｄ）　）　、こうして得た元本（ｎ）を
対角線方向に分断して（第１図（、）　）　、第２図に
示す如含長押を得るようにしたものである。しかしなか
らとのものでは元本（川を作成するにあたって上下＠０
３）（１４）を切断する際に木片（０）を全長に亘って
同時に切断しなければならず、鋸の切削抵抗が大きくな
って正確な直線で切断し難く切６１」加工が困難となる
と共に木片（９）の切断面には凹凸が生じ易くこの面に
貼付ける化粧板（１２）に凹凸が写って外観を損なうこ
とに々す、さらには木片（９）を正確な中央線で切断す
ることが困難であって第３図（ａ）に示すように切断さ
れた木片（９）　＋９＋の厚みが一定せず、長押の下辺
となる木片（９）が薄い場合には第３図（ｂ）に示すよ
うに鴨居（１５）等に長押を釘（１６）打ちで収付ける
にあたって取付強度が弱くなり、取付強度における品質
の均一性が欠けるものであった。さらにこのものでは多
数個の木片（９）と木端（ｌＯ）とを個々に合板（８）
上に並べる必要があって作業に手間を要すると共にこれ
らの並べ方を正確に行なうことは困難で並べ方が悪いと
たちまち長押の構造精度が悪くなるものであった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、生並
性良くしかも間隙精度よく並列した状態でコア材を上板
と下板との間にリンドイツチできて寸法精度、構造精度
良く長押を製造することができる長押の製造方法を提供
することを目的とするものである。

以下本発明の詳細な説明する。先ず第４図（ａ）に示す
ように、所定の一定間隔で複数本平行に並列した長尺木
片（１７）　（１？）・・・を上下の基板Ｑ８）　（１
８）間に挾んで長尺木片（＋７）と基板（１８）とを接
着せしめる。長尺木片０７）や基板（１８）としては木
板、ボード、合板、集成木材などを用いることができる
。次に第４図（ａ）の想像線で示すように長尺木片（１
７）の長手方向と垂直な方向で基板（１８）及び長尺木
片０７）を切断し、第４図（ｂ）に示すような基板（１
８）を長尺に切断して得られる一対の平行な木片＋１１
　ｆｔ）間に長尺木片（１？）を短寸に切断して得られ
る木端＋２）　＋２１・・・が複数所定の一定間隔で接
着介在されたコア材（３）を得るものである。このよう
にして得た複数のコア材（３）を第４図（ｃ）に示すよ
うに一定中寸法に規定された短尺の間隙材（８）を挾ん
だ状態で複数本平行に並べ、これを合板などで形成され
る下板（６）上に置き、さらに第４図（ｄ）や第５図（
ａ）に示すように合板などで形成される上板（４）をこ
の土に被せてコア材（３）を上板（４）と下板（５）と
の間に挾んで接着する。従って各コア材（３）は間隙材
（８）の巾寸法の等間隔で並列されることになる。ここ
で各コア材＋３１　＋３１間の間隙が鋸の刃部における
厚みより若干大きな寸法に設定されるように間隙材（８
）の巾寸法を規定するのがよい。また間隙材（８）は木
片（ｌに接着しておく必要はないが、予じめ木片（１１
に間隙材（８）を接着して一体化した状態で木片（１を
上板（４）と下板（５）との間にサシドイツチするよう
にしてもよい。こののち、第４図（ｄ）の想像線で示す
ように各コア材＋３１　＋３１間の隙間位置にて上板（
４）と下板（５）とを、コア材（３）の長手方向に沿っ
て切断する。このとき間隙材（８）も切断することに力
るが、間隙材（８）は部分的に存在するだけなので切断
は主として上板（４）と下板（５）にだけ施せばよく切
削抵抗小さく切断作業が行なえると共に、また左右のコ
ア材ｆ３１　（３１の木片（１）（Ｉ）で鋸がガイドさ
れることになって正確な直線で上板（４）と下板（６）
とを切断することができることになる。この場合間隙祠
（８）を木片ｉｔ）や上下板（４）（５）に接着してい
なければ、切断の前に間隙材（８）を除去しておくこと
ができ、上板（４）と下板（６）のみを切断すればよい
ことになる。このようにして第４図（ｅ）や第５図伽）
に示すように元本（６）を複数本得ることができる。元
本（６）において木片ｆ１）　＋１＋の外面より外側へ
若干突出する上板（４）や下板（５）、間隙材（８）の
切断端而はかんなかけ等で削って、上板（４）や下板（
５）、間隙材（８）の端面を木片ｉｌｌ　ｉｌ）の外面
と百−に仕上げておくのがよい。ｉＪ１隙桐（８）を木
片（１）、上板（４）、下板（５）のいずれにも接着し
ていない場合にはもちろん間隙材（８）に対するこのよ
うな処理は不要である。次にこの元本（６）の四面に化
粧つき板など化粧板（７）を貼着して第４図（ｆ）に示
すように元本（６）に化粧仕上げを施し、最後に第４図
（ｆ）の想像線で示すような木片ｆ＋）　ｉｘｌを含む
対角線（４で元本（６）を長手方向全長に亘って切断す
ることにより、一方の木片（１）が小さい断面音形状に
他方の木片１１）が大きい断面台形状に、さらに木端（
２）が断向合形状に切断された第４図（ｇ）の如き長押
を得ることかで春るものである。

このようにして得た長押は第６図に示すように鴨居（１
ｂ）の上などに下辺の木片ｆ１）で８１’（１６１打ち
固定することにより収付けられるものであるか、この長
押は適所が木端（２）で補強されて強度が強い上に、木
端（２）は適所に存在して長押の全長に亘って設けられ
ているものでないために軽量化することかできて運搬上
も収扱いが便利であり、また長押は光測に面する三面が
化粧板（７）で化粧されているので施工現場でそのまま
鴨居（１５）等に収付けることかできるものである。

上述のように本発り］は、一体の平行な長尺の木片間に
所定間隔でａ数の木端を介在接層せしめてコア材を形成
し、木片の外面同士が相対向するように一定巾で短尺の
間隙材を挾んで複数のコア材を並べてこれを−Ｆ板と下
板との間に接着せしめ、次でコア材間にて」二級と下板
をコア材の長手方向に沿って切断することにより複数の
元本を作成するようにしたので、元本を作成するにあた
っては上板と下板及び必要に応じて部分的に存在する間
隙材を切断すれはよく木片を全長に亘って切断するよう
な必要がなく、鋸の切６１」抵抗小さく容易に切断作業
を行なうことができると共にコアＨにガイドされた状態
で切断を打なうことができて正確な直線上で切断を行な
うことができ、正確な寸法精度の加工を行なうことかで
きるものであり、しかも木片は従来例のように長手方向
に切断されることがないので、木片で形成される長押の
上辺と下辺とは厚みか変ることかなく、下辺による長押
の取付強度が一定しないというようなおそれなく長押の
品質を安定化することかできると共に、このように木片
は切断されないために木片の表面は平滑のままであって
木片の表面に化粧板を美麗に貼付けることかできるもの
である。さらに木片と木端とを一体化した状態の］ア材
を上板と下板との間に挾んで接着すれはよいので、従来
例のように個々の木片や木端を多数個上板と下板との間
に挾む場合のような手間を少なくするこ９とかできへし
かも谷コア材間に一定■」の間隙材を挾んで複数のコア
材を並べるようにしたので、各コア材を一定の正確な間
隔で並列させることができると共に各コア材の位置関係
は間隙祠で規制されることになり、コア材を上板と下板
との間に接着する際にコア材かずれてしまうようなこと
を防止できるものである。

次に本発明を実施例により具体的数値を示して説明する
。

〈実施例１〉 １２ｉＩｌＩ＋の厚うワシ合板で形成した基板（Ｉ８）
０句の間に３０ｍ厚ラワう合板の長尺木片θ７）を８本
、７６■の間隔で平行に酢酸ビニル接着剤にて接着し、
ｌ　Ｋｇ　／　ｃ−の圧力で１２時間圧締した（第４図
（ａ））。　これｆ　３６　ｍ巾で鋸断してコア材（３
）を作成した（第４図（ｂ））。さらに９ｍ厚うワシ合
板の下板（５）上にこのコア材（３）を６日中の間隙材
（８）を介して８本並べると共に９ｍ厚うワシ合板の上
板（４）を被せて酢酸ビニル接着剤で接着一体化した（
第４図Ｏ））。ここで間隙材（８）は木片（１）、上板
（４）、下板（５）のいずれにも接着していない。次で
コア材（３）間の隙間において上板（４）と下板（５）
とを縦切断して８本の元本（６）を得た（第４図（ｅ）
）。この元本（６）の左右面に杉柾目の０．４　ｗｍ厚
化粧単板で形成した化粧板（７）をユリア樹脂接着剤で
、１１０℃、５０秒、３に９／−の条件にて熱圧接着し
、かつ元本（６）の上下面にも同じ化粧板（７）を同じ
条件で接着し、凹曲研削とこのあとの油性ワックスかけ
による仕上げ処理を施したのち（第４図（ｆ））、対角
線で元本（８）を切断２分割して長押を得た（第４図（
Ｘ））。

このものでは、コア材（３）を得る際の上板（４）と下
板（５）の切断をスムーズにかつ正確に行なうことがで
き、また寸法精度の良い長押を得ることができたと共に
各部分に接着不良や曲りもなく、反り、ねじれもなかっ
た。

〈実施例２〉 １２晒の厚ラワン合板で形成した基板１８）（１ｇ）の
間に３０５ｇ＋厚カラマツ合板の長尺木片０７）を８本
、７６日の間隔で平行に水性ごニルウしタシ接看剤にて
接着し、ＩＫｇ／Ｊの圧力で１２時間圧締した（第４図
伝））。これを３６■巾で鋸断してコア材（３）を作成
した（第４図（ｂ））。さらに１２ｍ厚うワシ合板の下
板（５）上にこのコア材（３）をＢｔｍ巾の間隙材（８
）を介して８本並べると共に１２ＩＩＩＩＩ厚うヮシ合
板の上板（４）を被せて水性ビニルウレタシ接着剤で接
着一体化した（第４図（ｄ））。ここで間隙材（８）は
木片（１）、上板（４）、下板（５）のいずれにも接着
していない。次でコア材（３）間の隙間において上板（
４）と下板（６）とを縦切断して８本の元本（６）を得
た（第４図ら））。この元本（６）の左右面に檜板目の
０．４　ｍ厚化粧単板で形成した化粧板（７）をユリア
樹脂接着剤で、１１０℃、５０秒、３に９／ｃｒＩの条
件にて熱圧接着し、かつ元本（６）の上下面にも同じ化
粧板（７）を同じ条件で接着し、四面研削とこのあとの
油性ワックスかけによる仕上げ処理を施したのち（第４
図ぐ））、対角線で元本（６）を切断と分割して長押を
得た（第４図（ｇ））。

このものでは、］ア桐（３）を得た除の上板（４）と下
板（５）の切断をスムーズにかつ正確に行なうことがで
き、また寸法精度の良い長押を得ることかできたと共に
各部分に接着不良−７曲りもなく２、ねじれもなかった
。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）乃至（ｅ）は従来例の上面図と拡大断面図
、第２図は同上より得た長押の斜視図、第３図（ａ）Φ
）は同上に訃ける問題点を示す断面図、第４図１Ａ）乃
至（ｇ）は本発明の一実施例の工程を示す一部切欠斜視
図、第５図（ａ）　（ｂ）は同上の一部の工程における
上板を破断した一部切欠斜視図、第６図は同上よ！ｌｌ
得た長押の使用状態を示す断面図である。 ｉｔ）は木片、（２）は木端、（３）はコア材、（４）
は上板、（５）は下板、（６）は元本、（７）は化粧板
、（８）は間隙材である。 代理人　弁理士　　石　１）長　七 第２図 ＠３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｆｌ）　　一対の平行な長尺の木片間に所定間隔で複数
   の木端を介在接着せしめてコア材を形成し、木片の外面
   同士が相対向するように一定巾で短尺の間隙材を挾んで
   複数のコア材を並べてこれを上板と下板との間に接着せ
   しめ、次でコア材間にて上板と下板をコア材の長手方向
   に沿って切断することにより複数の元本を作成し、この
   元本の外面に化粧５板を貼付けて化粧仕上げを施したの
   ち、元本を長手方向に全長に亘って対角線方向にて切断
   二分割することを特徴とする長押の製造方法。