JPS582476B2 - 多層印刷回路板の製造法 - Google Patents

多層印刷回路板の製造法

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JPS582476B2
JPS582476B2 JP50066598A JP6659875A JPS582476B2 JP S582476 B2 JPS582476 B2 JP S582476B2 JP 50066598 A JP50066598 A JP 50066598A JP 6659875 A JP6659875 A JP 6659875A JP S582476 B2 JPS582476 B2 JP S582476B2
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JP
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printed circuit
multilayer printed
circuit board
manufacturing
copper foil
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JP50066598A
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昭雄 高橋
元世 和島
信宏 佐藤
律郎 多田
正次 尾形
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は片面または両面に電気回路を形成した印刷回路
板を接着層を介して2枚以上重ねて接着した多層印刷回
路板の製造法に関し、その目的とするところは、回路銅
箔と接着層の接着力を高めて、多層印刷回路板のはんだ
耐熱性の信頼性を大巾に向上することにある。
積層板に電気回路を形成する方法には、主に銅張り積層
板をホトエッチングするサブトラクト法がある。
銅張り積層板の銅箔は、積層板と接着する面は、通常マ
ット状の粗面に仕上げられ、表面に酸化物あるいは錯化
合物が形成されているので接着面積が大きいこと、機械
的投錨効果あるいは化学的親和性が大きいことなどの理
由で積層板との接着性は極めて優れている。
一方その反対側の面は、これもマット状の粗面に加工し
ておけば接着層との接着性は高くなるが、回路形成時の
各作業工程に種々の支障をきたすので、一般に接着層と
接する側は比較的平滑な面を有するものが用いられてい
る。
そこで、通常これらの回路板を多層化接着する場合には
回路銅箔表面を脱脂錆取り、化学的なエッチングによる
粗し、酸化物又は錯化合物被膜の形成処理などを行ない
接着層との接着力を高めるための工夫がなされている。
しかし、従来行なわれてきたこれらの処理は,イミド系
レジンを用いた多層板のように200℃以上の高温で長
時間アニール処理を必要とする場合、アニール処理中に
処理面と接着層との間の接着力が極端に低下する。
したがって、完成した多層印刷回路板に各種の電子部品
を取りつけ、これらをはんだで回路板に固定する工程に
おいて、回路銅箔と積層板との間で剥離を生じたり、場
合によってはこの剥離が外部から肉眼で確認される程の
板のふくれとなって現われることがあった。
そのために、回路の接続あるいは絶縁不良が生じ、製品
の信頼性に多大な影響を及ぼす。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、本発明
者らは回路銅箔の多層化接着剤の表面処理法について種
々検討し、比較的簡便な方法で回路銅箔と接着剤層間の
接着力を大巾に向上し、特にイミド系多層板のような2
00℃以上での長時間アニール処理後もほとんど接着力
が低下しない方法を見出した。
本発明の特徴とするところは、多層印刷回路板の製造工
程において、片面あるいは両面にあらかじめ回路を形成
した印刷回路板の回路銅箔表面を(1)各種の有機溶剤
あるいはサンドプラスト、液体ホーニング、ワイヤーブ
ラシを用いたクレンザー研きなどの化学的あるいは機械
的方法で脱脂あるいは錆取り清浄後、(2)銅箔表面の
“粗し”を目的として水、塩酸、硝酸、りん酸、さく酸
、塩化第2銅、硫酸銅などの銅化合物、塩化第2鉄、硫
酸第2鉄などの鉄化合物、アルカリ金属塩化物、過硫酸
アンモンなどから選ばれる化合物の組合せからなる水溶
液で処理し、(3)リン酸−3−ナトリウム(Na3P
O4) 、水酸化ナトリウム(NaClO2)からなる
混合水溶液で表面処理を行ない、水洗後乾燥して、しか
る後多層化接着を行なうものである。
本発明において(1)は特に必要のない場合は省略する
ことも出来るし、又(1)および(2)についてはその
処理方法は特に限定するものではない。
(3)においても処理条件を一律に規定することは困難
であるが、望ましくは、リン酸−3−ナトリウム(Na
3PO4)5〜20g/l、水酸化ナトリウム(NaO
H)3 〜1 0g/l、亜塩素酸ナトリウム(NaC
lO2)10〜50g/lの範囲の水溶液がよく、液温
は40〜95℃、時間は10秒〜120秒程度が好まし
い。
水酸化ナトリウムは、水溶液をアルカリ性にし、回路鋼
箔表面への酸化銅の生成を可能にする。
水溶液が酸性であると酸化銅が溶解し生成されない。
亜塩素酸ナトリウムは銅の酸化剤として作用する。
リン酸−3−ナトリウムは、安定剤、すなわち、酸化銅
の生成反応を適正にコントロールし、高温処理後も内層
回路表面と積層板との間での接着力の低下しない多層印
刷回路板の製造に適する酸化銅の生成を可能とする。
すなわち、水酸化ナトリウム、亜塩素酸ナトリウムを使
用しなければ酸化銅は生成されないし、又、リン酸−3
−ナトリウムを使用しなければ生成された酸化銅は脆く
、高温処理後多層印刷回路板の内層回路表面と積層板と
の間で剥離が生じる等の接着力の低下がみられる。
次に実施例を示して本発明の効果をより具体的に説明す
る。
実施例 1 あらかじめ回路を形成したイミド系銅張り積層板を次の
方法で処理した。
(1)トリクレン洗浄→乾燥(100℃,30分)(2
)トリクレン洗浄→ 40℃、2分間侵漬→水 洗→10%硫酸、室温1分間浸漬→水洗→乾燥(100
℃,30分) (3)トリクエン洗浄→ (4)トリクレン洗浄→ホーニング処理(ブラスト)→
水洗→乾燥(100℃,30分) (5)トリクレン洗浄→ 分間浸漬→水洗→乾燥(100゜C,30分)(6)
(2)+(5) (但し、(2)の乾燥はエアブローと
し、(5)のトリクレン洗浄は除く〕 (7) (3)+(5)(但し、(3)の乾燥はエアブ
ローとし、(5)のトリクレン洗浄は除く〕 (8) (4)+(5)(但し、(4)の乾燥はエア
ブローとし、(5)のトリクレン洗浄は除く〕 上記の処理を行なった後、図面に示すような構成で多層
化接着を行なった。
図中1は両面に回路3を形成したイミドーガラス基板の
銅張り積層板(銅箔厚さ70μ)を示し、2は厚さ0.
05mmのガラス布にポリイミド系のワニスを含浸して
加熱乾燥した半硬化状態のイミドプリプレグ(5枚使用
)を示す。
これを重ねて175℃、0.5kg/cm2/5分→4
0kg/cm2/90分で加圧接着後、220℃で6時
間アニール処理を行ない、多層印刷回路板を製造した。
こうして得られた多層印刷回路板を100×150mm
の大きさに切断したものをはんだ浴(300℃)に浮べ
、板にふくれが発生するまでの時間を測定して、いわゆ
るはんだ耐熱性を比較した。
また、内層銅箔について、上記各種表面処理を行った銅
箔面のイミドプリプレグ層2との間の引き剥し強度をJ
ISC6481に準じて測定した結果を表1に示す。
第1表から明らかなように本発明(6),(7),(8
)によるイミド系多層印刷回路板のはんだ耐熱性、銅箔
引き剥し強度の熱劣化特性は大巾に向上し2ている。
なお、これらの各試料について、ふくれの発生した個所
を詳しく観察した結果、処理法(1)〜(4)ではいず
れも銅箔処理面とプリプレグ層間の剥離が板のふくれに
発展したものであった。
実施例2 あらかじめ回路を形成したエポキシーガラス基板の銅張
り積層板を実施例1と同様(1)〜(8)の8種類の方
式で処理した後、実施例1と同様の構成で160℃、0
.3kg/cm2/6分→30kg/cm2/54分の
条件で加圧接着し、多層印刷回路板を製造した。
接着層としては、厚さ0.05mmのガラス布にエポキ
シ系のワニスを含有して加熱乾燥した半硬化状態のエポ
キシプリプレグを使用した。
この多層印刷回路板を100×150mmの大きさに切
断したものをはんだ浴(260℃)に浮べ、板にふくれ
が発生するまでの時間を測定して、いわゆるはんだ耐熱
性を比較した。
また、内層銅箔について、上記各種表面処理を行なった
銅箔面のエボキシプリプレグ層2との間の引き剥し強度
をJISC6481に準じて測定した。
結果を第2表に示す。
第2表から明らかな様に本発明(6),(7),(8)
はエポキシ系多層印刷回路板でも常温、高湛共引き剥し
強度がすぐれており、はんだ耐熱性も極めて効果がある
ことが認められる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による多層印刷回路板の製造方法を示す断
面図である。 符号の説明、1・・・・・・基板、2・・・・・・フリ
プレグ、3・・・・・回路銅箔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも片面に回路を形成した印刷回路板の回路
    銅箔表面を粗化処理し、リン酸−3−ナトリウム、水酸
    化ナトリウム、亜鉛素酸ナトリウムより成る混合物の水
    溶液で処理した後、複数板の印刷回路板の間に接着層を
    配し、全体を加熱加圧接着一体化することを特徴とする
    多層印刷回路板の製造法。
JP50066598A 1975-06-04 1975-06-04 多層印刷回路板の製造法 Expired JPS582476B2 (ja)

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JPS51142669A JPS51142669A (en) 1976-12-08
JPS582476B2 true JPS582476B2 (ja) 1983-01-17

Family

ID=13320512

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JPS5818799B2 (ja) * 1975-12-26 1983-04-14 富士通株式会社 タソウプリントハイセンバンノセイゾウホウホウ
US4775444A (en) * 1987-08-26 1988-10-04 Macdermid, Incorporated Process for fabricating multilayer circuit boards
JPH0648755B2 (ja) * 1989-03-30 1994-06-22 富士ゼロックス株式会社 多層プリント基板の製造法

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