JPS5847999B2 - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPS5847999B2
JPS5847999B2 JP53026275A JP2627578A JPS5847999B2 JP S5847999 B2 JPS5847999 B2 JP S5847999B2 JP 53026275 A JP53026275 A JP 53026275A JP 2627578 A JP2627578 A JP 2627578A JP S5847999 B2 JPS5847999 B2 JP S5847999B2
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JP
Japan
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microns
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average particle
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JP53026275A
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芳隆 尾枝
広生 林
雄 村上
照雄 中村
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感熱記録体に関し、特に連続記録性を改善した
感熱記録体に関するものである。
従来、発色剤と該発色剤と接触して発色し得る呈色剤の
呈色反応を利用し、熱によって両発色物質を接触せしめ
て発色像を得るようにした感熱記録体は良く知られてい
る。
かかる感熱記録体を実用する場合の熱伝達手段は各種あ
り、それぞれの目的に適った方式が行われているが、そ
の1つの形式として、サーマルヘッド(ドット状の電気
抵抗発熱体の集合体)に記録信号に応じた電流パルスを
通ずる事によって生ずるジュール熱を、サーマルヘッド
に密着して位置する感熱記録体面に伝導し、発色記録像
を得る方法が行われている。
ところがこのような方式を実用する場合の難点の1つは
、熱時に溶融状態にある発色物質がサーマルヘッドに転
移付着することである。
所謂この“カス付着′゛は連続的な記録中に次第に堆積
し、その結果、サーマルヘッドから感熱記録体への熱伝
導が低下し、記録速度を著しく損うばかりでなく、記録
画質、濃度の低下をもたらすことになる。
さらに、かかる方式を実用する場合のいま1つの難点は
熱印加時にサーマルヘッドと感熱記録体の表面が粘着ま
たはべとつきの現象を起すことである。
所謂この”ステイツキング″はスムーズな記録体の送り
を妨げる為記録に際し行間隔がとんだり、記録画像のみ
だれを生じるのみならず、連続記録を不可能にし時には
サーマルヘッドの損傷をまねく恐れすらある。
上記のような難点を改善するため、発色層中に一般のク
レー、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタンなどを添加
したり、発色層中の接着剤の量を増加する方法、あるい
はワックス類、離型剤、澱粉粉末、パルプ粉末等を添加
する方法(特開昭47−2793号、特開昭48−33
832号、特開昭49−90142号、特開昭50−3
0539号、特開昭52−145228号)などが提案
されているが、充分な改善効果が得られない、あるいは
改善にともなって画像濃度の低下をまねくなど新たな欠
点を付随するため必ずしも満足すべき結果が得られてい
ない。
本発明者等は、かかる難点の改善について鋭意研究した
結果、JISK5101に基いて測定される吸油量が8
0TLl/100g以上であるような吸油性顔料を選択
使用することによって、画像濃度を犠性にすることなく
カス付着が改善されることを見出し、特願昭52−98
0号として先に特許出願した。
カス付着についてはかかる特定の吸油性顔料の使用によ
って充分に改善されたが、ステイツキングについては未
だ改善の余地が残されている。
即ち、吸油性顔料、ワックス類、離型剤等の適当な配合
によって、常温下で感熱記録体を用いる際のステイツキ
ングについては改善されるものの、特に10℃以下とい
った低温条件下に置かれた感熱記録装置で記録する場合
には、サーマルヘッドと記録体表面でステイツキングが
起り、記録体がサーマルヘッドから剥離する際に大きな
粘着音を発し、また記録画像に行間隔の乱れが発生する
ものである。
本発明の目的は、−5℃から40℃といった広い温度条
件下において、カス付着およびステイツキングが発生せ
ず記録装置とのマッチングに優れ、長時間にわたって連
続記録出来る感熱記録体を提供することである。
本発明のかかる目的は発色剤、該発色剤と接触して呈色
し得る呈色剤を含有する発色層を設けた感熱記録体にお
いて、JISK5101に基く吸油量が80乃至8 0
0ml/1 0 0j!の吸油性顔料及び平均粒径が
6乃至20ミクロンの粗大無機顔料を発色層中に含まし
めることによって達或される。
本発明において、発色剤及び呈色剤と併用される吸油性
顔料はJISK5101に基き測定される吸油量が8
0ml7 1 0 0 gより小さいと所望のカス付着
改善効果が得られず、また800ml/100gを越え
ると発色層中に必要な接着剤の量が増大し、結果的に画
像濃度の低下をまねくため80乃至80011ll/1
00g、好ましくは100乃至400Tll/lOOg
の吸油量を有するものである。
かかる特定の吸油量を有し、本発明において有用な顔料
を例示すると以下のようなものがある。
ケイソウ土 吸油量(1′LVIOOg)110〜
120焼成ケイソウ土 〃130〜140融剤
焼或ケイソウ土 〃120〜160微粒子状無水酸
化ア,Byi tt 80〜250微粒子
状酸化チタン 〃80〜120炭酸マグネシウム
〃80〜150ホワイトカーボン 〃
80〜300微粒子状無水シリカ 〃lO
O〜300アミノケイ酸マグネシウム tt
300〜400吸油量は顔料の粒子形状、粒径等の
要因によって変化するが、顔料を物理的又は化学的に処
理し、前記の如き特定の吸油量を保持せしめるように威
したものも当然本発明に有効に使用し得るものである。
本発明において、上記吸油性顔料と併用される籾大無機
顔料は、平均粒径が6ミクロンより小さいと安定してス
テイツキング改善効果が得られず、また20ミクロンを
越えると記録体の表面性が低下するため6乃至20ミク
ロン、好ましくは6乃至15ミクロンの平均粒径を有す
るものである。
かかる特定の平均粒径を有する限り特に無機顔料の種類
については限定されるものではないが、例えば焼戒クレ
ー、炭酸カルシウム、タルク、酸化ケイ素、ドロマイト
粉末、水酸化アルミニウムなどが好ましく用いられる。
従来から、塗工用顔料として一般に用いられる2乃至3
ミクロン以下の平均ね径を有する炭酸カルシウム、カオ
リン、酸化亜鉛などの無機顔料を発色層中に添加するこ
とは知られているが、6乃至20ミクロンという粗大な
平均粒径を有する特殊な無機顔料を特定の吸油性顔料と
絹合せて発色層中に添加することによってカス付着と低
温領域におけるステイツキングを改善する効果が得られ
ることについては全く知られていない。
なお、本発明においていう平均粒径とは、コールターカ
ウンターで測定される粒度分布から求められる、累積体
積値が50%を占める粒子径値を示す。
本発明において、前記特定の吸油性顔料はカス付着の改
善効果及び画像濃度の保持性との関連で、発色層中に乾
燥重量で5乃至75重量%より好ましくは10乃至60
重量%含ましめられる。
また、前記特定の粗大無機顔料はステイツキング改善効
果及び画像濃度の保持性との関連で、発色層中に乾燥重
量で5乃至50重量%、より好ましくは10乃至30重
量%含ましめられるが、前記吸油性顔料と合せて80重
量%以下より好ましくは70重量%以下にとどめるのが
望ましい。
本発明において、上記特定の吸油量を持ち、かつ6乃至
20ミクロンの平均粒径を有する粗大無機顔料は最も有
効な顔料として利用出来ることは当然であり、かかる顔
料の場合は単独配合でカス付着、ステイツキング改善効
果が得られるものである。
勿論他の吸油性顔料、粗大無機顔料と併用しても良い。
なお、単独使用の場合の発色層中への添加割合は乾燥重
量で10乃至80重量%、より好ましくは10乃至70
重量%である。
本発明において発色層に含有される発色剤と呈色剤につ
いては、次のような組合せが例示される。
(イ)塩基性無色染料と無機ないし有機の酸性物質、(
口)ステアリン酸第2鉄、ミリスチン酸第2鉄等の長鎖
脂肪酸の金属塩とタンニン酸、没食子酸等のフェノール
類、(/−)酢酸ニッケル、ステアリン酸コバルト等の
有機金属塩と硫化カルシウム、硫化バリウム等の金属硫
化物、(ニ)ジフエニルカルバゾン、チオジフエニルカ
ルバシド等の有機キレート類とチオ硫酸ナトリウム、チ
オ尿素等の硫黄化合物、(ホ)蓚酸鉄、酢酸鉛等の金属
塩とテトラチオネードソーダ、チオ硫酸ナトIJウム等
の硫黄化合物(ハ)べヘン酸銀、ステアリン酸銀等の金
属塩とプロトカテキン酸、4−メトキシ−αナフトール
等の有機環元剤、(1″)グリニア型有機金属化合物と
硫黄化合物等である。
これらのうち特に塩基性無色染料としては各種のものが
公知であり、例えば下記が例示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)6−ジメ
チルアミノフクリド、3.3−ビス(pジメチルアミノ
フエニル)フクリド、3−(pジメチルアミノフエニル
)−3−(1.2−ジメチルインドール−3−イル)フ
タリド等のトリアリルメタン系染料、4.4′−ビス−
ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−
ハロフエニルーロイコオーラミン、N−2.45−}
リクロロフエニルロイコオーラミン等のジフエニルメタ
ン系染料、7−ジエチルアミノー3−クロロフルオラン
、7−ジエチルアミノー3−クロロ−2メチルフルオラ
ン、2−フエニルアミノー3−メチル−6−(N一エチ
ルーN−I)−トリル)アミノフルオラン等のフルオラ
ン系染料、ペンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニト
ロベンジル口イコトチレンブルー等のチアジン系染料、
3−メチルースピロージナフトピラン、3−エチルース
ピロ−ジナフトピラン、3−プロピルースピロージベン
ゾピラン等のスピロ系染料等。
また塩基性無色染料と接触して呈色する無機ないし有機
の酸性物質も各種のものが公知であり、例えば下記が例
示される。
活性白土、酸性白土、アクパルガイト、ベントナイト、
コロイダルシリカ、硅酸アルミニウムなどの無機酸性物
質、4−ターシャリブチルフェノール、4−ヒドロキシ
ジフエノキシド、α−ナフトール、β−ナフトール、4
−ヒドロキシアセトフェノール、4−ターシャリ−オク
チルカテコール、22′−ジヒドロキシジフェノール、
2.2’−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
ーイソブチルフェノール)、4,4′−イソプロピリデ
ンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4.4
′セカンダリーブチリデンフェノール、4−フエニルフ
ェノール、4.4’−イソプロピリデンジフェノール、
2.2’−メチレンビス(4−クロルフェノール)、ハ
イドロキノン、4.4′−シクロヘキシリジンジフェノ
ール、ノボラツク型フェノール樹脂、フェノール重合体
などのフェノール性化合物、安息香酸、パラターシャリ
ブチル安息香酸、トリクロル安息香酸、テレフタル酸、
3−セカンダリブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−
シクロヘキシル−4−ヒドロキシ安息香酸、3.5−ジ
メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、3イソ
プロビルサリチル酸、3−ターシャリブチルサリチル酸
、3−ペンジルサリチル酸、3−(αメチルベンジル)
サリチル酸、3−クロルー5(α−メチルベンジル)サ
リチル酸、3.5−ジターシャリブチルサリチル酸、3
−フエニルー5(α、α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3.5−ジーα−メチルベンジルサリチル酸などの
芳香族カルボン酸、およびこれらフェノール性化合物、
芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケ
ルなどの多価金属との塩などの有機酸性物質等。
本発明の感熱記録体において、発色層中の発色剤と呈色
剤の使用比率は用いられる発色剤、呈色剤の種類に応じ
て適宜選択されるもので、特に限定するものではないが
、例えば塩基性無色染料と酸性物質を用いる場合には、
一般に塩基性無色染料1重量部に対して1乃至50重量
部、好ましくは4乃至10重量部の酸性物質が使用され
る。
本発明の感熱記録体の発色層の形成方法自体は特に限定
するものではない。
一般的には、発色剤と呈色剤をボールミル、アトライタ
ー、サンドグラインダーなどの攪拌、粉砕機によって分
散した塗液に前記特定の吸油性顔料及び粗大無機顔料を
分散して調製された塗液を通常の塗工機によって支持体
に塗布することによって得られる。
必要に応じてキャレンダー掛けなどにより記録体の平滑
性をあげることもできる。
なお、塗液中には通常バインダーとしてデンプン類、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビア
ゴム、ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイン
酸塩、ポリアクリル酸塩などが用いられる。
又例えばジオクチルスルフオコハク酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウムなどの界面活性剤
、ペンゾフエノン系、トリアゾール系などの紫外線吸収
剤、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、2.6
−ジイソプロピルナフタレンなどの感度調節剤、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなどの離型剤、
蛍光染料、着色染料などの各種助剤を適宜必要に応じて
塗液中に添加することができる。
支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合或紙、
金属フイルムなどが用いられるが、価格塗布適性等の点
で紙が最も好ましく用いられる。
また発色層を形戊する塗液の支持体への塗布量は特に限
定されるものではないが、通常乾燥重量で2乃至1 5
g/ m’、好ましくは3乃至1 2 g/ 771
”の範囲である。
以下に本発明をさらに具体的に説明するために実施例を
示すが、勿論これらに限定されるものではない。
又実施例中の部および%は特に断らない限り重量部およ
び重量%を示す。
実施例 1 ■ A液調製, 2−フエニルアミノ−3−トチルー6−(NエチルーN
−p一トリル)アミノーフルオラン
15部ステアリン酸アミド
20部メチルセルロース10%水溶液 15部水
66部この組戒物
をサンドグラインダーで平均粒径2ミクロンまで粉砕し
た。
■ B液調製 4.4′−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノ
ールA) 100部メチルセルロース1
0%水溶液 50部ステアリン酸アミド
60部水
290部この組成物をサンドグラインダーで平均粒径2
ミクロンまで粉砕した。
■ 発色層の形或 吸油量1801nl/100g、平均粒径6.2ミクロ
ンの酸化ケイ素(商品名サイロイド#74、富士デヴイ
ソン化学社製)の20%水分散液600部、A液116
部、B液500部、ステアリン酸亜鉛40部、及びバイ
ンダーとしてスチレン・ブタジエン共重合体50%エマ
ルジョン300部(商品名Dow−1 5 7 1、D
owケミカル社製)を混合し塗液とする。
この塗液を50g/rri:の基紙上に乾燥後の塗布量
が8 g/tri:になるように塗工し、感熱紙を得た
実施例 2 ■ 発色層の形成 吸油量235ml!/100g、平均粒径15ミクロン
のホワイトカーボン(商品名カープレックス−80、シ
オノギ製薬社製)の20%水分散液700部、実施例1
で用いたA液116部、B液250部、ステアリン酸亜
鉛20部、バインダーとしてスチレン・無水マレイン酸
共重合体のナl− IJウム塩の25%溶液(商品名ポ
リマロン356、荒川化学工業社製)400部を混合し
塗液とした。
この塗液を5 0 9 / 772”の基紙上に乾燥後
の塗布量が7 ji / m”になるように塗工し、感
熱紙を得た。
実施例3、比較実施例1 実施例2において、サンドグラインダーで平均粒径8ミ
クロン(実施例3)と3ミクロン(比較例1)まで粉砕
したホワイトカーボンの20%水分散液を700部使用
した以外は実施例2と同様にして2種類の感熱紙を得た
比較実施例 2 ■ 発色層の形成 吸油量275d/IoOg、平均粒径2.5ミクロンの
酸化ケイ素(商品名サイロイド#244、富士デウ゛イ
ソン化学社製)の10%水分散液600部、実施例1で
用いたA液100部、B液100部、ステアリン酸亜鉛
40部、バインダーとしてスチレン・ブタジエン共重合
体50%エマルジョン(商品名Dow−1 57 1
) 30 0部を混合して得た塗液を50,!17/m
の基紙に乾燥後の塗布量が7 g/ m″になるように
塗工し、感熱紙を得た。
比較実施例 3 吸油量30d/10(1、平均粒径2.5ミクロンの炭
酸カルシウム(商品名ソフトン#1800、備北粉化社
製)の20%水分散液300部、実施例1で用いたA液
230部、B液240部、ステアリン酸亜鉛30部、バ
インダーとしてスチレン・ブタジエン共重合体50%エ
マルジョン(商品名Dow−1571 )300部を混
合して得た塗液を使用した以外は比較実施例2と同様に
して感熱紙を得た。
実施例 4 ■ 発色層の形戒 吸油量1 2 5 Tll/ 1 0 0 g、平均粒
径20ミクロンの無水酸化アルミニウム(商品名アエロ
ジルC、日本アエロジル社製)の20%水分散液200
0部、実施例1で用いたA液116部、B液500部及
びバインダーとしてポリビニルアルコールの10%水溶
液500部を混合して塗液を得た。
得られた塗液を5og/m’の基紙上に乾燥後の塗布量
が1111/trtになるように塗工し感熱紙を得た。
実施例 5 ■ A液調製 クリスタルバイオレットラクトン 20部ステアリン
酸アミド 30部スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体ナトリウム塩(ポリマロン356)の25
%水溶液6部 水 100部この
組戒物をサンドグラインダーで平均粒径1.8ミクロン
まで粉砕した。
■ B液調製 4.4′−メチリデンジフェノール 100部ステア
リン酸アミド 70部スチレン・無水マ
レイン酸共重合体ナトリウム塩(ポリマロン356)の
25%水溶液20部 水 350部この
組戊物をサンドグラインダーで平均粒径2ミクロンまで
粉砕した。
■ 発色層の形或 吸油量18071ll/101,平均粒径6.5ミクロ
ンの酸化ケイ素(商品名サイロイド#1 6 1,富士
デヴイソン社製)の20%水分散液600部、A液15
6部、B液540部、ステアリン酸亜鉛40部及びバイ
ンダーとしてスチレン・無水マレイン酸共重合体ナトリ
ウム塩(ポリマロン356)の25%水溶液noo部を
混合して塗液とした。
この塗液を5 0 9 / m’の基紙上に乾燥後の重
量が7g/一になるように塗工し感熱紙を得た。
実施例 6 ■ 発色層の形成 吸油量310TLl/100g、平均粒径3.5ミクロ
ンの酸化ケイ素(商品名サイロイド266、富士デヴイ
ソン社製)の10%水分散液1400部と吸油量20T
ll/100g、平均粒径10ミクロンの炭酸カルシウ
ム(商品名BP−100、備北粉化社製)の20%水分
散液350部、実施例1で用いたA液116部、B液5
00部、バインダーとしてスチレン・無水マレイン酸共
重合体ナトリウム塩(ポリマロン356)の25%水溶
液400部を混合して得た塗液を用いた以外実施例5と
同様にして感熱紙を得た。
実施例 7 実施例6において、炭酸カルシウム水分散液の代りに、
吸油量17m/101、平均粒径12ミクロンのドロマ
イト粉末水分散液を使用した以外は同様にして感熱紙を
得た。
比較実施例 4 実施例6において、炭酸カルシウム水分散液の配合割合
を350部から100部にかえた以外は同様にして感熱
紙を得た。
比較実施例 5 実施例6において、吸油量2 or/Ll/1 0 0
g、平均粒径lOミクロンの炭酸カルシウム(BFi
oo)を吸油量3 0rrtl/ 1 0 0 g、平
均粒径2.5ミクロンの炭酸カルシウム(商品名ソフト
ン#1 s o o、備北粉化社製)にかえた以外は実
施例6と同様にして感熱紙を得た。
比較実施例 6 実施例6において、炭酸カルシウムを吸油量20ml/
100.9、平均粒径18ミクロンの殿粉粉末(商品名
エースA、王子コーンスターチ社製にかえた以外は実施
例6と同様にして感熱紙を得た。
実施例 8 吸油量400TILl/100gのアミノケイ酸マグネ
シウムの10%水分散液をサンドグラインダーで平均粒
径2ミクロンまで粉砕した。
この分散液1400部と吸油量30ml7100g、平
均粒径15ミクロンの水酸化アルミニウム(商品名ハイ
ジライトH−30、昭和電工社製)20%水分散液35
0部、実施例5で用いたA液156部、B液540部、
ポリビニルアルコール10%水溶液300部を混合して
得た塗液を用いた以外は実施例5と同様にして感熱紙を
得た。
実施例 9 実施例8において、アミノケイ酸マグネシウムの代りに
吸油量135TLl/100g、平均粒径5ミクロンの
焼付ケイソウ土を使用した以外は同様にして感熱紙を得
た。
かくして得られた15種類の感熱紙の性質を以下の如き
方法で確認した。
即ち、−5℃、20℃、40℃の雰囲気下に置かれた実
用感熱ファクシミリー(東芝KB−600型)を使用し
て、記録ドット密度5ドット/關、走査線密度41!,
/mrn、印加電圧19Vの条件で2分間オールマーク
記録することによってステイッキングの発生状態をチェ
ックし、その結果を表に記載した。
表中○印はステイッキングが発生せずスムーズな記録が
出来たことを、Δ印は記録画像には際立った変化は認め
られないが、大きなステイツキング音を発生する状態を
、又×印は記録画像に行間隔の乱れを生じかつ大きなス
テイッキング音を発生する状態を示す。
なお上記で得られた記録像の記録濃度(初期濃度)をマ
クベス濃度計(RD−100R型、マクベス社製)で測
定した。
さらにサーマルヘッドへのカス付着状態をチェックする
為20゜Cの雰囲気下でチドリパターン状の連続記録を
100m行(;)、引き続き1分間オールマーク記録を
とり、記録濃度(最終濃度)を測定した。
また記録後のヘッドへのカス付着の状態を目視判定でチ
ェックし表に併記した。
表中○印はヘッドへのカス付着量が非常に少く画像への
影響が全くないことを、Δ印は記録画像に際立った影響
はないがカスがある程度付着している状態を、又×印は
カス付着が著しく画像濃度の低下も大きい状態を示す。
表の結果から明らかなように、本発明の実施例で得られ
た感熱紙は比較実施例に比らベステイッキング、カス付
着とも極めて良好で安定して連続記録を行うことが出来
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発色剤、該発色剤と接触して呈色し得る呈色剤を含
    有する発色層を設けた感熱記録体において、発色層中に
    吸油量(JISK5101に基く)が80乃至8 0
    0mll7 1 0 0gの吸油性顔料を5乃至75重
    量%と平均粒径6乃至20ミクロンの粗大無機顔料を5
    乃至50重量%含有せしめたことを特徴とする感熱記録
    体。 2 吸油性顔料の吸油量が100乃至400rILl/
    IoOgであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の感熱記録体。 3 粗犬無機顔料の平均粒径が6乃至l5ミクロンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の感熱記
    録体。 4 吸油性顔料と粗大無機顔料が同一顔料であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の感熱記録体。
JP53026275A 1978-03-07 1978-03-07 感熱記録体 Expired JPS5847999B2 (ja)

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