JPS5847716Y2 - 印刷回路基板用電源母線 - Google Patents

印刷回路基板用電源母線

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JPS5847716Y2
JPS5847716Y2 JP8015478U JP8015478U JPS5847716Y2 JP S5847716 Y2 JPS5847716 Y2 JP S5847716Y2 JP 8015478 U JP8015478 U JP 8015478U JP 8015478 U JP8015478 U JP 8015478U JP S5847716 Y2 JPS5847716 Y2 JP S5847716Y2
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JP
Japan
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power supply
printed circuit
circuit board
sheet
supply bus
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JP8015478U
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JPS54180943U (ja
Inventor
義一 大沼
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印刷回路板に実装されるバー状の電源母線の改
良に関する。
印刷回路板に実装される集積回路等の能動素子に電力を
供給するための電源ラインは、一般に基板上に印刷配線
により形成される。
従って基板上の回路が複雑であって電力配分ラインと信
号ラインとが輻饋する場合には、電力分配ラインと信号
ラインを分離した高価な多層基板を使用することもあっ
た。
このような多層基板を用いないようにするため、従来は
第1図に示すようなバー状の電源母線11を水平状にあ
るいは第2図に示すようにバー状の電源母線21を垂直
状に実装し、基板1上に集積回路2等を高密度で実装し
ている。
そして上記母線は例えば第3図に示すように可撓性を有
する誘電体の薄いシート31を挾んだ2枚の銅板32.
33を絶縁シー) 34.35で包み、一方の銅板32
は電源供給用であり複数のリード端子36を設け、他方
の銅板33は接地リターン用であり複数のリード端子3
7を設けて成る。
そして上記リード端子36 、37を基板1の電源ライ
ン用取付孔3、接地ライン用取付孔4に取付けて電源ラ
イン、接地ラインにそれぞれ接続している。
このような電源母線21は等価的に第4図に示すように
抵抗分RL、インダクタンス分L、抵抗分R8、キャパ
シタンス分C8よりなる低インピーダンス、低インダク
タンス回路で示される。
したがって電源母線21を使用すれば基板1上の回路内
で発生するスイッチング雑音信号を低減させ、上記回路
内の論理回路の誤動作を防ぎ使用素子を破壊から防ぐ効
果を奏する。
また、上記キャパシタンス分C8は約35〜185 p
F’/Cm2であり、20MHz以上の雑音信号に対し
て非常に低いインピーダンスを呈する。
したがって上記電源母線21を使用すれば、スイッチン
グ雑音信号の除去のためのデカップリングコンデンサを
大幅に減少することができる。
但し、第5図に示すように多数の集積回路2の下方に共
通に水平状に電源母線を実装した場合において、a両方
の給電端で電源ライン■。
Cと接地ラインGNDとの間に0.01μFのセラミッ
ク・テ゛イスク形のデカップリングコンデンサCDを1
個づつ接続した場合、(b)一方の給電端にのみが0゜
01μFのデカップリングコンデンサCDを1個接続し
た場合、(C)デカップリングコンデンサを用いない場
合の3つの状態におけるスイッチング雑音信号の測定値
例は1 :1.5 : 4の割合であり、(a)の場合
が最も有効であると言われている。
上述したように電源母線自体のキャパシタによる雑音吸
収効果があるが、母線の両端部にテ゛カツプリングコン
デンサCDを挿入すると更に効果があるので、従来は基
板1上に個別部品としてのリードのついたコンデンサを
取付けていた。
しかしこのため上記コンデンサのリードおよびこのリー
ドを接続するために設けられた基板上の印刷回路のイン
ダクタンス、抵抗の影響により母線の雑音吸収効果が減
殺される欠点があった。
本考案は上記の欠点を除去すべくなされたもので、電源
母線の両端に高誘電率を有する誘電体を組込むことによ
り、両端にデカップリングコンデンサを接続せずとも雑
音吸収効果を向上でき、テ゛カップリングコンテ゛ンサ
を接続しないですむためそのコンデンサのリード線のイ
ンダクタンス分、抵抗骨による悪影響を受けないで済み
、しかも構造が簡単で実装密度を高め得る印刷回路基板
用電源母線を提供するものである。
以下図面を参照して本考案の一実施例を詳細に説明する
第6図に示す電源母線において可撓性を有する誘電体の
薄いシート61は、これより長い導電板、例えば銅板6
2 、63の中央部相互間に挟持されている。
そして上記シート61の両端部に高誘電率を有する誘電
板64.65が配置されて銅板62゜63が相互間に例
えば半田付は固定される。
この誘電体64.65は例えばBaTiO3等のセラミ
ック基板の両面に銀ペイントが塗布されたものであり、
可撓性はないが常温で1000−1500の高誘電率が
得られる。
これに対して前記シート61は例えば合成樹脂フィルム
であり、その誘電率は1kHzで2〜3程度である。
そして前記銅板62.63は絶縁被覆66.67により
包まれて防湿処理が施される。
なお前記銅板62.63の一方は電源ライン用であり、
他方は接地ライン用であり、それぞれ複数のリード端子
(図示せず)が外部に突出している。
上記した構成の電源母線によれば、その等価向路は第7
図に示すように、シート61を挾む銅板中央部分は単位
長当りの抵抗骨R1、インダクタンス分L、キャパシタ
ンス分C1、漏洩抵抗骨R5□が縦続接続されるととも
に誘電板64.65を挟持する。
銅板両端部の対向相互間にキャパシタンスC2、漏洩抵
抗R82が接続された西端子回路網として表わされる。
したがって上記母線の中央部は従来通り雑音吸収効果を
奏し、さらに両端部のキャパシタンスC2、抵抗R52
はデカップリングコンデンサと同等な作用を呈すること
ができ、かつデカップリングコンデンサを接続する場合
におけるそのリード線の抵抗骨、インダクタンス分によ
る悪影響を受けないで済む利点がある。
即ちシート61を挟持する銅板中央部分と誘電板64.
65を挟持、接続する銅板両端部分とは一体的に連接し
ているので、シート61の両端よりさらに延長している
銅体両端部のインダクタンス分、抵抗骨は微々たるもの
でり、殆んど問題にならない。
しかも上記したような電源母線は、誘電板64.65を
銅板61.62相互間に挾持接続しているので、テ勿ツ
ブリングコンテ゛ンサを外付ける従来の実装構造に比べ
て構造は簡単であり、実装密度も格段と向上する利点が
ある。
なお本考案は上記実施例に限られるものではなく種々変
形実施し得る。
例えば高誘電率の誘電板としてセラミックを使用すると
、プレス成形、焼結により製造する関係上、厚みをQ、
2mm以下に出来ない。
このため可撓性を有するシート61の厚みと大分界なる
ことになるが、これを避けるためには第8図に示すよう
に母線の両端部が中央部より厚くなるように銅板82.
83間隔を両端部で拡げればよい。
なお81はシー) 84,85は絶縁被覆86.87は
セラミック誘電板である。
なお誘電板64.65.86.87に代って第9図に示
すようなリボンタイプのリード線りを有するテ゛カップ
リングコンデンサ96.97を別個に製作し、これをシ
ート91および銅板92.93の両端部に位置させてこ
の両端部に半田等により接続し、さらに銅板92.93
のリード端子(図示せず)を外部に突出させて他の部分
を絶縁被覆94.95により包むようにしてもよい。
本考案は上述したように、雑音吸収効果が高くしかも構
造が簡単で実装密度を高め得る印刷回路基板用電源母線
を提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図はそれぞれ印刷回路基板用電源母線の実
装例を示す斜視図、第3図は従来の電源母線を示す分解
斜視図、第4図は第3図の電源母線の等価回路図、第5
図はテ゛カップリングコンデンサを併用する電源母線の
実装例を示す説明図、第6図は本考案に係る印刷回路基
板用電源母線の一実施例を示す縦断面図、第7図は第6
図の電源母線の等価回路図、第8図、第9図はそれぞれ
本考案の他の実施例を示す縦断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性を有する誘電体シートと、このシートを挾みそれ
    ぞれ複数のリード端子を有する電源ライン用の導電板及
    び接地ライン用の導電板と、この両導電板の長さ方向両
    端部の対向相互間に介在された高誘電率誘電板あるいは
    リボンタイプのリード線を有するデカップリングコンデ
    ンサと、上記各部品のうち導電板のリード端子を外部に
    突出させて他の部分を全体的に包む絶縁被覆とを具備す
    ることを特徴とする印刷回路基板用電源母線。
JP8015478U 1978-06-12 1978-06-12 印刷回路基板用電源母線 Expired JPS5847716Y2 (ja)

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JP8015478U JPS5847716Y2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 印刷回路基板用電源母線

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JPS54180943U JPS54180943U (ja) 1979-12-21
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JP2007096272A (ja) * 2005-09-02 2007-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 電気素子および電気回路
JP4912324B2 (ja) 2005-12-26 2012-04-11 三洋電機株式会社 電気回路装置

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