JPS583835B2 - ワイヤプリンタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワイヤプリンタに関し、さらに詳しく述べる
と、各ワイヤがほぼ直線で互いに平行な印刷ワイヤ群と
、印刷場所に向って又は離れるよう長手方向に動き得る
よう各ワイヤの印刷端部を案内する部材と、各々が上記
印刷ワイヤの一つを作動するよう配設された１群の電磁
石と、印刷ワイヤ群に沿って伸延する上記列状の電磁石
群の支持部材を有しており、各電磁石は印刷ワイヤに対
して直角方向に延び、印刷ワイヤに隣合う前端部と印刷
ワイヤから離れだ位置にある後端部とを備えだ鉄心と鉄
心に巻装された巻線と鉄心に沿って延びるアーマチュア
゛とで構成されており、さらに鉄心の後端部にアーマチ
ュアを回動自在に接続する部材と、鉄心の前端部からア
ーマチュアを離れる方向に動かすよう付勢されたばね部
材と、長手方向ｄｄｄｄ刷ワイヤに与えるためにアーマ
チュアの前端部とそれに対応する印刷ワイヤの一つの後
端部を接続する部材とから成るワイヤプリンタに関する
。

上述のようなワイヤプリンタの従来公知のものにおいて
は、各電磁石はＵ一字状鉄心とこの鉄心に嵌着されだア
ーマチュアから成る構造体を形成しており、と几ら構造
体は夫々別々に共通の基板上に設置されている。

従って、電磁石群および基板のワイヤの伸延方向におけ
る長さは相当に長いものとしなければならない欠点があ
る。

それ故に本発明の主目的は、上述の欠点を除去し、印刷
ワイヤの長さ方向における電磁石の設置空間を最小限と
し得るよう設計された電磁石群を備え全体として非常に
小型化したワイヤプリンタを提供することである。

さらに本発明の目的は、容易かつ素速くワイヤプリンタ
に組込める簡単で安価な部品で構成されるワイヤプリン
タを提供することである。

上述の目的を達成するだめの本発明のワイヤプリンタの
主特徴によると、電磁石の各鉄心は印刷 一ワイヤに
対して直角方向の平面上に存るほぼ平担νな片材で構成
され、また各アーマチュアは平担な主部と鉄心の後端に
向って曲げられた後部と、空隙を有して鉄心の前端部と
は分離した極面を形成するよう鉄心に向けて曲げられた
前部とで構成されている。

１ 本発明は、原理的にはプリンタに関するものでめっ
て、印刷ワイヤの軸線は鉄心材の占める平面に対して直
角をなす平面を形成し、この平面はアーマチュアの曲げ
られた部分の前縁部に限定される平面に対して平行とな
るようなされることが好１ましい。

また、本発明のワイヤプリンタは、ワイヤの前縁部で案
内部材を有しており、配列の断面巾がそれほど大きくな
いと仮定すれば（同時に全てのサインや文字を印刷する
ことが望まれるので）二次元的配列としている。

本発明の好ましい一実施例において、鉄心は、全ての鉄
心の後部に設けられた孔を通って伸延する少なくとも一
つのロンドに取付支持されている。

また、本発明に基づいた、少なくとも２群の印刷ワイヤ
群とこれに対応する少なくとも２列の電磁石列を有する
２線式プリンタ（又は多線式プリンタ）においては、一
方の列の鉄心材は、その後端部において他方の列の鉄心
材と一体に形成されたヨーク部を介して接続されている
。

以下、添付図面の実施例と照らして本発明をさらに詳し
く説明する。

第１図に示されるワイヤプリンタは、３本の平行なロツ
ド３，４．５により互いに連結された一対の端板１およ
び２で構成される枠を有している。

この両端板にはスクリュ４，５により基板６および上部
板７が取り付けられている。

上記３本のロンド３，４．５は夫々９個の作動磁石から
成る２列の作動磁石列を支持しており、一方の列の磁石
は他方の列の磁石の丁度真上に位置するように配置され
ている。

まだ、各磁石はＵ一字形鉄心材のシャンク部１０および
１１とその上に巻装された巻線８および９とで構成され
、鉄心材のヨーク部１２には夫々ロツド３および４を通
すだめの孔１３．１４が設けられている。

シャンク部１０，１１の前端部１５，１６はロツド５を
通すだめの孔１８を備えた非磁性体の片材１１で結合さ
れている。

各シャンク部１０．１１は夫々薄片状アーマチュア１９
．２０と共働するが、とのアーマチュアは例えば鋼又は
べＩＪ ＩＪウム青銅製のＵ一字状ばね材のシャンク部
で夫々支持されている。

このＵ一字状ばね材のヨーク部２３には夫々ロツド３，
４を通すだめの孔２４．２５が設けられている。

上記のアーマチュア１９．２０はほぼ同一のものである
のでここでは一方のアーマチュア１９について述べるこ
とにする。

アーマチュア１９は、１対のリベット２６によりばね材
のシャンク部２１に取付けられる平担な主部１９ａと鉄
心のヨーク部１２の方へ曲げられた後部２７および鉄心
の．シャンク部１０の端部１５の方へ曲げられた前部２
８とで構成されている。

上記前部２８の１部分、はシャンク１０の先端よりもさ
らに伸延し、例えば合成ゴム等の弾性材で作られたパッ
ト２９に一着剤で取りつけられて、それを支持している
。

鉄心材のヨーク部１２およびばね材のヨーク部２３は、
アーマチュア１９の後部２７とそれに対応す，るアーマ
チュア２０の端部ｉかすかに保合するか又はヨーク部１
２との間に非常に快い空間を有して分離され得るように
１対の環状スペーｆ′３０，３１により離間されている
。

ばね材の各シャンク部２イおよび２２の先端部，は１対
の舌状部３２．３３と成っており、鉄心の前端部と連結
する片材１１と一体の静止部材３５の一縁部３４と係合
する。

この静止部材３５の他方の縁部３６は、アーマチュア１
９の前部２８およびこれに対応するアーマチュア２０の
端部の停．止部材として作用する。

鉄心１００巻線が励磁されない時には、ばね材の舌状部
３２はアーマチュア１９の前部と静止部材３５の縁部３
６との係合状態を保っている。

ロツド３，４上に夫々嵌装された離間リング３７，３８
およびロツド５上に嵌装された離間スリーブ３９により
上述の電磁石の軸方向の離間距離が決定される。

巻線８が励磁されると、閉鎖磁界回路中を鉄心のシャン
ク部１０の前端部１５よりヨーク１２の接続部、アーマ
チュア１９の後部２７、主部１９ａ１前部２８を介して
もとの前端部１５へと磁束が流れる。

その時に、アーマチュア１９の前部２８と鉄心の前部と
の間に発生する磁気引力によりアーマチュア１９はばね
材のシャンク部２１の後部とヨーク部２３の接続部によ
り形成される柔軟な連結部のまわりを回転せしめられる
ので、アーマチュア１９の前部２８は鉄心のシャンク部
１０の前部１５に当たることになる（従って、磁気的な
仮接合を防ぐために非磁性体の挿入材を設けることが望
ましい）。

前述の記載から明らかなように、鉄心構成部１０，１１
，１２と巻線８，９とアーマチュア１ ９．２０および
ばね材構成部２’ｆ，２２．２３とで構成される各磁石
装置は互いに独立して作動する二つの作動磁石ユニット
を形成している。

上部の磁石列における９個のアーマチュアは夫々９呻の
印刷ワイヤから成る上部印刷ワイヤ群Ａの１ワイヤを作
動する。

また、下方の磁石列における９個のアーマチュアは夫々
９個の印刷ワイヤから成る下部印刷ワイヤ群Ｂの１ワイ
ヤを作動する。

上記ワイヤ′岬の各々はその前端部において裏当材で支
持された例えば紙材料のような印字を受け入れる記録媒
体に隣接する案内板４２中のスロット案内さ坑ている。

さらにワイヤ群はその案内スロットからアーマチュア１
９．２０の前縁部に沿って後方に延びている。

このように、ワイヤの軸線はアーマチュアの前縁部に対
して平行な共通面を限定する。

各ワイヤの後端部はワイヤに対して直角に曲げられて夫
々対応する電磁石の弾性パット２９中に刺し込まれてい
る。

このように配設したことによりアーマチュアは印刷ワイ
ヤに対して自由に動き得るように接続されることになる
。

また、パット２９は接続されたワイヤに対しての振動吸
収材としても働く。

磁石の巻線８，９は導体４５を介して各磁石列に対して
一つづつ設けられたソケツ｝４３．４４に接続されてい
る。

各ソケットに対応する接続プラグおよびケーブル（図示
せず）は各ソケット４ ３．４４を、印刷装置に対する
記録媒体の進行率によって定められる間隔で選ばれた磁
石に印刷パルスを伝達するよう配設された作動装置に接
続している。

この種の作動装置は、公知のものであるのでここでの説
明は省略する。

上述の如く構成することにより、同時に全く同じ２列の
文字の印字が可能となり、又、２種類のものの印字も可
能となる。

本発明による印刷ワイヤは添付図面の実施例の形状のも
のに限らず他の断面形状のものも可能であることは言う
までもないことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のワイヤプリンタの斜視図であり、第２
図は第１図ワイヤプリンタの一部展開斜視図、そして第
３図は第２図Ｃ部の部分の拡大図である。 ３，４，５・・・支持ロツド、６・・・基板、８，９・
・・巻線、１０．１１・・鉄心のシャンク部、１２・・
・鉄心のヨーク部、１９・・・アーマチュア、１９ａ・
・・アーマチュアの主部、２７・・・アーマチュアの後
部、２８・・・アーマチュアの前部、２９・・・バット
、２１，２２・・・ばね材のシャンク部、２３・・・ば
ね材のヨーク部、３５・・・静止部材、４２・・案内板
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 各ワイヤがほぼ直線状かつ平行である印刷ワイヤ群
   と、印刷位置に向って又は離れるよう長手方向に移動可
   能な各ワイヤの印刷端部を案内する部材と、各々が前記
   印刷ワイヤの一つ一つを作動するよう列状に配設された
   電磁石群と、前記印刷ワイヤ群に沿って伸延する前記列
   状電磁石群の支持部材を有し、前記電磁石の各々は印刷
   ワイヤに対して直角方向に伸びさらに印刷ワイヤに隣り
   合う前端部と印刷ワイヤから離れた位置にある後端部と
   を備えだ鉄心と、鉄心に巻装された巻線と、鉄心に沿っ
   て伸びるアーマチュアとで構成されており、さらに前記
   鉄心の後端部に前記アーマチュアを回動自在に接続する
   部材と、鉄心の前端部から前記アーマチュアを離れる方
   向に動かすよう付勢したばね部材と長手方向運動を印刷
   ワイヤに与えるために前記アーマチュアの前端部とそれ
   に対応する印刷ワイヤの一つの後端部を接続する部材と
   から成るワイヤプリンタにおいて、前記鉄心の各々が前
   記印刷ワイヤ群に対して直角の平面を形成するほぼ平担
   な条片で形成され、前記アーマチユアの各々が平担な主
   部と、前記鉄心の後端部に磁気的に連結された後部と、
   空隙により前記鉄心の前端部とは離間された極面を形成
   するよう前記鉄心に向って曲げられた前部とで構成され
   ていることを特徴とするワイヤプリンタ。 ２ 前記印刷ワイヤ群の軸線が前記鉄心の平面に対して
   直角な平面を形成するようになされた特許請求の範囲第
   １項に記載のワイヤプリンタ。 ３ 前記印刷ワイヤ群の軸線により形成される平面が、
   前記アーマチュアの曲げられた部分の前縁部で形成され
   る平面に対して平行であるようなされた特徴請求の範囲
   第２項に記載のワイヤプリンタ。 ４ 前記鉄心の後端部には少なくとも一つの孔が設けら
   れており、その孔と係合する少なくとも一つの支持ロツ
   ドを有している特許請求の範囲第１項に記載のワイヤプ
   リンタ。 ５ 少なくとも２群の印刷ワイヤ群とこれと対応する少
   なくとも２列の電磁石群とを有し、一方の列の電磁石の
   鉄心の各々がその後端部において鉄心と一体的に形成さ
   れたヨーク部を介して他方の列の電磁石の鉄心と接続さ
   れている特許請求の範囲第１項に記載のワイヤプリンタ
   。 ６ 前記支持ロツドに平行かつ前記電磁石列の前端部で
   電磁石列に沿って伸延する追加の支持ロッドとこの追加
   支持ロンドに前記鉄心の前端部を取りつける部材を有す
   る特許請求の範囲第４項に記載のワイヤプリンタ。 ７ 前記アーマチュアの前記鉄心から離れる方向への移
   動を制限するために前記鉄心の前部に剛性的に取り付け
   られた停止部材を有している特許請求の範囲第１項のワ
   イヤプリンタ。 ８ 前記ばね材が前記鉄心から離れた方の側部で前記ア
   ーマチュアの平担主部に取り付けられた板ばねであり、
   前記板ばねは前記アーマチュアの主部をはるかに越えて
   伸延する先端部を有し、さらに対応する前記鉄心の前端
   部に剛性的に取り付けられる静止部材を有し、前記静止
   部材ぱアーマチュアと係合する前記ばね材の側部と係合
   するようになされている特許請求の範囲第１項に記載の
   ワイヤプリンタ。 ９ 前記電磁石を構成する停止部材と静止部材が互いに
   一体になされている特許請求の範囲第８項に記載のワイ
   ヤプリンタ。 １０前記ばね材が前記鉄心から離れた方の側部で前記ア
   ーマチュアの平担主部に取り付けられた板ばねであり、
   前記板ばねは前記支持ロツドを通す少なくとも一つの孔
   を備え前記支持ロツドに取り付けられた後部延長部を有
   し、前記延長部が前記アーマチュアを回動可能に支持す
   る部材とされている特許請求の範囲第４項に記載のワイ
   ヤプリンタ。