JP2884214B2 - 化粧パネルの製法 - Google Patents

化粧パネルの製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築内装パネル、カウン
ター天板、机天板、住宅機器、家具パネル、扉などに用
いる化粧パネルの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧パネルの構造として、無垢芯構造の
化粧パネルとフラッシュ構造の化粧パネルがあるが、運
搬、施工などに於ける軽量化ならびに経済性の利点が要
求される場合、フラッシュ構造の化粧パネルが使用され
ていた。
【0003】フラッシュ構造の化粧パネルの一般的な製
法としては、ペーパーコア芯材の外縁部にパネル枠材と
なる、ペーパーコアと同一の厚さの木質角材を接着する
か、或いは、該木質角材をパネルの枠形状に組立て枠内
の空間部にペーパーコアを充填した後、各種化粧板など
表板を貼り合せ接着してパネルを形成し、表板の接着が
完了した後、パネルの木口となる端面に化粧用縁材を貼
るか、或いは、枠材を切削し、木口面が仕上げられてい
た。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、芯材であるペーパーコアと
同じ厚さの枠材を段差を生じることなく、ペーパーコア
表面と面一になるように真直に接着するには、芯材及び
枠材それぞれ高度の寸法精度を要し、芯材の僅かな変
形、湾曲に対しても矯正することが困難であった。した
がって、加工には細心の注意を要し、特に長い寸法の木
口面をもったパネルでは、簡単に行えるものではなかっ
た。
【0005】また、枠材を組付けた後、ペーパーコアを
充填する方法に於ても、ペーパーコアの厚さと枠材の厚
さに差異がないようにするため、十分な寸法精度の管理
が不可欠であった。
【0006】ペーパーコアと枠材に寸法差があり、接着
した場合、面一にならず、段差を生じた場合、表板面に
線状に現われ、外観が悪くなると共に、パネルの厚さが
部分的に不均一になるなどの問題点があった。
【0007】本発明は、芯材であるペーパーコアとの継
目に段差を生じることなく面一に枠材を接着することが
可能になり、厚さムラ、表面の凹凸の発生を抑えると共
に、簡単な作業で高い寸法精度が得られ、軽量化された
化粧パネルを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】本発明は板状のペーパーコアの外縁部に、
該外縁部の一部を残し、両面に長さ方向又は/及び巾方
向に角柱状に切欠き部を設け、該切欠き部と略同一形状
の木質角材を接着剤を介し、該切欠き部の位置に合致す
るように配置し接着して得たパネル芯材の両面に少なく
とも一方が化粧板である表板を貼り合せることを特徴と
する化粧パネル製法である。
【0009】本発明に用いられる板状のペーパーコアは
複合構造の化粧パネルの芯材を構成するもので、ロール
コア、ハニカムコア、フェザーコア、段ボール積層物な
どである。
【0010】これらのペーパーコアは、図1に示すよう
に外縁の木口部の中央の一部を残し、両面から、長さ及
び/又は巾方向にテノーナーなどを用いて切り欠き、凸
状のサネ形状に切削する。このペーパーコア切り欠き部
に酢酸ビニル樹脂系接着剤、尿素樹脂系接着剤などの接
着剤を塗布し、この切欠き部と略同一寸法形状の木質角
材を、それぞれ切欠き面に押しつけるよう嵌め込み、両
面より加圧、固定して、ペーパーコアと木質角材とを接
着させる。
【0011】ペーパーコアと木質角材の接着に際して
は、ペーパーコアを両面より、剛性のある当板で挾み、
平板プレス、タンバックルなどで、軽く圧締すると好ま
しい結果が得られる。
【0012】本発明では木質角材の配置は、ペーパーコ
アの切欠き面に角材面を当てることによって切欠き面が
定規の役目を課し、正確な位置合せを行うことが出来
る。
【0013】切欠き部に配置された木質角材は、パネル
の面に対し、垂直方向に加圧される場合、上下の該木質
角材の中間に位置するペーパーコアが、厚さ寸法調整の
ためのクッション効果を有し、ペーパーコア面と木質角
材面の僅かな寸法の違いから生じる段差を吸収し、容易
に面一の芯材面を形成することが可能になる。
【0014】特に、接着剤として酢酸ビニル樹脂系接着
剤など、水系接着剤を用いることによって、ペーパーコ
アの接着剤塗布面が軟化し、加圧することによって塑性
変形し、厚さを規制し、ペーパーコアと角材を面一にす
ることが可能となる。
【0015】角材によって外縁部を強化された芯材の両
面に表板を貼り合せる。外観性が重要となる表側には、
メラミン化粧板をはじめ、ポリエステル化粧合板、塩化
ビニル樹脂化粧合板などを用いる。特に、表板にメラミ
ン化粧板を用いた場合は、強度が大きく剛性があるの
で、合板やボード類を裏打ちをせずに、直接、芯材面に
貼り合せても、使用上必要とする強度が得られ、大巾な
重量の軽減をはかることができる。
【0016】表板と芯材を貼り合せる接着剤としては、
酢酸ビニル樹脂エマルジョン系、尿素樹脂系、水性ビニ
ルウレタン樹脂系などが適しており、用途に応じ適宜、
選択する。
【0017】表板の貼り合せを終った化粧パネルは、木
口面のトリミングなどの加工を行い、必要に応じ各種の
縁材を接着し、化粧パネルを得るものである。
【0018】
【実施例】
実施例1 以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。JIS
A6931に規定される2種の性能を有し、セルサイズ
5mm圧縮強度5kgf/cm2の段ボール形状の厚さ1
8mm、巾570mm長さ2400mmのペーパーコア
1の外縁部より板面に対し水平方向に15mm、垂直方
向に対して2.7mmになる切欠き部2をテノーナーを
用いて形成させた。この切欠き部2はペーパーコア1の
長さ方向の両外縁部のそれぞれ両面に形成させ、該ペー
パーコア1の外縁部が凸形状になるように切削した。
【0019】次に、切欠き部2の断面に酢酸ビニル樹脂
エマルジョン接着剤を塗布し、該切欠部と同一寸法断面
形状、即ち、15mm×2.7mmの断面で、長さ24
00mmの中質繊維板よりなる角材3を該切欠き部の位
置に合致するように切欠き面に押当て、厚さ12mmの
合板の当板で両面より挾み、平板プレス機で、圧力1k
gf/cm2で5時間圧締し、ペーパーコアと角材を接着
し、芯材とした。この芯材のペーパーコアと角材3の接
着部は段差がなく面一に仕上げられた。
【0020】この芯材の両面に表板4として、厚さ1.
2mmのメラミン化粧板を酢酸ビニルエマルジョン系接
着剤を用いて貼り合せた。表板4の貼り合せ接着が完了
した後、巾560mmになるようにパネル外縁部を切断
し、厚さ3mmの塩化ビニル樹脂よりなる縁材5をホッ
トメルト系接着剤を用いて、接着した。次に、長さ方向
を2260mmに切断し、厚さ20.5mm、巾566
mm長さ2260mmの仕上げ寸法を有する化粧パネル
6を得た。この化粧パネルの表面は面一で、凹凸や厚さ
のバラツキがなく、重量は7.9kgであった。この化
粧パネルのペーパーコア芯材の比重は0.14g/cm3
であった。
【0021】比較例1 比較例として、厚さ18mmのパーチクルボード両面、
それぞれに厚さ1.2mmメラミン化粧板を貼り、木口
部を3.0mmのPVC縁材で仕上げ、実施例1と同一
寸法の化粧パネルを製作した。この化粧パネルの重量は
21.0kgであり、実施例1のパネルは、比較例1の
パネルの約36.7%の重量に軽減され、軽量化され
た。比較例1に使用されたパーチクルボード芯材の比重
は、0.64g/cm3であった。
【0022】
【発明の効果】本発明の化粧パネルでは、ペーパーコア
の外縁部の一部を残し両表面側に切欠き部を設け、該切
欠き部と同一寸法形状の木質の角材を接着する方法がと
られるため、切欠き面が角材の位置を規制するガイドの
役割を果たすので、特別な位置合せの手数を要すことな
く、容易に位置決めができる。
【0023】また、角材の厚さが、従来の芯材に較べ薄
くなり、たて及び横の各1面が、芯材切欠き面に押し付
けられるようにして配置されるので、角材の湾曲、変形
を矯正し接着することが可能になり、作業性が著しく向
上する。
【0024】更に、ペーパーコアの外縁部の一部が残さ
れ、その部分が角材によって挾み込まれるように押えら
れ接着されるので、角材とペーパーコア面の僅かな寸法
差は、ペーパーコア面と角材面を面一に加圧して接着す
ることにより、ペーパーコア部分が塑性変形し、矯正固
定される。とりわけ、水系接着剤を用いることにより、
ペーパーコアが湿潤軟化し、この矯正効果は顕著にな
り、芯材の段差をなくすことができ、表板を貼り合せた
場合、凹凸線の発生がなく表面外観及び寸法精度の向上
が可能になる。
【0025】ペーパーコアの外縁部に配置固定される木
質角材は、通常、一般的に用いられる枠材に較べ小さな
断面となるため、重量が減少し、ペーパーコアの使用と
の複合効果により、化粧パネルの軽量化が可能になる。
更に、木材そのものの使用量が減るので経済性が向上す
る。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧パネルの構造の一例を示す部分断
面である。
【符号の説明】
1 ペーパーコア 2 切欠き部 3 角材 4 表板 5 縁材 6 化粧パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−152409(JP,A) 特開 平2−152408(JP,A) 実開 昭55−127556(JP,U) 実開 昭57−11024(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 96/20 A47B 96/02 E04C 2/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のペーパーコアの外縁部に該外縁部
    の一部を残し、両面に長さ方向又は/及び巾方向に角柱
    状に切欠き部を設け、該切欠き部と略同一形状の木質角
    材を接着剤を介し、該切欠き部の位置に合致するように
    配置し接着して得たパネル芯材の両面に少なくとも一方
    が化粧板である表板を貼り合せることを特徴とする化粧
    パネル製法。
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