JPH0254411A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、例えば磁気ディスク装置などに用いられる
磁気ヘッドの改良に関する。

（従来の技術） 磁気ディスク装置用の磁気ヘッドの構造としては第２図
に示すものが代表的である。この構造では、Ｊ形脚１と
Ｉ形脚２とを組合せてＵ字形の記録再生用コア３が形成
され、同様にＪ形脚４と■形脚５とを組合せてＵ字形の
消去用コア６が形成され、記録再生用コア３のＩ形脚２
と消去用コア６のＩ形脚５とを接合して全体として８字
形の複合コア部材１３が構成される。

Ｊ形脚１とＩ形脚２との組合せ面に記録再生用ギャップ
Ｇ１が形成され、Ｊ形脚１には記録コイル７と再生コイ
ル８とが巻かれる。同様にＪ形脚４とＩ形脚５との組合
せ面に消去用ギャップＧ２が形成され、Ｊ形脚４には消
去コイル９が巻かれる。

記録媒体に接するギャップＧｌ、Ｇ２の正面側からみて
、Ｊ形脚１とＩ形脚２との後端側面部分にヨークとして
の記録再生用バックバー１０が架け渡されて接合され、
同様にＪ形脚４とＩ形脚５の後端側面部分に消去用バッ
クバー１１が架け渡されて接合されている。バックバー
１０によって記録再生用の閉磁気回路が形成され、バッ
クバー１１によって消去用の閉磁気回路が形成される。

この構造の磁気ヘッドの組立工程について説明する。ま
ず６字形をなす複合コア部材１３を組立て、これに図示
しないスライダを組合せて一体部品とする。次に、この
一体部品におけるＪ形脚１および４にコイル７．８．９
を装着する。その後バックバー１０および１１を各脚の
後端部の側面に磁性接着剤でもって接合する。

記録再生用バックバー１０と消去用バックバー１１とを
別々に複合コア部材１３に接合してもよいが、一般には
組立工数を簡略化するために、記録再生用バックバー１
０と消去用バックバー１１とをガラス等の硬質接着剤層
１２を介して１本の連続した角柱をなすよう、に予め接
合しておき、この連続したバックバー１０および１１を
一工程で複合コア部材１３に接合している。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した従来の構造では、バックバー１０と１１を複合
コア部材１３に接合する作業が非常に面倒だという問題
があった。Ｅ型抜合部材１３およびバックバー１０と１
１は非常に小さく、しかも複合コア部材１３にはスライ
ダ（図示省略）が既に一体化されているのが普通で、ス
ライダのアウトリガ一部が複合コア部材１３の各脚の後
端側へ延びているものでは、各脚１．２．４．５の側面
にバックバー１０．１１を接合する作業の障害になりや
すい。また、複合コア部材１３は４つの脚片１，２，４
．５を組合せたものであるから、これらの側面（バック
バー１０．１１を接合する面）を超高精度に面一にする
のは困難である。各脚１゜２．４．５の側面に微少な段
差があり、そこにバックバー１０．１１を接合すること
になる。この場合バックバー１０．１１と各脚１，２，
４．５とを強く押圧して緊密に接合しなければならない
が、前述のように部品が微少でしかも作業空間が狭いの
で、作業能率が悪く、バックバー１０，１１や各脚１．
２．４．５を損傷したり、これらの接合面に磁気抵抗の
大きな部分が生じてしまい、磁気ヘッドとしての特性の
低下や製品毎の特性のバラツキが大きくなる。

この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的は、記録再生用バックバーと消去用バックバ
ーとを予め１本の棒状につなげておいて６字形の複合コ
ア部材に接合するものにおいて、この両部品の接合作業
が容易で、しかも両部品の密着性が高く、接合部の磁気
抵抗のムラを少なくし、磁気ヘッドとしての特性を向上
させることにある。

（課題を解決するための手段） そこでこの発明では、Ｅ字形複合コア部材の３本の脚部
の側面ではなく、端面に架け渡すように１本の角柱状に
つながった記録再生用バックバーおよび消去用バックバ
ーを接合する構造とした。

（作　用） 前記記録再生用バックバーは前記複合コア部材１３の脚
部の端面に接合され、記録再生用ヘッド側の閉磁気回路
を構成するヨークとなり、同様に端面に接合された消去
用バックバーは消去用ヘッド側に閉磁気回路を形成する
ヨークとなる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例による磁気ヘッドの構成を示
している。この実施例の基本構成は第２図の従来のもの
とほぼ同様で、Ｊ型脚１とＩ型脚２とでＵ字型の記録再
生用コア３が構成され、同様にＪ型脚４とＩ型脚５とで
Ｕ字型の消去用コア６が構成され、コア３のＩ型脚２と
コア６の工型脚５とを接合して全体として偏平なＥ字型
の複合コア部材１３が構成されている。この複合コア部
材１３にスライダが組合わされるのは前述した通りであ
る。また、Ｇ１は記録再生用ギャップ、Ｇ２は消去用ギ
ャップ、７は記録コイル、８は再生コイル、９は消去コ
イルである。

記録再生用バックバー１０および消去用バックバー１１
は角柱状をなし、予めこれらの端面同士を接着して１本
の角棒にしておき、一連のバックバー１０および１１を
複合コア部材１３側に接合する。

本発明においては第２図の従来構造と次の点で異なる。

第２図の従来構造では複合コア部材１３の各脚１．２．
４，５の後端部の側面にバックバー１０゜１１が接合さ
れている。これに対して第１図の本発明のものでは、複
合コア部材１３の各脚１，２゜４．５の後端面に架け渡
されるようにバックバー１０．１１が接合されている。

バックバー１０と１１の接着剤層１２の位置を脚片２と
５の接合面に合わせる。磁気回路的には従来構造と本質
的に同じで、バックバー１０によって記録再生ヘッド側
の閉磁気回路が形成され、バックバー１１によって消去
ヘッド側の閉磁気回路が形成される。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、この発明に係る磁気ヘッド
では、Ｅ字型複合コア部材の脚部の端面にバックバー接
合する構成としたので、障害物のない後端面側からバッ
クバーの取付作業を行なえるようになり、作業性が向上
する。またバックバーを複合コア部材の脚部の長手方向
に押しつけることになるので、そうとう強く押しつけて
も複合コア部材の脚片を折ってしまうことがな゛い。こ
の、ように作業性が良くなるとともに接合時の押付力を
８吊に大きくすることができるので、前記両部品の密着
性が全体的に向上し、磁気ヘッドとしての特性を損なう
磁気抵抗の大きな欠陥部分が生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による磁気ヘッドの斜視図
、第２図は従来の磁気ヘッドの斜視図である。 ３・・・・・・記録再生用コア Ｇ１・・・記録再生用ギャップ ６・・・・・・消去用コア Ｇ２・・・消去用ギャップ １０・・・記録再生用バックバー １１・・・消去用バックバー １２・・・接着剤層 １３・・・複合コア部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録再生用コアの２本の脚部と消去用コアの２本
   の脚部の一方とが接合されて全体として偏平なＥ字形を
   なす複合コア部材と、この複合コア部材の前記脚部に巻
   装された記録再生用コイルおよび消去用コイルと、予め
   １本の角柱状に接合されていて、前記複合コア部材の３
   本の脚部の端面に架け渡すように接合されたヨークとし
   ての記録再生用バックバーおよび消去用バックバーとを
   備えた磁気ヘッド。