JP2910685B2 - 誘電体共振器及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

誘電体共振器及びそれを用いた電子機器

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JP2910685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種通信機器に用
いられる誘電体共振器及びそれを用いた電子機器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘電体共振器は図5に示される如
く、開放端面1から短絡端面2に向けて貫通孔3を有す
る角柱状の誘電体ブロック4と、この誘電体ブロック4
の外周側面に設けられた外周電極5と、貫通孔3の内周
面に設けられた内周電極6と、短絡端面2に設けられる
とともに内周電極6と外周電極5とを短絡した短絡電極
(図示せず)と、外周電極5の開放端面1側に設けられ
外周電極5とは分離された島状の入出力電極7とから構
成されていた。
【0003】このように構成された誘電体共振器は、内
周電極6と入出力電極7が誘電体ブロック4を挟み対向
することで、共振回路に直列に接続されたノッチ容量を
構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された誘電体共振器は、誘電体ブロック4の開
放端面1側の電界が強く、ノッチ容量が入出力電極7の
大きさや位置により大きく左右され、量産時に於ける誘
電体共振器個々の特性が安定しにくいという問題があっ
た。
【0005】そこで本発明はこのような問題を解決し、
量産時に於ける個々の誘電体共振器の特性を安定させる
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、誘電体共振器に設けられた入出力電極を、
短絡端面側に構成された容量形成部と、開放端面側に構
成された外部接続部と、前記容量形成部及び外部接続部
とを接続する接続部より構成され、前記外部接続部の電
極の幅は、容量形成部の電極の幅よりも狭く、且つ接続
部の電極の幅よりも広く設定したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1に記載の
発明は、開放端面から短絡端面に向けて貫通孔を有する
角柱状の誘電体ブロックと、この誘電体ブロックの外周
側面に設けられた外周電極と、前記貫通孔内に設けられ
た内周電極と、前記短絡端面に設けられるとともに前記
内周電極と外周電極とを短絡した短絡電極と、前記外周
電極の開放端側に設けられるとともにこの外周電極とは
分離された島状の入出力電極とから構成され、前記入出
力電極を、短絡端面側に構成された容量形成部と、開放
端面側に構成された外部接続部と、前記容量形成部及び
外部接続部とを接続する接続部より構成され、前記外部
接続部の電極の幅を、容量形成部の電極の幅よりも狭
く、且つ接続部の電極の幅よりも広く設定したことを特
徴とする誘電体共振器であり、容量結合の強い開放端面
側での結合をより少なくできるという作用を有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、入出力電極に構
成された容量形成部に対し、外部接続部を複数個設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の誘電体共振器であ
り、外部接続に於ける信頼性を高めることができるとい
う作用を有する。
【0009】請求項3に記載の発明は、入出力電極に構
成された接続部を、誘電体共振器の一側面に於ける端部
に設けたことを特徴とする請求項2に記載の誘電体共振
器であり、接続部に於ける内周電極との結合を少なくで
きるという作用を有する。
【0010】請求項4に記載の発明は、回路構成電極及
びアース電極を備えた実装基板と、この基板上に実装さ
れるとともに、前記アース電極に接続される外周電極及
び前記回路構成電極に接続される入出力電極を有する請
求項1から請求項3のいずれか一つに記載の誘電体共振
器とを備えた電子機器に於いて、前記入出力電極の対向
する前記アース電極部分を非電極形成部としたことを特
徴とした電子機器であり、入出力電極とアース電極とで
構成される浮遊容量を減少できるという作用を有する。
【0011】以下本発明の一実施形態を図を用いて説明
する。
【0012】尚、前述した従来の技術と同様の構成のも
のについては、同符号を付し説明を簡略化する。
【0013】図1に示される如く誘電体共振器は、高誘
電率材料(Er=30〜100)のチタン酸バリュウム
系セラミック等から構成された誘電体ブロック4の全周
面に銀や銅の電極を被覆させ外周電極5、内周電極6及
び短絡電極(図示せず)を一括で形成し、次に、貫通孔
3の一端側の電極を研磨し誘電体ブロック4を露出させ
開放端面1を形成する。さらに、誘電体ブロック4の一
側面の電極を研磨し誘電体ブロック4を露出させ、この
露出面に入出力電極7及び外周電極5を印刷したもので
ある。誘電体ブロック4に設けられた入出力電極7は、
開放端面1側から短絡端面2側に向かい順に、実装基板
等の外部回路との接続を目的とする外部接続部7a、こ
の外部接続部7aと後述する容量形成部7bとを電気的
に接続することを目的とする接続部7c、内周電極6と
対向しノッチ容量を形成することを目的とする容量形成
部7bを有する形状としたものであり、外部接続部7a
の電極幅は、容量形成部7bの電極幅よりも狭く、且つ
接続部7cの電極幅よりも広く設定されている。このこ
とにより、誘電体共振器の特性が安定するものである。
【0014】すなわち、短絡端面2側の容量形成部7b
より開放端面1側の外部接続部7aの幅を狭めることで
内周電極6と入出力電極7とで形成されるノッチ容量
が、短絡端面2側より開放端面1側が小さくなり、印刷
に伴うバラツキを低減できるのである。
【0015】また、外部接続部7a及び接続部7cの電
極幅を容量形成部7bより狭くしたことで、その周囲に
誘電体ブロック4の露出部分が増加するのであるが、こ
の部分にも外周電極5aを設けることで、誘電体共振器
のシールド性が高められるとともに、誘電体共振器の開
放端面1側に於ける外周電極5aと内周電極6との結合
が付加されることになり、周波数圧縮効果が生じ、誘電
体共振器の小型化が図れるのである。
【0016】このような誘電体共振器を図2に示す如く
実装基板8に実装する場合、誘電体共振器の外周電極5
aに対応する実装基板8の部分に、アース電極9aを設
け、このアース電極9aはスルーホール12を介して実
装基板8の裏面に設けられたシールド電極(図示せず)
と接続される。
【0017】このことにより、誘電体共振器の電位の高
い開放端面1側の外周電極5aがアース電極9aと接続
されるので、誘電体共振器のアースが強化されることに
なり、実装基板8に実装した誘電体共振器の特性を有効
に利用できるのである。
【0018】また入出力電極7の外部接続部7aと回路
構成電極の接続部10a、外周電極5とアース電極9と
をそれぞれハンダ等の導電性接着剤を用いて接続する。
【0019】この時、誘電体共振器の入出力電極7の容
量形成部7bに対向するアース電極9部分を非電極形成
部11とすることで、入出力電極7の容量形成部7bが
電極保護膜を介してアース電極9との間で形成される浮
遊容量を抑制し、誘電体共振器の特性を劣化させること
なく使用できるのである。また図2の実装基板8は、ガ
ラスエポキシ系樹脂より形成された基板8aの表面に、
銅等の電極を被覆させたものに、エッチングを施しアー
ス電極9と回路構成電極10及び非電極形成部11を形
成し、上述した誘電体共振器との接続箇所以外の部分に
は絶縁材料から成る電極保護膜(図示せず)が設けら
れ、実装に用いられるハンダ等の導電性接着剤の流れに
よる電極間の短絡を防止している。また、電子機器のシ
ールド性を高める目的で、実装基板8の裏面の略全面に
シールド電極(図示せず)が設けられており、表面に設
けられたアース電極9とはスルーホール12により接続
されている。
【0020】なお、図1、図2に於いては、接続部7c
及び外部接続部7aは、貫通孔3と対向する部分に設け
られているが、誘電体共振器の一側面に於ける端部に設
ければ、外部接続部7a及び接続部7cを貫通孔3より
遠ざけることになり、内周電極6との結合を軽減でき、
内周電極6の各部分7a,7b,7cの役割が明確な
のとなるのである。
【0021】さらに他の実施形態では図3に示す如く、
誘電体共振器に設けられた1つの容量形成部7bに於い
て、2つの外部接続部7aを設けるとともに、接続部7
cは誘電体共振器の端部に設けられている。
【0022】このような誘電体共振器を実装するに於い
ては図4に示す如く、実装基板8に設けられた回路構成
電極10の接続部10aを誘電体共振器1つ当たりに外
部接続部7aと対応するように2つ設けている。このよ
うに1つの誘電体共振器に於ける入出力電極7の接続箇
所を増やすことで、ハンダ等による実装時の接続不良等
が減少できるのである。
【0023】また、異なる外部接続部7a及び接続部7
c間には、アース電極5aが設けられており、前述した
他の実施形態と同様の効果を奏するものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、誘電体共
振器の入出力電極の幅を短絡端面側より開放端面側を狭
くしたことで、誘電体共振器に於ける電界の強い箇所で
量産時に於ける個々の誘電体共振器の容量値を安定させ
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における誘電体共振器の斜
視図
【図2】同誘電体共振器を実装した電子機器の分解斜視
【図3】本発明の他の実施形態における誘電体共振器の
斜視図
【図4】同誘電体共振器を実装した電子機器の分解斜視
【図5】従来の誘電体共振器の斜視図
【符号の説明】
1 開放端面 2 短絡端面 3 貫通孔 4 誘電体ブロック 5 外周電極 6 内周電極 7 入出力電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−276005(JP,A) 特開 平7−22814(JP,A) 特開 平8−274518(JP,A) 特開 平8−8608(JP,A) 特開 平7−283611(JP,A) 特開 平5−335823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01P 7/04 H01P 1/205 H01P 5/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放端面から短絡端面に向けて貫通孔を
    有する角柱状の誘電体ブロックと、この誘電体ブロック
    の外周側面に設けられた外周電極と、前記貫通孔内に設
    けられた内周電極と、前記短絡端面に設けられるととも
    に前記内周電極と外周電極とを短絡した短絡電極と、前
    記外周電極の開放端側に設けられるとともにこの外周電
    極とは分離された島状の入出力電極とから構成され、前
    入出力電極は、短絡端面側に構成された容量形成部
    と、開放端面側に構成された外部接続部と、前記容量形
    成部及び外部接続部とを接続する接続部より構成され、
    前記外部接続部の電極の幅は、容量形成部の電極の幅よ
    りも狭く、且つ接続部の電極の幅よりも広く設定したこ
    とを特徴とする誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 入出力電極に構成された容量形成部に対
    し、外部接続部を複数個設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の誘電体共振器。
  3. 【請求項3】 入出力電極に構成された接続部は、誘電
    体共振器の一側面に於ける端部に設けたことを特徴とす
    る請求項2に記載の誘電体共振器。
  4. 【請求項4】 回路構成電極及びアース電極を備えた実
    装基板と、この基板上に実装されるとともに、前記アー
    ス電極に接続される外周電極及び前記回路構成電極に接
    続される入出力電極を有する請求項1から請求項3のい
    ずれか一つに記載の誘電体共振器とを備えた電子機器に
    於いて、前記入出力電極に対向する前記アース電極部分
    を非電極形成部としたことを特徴とした電子機器。
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