JPS5832215A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気ヘッドに関するものであり、落下、振動
、温ｉ度変化等に対しての耐久性の良い磁気ヘッドを提
供するものである。

従来よりよく知られている代表的な磁気ヘッドの構造に
ついて、完全ダプルギクプ型の２チヤンネル消去ヘツド
を例にして以下説明をする。

第１図は、従来の完全ダブル型２チヤンネル消去ヘツド
ｃ以下消去ヘツドという）の平面図を示し、第２図は、
第１図におけるＡ−Ａ’断面の側面図である。フロント
コア１゛は、フェライト等の磁性材料により構成されて
おり、センタコア１ａとサイドコア＋ｂ、＋ｂ’の間に
各々磁気空隙（以下ギャップという）ｃ、ｃ’を有して
いる。フロントコア２も前記フロントコア１と同様に構
成されてお′す、両者の間に磁気シールド部３が介在し
ており、接着剤４により接合されて、フロントコア部を
形成している。フロントコア１，２の各側面に七うミク
ク等の非磁性材料で構成されるターミ一部６．６が接着
剤７，８により接合されている。以上の一体化したフロ
ントコア部とダミ一部を所要の形状に成形してテープ摺
動面矢示Ｂを形成している。

第３図は、フェライト等の磁性材料で構成されたバック
コア９を示し、このバックコア９の年央の脚部９ａに巻
線１２を施したコイルボビン１１を挿入して、フロント
コア１を構成するセンタコアｌａ、サイドコア１°ｂ、
１ｂ’に各々バックコア９の脚部９ａ、　９ｂ、　白ｂ
′を接着剤１４を介して接合している。バックコア１０
についても前記と同様にフロントコア２に接合されてお
り、２チャンネルの消去ヘッドを構成している。なお、
パックコア１ｏとフロントコア２の関係は、バラツク　
。

ア９とフロントコア１と同一であるので以下説明は、バ
ックコア９とフロントコア１の１チヤンネルのみに省略
する。本消去ヘッドは、ヘッドケース１６等に接合され
消去ヘッドとして用いられる。

このような構造のヘッドにおいては、以下に述べる問題
がある。

前記バックコア９をフロントコア１に接合する際に、接
合面が一方向の平面、即ちフロントコア１の側面のみで
あり、接合面積が小さいため、第４図に示すようにバッ
クコア９が傾斜してフロントコア１との接着層１４の厚
みＤが、安定した均一な厚みにコントロールすることが
困難となる。

また、第２図に示すように、バックコアの接合位置りも
一定位置にすることが困難となる。通常このような接合
の場合は、接着治具により、接合位置の規制や接合材の
傾き補正を行なうが、磁気ヘッドにおいてはバックコア
９に巻き線１２やコイルボビン１１が挿入されており、
接合治具の採用は難かしく、たとえ採用しても満足でき
る接合精度を得ることは困難であり、また組立能率も悪
い。

前述の接着層１４の厚みＤおよび、バックコア９の接合
位置りが組立てられた各ヘッドにおいてバラツクことに
より、各ヘッドのインピーダンスおよび磁気抵抗等がバ
ラツキ、即ち各ヘッドの磁気特性及び電磁変換特性のバ
ラツキとなる等の問題がありた。また消費電力の増大等
も問題になる。

さらに、接着層は温度・湿度の影響により強度の低下あ
るいは接着剤の膨張・収縮等が起こりそ・の際バックコ
ア９は一方向の平面のみの接着であるため、バックコア
９が傾斜したりして、前述の傾向を増長させる。また、
外力に対して、例えば撮動や落下時の衝撃等により接着
層１４が剥離し、バックコア９が脱落する等耐久性にも
問題があった０ 以上、２チヤンネル消去ヘツドを例に述べたが、前記の
問題は音声記録および再生へノドについても、また１チ
ヤンネル消去ヘツドについても同様である。

第５図、第６図は音声１チヤンネル記録あるいは再生ヘ
ッドの代表的構造を示すもので、第６図は平面図、第６
図は側面の断面図を示す。

フロントコア１６は、フロントコア１ｅａ、１ｅｂ−の
間にギャップＣを有し、フロントコア側面に夕“ミ一部
１７．１８を接着剤１９．２０により接合されて、テー
プ摺動面Ｂを形成している。バックコア２１は、その脚
部２＋ａ、２＋ｂに巻き線（ここでは図示せず）を施し
たコイルボビン２２゜２３を挿入後、フロントコア＋ｅ
ａ、ｔａｂに接着層２４を介して接合している。ここで
も、やはりバックコアの接合面はフロントコア１６の一
方向の平面のみ、であり、接合面積が小さいため、前記
同様の問題が発生する。

本発明は、以上の・問題を解決し磁気ヘッドの性能安定
化、向上を計りかつ耐久性に優れた磁気ヘッド構造を提
供するものである。以下図面を参照して本発明の１実施
例をあげて説明する。

第７図、第８図、第９図は完全ダブル型２チヤｌンネル
消去ヘクトに本発明を採用した一実施例を示し、第７図
は同消去ヘッドの平面図、第８図は同Ａ　−Ａ’線にお
ける側断面図、第９図はバックコアの形状の斜視図であ
る。従来例と異なるのは、バックコア２６の形状と接合
部である。即ち、従来パックコアの接合はフロントコア
のみであったが、本発明においては、バックコア２６の
両側の脚部２５．ｂ、２ｓｂ’はフロントコア１の側面
に接合面を拡大し接合層２６を介して接合し、かつダミ
一部６のテープ摺動面Ｂに対し裏面となるＥ面にバック
コア２６の両側の脚部２５ｂ、２６ｂ′の各裏面部２５
ｃ、２５ｃ’が接合されている。本構造において′、バ
ックコアの接合は、直角２方向の接合面（チップ側面に
平行方向と直角方向）を与え、また接合面積も大きくし
ている。

完全ダブル型２チヤンネル消去ヘツドと同様に第１０図
、第１１図、第１２図は音声１チヤンネル記録あるいは
再生ヘッドに本発明を採用した実施例を示すもので、第
１０図は平面図、第１１図は側断面図、第１１図はバッ
クコアの斜視図である。本例も従来と異なるのは、バッ
クコア２８の形状と接合部であり、バックコア２８の２
つの脚−部２８ａ、２８ａ’はフロントコア１６の側面
に接合層２９を介′して接合され、バックコアの面２８
ｂはダミ一部１７のテープ摺動面Ｂの裏面Ｅに接合層３
０を介して接合されている。従りて、本ヘッド構造にお
いてもバックコア２８の接合面は、直角２方向の接合面
を与えている。

本発明はダミ一部にもバックコアを結合することによる
接合面積の拡大、更にバックコア２６、および２８の一
面（センタコアとの接合面に対して垂直な面）をダミ一
部６および１７に当接させバンクコアの接合状態を規制
することによりバックコア２６．２８は従来のように傾
斜す不−ことなり即チ、フロントコアとバックコアの接
合層の厚みＤを均一に製作することができる。以上の説
明においては、ダミ一部とバックコアを接着剤にのり接
合する例を述べたが、場合によりバックコアをダミ一部
に当接させるだけでもよい。

また、クククコアの形状寸法によ多接合位置Ｌ−が自動
的に決められるため、特別な治具等を必要とせず接合位
置のバラツキも少ない磁気ヘッドが製作できる。従りて
、本発明の磁気へノドは容易に精度良く製作できること
により、従来問題となりていた各ヘッドのインピーダン
スのバラツキ。

磁気抵抗のバラツキ等を極力弁えることができ、磁気ヘ
ッドの性能向上、安定化を容易に達成できるものである
。

また、バックコアに直角２方向の接合面を与えたことに
より、磁気ヘッドの構造として堅牢なものとなり、振動
や落下時の衝撃等の外力に対しても耐久性が大幅に向上
でき、また温湿度の影響により接着剤の強度が低下して
バックコアが傾斜すすることも押えることができる等の
特徴がある。

以上、本発明は磁気ヘッドの構造を改善することにより
、ヘッドの組立精度を向上させ構造を堅牢なものにして
、ヘッドの特性向上および安定化を計り、また、外力お
よ、び環境変化に対しての耐久性の向上を実現するもあ
である。尚、本発明は消去、記録および再生ヘッドの１
チヤンネルおよび多チヤンネルヘッドに広く適用できる
ものである０

【図面の簡単な説明】 第１図から第６図は従来の磁気ヘッドの構造を示すもの
で、第１図は完全ダブルギツプ型の２チヤンネル消去ヘ
ツドの平面図、第２図は同ヘッドの側断面図、第３図は
同ヘッドに用いられるバックコアの斜視図、第４図はバ
ックコアの接合状態と示す拡大図、Ｍ５図は音声１チヤ
ンネル記録再生ヘツドの平面図、第６図は同ヘッドの側
断面図、第７図から第１２図は本発明の実施例を示すも
ので、第７図は完全ダブルギツプ型の消去ヘッドの平面
図、第８図は同ヘッドの側断面図、第９図は同ヘッドの
バックコアの斜視図、第１０図は、音声記録再生ヘッド
の平面図、第１１図は同ヘッドの側断面図、第１２図は
同ヘッドのバックコアの斜視図である。 １１６・・・・・・フロントコア、１ａ・・・・・・セ
ンタコア、１ｂ、１ｂ′・・・・・・サイドコア、５．
　６゜１７．１８・・・・・・ダミ一部、２５，２８・
・・・・・フロントコア。 ７５ 鵬１図 １３１ｇ 第５図 １６図 第１０図 第１１図 第１２図 ８ ？３１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気空隙を有するフロントコア部の側面にダミ一部を接
   合して、前記フロントコア部とともにテープ摺動面を構
   成し、前記ダミ一部の摺動面の裏面と前記フロントコア
   部の両者にそれぞれ接合するようにバックコアを接合し
   た磁気ヘッド。